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2016.06.30

大喜@北浦和

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 北浦和駅西口から中山道を渡ってすぐにある商店街内。「波華」→「閃」→「SAM担麺」の跡地。先客ゼロ、後客4。

 店内の券売機ボタン先頭は油そばで、中華そば、汁なし担々麺の順。

 ランチタイムには油そばor中華そばor汁なし担々麺のいずれかにミニチャーシュー丼or梅だし茶漬けor玉子かけごはんをつけたセットメニュー(850円)を出していたお得感があったので、中華そば&ミニチャーシュー丼の組み合わせで注文。ちなみに中華そばは単品だと700円。

 また麺は細めのストレート麺と縮れ麺が選べるので、縮れ麺で。

 店内は前店ほぼそのまんまのようでL字型カウンター9席のみ。ライオンズのユニフォームがいくつか飾ってあるのに、レッズ色は全くありません。北浦和の店でこれはちょっと寂しい。店は店主一人で切り盛り。

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 スープは鶏+魚介のようですが、心持ち魚介系が強めでわずかに魚臭さが残っています。但し魚粉はほとんど見受けられず。表面が油膜でテカテカしていますが、見た目ほど脂っぽい感じはしない反面かえしがちょっときつくて、飲む進むのはやや辛いかと。

 麺は菅野製麺所製。縮れ麺といっても縮れは緩く、また予想に反してやや太目。これでは明らかにスープに対して強すぎで、スープとの相性・絡み具合を考えれば細麺ストレートのほうがベターかと。麺自体はコシがしっかりしていて好みですが。

 チャーシューは配膳前に炙りを入れていましたが、焦げがつくほどではなく、効果のほどは不明。メンマはかなり甘め。他に水菜、刻みネギ、海苔。

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 チャーシュー丼はミニといってもそこそこ量あり。もっとも中華そばの量が若干少ない気がしたので、セットメニューの量が多すぎという気はしませんでした。丼のチャーシューもかなりあっさり目の味付け。

 この感じだとボタン先頭の「油そば」のほうが無難かも。

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2016.06.29

京都鉄道博物館

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遅まきながら京都鉄道博物館へ行ってきました。

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雨の平日だったにも関わらず、博物館は結構な人出。これなら週末はのんびり写真を撮るなんて無理ですなぁ・・・

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京都鉄道博物館の面白いところは保線とか信号とか電気とか、要するに裏方というか鉄道システム全体に関する展示に力を入れていること。実にマニアック。じっくり見て回ると丸一日かかりそうですが、座るところが非常に少ないので疲れます。

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人出が多い割には供食が貧弱なので、昼食時はレストランに大行列。弁当を買って食堂車内で食べる人も。

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雨が激しくなってきたのでSL回りは機関車庫内のみ見学。見どころは良く判ったので、いずれ再訪。

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九度山散策 ~ 九度山・真田ミュージアム

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今年3月に出来たばかりの「九度山・真田ミュージアム」。

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大河ドラマ「真田丸」の放映開始に合わせて開館したので、てっきりドラマで着用した衣装、小道具等を展示するだけのミュージアムで、それゆえ放映終了後はあまり長持ちせずに閉館してしまうパターンと思い込んでいたのですが、むしろ大河ドラマに直接関係する展示はごく一部。

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真田昌幸・信繁親子の九度山での生活を中心に、その生涯をパネルや映像を交えて紹介する、思いの外気合が入った施設でした。

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最近のミュージアムは画像をふんだんに使ったものが多くて観ていて飽きません。

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このアニメが何なのかは最後まで良く判りませんでしたが。

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2016.06.28

九度山散策 ~ 女人高野「慈尊院」

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女人高野として知られる九度山の慈尊院。

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816年(弘仁七年)、弘法大師が高野山開創の時に、高野山参詣の要所に当たるこの地に表玄関として伽藍を創建。そこで高野山関連としてか、めでたく世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の仲間入り。

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女人高野のいわれ故か、子授け、安産、育児、授乳、良縁などを願っての「おっぱい絵馬」が多数奉納されています。

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(゚∀゚)o彡゜おっぱい!おっぱい!

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とんや@赤羽

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 赤羽駅南口東側に広がる怪しげな歓楽街の中に立地。先客ゼロ、後客5。

 券売機はなく、メニューを見ても店の推しが良く判らなかったので、無難そうな「味噌らーめん(800円)」を注文。ランチサービスはねぎ丼が無料サービス。かつ白米は終日無料ということで、せっかくなのでねぎ丼を付けてもらいました。また太麺か細麺かを聞かれたので太麺で。

 メニューは他に「らーめん」「赤らーめん」「つけ麺」など。後払い。

 間口は極端に狭いのに奥行きがあり、手前に6人掛けと4人掛けのテーブル1卓ずつ、中ほどにカウンター5席程度、さらにその奥にも座席がある模様。卓上にはおろしニンニクや辛子高菜など。おしぼりのサービス付き。

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 海苔が倒れてこうなったとは思えない、あんまりなビジュアルで登場。

 スープは豚骨ベースのようですが、出汁が明らかに弱くて味噌でかろうじてスープを成り立たせている感じ。またベースが弱いのになぜか背脂が必要以上に加えられていて、うーん、これはきつい。たまらずおろしニンニク投入でごまかし。

 麺は菅野製麺所製。スープが弱いので太麺(おまけに、こういう時に限ってやや堅め!)は不向きで大失敗。

 具は薄いチャーシュー、ほうれん草。

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 サービスのねぎ丼。定価(300円)でこんなん出てきたら怒るで、しかし。無料なら別にええかと思いますが。

 出てきた時のあんまりなビジュアルで心証を著しく害したこともあり、総じてその辺の「なんちゃって家系」のほうがマシでしょうなぁ。

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2016.06.27

古川食堂@府中・広島 ~ 初めての府中焼だったはずが・・・

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 広島県の東部にある府中市に、広島焼とは似て異なる府中焼というのがあると聞いて早速往訪。訪れたのは府中駅から西へ徒歩10分弱のところにある「古川食堂」。店先に「府中焼き」の幟が揺れています。先客2、後客5。

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 いかにも民家を改装してお好み焼屋にしたような店構えですが、1Fが丸ごと店舗でその真ん中にでかい鉄板がデンと。メニューを渡されて「お好みそば・えび・ぶた・玉子(760円)」を注文。テーブル席や小上がりもありますが、客は皆鉄板を囲んで食事。

 この店の面白いところはおでんも売っているところ。セルフサービス&自己申告で会計みたいで、お好み焼が出来るまでに昼間からおでんでビールを一杯やっている客もいました。

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 オバハン2人で切り盛りしていましたが、店に来る客よりテイクアウトの注文が多いようで、客はまだそんなに入っていないのに次から次へとお好み焼をガンガン製造。

 作成過程は広島焼とほぼ同じ。府中焼の最大の特徴は豚バラ肉の代わりにミンチ肉や細切れ肉を入れるところで、確かにそばの上にそれらしきものが見えます。

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 サクサクかつ堅めの焼き上がり。野菜はキャベツだけでもやしが入らないせいかもしれませんが、最近のふわふわっとした広島焼に慣れると食感はかなり違います。サイズもちょっと小ぶりかも?

 卓上にソースやマヨネーズはなく、デフォルトの味付けで一心不乱に食べ進みましたが、ぷりぷりのえびはともかく、府中焼の特徴とされるミンチの姿はイマイチはっきりしないまま試食終了。

 不振に思って帰って調べたところ、この店は「お好み焼・肉」が府中焼で、「お好み焼・ぶた」を頼むと豚バラ肉入りのようで・・・  要するにワシが食べたのは限りなくただの広島焼だったというとんでもないオチに。

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 写真を良く見ると、確かに豚バラ肉入りのお好み焼の姿が(´・ω・`)ショボーン

 府中市は広島空港からも新幹線駅からも遠くて首都圏からはかなり行きにくいところにあるのが難。広島市内でも府中焼を売り物にしている店があるようなので、そこで再チャレンジかなぁ・・・

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2016.06.26

【観戦記】16年1st第17節:浦和 3-1 神戸 ~ 中2日の浦和に運動量で遠く及ばない中6日の神戸とは何なのか?

・浦和は5連戦の最後、かつ中2日、しかも代えが効かない槙野不在という極めて厳しい条件下。一方の神戸は平日に試合がなく、中6日の万全のコンディションで埼スタに乗り込んできたはず。また昨年の対戦こそ2勝1分と勝ち越したものの、ここ数年基本的に神戸は苦手。

・よって、戦前は非常に厳しい試合、端的に言えば引き分けでも御の字の試合と予想していましたが、フタを開けてみると神戸の出来が非常にしょーもない。シュート数13対5、CK数7対1というスタッツが示す通りの試合結果に。

・神戸が闘志を剥きだしにしたのは2点ビハインドを負った後半、しかもその立ち上がりから20分くらいだけ。相馬がフリーで放ったシュートが西川にセーブされた後は火が消えたようになってしまい、梅崎のPKが決まった後は完全に諦めモード。ネルシーニョっていつからこんなに勝負事に淡白になったのでしょうか?

