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2016.03.19

【展望】16年1st第4節湘南戦

・J1再昇格初年となった昨年は年間8位と好成績を上げたものの、資金力のないクラブの悲しさか、湘南はオフに主力を大量にぶっこ抜かれました。遠藤(浦和)、永木(F東)、秋元(川﨑)、古林(名古屋)と主力中の主力、しかもセンターラインがごっそりいなくなる憂き目に。

・チョウ監督の退任だけはかろうじて避けられ、GK秋元→村山(松本)、右CB遠藤→岡本(浦和)、MF永木→パウリーニョ(千葉)と代わりの選手をそれなりに補強してただいま絶賛チーム再建中といったところ。

・湘南は昨年来どう見てもCFが弱いのですが、抜けた穴を埋めるのが精一杯でCFの補強までには手が回らず。スタイルは攻撃的ですが、昨年のリーグ戦総ゴール数40はJ1でも下位クラスで、攻めている割には点が入らない、引かれてしまうとどうにもならないという傾向は今年もそれほど変わりないかと。

・豊富すぎる運動量をベースに素早く攻守を切り替え、激しく積極的なプレッシングでボールを奪ったらスピーディーに前へ前へとボールを動かし、しかも後方から選手がわらわら湧き出るかのように攻め立てる、いわゆる「湘南スタイル」は健在。第2節川崎戦では左CB三竿のクロスをファーで右CB岡本が決めるという湘南スタイルの極みみたいなゴールも。

・フォーメーションはこれまで一貫して3-4-2-1だったはずが、広島戦では突如4-2-2-2を試行。昨年最終節広島に0-5とタコ殴りにされたのがよほど堪えた結果かもしれません。広島はミキッチ&柏と両WBが強力なのでサイドに人数を割いて対応したものと思われます。浦和戦でもそのフォーメーションで臨んでくる可能性があって注意が必要。

・ただ広島戦を見ると、サイドのケアに重きを置き過ぎてSHが最終ラインに吸収されて5~6バックっぽくなった挙句に結局サイドで1対1を作られ、おまけにバイタルエリアが空いてしまう場面が散見されました。きっちり4×2の守備ブロックを敷いてくるチームほど完成度は高くありません。しかも後半2-1とリードした時点でいつもの3-4-2-1に回帰。

・かたや広州恒大とのアウェーでの激闘を経て中3日の浦和。週央に試合がない湘南とはコンディション面で大きな差があり、圧倒的な運動量を誇る湘南とガチンコで向き合えば終盤走り負けは免れないと思います。

・ただミシャは湘南にあえてボールを持たせてカウンターを狙うみたいな、相手の出方に応じて、あるいは自チームの置かれた状況に応じて策を立てるのが上手くないというか、そもそもそういうのを潔しとしない監督なので、やっぱりガチンコ姿勢で試合に臨んでしまうんでしょうなぁ・・・真正面からのどつき合いだけは避けなければならないと思いますが。

・スタメン選考は相変わらず悩ましい。広州恒大戦に帯同しなかった関根のスタメン入りは間違いなく、途中出場だった興梠&李がスタメンに復帰する可能性も極めて高いでしょうし、福岡戦を回避した宇賀神も問題ないと思いますが、それ以外は総員お疲れ。広州恒大戦出場停止だった永田&石原を使わない手はないでしょうが、どうも磐田戦の惨敗を受けてミシャがまたぞろスタメン固定に走っちゃった臭いからなぁ・・・

・なお浦和からレンタル中の岡本は遠藤の穴を埋める格好でスタメンをがっちり確保している一方、直輝はベンチ入り止まり。

・レンタル選手はレンタル元との対戦には出場できない契約になっているところが多い中、浦和はなぜかその辺には寛容で十中八九どころか万に九九九九岡本が出てきます。浦和と本気で対戦してレンタル選手の成長度合いを図るつもりなのかもしれませんが・・・

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<前節:広島 2-2 湘南>

--藤田祥--端戸---
菊池--------高山
---菊地-パウリーニョ---
奈良輪-三竿-バイア-岡本
-----村山-----

得点:46分 パウリーニョ、71分 藤田祥

53分 端戸→石川
76分 菊地→藤田征
90+1分 藤田祥→大槻

※CFキリノがベンチ外でしたが原因不明。

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