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2016.03.03

【TV観戦記】16年ACL H組第2節:浦項 1-0 浦和

・序盤に不運なPKで先制され、69分浦項に退場者が出たもののドン引きになった浦項の堅陣を崩しきれずに敗戦。後半石原→興梠、梅崎→那須と絶好機があり、ズラタンも最前線で奮戦し、引き分けどころか勝っていてもおかしくなかった試合内容でしたが負けは負け。アウェーで勝ち点1をもぎ取るという最低限のタスクは未達に終わりました。

・ミシャは柏戦から西川&槙野を除く9人を入れ替え。9人のうちズラタン・梅崎・青木・永田はシドニー戦のスタメンなので、ここでターンオーバーで出てくるのは何の不思議もありませんが、平川・橋本・高木と今年初出場の選手が3人もおり、駒井もほぼ初出場となると、さすがに入れ替え過ぎだろうという気も。

・おまけにミシャはなぜか4-1-4-1の布陣で試合に臨みました。一応昨年にナビスコ杯新潟戦や清水戦で4-1-4-1をやったことがありますが、いずれも槙野不在時の苦し紛れの布陣といった感がありあり。清水戦の大勝で気を良くして鹿島戦にも4-1-4-1で臨んだところ、ズタボロにされかかってさすがのミシャも前半で見切りをつけたいわくつきの布陣。

・永田・槙野・那須・橋本とフィジカルの強そうな選手を後方に並べて放り込みに備え、ミシャなりに慎重に試合に入りたかったのでしょうが、残念ながら急造4-1-4-1は機能したとはいえず。槙野はともかく那須と永田が早い時間帯にイエローをもらってしまったのが守備が上手く機能しなかったことの傍証。

・サイドを崩され、かつバイタルエリアから強襲される場面が目立ちました。失点場面がその典型で、PK自体は不運だと思いますが、同じようなやられ方を繰り返していては遅かれ早かれ1失点は免れなかったと思います。後半の立ち上がりにも大ピンチがありましたし。

・IHに青木と駒井を起用しましたが、青木はまだしも駒井は危ない場面に戻ってくるのが遅くてバイタルエリアを使われまくる一因に。守備意識が極めて高い武藤がいたらここまでやられなかったような気がしますが、武藤を使い潰すわけにもいかないので痛し痒し。

・連携がメロメロで攻撃に多くを期待できない中で、PKで先制されたのは非常に痛かった。立ち上がりこそ青木にビッグチャンスがありましたが、前半はズラタンが終始孤立気味で攻撃はサイドからの放り込み一辺倒。しかも全部きっちり跳ね返されました。

・後半ミシャが謎の3枚替えを敢行すると同時にフォーメーションをいつもの3-4-2-1に復してから一気にボールの流れ、選手の動きとも良くなっただけに、最初からこれで良かったのではないかと。言い換えれば大幅にメンバーを入れ替えて、なおかつ練度の低いフォーメーションで闘うのはさすがに無理があり、ある意味ミシャの作戦負けだったのではないかという気がしてなりません。策士策に溺れるどころか、普段あまり策を弄さない人が策を弄して普通に失敗するみたいな。

・でもミシャがそこまでいじくり回っても大破綻を来さずに闘えたのは驚くべきこと。これは昨年の面子が全員残って、普段試合に出ていない選手にまである程度戦術が浸透しているがゆえでしょう。

・また大幅にメンバーを入れ替えた甲斐があって、運動量が最後までさほど落ちなかったのも収穫。また高木を除けばしょっちゅう当たり負けする選手がいなかったのも収穫。先制されてもなんら慌てることなく試合を進められた(唯一慌てたのが監督か(苦笑))のも収穫。阿部も柏木も関根も宇賀神も武藤もいないのに攻撃がそれなりに成り立ったというのも収穫。長期離脱明けの石原がすんなり試合に入れたのも収穫。永田が好調を維持しているのも収穫と、ポジティブな要素がてんこ盛りだったのもまた事実。

・アウェーで勝ち点1すら持ち帰れなかったのは甚だ残念ですが、ホームで倍返しできるだけの材料はいくらでもありました。まだまだこれから。

-----ズラタン-----
高木-駒井--青木-梅崎
-----那須-----
橋本-槙野--永田-平川
-----西川-----

得点:19分 ソン・ジュンホ(PK)

54分 平川→興梠
54分 橋本→森脇
55分 高木→石原

・高木、平川、橋本と3人も今年初出場となる選手がいましたが、残念ながら3人とも不出来。高木は当たり負けによるボールロストが多く、しまいにはドリブルで逃げ回っていましたからACLでの起用は今後難しいような気がします。平川は飛び込んではあっさり交わされて失点の遠因になった他、自慢のスピードにもはっきりと陰りが見えてスタメンでは計算しにくくなったかと。

・橋本は終始プレーが消極的。ただ左サイドは橋本・高木・駒井と今年試合に出てない選手だらけで連携もへったくれもなく、慎重に試合に入ったひずみが橋本の消極性に輪をかけたような気も。

・後半立ち上がりに2度危ない場面を作られた一方、ほとんど点が入る気配がないのに業を煮やしたのか、後半半ばを待たずしてミシャは大胆にも3枚替え&フォーメーション変更を敢行。これは選手は我慢しているのに監督が我慢できなかったとしか言いようがありません。

・幸いにも浦項に退場者が出て浦和が一方的にボールを支配する展開になり、不意にカウンターを喰らうことがなかったので事なきを得ましたが、槙野・永田・那須と後方にイエローをもらった選手が3人もいるのに早々と3枚いっぺんにカードを切ってしまうのはいくらなんでもリスクかけすぎ。少なくとも(不出来とはいえ)橋本を代える必要はなかったと思います。3枚替えで浦和の反転攻勢にはなりましたが、それは半ば以上結果オーライ。

・しかもリスクを承知で森脇を左WBに投入したにも関わらず、森脇は何の役にも立たずにサイド攻撃は専ら梅崎頼みに。これなら梅崎と森脇を左右入れ替えたほうがマシなのではないかと思うくらい。平川・橋本・森脇とWBのバックアップになりうる選手が揃いも揃って不振だったのがこの日最大の懸念事項で、またしても昨年同様宇賀神&関根を使い潰してしまう羽目にならなければいいのですが。

・青木は他を使う選手ではなく、使われてナンボというのが良く判った前半。だから本来は青木にくさびの縦パスとか、はてはCB的な能力を求めること自体に無理があるんでしょうけど、ミシャの3-4-2-1で青木を前に出すような使い方のイメージが沸かず、せっかく好調なのに実に歯がゆい。

・この日の主審はやたらファウルを取り、簡単にイエローを出す点で一貫。槙野のハンド&PKはフツー取らないだろうと思うのですが。ソン・ジュンホは主審の傾向を見透かしたのか、露骨にPKをもらいに飛びましたが、さすがにダイブが露骨すぎてイエロー(苦笑)。さらにもう一枚もらって退場。逆に石原の肘が相手に入ってしまった場面は主審の傾向からすれば一発レッドでもおかしくなかったのですが、ここはなぜか見過ごされてお咎めなし。久々にアジアらしい主審でした。

(最終形)
-----ズラタン-----
--興梠----石原--
森脇-駒井--那須-梅崎
-槙野--青木--永田-
-----西川-----

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