・また非常に驚いたのは神戸がたいして走らないこと。コンディション面で大差があるので浦和が終盤走り負けするのはやむを得ないだろうと思っていたのですが、そんな様子は微塵もなし。神戸は前半浦和にボールを回され、後半はカウンターを何度も喰らい、やたら走らされて(=ネガティブなスプリント回数が多い)お疲れになったはずですが、総走行距離を見ると浦和が約113km、神戸が約104kmとなんと9kmも神戸が下回っていました。いくらネルシーニョでもこれでは勝てない。

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・戦術面に目を転じると、ネルシーニョの浦和対策は全く機能しませんでした。守備時は右SH小林が関根を監視しながら下がり、ペドロも中途半端に下がって5-4-1みたいな守備ブロックを自陣やや高めの位置に作っていました。それ自体はよくある浦和対策ですが、わざわざマンツーマンを作ったのにサイドで負けまくっていては話になりません。

・切れを失って久しい関根に脅かされる小林はJ1レベルに達していないようですし、相馬は歳を重ねても一向に守備が上手くならず駒井に翻弄されまくり。両サイドが炎上気味でも中央で跳ね返せ続ければ問題ないはずですが、北本は興梠を掴まえきれず自由にやらせがち。

・守備が随所で破綻しているのであちこちで汚いファウルを連発。今年の神戸は反則ポイントがJ1最下位を記録していますが、この試合を見るとむべなるかな。終盤自陣深い位置でヘロヘロの柏木に交わされた峻希がイエローで止めた場面なんて見ていて結構情けない気が。しかもそれで得たFKが結果的に決定的な3失点目に繋がってしまったのだからまさに自業自得。

・気迫は感じられず、そもそも走っておらず、戦術も嵌らないとなるとネルシーニョの賞味期限切れが疑われるほど。

・浦和も浦和で阿部が大小さまざまなパスミスを繰り返し、柏木も中盤で謎のスルーをかますなど、致命傷になりかねないミスがそこらじゅうで頻発。強いチーム相手だったらボコボコにやられていたかもしれない有り様で決して手放しで喜べる試合内容ではなく、相手がより酷くて助かったといって差し支えないくらい。

・しかし誤審で勝ったとか、ラッキーパンチ一発で勝ったわけではなく、低レベルの争いであったとしても浦和の実力がより上だったことを反映しての勝ち点3なのでなんら卑下する必要もないかと。怒涛の5連戦は2連勝で締めて1stステージ終了。衝撃の3連敗が祟って1位鹿島と勝ち点6差の3位に終わってしまいましたが、1stステージ単独の結果なんでどうでもよろし。年間勝ち点こそが肝要。

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-----興梠-----
--武藤-----李--
関根-阿部--柏木-駒井
-森脇--那須--遠藤-
-----西川-----

得点:34分 興梠、45+1分 興梠、85分 梅崎(PK)

HT 李→ズラタン
61分 武藤→青木
77分 駒井→梅崎

・出場停止の槙野に代えて那須が今季リーグ戦初スタメン。それだけならサプライズには値しないのですが、今季序盤に試行して大失敗に終わった「森脇左CB」に再チャレンジしただけでなく、遠藤を右CBに配して最終ライン弄りまくり。おまけにサブには本職CBが一人もいない一方、前目の駒が4人いるというアンバランスさ。なんで槙野一人欠けただけでこうなってしまうのか不思議でなりません。

・しかし、結果的にこの急造3バックは神戸の不出来にも助けられてか結果的に大過はありませんでした。那須は終始レアンドロに苦戦気味で、また突如ドリブルで持ち上がっては見たもののさして有効ではなく、むしろ守備に穴を開けただけに終わるなど微妙な出来でしたが、それでも90分間足を攣ることなくピッチに立てただけで立派なもの。昨年突然スタメンの座が回ってきた永田や岡本が90分持たなかったのが勝ち点を落とす一因になったことを思えば、那須は90分出来ただけで合格点。

・また那須がいるだけでセットプレーで点が入りそうな気配が漂い出すのは不思議なもの。実際後半CKから遠藤に惜しいヘッドがありました。要するに柏木の問題ではなく、受け手に問題があるということなのかも。

・禁断の森脇左CBも結果的に大過はなかったどころか、先制点のきっかけとなるおまけ付き。森脇クロス→裏抜けした李が神戸GKに競り勝ち、こぼれたところを興梠押し込んだものですが、ペドロの守備がいい加減過ぎて森脇は余裕を持って高精度クロスを供給。またこの試合、神戸の最終ラインがやや高めなせいか、その裏を狙う攻撃が目立ちました。先制点は李の飛び出しが活きた格好。

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・宇賀神が小破欠場した関係でWBも左関根、右駒井という見慣れない布陣で、後ろの配置がごっそり入れ替わっていることもあって不安要素てんこ盛りでしたが、WBの裏を突かれた場面は立ち上がりの小林→渡邉ヘッドだけかな? それ以降は終始両サイドで対面の相手に優勢だったので守備面の不安は露呈せず。

・2点目はそのサイド攻撃が実ったもの。駒井→李→興梠と繋がってのゴールですが、興梠の前に武藤が走りこんで神戸DF陣の注意を惹きつけて興梠がどフリーになった時点で勝負あり。その前の駒井→李スルー→興梠の絶好機でまたしてもシュートが枠の外で、「興梠は今日もダメかぁ・・・」とガックリしていたのですが、外しようがない1点目でちょっと気楽になったのかも。

・後半2点ビハインドを負った神戸が大攻勢に打って出て早々に藤田のロングスローから1点を返し、さらに浦和が自陣深い位置で防戦一方になった時間帯はどうしても広島戦の逆転負けが脳裏にちらついてしまいましたが、ミシャなりに広島戦の失敗(=流れを断ち切る選手交代の遅れ)を反省したのか早めに青木を入れ、3ボランチ気味にして鎮火に成功。

・その後の神戸は相馬に決定機があったくらいなのに対し、浦和はカウンターで反撃。関根→ズラタン、関根→興梠と惜しい場面があり、終盤になって柏木FKの跳ね返しを拾った梅崎のシュートが三原のエリア内ハンドを誘ってPKに。梅崎自身が決めてこれで事実上試合終了。

・梅崎はこの日二人目のお子さんが誕生し、浦和は得点の度にゆりかごダンス。それは良いとしても、このPKが決まるか決まらないかが極めてでかい局面なのに、人情で梅崎に蹴らせるのは正直どうかと思います。なかなか初ゴールが決まらずに苦しんでいる高木にPKを蹴らせて失敗し、それが仇になって負けた昨年の広島戦の教訓は何処へ?

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--レアンドロ--ペドロ---
渡邉--------小林
---田中英-藤田---
相馬-伊野波-北本-峻希
-----キム-----

得点:48分 レアンドロ

62分 小林→松村
78分 田中英→三原

・前述のように、ネルシーニョの浦和対策は全くの不発。高めの位置に守備ブロックを敷いているのでFC東京みたいなショートカウンター狙いかと思ったのですが、その割にはさほど前からプレッシャーはかけてこない。よってショートカウンターを仕掛けるどころか、最終ラインの裏を狙われる始末。また誰が誰のマークに付くのかも混乱気味。

・SH&SBのコンビネーションで浦和WBの裏を狙う意図も伺われましたがチャンスになったのは立ち上がりの小林→渡邉だけ。後半はクロスを入れても入れても悉く西川の守備範囲内で決定機に結びつかず。

・後半両外国人&渡邉の3トップ気味になって仕掛けても、どうもボールを持ちすぎるためか、最後の最後で浦和最終ラインに引っかかってほとんど決定機にならず。最もゴールに近かったのは前半40分過ぎにペドロが阿部に競り勝ってエリア内に突入した場面でしょうか(阿部の疲労を象徴する場面でもありましたが)。あと、後半パスを繋いでフリーの相馬に渡った場面。

・結局なんだかんだと一番面倒だったのは藤田のロングスロー攻撃。たださすがの藤田も何度も立て続けにロングスローを投げるのは難しいようで、じっくり時間をかけてなんとか連投してはみたものの、ついに断念のやむなきに。

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2016.06.25

ゆきふじ@新御茶ノ水

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 三井住友海上本社の南あたり。飲食店が並ぶ一帯に立地。先客ゼロ、後客1。

 店内の券売機ボタン先頭は「鶏白湯」でしたが、それだと食べる前から結論が出てしまうような気もして、店お勧めの「紅湯麺(780円)」を注文。他に「昔ながらの醤油らーめん」。ランチサービスはなし。

 食券を渡すと辛さを聞かれたので「普通」で。また驚いたことに「パクチーが入りますがよろしいでしょうか?」と念を押されました。パクチーは天敵以外の何ものでもないので激しく拒絶したところ、ネギに変えてくれるとのこと。

 店内は厨房に沿ってカウンター7席と4人掛けテーブル1卓、2人掛け4卓。店主一人だけしかいない割にはキャパが大きく、また内外装ともちょっと金をかけて改装したみたいで経営的にはちょっと心配な要素がちらほら。

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 「紅湯」の名の通り、スープはラー油で真っ赤。辛さはラー油の量で調整しているのでしょう。ただ辛さは無きに等しい感じで、むしろ酸味がかなり強め。さらに漢方薬にも似た薬膳の香りが強いのも特徴。このためはっきりと好き嫌いが分れると思います。個人的にはちょっと微妙かなぁ・・・ ただ酸味と薬臭さに慣れるとスープの旨味に惹き込まれてついつい完飲。無化調らしく、後味はいたってあっさりすっきり。

 麺は浅草開花楼の細めのほぼストレート。心持ちざらざらした食感でしたが、すぐにスープに馴染んで違和感なし。細めの割には歯応えがしっかりしていて気に入りました。

 売り物の角煮酢豚はトロトロではなく、やや堅めの仕上がり。その横の肉団子状のものはすぐにバラバラになって単なる肉味噌状態に。他に大ぶりのメンマ、刻みネギ。

 ユニークな一杯ので、一度試す価値はあると思います。

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2016.06.24

【展望】16年1st第17節神戸戦

(神戸の現状)

・勝ち点20(5勝5分け6敗)の10位。総得点22はボトムハーフでは最多な反面、総失点22とボトムハーフの中ではマシとはいえそこから抜け出すにはちょっと多すぎるといった感じのスタッツ。いかにも中位チームっぽいスタッツで顕著な特徴はありません。

・もっとも上位チームとの対戦が続いたこともあってか足元の成績は芳しくなく、第11節で名古屋に勝ったのを最後に3敗3分と低迷。

・但しナビスコ杯グループステージを5勝1分けというぶっちぎりの成績で首位通過しています。

(戦力)

・昨オフの神戸はかなり出入りが多く、主力中の主力だったチョン・ウヨンと森岡が海外へ流出。さらに昨年出番が減っていた増川(札幌)、安田(名古屋)、奥井(大宮)、ブエノ(鹿島)を放出。

・新加入はチョン・ウヨンの穴埋めに藤田(鳥栖)を獲得したのと、GKキム・スンギュ(蔚山)を補強したこと、そして伊野波(磐田)がなんら悪びれることなくのこのこ戻ってきたのが目立つくらいで、ややリストラ色が強い出入り勘定。

・怪我人がやたら多かった昨年は特にチョン・ウヨンの相方に苦労していた印象が強かったのですが、今年は藤田の相方に苦労。田中英・三原・村松などを使いまわしているようですが、いずれもJ1での力不足は否めないようで、6月になってニウトン(Internacional(ブラジル))を補強。

・CB岩波が五輪代表の試合で故障して長期離脱中(まもなく復帰らしい)で、伊野波の相方は北本なり高橋祥なりが務めています。右SBは峻希が不動のスタメンの反面、左SB相馬はここ2試合なぜかスタメン落ち。

・またMF小川が第8節からベンチにも入っていませんが、故障してコンディションが戻っていないのかも。

・レアンドロ&ペドロ・ジュニオールの2トップが強烈で、クロスには渡邉が突っ込んでくるというおまけ付き。前はこの3人が鉄板で、小川不在のためか右SHだけがコロコロ代わります。

(戦術)

・とにかく両外国人FW頼みのカウンターの印象が強いチームで中盤で不用意なパスミス、ボールロストでもしようものなら目も当てられませんが、今年の得点は意外にもセットプレーが多め。藤田のロングスローは健在でセットプレーのキッカーも藤田。

・昨年のネルシーニョは3バック・4バックを併用し、相手の出方に応じて使い分けていましたが、今年は4-4-2で一貫しています。

・前回対戦時には浦和と同じ3-4-2-1で対峙してボコボコにやられていますし、第15節広島戦でも4-4-2でしたので、浦和戦用にフォーメーションを弄ることはしないと予想します。

(浦和の対応)

・中3日、中2日で続いた5連戦もこれが最後。ここまでの4試合は相手も同じ試合間隔でしたが、今回は浦和が中2日の一方、神戸は平日の試合がなくて中6日なのでコンディション面で圧倒的に神戸有利。従っていくら鉄板スタメンに拘るミシャといえども「禁断のターンオーバー」に再チャレンジせざるをえないでしょう。

・しかし運悪く槙野が出場停止。昨年も槙野不在時の穴埋めには苦労し、清水戦で宇賀神が左CBに入ったというか「なんちゃって4-1-4-1(=攻撃時は左右のCBがワイドに開いてSBっぽい動きをし、阿部が最終ラインに落ちるいつものパターンだが、守備時に5バックにならない)」を試行しました。

・しかし、槙野が戻った続く鹿島戦でも「なんちゃって4-1-4-1」を試行したところボコボコにやられかけ、今年ACLアウェー浦項戦での試行結果も芳しくありませんでしたから、この手はもう使わないと思います。

・G大阪戦で出場停止の森脇に代えて加賀を使ったくらいなので、槙野の代わりに橋本を起用すると見るのが順当。一時ミシャが試行した森脇左CBはさすがにもう諦めたかと。

・前節のあんまりな出来を見ると本来は遠藤を休ませて那須を起用するべきなのでしょうが、今年試合にほとんど出ていない橋本と那須を最終ラインに併用するのはいかにもリスキー。かといって遠藤を出して、また自爆的パスミスを犯してしまうリスクも少なからず。

・でもこの試合は槙野以外はいつものスタメンで臨んで、案の定走り負けする、あるいは頭の疲労から来るミスで負けるよりは、那須や青木などフレッシュなメンバーを使って試合勘のなさから負けるほうがまだマシな気がしてなりません。なんで負けることを前提にするのか!というお叱りはもっともですが、控えメンバーを上手く使っていかないと長丁場は闘えないことをミシャはいい加減学ぶべきでしょう。

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<前節:神戸 1-2 鹿島>

--レアンドロ--ペドロ---
渡邉--------小林
---田中英-藤田---
田中雄-高橋-北本-峻希
-----キム-----

57分 田中雄→相馬
77分 小林→石津
83分 藤田→三原

伊野波が小破欠場。浦和戦に間に合わない可能性あり

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2016.06.23

【閉店】たかくら 日本橋室町店

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 総武線新日本橋駅を出て中央通りを北へ。神田駅南口からも至近距離。先客5、後客2。TETSUグループが運営している博多ラーメン専門店です。

 メニューは「あっさり豚骨」「濃厚豚骨」「重厚豚骨」の3種類で、全て同値段(750円)ですが「重厚」は1日50食限定。店内の券売機で「濃厚豚骨」を麺固めで注文。替え玉2玉まで無料サービス。

 店内はL字型カウンター9席と2人掛けテーブル5卓。厨房内には2人いましたが、餃子を頼む客がいるとオペレーションに無理が生じるみたいで。

 卓上には紅しょうが、辛子高菜、白ゴマなど。さらにニンニクは頼めば出してくれるようです。

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 スープは豚骨臭皆無で、とろみもほとんどなし。濃厚と称してはいますが豚骨出汁が濃厚というのとはちょっと違うかなぁ・・・ニンニクを効かせて旨味を加え、さらにかえしを強めにして味を濃くしたみたいな。

 麺は心持ちざらつきのある極細ストレートで、しっかり固めで出てきました。スープとの相性は特に問題なし。

 替え玉は皿で出てきます。紅しょうがや辛子高菜で味に変化をつけて完食。先客、後客ともしっかり替え玉を2玉頼んでいましたが、個人的には1玉で十分というか2玉も頼むとスープと麺のバランスが著しく悪くなる気がしてなりませんが。

 値段の割にチャーシューはペラペラで残念。他に青ネギ、きくらげ。

 2玉無料サービスという点からワンコインの博多ラーメンに毛が生えた程度と予想していたのですが、それよりはかなり美味いのは確か。博多ラーメンをウリにする有名店が替玉込みだと1000円近くするくらいご立派になられた中、リーゾナブルな値段でそれなりのものを出すTETSUの狙いは悪くないかと。

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【観戦記】16年1st第13節:浦和 3-2 FC東京 ~ 浦和の状態がどんなに酷くても毎度毎度勝ち点をくれるFC東京の心配りに感謝!!!

・あんまりな前半の試合内容、そして後半頭から「ララ浦和」のロングコール(=良い思い出が全くない)をやりだしたことで正直心が折れていました。試合終了後に李が「今日このスタジアムの中で、この試合、2点ビハインド、諦めていた人いますか?」と語っていましたが、率直に「はい」と認めざるを得ません。後半早々のムリキのシュートがポストに当たる場面がありましたが、あれが入っていたらその時点で事実上試合終了だったでしょう。

・ただ冷静になって振り返れば、前半の浦和の試合内容が糞だったのは事実ですが、それは「おいおい今日は何点取られるんだよ!」という不安からであって浦和がノーチャンスではなかったのは確か。ゆえに運良く3点目を取られさえしなければ同点くらいには持って行けるかもしれない。そんな希望的観測を胸に選手達は粘り強く闘っていた一方、こちらは3点目を取られるのも時間の問題だろうと半ば以上諦めていたわけで、このメンタルの弱さは大いに反省しなければなりません。今更どうにもならないとは思いますが(自嘲)。

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・FC東京(以下「瓦斯」)はムリキ&ネイサンと珍しく外国人FWを二人並べただけでなく、中盤に守備的な選手をずらずら並べて高い位置からガンガンプレッシャーをかけての露骨なショートカウンター狙い。そしてそのミエミエの瓦斯の狙いに進んで嵌りに行くのが今の浦和。阿部のボールロストをきっかけに米本→ネイサン→ムリキと手数をかけずに瓦斯が早々に先制。

・さらに衝撃的だったのは2失点目。前目でボールを奪えずにフリーで徳永に展開され、パスを出した先のネイサンバーンズをなんと4人がかりで潰しに行ったにも関わらずボールを奪いきれないというザルっぷり。疲労で守備陣の強度が著しく落ちているのでしょう。こぼれ玉が橋本に渡ったのは不運といえば不運ですが、そもそもネイサン対応に人数をかけすぎて橋本がフリーになる状況を自ら作っているのですからどうしようもありません。

・それ以外にも羽生→ムリキ→ネイサンで簡単に裏を取られたり、お約束の何の可能性もない浦和CKからカウンターを喰らう場面もあって、いつでもどこからでも失点する気配濃厚。タイトな日程なのは浦和も瓦斯も同じはずですが、瓦斯はやることがはっきりしているせいか前半は概して出足が良く、球際にも強く、攻守の切り替えでも浦和に勝っているように思いました。衝撃の3連敗ですっかり心がすさんでいるのに、このあんまりな内容で後半に希望を持てというのが無理というもの。

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・ただ3連敗後の試合でさえなかったら、前半の瓦斯の守備も結構怪しく、浦和がそこそこチャンスを作っていたことにもうちょっと希望を見出していたかもしれません。失点前に森脇→興梠ヘッドの絶好機があった他、失点後もこぼれ玉を拾った武藤が裏抜けに成功したり、宇賀神→李→武藤→エリア内で関根シュート、さらには阿部がミドルシュートを放つ場面もありました。

・瓦斯は浦和にボールを持たれて押し込まれた時の対応が意外にいい加減。きっちり4-4-2なり5-4-1なりの守備ブロックを作るわけではなく、両SHが浦和WBに釣られて出たり下がったりして時折6バックぽくなったりしているうちに最終ラインの前がグダグダ、スカスカになってしまう場面が散見されました。

・それでも動きが浦和に勝っていた前半はなんとか凌げましたが、後半も半ばに差し掛かってくると瓦斯の足も止まりがちになり。人数がいるだけで棒立ちも同然という有り様に。そしてミシャが駒井&梅崎とそこそこ動ける選手を入れて前線の活性化を図り、しかもそれが奏功したのに対して、城福の選手交代はどれ一つとして何の役にも立たず、運動量を回復できないテイタラク。

・特に徳永を下げたのが謎で、ただでさえ瓦斯左サイド小川が駒井に大苦戦しているのに、徳永がいなくなって左右ともヤバくなってしまいました。橋本のSBは戦前予想通り穴。

・浦和の1点目は柏木CKからの流れ。右サイドに流れた興梠→槙野ヘッド。槙野にはかろうじて丸山が付いていましたが、槙野の前後に李と阿部がフリーで飛び込んでいて森重は行方不明。瓦斯の堅守ってなんなん?と首をひねらざるを得ない惨状でした。

・2点目は遠藤が大きく右サイドへ展開→駒井→李スルー→エリア内中央で興梠ポスト→槙野というミシャらしい攻撃が嵌ったもの。槙野のシュートが見事ですが、それ以前に瓦斯の最終ラインが浦和のパス回しに付いてゆけなくなっていることを象徴した場面でもあり。

・3点目は柏木FKからの流れ。こぼれ玉を拾った阿部のシュートがバーを直撃し、その跳ね返りがたまたまそこにいたとしか言いようがない李の胸に当たってゴールというこの上なくラッキーなもの。いったん流れが良くなるとこんなものなんでしょう。

・後半立ち上がりにも柏木CK→遠藤→武藤という決定機があり、この日は今年の浦和には珍しくセットプレーの流れから得点機が生れました。

・後半の瓦斯は米本→ネイサン→ムリキの決定機があった他、ムリキが前に出ていた西川の頭上を抜こうとループ気味のシュートを放ったのが惜しかったくらいで、その後はチャンスらしいチャンスを作れず。相手が自爆しなければ点が入らない、自ら仕掛けて点を取ることはできない瓦斯のあんまりな貧攻ぶりを如実に示し、へろへろな浦和でも楽々逃げ切り。

・文句なしの試合内容で前半2点先制しながらのまさかの逆転負け、しかも監督の采配がかなりの部分寄与した逆転負けで、またしても城福のメンタルが大崩壊しなければいいのですが・・・ 1点も取れなくてウノゼロの敗戦なら瓦斯の仕様通りなので諦めもつくでしょうが、守備が大崩壊しての敗戦は瓦斯の仕様にはないでしょうから城福には堪えるでしょうなぁ(苦笑)

002

-----興梠-----
--武藤-----李--
宇賀神-阿部-柏木-関根
-槙野--遠藤--森脇-
-----西川-----

得点:66分 槙野、72分 槙野、78分 李

58分 関根→駒井
63分 武藤→梅崎
77分 宇賀神→ズラタン(梅崎が左WBへ)

・大胆なターンオーバー、大胆な選手起用が裏目に出て連敗したことを気に病んだのか、この日のスタメンは前節から駒井→柏木の入れ替えのみって、前節とても試合に出れる状態ではなかった柏木を無理使いして墓穴を掘ったばかりなのに柏木をスタメンで出すか、フツー・・・

・1失点目、いとも簡単にボールを失った阿部もさることながら、この日は遠藤のパス精度が劣悪で何度もカウンターのピンチを招く始末。広島戦もそうですが守備がいかにも軽かったり、おかしな応対も散見されたりして、もはやとてもスタメンで使える状態ではないように見受けられました。五輪代表どころかA代表にも呼ばれて休む暇がなかったのがこの惨状を招いたのは明らか。

・もっとも出来が悪いのは遠藤に限ったことではなく、最終ラインも両ボランチもほぼ壊滅状態といって差し支えないくらい。鉄板の固定スタメンに復して勝ち点3を拾ったのはいいとしても、中2日で迎える神戸戦はどう乗り切るつもりなのだろう?

・両WBや前目はなんだかんだとターンオーバーしたり、途中選手交代があったりして後ろ目よりはコンディションがマシなよう。武藤が目に見えて復調しており(その武藤を真っ先に下げるのが不思議ですが)、興梠も決定機でシュートが枠に飛ぶようになり、2アシストを決めれるようになってようやくドン底から抜けつつあるのかも。

001

---ムリキ---ネイサン---
羽生--------橋本
---米本--高橋---
小川-丸山--森重-徳永
-----秋元-----

得点:13分 ムリキ、31分 橋本

63分 ネイサン→前田
67分 徳永→河野(橋本が右SBへ下がる)
76分 羽生→田邉

・スタメンからネイサンバーンズとムリキの2トップという組み合わせは初めてだと思いますが、これが予想以上に出し手・受け手として機能。浦和が自爆ボタンを押すたびに確実にフィニッシュにまで持って行く力があり、そのままで何の問題もなかったはずですが、何を思ったのか城福は後半早い時間帯にネイサンを下げて前田を投入。前田はその後何の役にも立たずじまいで、浦和にとって大助かりな城福の大失着。

・J3ですらさして点が取れず、「もはやムリキは無力」と侮っていましたが、どうもあんまりな浦和守備陣がムリキの覚醒を促してしまったようで、とうとうJリーグ初ゴールを献上。次回対戦時には一段とパワーアップしているかもしれません。

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2016.06.22

【展望】16年1st第13節FC東京戦

(FC東京の現状)

・1試合未消化ながら勝ち点20(5勝5分け5敗)の暫定11位。スタッツを見ると典型的な「堅守貧攻」のチームで、リーグ戦総得点13は福岡・鳥栖に次ぐJ1ワースト3位の一方、総失点15はボトムハーフでは鳥栖に次ぐ少なさ。

・興行性には著しく乏しいものの守備重視のサッカーで着実に勝ち点を積み上げて年間4位に滑り込んだフィッカデンティ監督との契約更新を見送ったのは傍目から見て謎でしたが、かつてFC東京(以下「瓦斯」)を降格に導いたことがある城福を再起用したもの謎。

・城福は甲府で乏しい戦力を上手く活用してJ1昇格&2年連続残留という甲府的には偉業を成し遂げての瓦斯凱旋という形ですが、甲府とは置かれている立場が全然違う瓦斯で上手く行く保証は全くなく、スタッツを見る限りこれならふっかちゃんのままだったほうがマシだったという気が。戦力面で大きく劣っているはずの鳥栖と比べて総得点・総失点ともたいして変わらないのを見ると苦笑を禁じ得ません。

・もっともACLはプレーオフを経て見事グループリーグを突破し、R16でも上海上港相手に勝ち抜け目前まで行ったのですから大善戦と評して差し支えないでしょう。もっともATに失点してアウェーゴール差で敗退する辺りはいかにも瓦斯ですが。

・プレーオフを経た関係で、監督交代があったにも関わらずチームを急ピッチに仕上げざるを得なかったはず。それゆえコンディションがピークアウトするのは浦和以上に早いはずですが、如何せんリーグ戦の成績が開幕から今日まで一貫して低迷しているのでコンディションの良し悪しが成績から推し量れないというのがいやはや何とも。

・ただ城福は前目の選手を細かくローテーションさせながら(というより、監督交代直後にありがちな単なる試行錯誤といったほうが実態に近いのかもしれませんが)ACLとリーグ戦を並行して闘っていた印象があり、途中からスタメン固定になってしまった浦和ほど劇的にはコンディションが落ちないのかもしれません。

(戦力)

・ふっかちゃんは攻撃のバリエーションが極めて乏しく、太田のクロスやFKに頼る部分が大だったのに、その太田がフィテッセへ流出。その穴をどう埋めるかが瓦斯の今季最大の課題で、ベテラン駒野(磐田)を獲得したものの序盤故障したのが祟ったのか、その後ベンチにも入れず。やむなく高卒2年目の小川が左SBを埋め、場合によっては徳永が左に回ることも。徳永が左に回った際などには本職ボランチの橋本が右SBに入るようですが、これは正直いって穴。

・また昨年半ばに離脱した武藤の穴も懸案事項。獲得した阿部(甲府)は開幕からほぼスタメンを確保していますが、得点はわずか1点どまり。しかも第15節から3試合連続してベンチ外ですが原因不明。というか、阿部といい、中島といい、河野といい、やたらヴェルティ出身者に門戸が広い瓦斯(苦笑)。

・そこで4月になってから大外れに終わったサンダサの首を切って突如ムリキを獲得。なにせ広州恒大で大暴れしたビッグネームなのでこの移籍にはびっくりしましたが、その後所属したアル・サッドで故障したのが良くなかったのか、かつての無双ぶりはどこへやら。U23で調整に努めてみたもの、そこでもたいして点は取れず。現状では長期離脱明けの平山のほうが遥かにマシという惨状。

・またACLを睨んで北京国安から獲得したハ・デソンも序盤故障して出遅れたのが響いてか、現在はほとんど出番がなく、FCソウルへの移籍が取りざたされる始末。権田に代えて急遽獲得したアブラモフはたった4ヶ月で契約満了。昨年獲得したネイサン・バーンズを含めて瓦斯が獲得する外国人選手ってこのところ良くて微妙止まりで、当たりだった試しがありません。

・GKは秋元(湘南)が不動のレギュラー。水沼(鳥栖)はローテーションの中に組み込まれて出たり出なかったりを繰り返している程度。

・中島・室屋のU23代表組が故障から戻ってきましたが、J1で使いものになるレベルなのかどうか。

(戦術)

・開幕時は4-2-2-2でしたが、ボールを支配してはいるものの、不用意に前がかりになったところでカウンターを喰らう試合が目立って思うように勝ち点が伸びず。

・そこで福岡に敗れたのを機に布陣を4-1-2-3に変更して、アンカーにそれまでほとんど出番がなかった高橋を抜擢して以降成績は安定。もっとも負けなくなったがたいして勝ててもいないという低レベルの安定に留まっていますが。

・負けなくなったがほとんど点が入らない状況を気に病んだのか、城福は前々節広島戦から再度4-2-2-2に布陣変更。しかし2試合とも1-1のドローで戦績にさしたる変化は見られず。

・パスを繋いでサイド奥深くまで何度もボールを運んでクロスを入れても、そこからフィニッシュがどうしても決まらない。太田が抜けて威力は減衰したとはいえ、相対的にはセットプレーのほうが可能性大。

・城福監督の甲府在籍時には浦和は「穴熊戦法」に随分苦しめられましたが、今回の出方は皆目判らず。ただ負けないことに重きを置いて塩試合を全く厭わないようなので、引いてカウンター狙いで来ることは容易に想像がつきます。広島戦では高めの位置にコンパクトな守備ブロックを作って対峙していましたが。

(浦和の対応)

・もう「なるようになぁれーーー!」としか言いようがありません。「なぜか瓦斯とは極端に相性が良い」という半ば以上気休めみたいなものにすがるのみ。

・G大阪戦・広島戦と大胆なターンオーバーを繰り返しただけならまだしも、広島戦で駒井ボランチとかWB全員集合とか奇想天外な手まで打ち出したのでスタメンも読みにくくなりました。

・小破した柏木は広島戦の出来ではしばらく使いものになりそうになく、かといって試合連続90分出場の駒井をまたしてもボランチで使うとは考えにくいので、さすがに今回は青木に出番が巡ってくるかと。

・また前節WB全員集合の反動で、多少なりともフレッシュなWBが一人もいない窮地に。前節途中で下がった梅崎と関根が出てくるものと思われますが。

・中2日で神戸戦が控えているので、前節途中投入だったズラタンと李をスタメンで使う可能性大。阿部を含めて最終ラインもまともな状態な選手は一人もいませんから、この際誰をどう取替えようとも一切驚きはありません。

・とにかく「自爆ボタンを押して負ける」のだけは避けてほしい。ただそれだけです。

----------------------------------
<前節:FC東京 1-1 新潟>

---ムリキ---平山---
東---------田邉
---米本--高橋---
小川-丸山--森重-徳永
-----秋元-----

得点:54分 平山

HT:東→バーンズ
69分:ムリキ→中島
75分:平山→前田

※河野が出場停止

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2016.06.21

勝本@神保町

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 神保町駅から靖国通りを東へ。さらにマクドのある角を北へ。近くに「美空」あり。水道橋駅西口の白山通り沿いに本店があり、そちらは1年前に往訪したばかりですが、1年も経たないうちに近隣に支店を出したようで。先客ゼロ、後客4。

 店内の券売機で「清湯そば(780円)」を注文。メニューは「清湯つけそば」との2本立てですが、つけそばが先頭。ランチサービスはなく、ライスや大盛りは+100円。但し温かいおしぼりや紙エプロンのサービスあり。

 店内はL字型カウンター10席強。厨房内にスタッフ3人、接客係1人。卓上に黒七味、一味、たれ、黒粒胡椒など。

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 スープは本店と全く趣きが違っていて、同じ動物+魚介系とはいえ、こちらはさらさら清湯かつ煮干しなり節系なりの魚介系が強め。やや旨味過多な嫌いがなきにしもあらずですがくどい感じはなく、またかえしもややきつい気もしますがしょっぱいというほどでもなく、総じてバランスが良い出来だと思います。ただ見た目と違ってそこそこ脂が浮いているので、あっさりというのは当たらないかと。

 麺は浅草開花楼の並太麺ストレート。つるつる、もっちりした食感が心地よく、スープも絡みまくり。並だと量は160gとのこと。

 ピンク色のチャーシューは柔らかくて単品としては美味いのですが、全体が和風なのでちょっと浮いた感じも。また後乗せでスープを温くする主因になっているのも困りもの。メンマはサクサクとした歯ごたえがあって気に入りました。他にナルト、刻みネギ、柚子皮、海苔、三つ葉。

 ややスープの味が濃すぎるのが災いしてか途中で飽きるので、終盤黒七味を入れてピリ辛に仕上げて完食。

 つけめんメインの店にありがちなうやっつけ仕事感は全くなく、万人受けする無難な出来で、値段も妥当だと思いますが、どこかで食ったような気がする味わいだというのは本店と同じみたいで。

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ごらんアウェー:初めての吹田スタジアム

 初めての「市立吹田サッカースタジアム」。こけら落としから4カ月経って「とにかく観戦には言うことなしだが、アクセスが貧弱過ぎて帰りはとんでもない目に遭う」とその評価は毀誉褒貶相半ばする感じですが、とにかく百聞は一見に如かず。

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 同じ思いの赤者も少なくなかったようで、平日にも関わらず大挙赤者が吹田に押し寄せ、G大阪はなんとビジター側サイドスタンドをフル開放の大盤振る舞い。総観客数29,397人と3万人に迫り、この調子だと来年も浦和戦は平日に回される予感ムンムン。

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で、実際に吹田スタジアムに行った感想を簡単にまとめると

・スタジアム建てるのが精一杯で、周辺整備がまるで追いついてない。

・スタジアムもカネのかけどころにメリハリをつけているので観戦には最適だが、階段とか観戦に関係ないところは結構安普請

の2点に尽きると思います。

 見やすいのは確か。方形スタジアムに付きまとう欠陥=手前の遠いサイドが死角になりやすいのは致し方ありませんが、4万人弱というサイズの割にはコンパクトなので、アッパーで観戦しても選手は豆粒にならず、おかげで浦和の負けっぷりが良く判りました(つД`)

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 売店は充実しているので、早くスタジアム入りして空いているうちは結構使えそう。座席にはカップホルダーも完備。

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 ベンチがスタンドに近すぎて、監督や使えない選手への野次が凄まじいでしょうなあ。これでは城定帯同不能(>_<)

 あえて難癖をつけるとすれば、風通しが悪くてかなり蒸し暑いこと。これは後々芝にダメージをもたらすかもしれませんし、芝に影響がなくても夏の観戦は大分ドーム並にきつそう。

 また2つある大型ビジョンがスタジアムのサイズに比べて小さく、細かい文字は読みづらい上に、時計がなぜか片方にしか表示されないのでバックスタンドからは著しく見辛くて参りました。

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 で、問題はやはり帰り。直線距離だと万博記念公園駅とスタジアムはそれほど離れていないのですが、その間にエキスポシティがでんと鎮座していて通り抜け不可。おまけにスタジアムの前になぜか駐車場が設けられていて、万博記念公園駅へ帰る人はエキスポシティと駐車場を大きく迂回する羽目に。

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 しかもその迂回路が万単位の人間を捌くにはあまりに狭すぎる上に、とんでもなくアップダウンがきつい(>_<)

 駅に着いたら着いたで、モノレールのキャパが小さいのですぐには乗れずに階段規制を喰らう始末。

 また誤算だったのはバックスタンドからの帰路。行きはビジター側サイドスタンドにある2ゲートを通り過ぎて3ゲートから入場しましたが、帰りは2ゲートと3ゲートの間がなぜか封鎖されてしまい、スタジアムを一周する羽目に。2ゲートの赤者と動線分離する趣旨なんでしょうが、これには参りました。

 逆に言えば2ゲートから出る赤者は割に公園駅へ早く着けるはず。そそくさとスタジアムを出られる負け試合には非常にありがたいかと(自嘲)

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2016.06.20

雲林坊 日本橋室町店@神田

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 神田駅の南、中央通り室町4丁目交差点を西へ入る。近隣に「悠」あり。先客1、後客2。神田駅を挟んで北側に秋葉原店があり、そこは4年前に行ったっきり。

 担々麺と麻婆豆腐の専門店で、今回は「汁あり担々麺(880円)」を注文。新規オープンサービスで麺大盛りor半ライス無料との貼り紙が出ていますが、オープンしてかなり経っているはず。この値段だと神田ではかなり厳しいから、無料サービスが恒常化したんでしょうなぁ。

 なお往訪時は大盛りor半ライスではなく、大盛りorおにぎりが無料サービス。肉味噌をサルベージしてご飯を一緒に食べてナンボであっておにぎりはなかろうと思い、大盛りにしてもらいました。

 店内はL字型カウンター6+8席くらい。着席すると水とおしぼりを出されました。水はレモン水。

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 ネギやもやしがうず高く積まれた、担々麺ではあまり見かけないビジュアル。ネギなどの下には肉味噌が隠れています。チンゲン菜は見当たらず。

 スープはは胡麻ダレの甘みが支配的で、ラー油や花椒が目立つビジュアルほどにはあまり辛くはなく、痺れはほとんどありません。担々麺の具としてはあまり一般的ではないもやしが辛さをかなり緩和しているのかもしれませんが、辛さよりも旨味が引き立つような出来栄えで万人受けする反面、強い刺激を求める方には不向き。

 麺は若干細めのストレート麺。秋葉原店で食べた時は麺が柔らかめで、スープとのバランスが悪すぎと思いましたが、今回は並堅でスープとのバランスにも問題ありませんでした。大盛りなら量的にも満足。

 担々麺専門店らしく、れんげも穴あきと穴なしと2つ用意。専門店でも穴あきを置いてないところあるからなぁ・・・ せっせと肉味噌をサルベージして、ごちそうさまでした。

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【観戦記】16年1st第16節:広島 4-2 浦和 ~ 流れが変わったところで奇策を手仕舞うどころか、自爆ボタンを押してしまう迷勝負師

・もがけばもがくほど深みに嵌る蟻地獄に陥った浦和レッズ。鉄板のスタメンで負け、大胆なターンオーバーを試みて負け、今度は奇策を弄して負ける。戦術のバリエーションは乏しいが負け方のバリエーションはやたら豊富。選手が頑張っているのは判るだけに実に切ない、やるせない。試合の翌朝広島駅で浦和レッズ御一行を見かけましたが、さすがに選手もスタッフも元気がないというか生気がありませんでした。

・広島戦敗戦の主因はミシャがあまりにも勝負師としての才覚が無さすぎることに求めざるを得ないでしょう。

・ミシャが放った奇策「駒井ボランチ起用」。かなりリスキーな一手ながらも前半はこれが奏功していったん逆転に成功。しかし、リスキーな手であることには変わりはなく、後半興梠が立て続けに決定機を外したのを契機に浦和が自陣に一方的に押し込まれてしまった時点で奇策の撤回=青木投入があって然るべき。ところが、ミシャはなぜか悪化する戦局を傍観。逆に森保監督は満を持して寿人を投入し、沸き返る観客に背中を押されたのかのように広島が一気に逆転。

・浦和は立ち上がりが芳しくなく、ウタカ→柴崎で早々に失点したこともあって前半からフルパワーで反撃。何度も高い位置でのボール奪取&ショートカウンターで好機を作って逆転に成功したところまでは良かったのですが、前半で相当体力を使ってしまったのでしょう。逆転された後は再反撃に出る力が乏しく、数少ないチャンスでもバーに嫌われて得点ならず。

・ミシャが戦局に応じた選手交代がどんでもなく下手なのを今更嘆いても仕方ありません。逆転されてミシャがブチ切れたかのように「狂気の三枚替え」を講じてしまうのもよくあること。ただ小破してベンチスタートになった柏木をピッチに送り出したことだけはどうしても容認できません。

・柏木はボールコントロールがままならず、とてもじゃないが試合に出れる状態ではありませんでした。そして案の定というかなんというか、自陣深い位置での柏木の凡ミス=緩い横パスを寿人にカットされて致命的な4失点目を喫して事実上試合終了。柏木の凡ミスがなくても縦パスを悉くカットされる浦和がカウンターで4失点目を喫するのは時間の問題だったでしょうが、失点の仕方があんまりで少なからずの選手の心がここで折れてしまった気がします。

・ミシャは2014年にも優勝まであと一歩のところまで迫ったG大阪戦で骨折が完治していない興梠を終盤ピッチに送り出す一幕がありました。そしてこの試合を落とした上に興梠の状態が悪化して残り2試合出場不能になり、それがG大阪に優勝を攫われる一因に。浪花節だか何だか知りませんが、どうしてミシャは故障持ちの主力選手の無理使いという愚を繰り返してしまうのか。

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・チームの力の差が小さくて浮き沈みが激しいJリーグでコンスタントに上位を確保している以上、ミシャは優秀な監督なのは確か。ただその優秀さはかなりの部分日常の教練場でのトレーニングコーチとしての優秀さに留まっていて、戦場での指揮官なり勝負師としての才覚はほぼゼロ。

・また年間を通じて使える駒を厚くしておくという、ややタイムスパンの長い仕事も不得手。この試合でも怪我人だらけでただでさえ苦しい台所な上に、途中で青山が故障する不運にも見舞われながら控え選手をフル活用して勝利を手繰り寄せた森保監督との力量差をまざまざと見せつけられた格好。

・さらにいえばトレーニングコーチとしても操典の内容が著しく偏向していて、得意戦術が嵌らない時の打開策に乏しい。特に極端なまでにセットプレーを軽視するのは致命的で、着々とセットプレーでの得点力を上げている広島との差はここでも顕著に。塩谷が槙野のマークを剥がしてフリーで飛び込んだ2点目なんてそれなりに仕込んだ結果なのでしょうし。

・監督にはなぜか賞味期限というものがあり、チームにもサイクルというものがあって、5年目が一つの区切り。ネルシーニョ柏が好例ですが、過去どんなにタイトルを取りまくったチームでも監督就任5年目くらいから失速してしまう。この3連敗はソウル戦前後からチーム全体のコンディションが急激に崩れていること以上に、浦和5年目となったミシャの限界をまざまざと見せつけられたようなものでもあり、いよいよ来年の「ポスト・ミシャ」が現実味を帯びて来たような気がしてなりません。

015

-----興梠-----
--武藤----梅崎--
宇賀神-阿部-駒井-関根
-槙野--遠藤--森脇-
-----西川-----

得点:26分 関根、40分 宇賀神

73分 梅崎→李
73分 武藤→柏木
73分 関根→ズラタン(駒井が右WBへ、ズラタンがシャドーへ)

・駒井のボランチ起用。練習試合で試行しているので全くのぶっつけ本番ではありませんが、これには驚きました。柏木の小破が伝えられていたので、代わりに青木がスタメン起用されると思い込んでいたところにまさかの駒井。

・青木は攻撃面で物足りないところがあり、特に縦パスを入れるのを躊躇しがち。リーグ戦4試合連続無得点という攻めダルマのミシャにとって屈辱的な状況下で青木という選択肢は脳裏から吹き飛び、駒井という奇策がひらめいたのでしょう。

・そしてその奇策は全くの失敗ではなく、かなり守備面でリスクを背負いながらも攻撃面で奏功。かつてミシャはビハインドに陥った際に柏木をシャドーからボランチに下げる策を多用しました(そして往々にして大失敗)が、ボランチ駒井はあれよりもさらにリスキー。

・駒井は柏木のように後方で淡々とボールを捌くタイプではなく、ある程度ヌルヌルと自分でドリブルで前方にボールを運んでからパスを出すタイプ。よってプレーエリアは概して柏木よりやや前で、殺傷能力は高い分守備に大穴を開けがちという印象でした。前半エリア内でこぼれ玉を拾った駒井がボレーを放つ場面がありましたがこれが良くも悪くもボランチ駒井効果で、柏木ならそもそもあんなに前にはいなかったでしょう。

・ただ後半は奇策の負の面が如実に出てしまいました。前半とは一転して前から圧力を強めて来た広島に対して浦和は自陣に押し込められて防戦一方。後半早々2度あった決定機で興梠がシュートを枠にすら飛ばせなかったことも手伝って戦況は一気に悪化してしまいましたが、ここでミシャが奇策を手仕舞う機を逸したのがこの試合の敗因。

・またボランチ駒井だけでなく、WBができる駒井・梅崎・宇賀神・関根を同時にスタメン起用したのにも驚きました。これは消耗が激しいWBの替え駒がベンチにおらず不測の事態にも対応しづらいこと、さらにいえば中3日で迎える瓦斯戦でWBが左右とも休みなしの連戦になってしまうことを考えればどう考えても愚策。少なくともG大阪戦でもスタメンだった関根をここでスタメンで使う必然性なんて全くなく右WB梅崎で良かったはず。「WB全員集合」は奇策ですらない大愚策。

・奇策&大愚策に加えてターンオーバーも併用。前節お休みの宇賀神&梅崎、途中出場の興梠&武藤をスタメンに戻したのは良いとしても、代えが効かない代表組の出来が低調ではどうにもなりません。遠藤は終始ウタカに苦戦。槙野は塩谷にマークを剥がされ、西川は無理な体勢からのゴールキックが直接塩谷に渡って3失点目の遠因を作る始末。

・この3連戦で決定機のシュートが全て枠にすら飛ばず、3連敗の裏戦犯になってしまった感のある興梠。心身ともお疲れなせいかもしれませんが、こんな絶不調状態で五輪に行くのが興梠にとっても手倉森監督にとっても良いことなのかどうか。

018

-----ウタカ------
--柴崎----浅野--
清水-和幸--青山--柏
-宮原--千葉--塩谷-
-----林------

得点:6分 柴崎、64分 塩谷、69分 塩谷、83分 佐藤

41分 青山→丸谷(負傷による交代)
61分 森崎和→寿人(寿人&ウタカの2トップによる3-3-2-2へ布陣変更)
86分 ウタカ→皆川

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2016.06.19

井の庄@練馬

001

 西武池袋線練馬駅西口を出て、目の前の横断歩道を渡り、高架下沿いに進んですぐ。先客3、後客8。結構な人気店で退店時にちょうど満席に。

 店内の券売機でボタン先頭の「濃菜麺(780円)」を注文。濃菜つけ麺、魚香ラーメン、博多そば等のメニューもありましたが、ほとんどの客が濃菜麺を注文。またランチタイムには(濃菜麺+麺大盛+野菜大盛/濃菜麺+ミニご飯/ミニ濃菜麺+豚ごはん)が選べる割安な「ランチセット(890円)」もあって、それを頼んでいる客も何人かいました。

 店内はコの字型カウンター12席のみ。厨房は店奥にあって様子は伺えず。

003

 表面が泡立っているので一瞬ギョっとしましたが、スープは紛うことなきはっきりとした豚骨ベース。濃厚でわずかにざらつきを覚えるくらい。一口目は味濃すぎと思ったがすぐに慣れてしまいました。慣れると塩気よりは野菜から来ると思しき甘さを強く感じるかな? また味わいが濃厚な割にはくどさは一切感じられず、体に悪そうなのについつい最後まで飲んでしまいました(苦笑)。

 麺はストレート太麺で、わずかにざらざらした舌触り、そしてもっちりとした食感とちゃんぽんの麺に似た感じ。スープに負けず、そして食べ応えも充分。

 麺の上に茹でキャベツ、もやし、ニラ、チャーシュー等。具沢山なのでご飯付けてもいいのでしょうが、麺の量もそこそこあるので食い過ぎ注意。

 あらゆる面で大満足の出来でした。

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2016.06.18

【展望】16年1st第16節広島戦

(広島の現状)

・未消化試合はなく、勝ち点23(6勝5分4敗)の5位。スタッツを見ると例年守備が堅い広島にしては珍しく失点が多い(リーグ戦総失点16)のが目に付きます。大崩れはしないものの連勝も2連勝が2回だけ。また川崎・鹿島・G大阪・柏と上位陣には分が悪く、勝ったのは大宮だけ。

・ACLは毎度毎度の手抜き工事風でいきなり連敗スタートだったのが響いてグループリーグ敗退、しかも1試合余しての敗退決定というお約束っぽい結果に終わりました。勝たないと先がない第5戦山東戦ですら主力大量温存で臨んで案の定敗戦。毎年のこととはいえ、ACLをナビスコ予選同然のチーム力底上げの場と割り切ってしまう広島の姿勢には苦笑を禁じ得ません。

・多少広島に同情すべきところを指摘すると、開幕してまもなくCB佐々木が負傷して長期離脱を強いられた上に、FW浅野も故障。おまけに主力に寿人、ミキッチ、森崎和など無理が効かないベテラン選手がいるので、どうしてもACLが手抜き工事風になってしまうのだろうとは思いますが。

・浅野は戦線に復帰したもののU23でちょろちょろ抜けがちな上、今度はミキッチが故障離脱。

・長期離脱中の佐々木に代わって水本がスタメン出場。昨年は水本がレギュラーで佐々木が控えという位置づけだったので、水本がスタメンで出ても本来何の問題もないはずですが、今年の水本の出来は芳しくなくてしょっちゅう最終ラインに大穴を開けて、これが失点増の主因になっている気がします。しかもその水本が前節FC東京戦の直前に故障して全治2カ月。

(戦力)

・昨年まさかの大ブレイクでリーグ優勝の原動力になったドウグラスは徳島からのレンタルだったのが祟って中東へ流れてしまいましたが、その代わりに獲得したウタカがこれまた大当たり(清水での出来を見るとウタカが当たる可能性はドウグラスよりはるかに高いと予想していましたが・・・)。ただウタカもレンタル移籍で、しかも清水との契約を更新した直後にレンタルに出された経緯があるので、また今オフに一波乱あるのは間違いなし。

・なお今年は寿人の出番が激減しており、浅野も相変わらず途中出場止まりなので、ウタカは1トップで起用されています。

・他に京都から宮吉を補強。ACLでの慣らし運転(!)を経て、第14節からとうとうシャドーでスタメン出場。リーグ序盤は昨年CWCで突如ブレイクした茶島がシャドーでスタメン起用されていましたが、宮吉が茶島からスタメンを奪取した模様。シャドーのもう一角は柴崎が不動なので、完全に出番がなくなった野津田は出番を求めて新潟へ移籍(新潟でもほぼ途中出場止まりですが)。

・ミキッチは連戦が効かないのでWBの層を厚くすべく山形からキム・ボムヨンを補強しましたが、こちらは未だリーグ戦出番なし。昨年出番が激減した山岸を放出したのでWBは柏&清水で固定せざるを得なくなっています。

・さらに佐々木に続いて水本も故障したので、左CBには宮原を起用。宮原はリーグ序盤に森崎和の代わりにボランチでスタメン出場しており、昨年は塩谷の代わりに右CBで出場機会を得ていましたが、左CBでの出来も悪くはない模様。

(戦術)

・お得意様だったはずの広島に対して昨年はとうとう1分1敗と勝ちなし。

・広島の出方も判り切っていて、5-4-1のフォーメーションで徹底して引いて守ってのカウンター狙い。前半はスコアレスどころか1点ビハインドくらいなら全然問題なしとまで割り切って、終盤浅野を投入してから一気に寄り切りみたいな。

・もっともこの広島の手口は浦和戦に限ったことではなく、多かれ少なかれどの試合も同じ。実に堅実で勝ち点は稼げるが興行性に乏しくて、これじゃ客は増えないだろうとは思いますが、それに勝てないようでは負け惜しみというか単なる愚痴に過ぎないわけで。

・前述のように広島は主力に怪我人が続出していて、森保監督は苦しいやり繰りを強いられています。森保監督もどちらかといえばミシャと同じスタメン固定型で、前節交代枠を一人余らせて終わったところを見ると信頼できる駒は既に尽きており、3連戦でもローテーションをかけるにかけられないのかもしれません。

・ただ広島が浦和と決定的に違うのは普段全然出番がない選手が突然起用されても大きな穴にはならないどころか、昨年CWCの茶島のように突如ブレイクしてしまったりすること。森保監督の控え選手のマネジメントがよほど優れているのか、あるいはACLをリーグ戦で出番の少ない選手の調整の場として割り切ってしまえるのがよほど高い効果を生んでいるのか。

(浦和の対応)

・やることなすことまるでダメ。弄れば弄るほど裏目に出る浦和は前節出場停止の森脇、前節お休みの宇賀神&梅崎、途中出場の興梠&武藤がスタメンに戻っていつもの面々に近い格好で広島に臨むのでしょう。ただ柏木・阿部・槙野・遠藤とお休みがない面々の疲労は著しく、彼らを代える目処が立たないまま半とっかえ的なターンオーバーをかけたところで事態が一気に好転するとは思えず。

・ACLの疲労が事実上ないも同然とはいえ3連戦でしんどいのは広島も同じ。浦和はG大阪戦のように無理に攻めに出てカウンターを喰らうのは愚の骨頂なので、ボールを保持するものの無理には攻めない、広島も浅野投入までは前に出て積極的にはボールを取りに行かないと、あたかも双方勝ち点1で談合したかのような試合展開になっても不思議はありません。

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<前節:FC東京 1-1 広島>

-----ウタカ------
--柴崎----宮吉--
清水-和幸--青山--柏
-宮原--千葉--塩谷-
-----林------

得点:66分 浅野

HT:宮吉→浅野
80分:清水→高橋

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2016.06.17

かずや@江古田

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 西武池袋線江古田駅南口から線路沿いに西へ。隣に「三四郎」あり。先客、後客ともゼロ。

 店内の券売機を見て、基本と思しき「醤油ラーメン(650円)」を注文。平日ランチタイムは小ライスサービスあり。メニューは他に塩ラーメン、鬼ラーメン、醤油つけ麺、塩つけ麺など。店主一人で切り盛りしているためか、つけ麺は平日夕方以降と土日祝しかやってません。

 店内はJ字型カウンター8席のみ。麦茶セルフ。卓上には白胡椒と一味唐辛子。

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 ぱっと見は鶏ガラベースのあっさり醤油味っぽいんですが、なぜか安モンの天ぷらの油みたいな匂いがずっとつきまとうのが困りもの。スープ自体はさほど脂はきつくないのですが、この臭いがラーメンを著しく損なっているように感じました。またかえしもきつめ。

 そして麺は縮れ強めの太麺。黒みがかって蕎麦のように見えるのはともかく、なぜかかなり堅い仕上がり。しかもスープを吸うわけでもなく、スープとの相性は良いとは言えず。うーん、なんでこんな麺をわざわざ使ったんだろう??? 蕎麦に近い和風ラーメンみたいなものを創作したつもりなのかもしれませんが、スープも麺もとても成功しているとは思えず。

 具にチャーシュー、大ぶりのメンマ、水菜、刻みネギ。これらをおかずに小ライスをせっせと片付け。いやぁ、小ライスがあって心底助かった気分(苦笑)。

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【観戦記】16年1st第10節:G大阪 1-0 浦和 ~ 大胆なターンオーバーも虚しく、カウンターを喰らい続けた実質的惨敗

・まさにドツボ。やることなすことまるでダメ。何をやっても裏目に出る。スコアこそウノゼロで終わりましたが、浦和に得点の気配がほとんどなかった一方、ポストやバーに救われた大ピンチはあり、実質的には惨敗だったといって差し支えないでしょう。

・蒸し暑い中でボールを支配して相手を一方的に敵陣に押し込むもののなんら得点の気配はなく、逆に変に前がかりになったところをカウンターで仕留められてしまう。まるでいつか見た光景、そう「夏のフィンケ」の再来。例年秋に失速しがちなミシャはとうとう夏のフィンケまで発症してしまった模様。

・ミシャは出場停止の森脇に代えて、那須ではなく今季全く試合に出ていない加賀をスタメンに抜擢。これだけでもビッグサプライズなのに、ズラタン・石原・関根・駒井と前節から計5人ものスタメンを入れ替え。そして案の定というかなんというか、チームは組織としての体をなさないまま60分近くを徒過。

・天皇杯やナビスコ杯でミシャがやらかしがちな「全とっかえ」をやらなかっただけミシャも成長した(苦笑)のかもしれませんが、加賀&石原とこれまで出場機会がほとんどなかった選手を2名含めた「半とっかえ」はかなり無理があったと評さざるを得ないでしょう。しかもただでさえ苦手なG大阪相手の半とっかえ。

・ここでこんなことをするならなぜソウル戦から中3日での鳥栖戦で多少なりとも選手を入れ替えなかったのか? さらにいえば一年という長いタイムスパンで闘える選手層を厚くすべく、普段からこまめに1~2名選手を入れ替える計画的なローテーションが出来ないのか? なぜ怪我人が出たわけでもないのにこれまで出場機会がほとんどなかった選手を2名もいっぺんに使う暴挙に出てしまうのか?

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・G大阪も前節から3名選手を入れ替えていますが、阿部・井手口・金とも過去スタメン経験を十分積んでおり、この試合でもレギュラー陣と比べてなんら遜色ない見事は働き。特に阿部の出来はパーフェクトで、対面の関根は何もできませんでした。長谷川監督は計画的なローテーションが得意で、連戦になるとミシャとの力量差が際立ってしまいます。

・もっとも興梠・武藤とレギュラー陣を投入した後もボールの回りが多少良くなっただけで得点には程遠い状態に変化はありませんでしたから、「半とっかえ」だけに敗因を求めるのは無理があるでしょう。それどころか航が2度も相手に吹き飛ばされて大ピンチを迎えたことに象徴されるようにレギュラー陣の疲労もこれまた深刻。

・秋どころかファーストステージ終了を待たずして「代えるも地獄、代えないのも地獄」という八方塞がりな状況に浦和は追い込まれてしまった挙句の実質的惨敗と捉えるのが正鵠を得ているのかも。そして夏のフィンケ症候群を併発したのはオフが短くて体力強化が思うように進められなかったせいなのか、ACLグループリーグ突破を最優先にコンディション調整を進めてピークが早めに来た結果なのかは判りませんが。

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-----ズラタン-----
--石原-----李--
関根-阿部--柏木-駒井
-槙野--遠藤--加賀-
-----西川-----

57分 石原→興梠
58分 ズラタン→武藤
71分 加賀→青木(阿部が右CBへ)

・G大阪のフォーメーションは初期配置こそアデミウソン1トップの4-2-3-1ですが、守備時はアデミウソンと遠藤がほぼ横に並んで自陣で4-4-2。自陣にリトリートしているのが基本ですが、折を見て浦和最終ラインに2トップがプレッシャーをかけてくる毎度お馴染みの対浦和戦術。関根が前に出てくると右SH阿部が最終ラインまで下が5-3-2、さらに遠藤も下がって5-4-1といった格好でカウンター狙い。

・早い時間に先制したこともあってG大阪は自陣に全員下がって守備ブロックを作り、浦和はそのブロックの周囲でぐるぐるボールを回しているだけで90分が終わってしまった、いや追加点を取られてもおかしくはない大ピンチは何度もあってウノゼロの敗戦でも御の字だった試合といって差し支えないでしょう。

・ズラタン・李・石原の新ユニットは著しく連動を欠き、時間の経過と共にズラタン&李の連携は多少マシになってきたものの石原はとうとう最後まで噛みあうことなく57分でお役御免。これでは起用されないのも無理はないと思いますが、ミシャが絶不調に陥った武藤を起用しつづけた一方で石原に試運転機会を与えなかった結果こうなってしまった気も。ただ小破していた高木が戻ってきたので、チャンスを生かせなかった石原は今後厳しい道のりを歩むことになるのでしょう。

・パスワークで中央を打開できる気配が全くないので浦和の攻撃はサイドに偏り勝ちですが、関根も駒井もこれまた対面の相手に苦戦して何もできないまま試合終了。個人的には疲労困憊でキレを失って久しい関根にはもとから多くを期待していませんでしたが、駒井が藤春相手に見せ場を作れなかったのは正直ショック。守備が壊滅的だった藤春の成長を刮目すべきなのか、加賀の後方支援を期待できず孤軍奮闘するしかなかった駒井を責めるのがそもそも酷なのか。

・また遠藤にしても阿部にしても関根へワイドに大きく展開するロングフィードの精度が低く、関根に合わずにそのままタッチを割ってしまったり、関根が後ろに逆戻りする羽目になったりする場面が頻発。好調時の浦和はワイドな展開で相手の守備網が薄いところを攻めるのが大得意でしたが、今や見る影もなし。

002

・G大阪は前節湘南戦でミドルシュートを立て続けにぶち込まれて3失点したのが多少なりとも脳裏にあったせいか、浦和には珍しく阿部・槙野と序盤からミドルシュートを連発。ただドツボに嵌ったチームはとにかくやることなすこと裏目に出がちなもので、槙野のシュートが今野を直撃して跳ね返りがいきなり遠藤に渡ってしまう不運からカウンターを浴びていきなり失点。

・ただこれを不運で片づけてしまうのもどうかと。そもそも槙野のシュート自体無謀極まりない上に、前残りしている遠藤への対応が全然出来ていないのが最大の問題。端的に言えば柏木と航の反応が遅くて、いとも簡単に遠藤のパス出しを許してしまいました。またはるか後方から長い距離の走ってきたはずの宇佐美を誰も追走せずに放置。浦和の守備意識はどこへやら。

・好調時の浦和は高い位置で早めに相手の攻撃の芽を潰していたのでカウンターを喰らう場面が少なかったのですが、この試合は高い位置での潰しがほとんど出来ず、何度もカウンターを喰らう羽目になりました。お疲れの選手が多くて反応が鈍くなっているのか、あるいは蒸し暑い時期になってそもそも運動量を要求する積極的な守備が無理になっているのか。いずれにしても、点が取れない上に守備も破綻しているようでは話になりません

・前半40分くらいに丹羽→どフリーで飛び込んできた遠藤のシュートがポストを叩いて命拾いした浦和は後半から後ろに3バックを残して阿部が前に出る形に変更。さらに57分から興梠・武藤を立て続けに投入してボールの回りこそテンポ良くなったものの決定機どころかシュートに持ち込めないのは相変わらずで、関根→柏木のシュートが東口の好守に阻まれたのが惜しかったくらい。武藤→李は枠を捉えられず、ATに掴んだ遠藤→興梠の決定機もこれまた枠外。

・この試合で敢えてよかった探しをすれば、武藤が目に見えて復調したこと。ただ武藤は「一人で出来た!」系のFWではない(今の浦和のFWにはそんな選手は一人もいませんが)ので、武藤だけ復調してもどうにもならないのが辛いところ。

035

----アデミウソン-----
宇佐美--遠藤---阿部
--井手口--今野---
藤春-岩下---金-丹羽
-----東口-----

得点:8分 宇佐美

61分 アデミウソン→パトリック
85分 宇佐美→倉田

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2016.06.16

ごまる@銀座1丁目

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 有楽町線銀座1丁目駅を出て昭和通り方面へ。真向かいがサンルート銀座。先客ゼロ、後客1。

 担々麺専門店で、店内の券売機ボタン先頭の「ごまる担々麺(850円)」を注文。銀座の外れなのに値段だけは一丁前に銀座価格。よってランチサービスでご飯ぐらい付くだろうと思ったのですが、ランチサービスは平日のみになったみたい(後から紙を貼ってあるので、そう察しがつきます)。往訪したのはたまたま祝日で残念至極。花椒なしの「辛さ控えめ」や「辛さ増し」も出来ますが、「増し」は+20円。

 メニューは他に「排骨担担麺」「野菜たっぷり担担麺」「黒ごま担担麺混ぜそば」等々。

 結構な大箱でカウンターは店奥に6席のみ。中ほどに10人掛けの大テーブルがある他、2人掛けテーブルが10卓ほど。大箱に対応して店員も5、6人います。

 着席すると紙エプロンに加えて、すり鉢入りの胡麻を渡されるので、しばしゴリゴリ。

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 擦ったばかりの胡麻を投入すると当然ながらふわっと胡麻の香り。ただデフォルトでも思いの外辛い。ゴマだれで幾分緩和され、また痺れはたいしたことないので次第に慣れては来ますが、それでも結構ストレートに辛い。恥ずかしながら食べている最中にちょっとむせてしまいました。

 かといって「辛さ控えめ」だと花椒がなくなって担々麺らしくなくなるのも困りもの。

 麺は細めのストレート。わずかにぼそぼそした感じ。辛いけれどもやたら濃いわけではないので、この麺でも特に問題ありません。

 後は肉味噌にナッツが少々、チンゲン菜、刻みネギといったところ。肉味噌に香辛料等いろいろ仕込んでいるわけでもなさそうで、全体にシンプルかつストレートに辛さを追求したような作り。スープの辛さに慣れるとコクがあるせいかついつい飲み進んでしまい、しまいには額に汗が(苦笑)

 担々麺自体は悪くはないのですが、ライスサービスなしだと割高すぎ。というか、結構な値段をとってもそれ以上に固定費かかりすぎで経営が成り立つんかいな???

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2016.06.15

キッチンニュー南海@西川口

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 西川口税務署の西隣。目の前にローソンあり。外見でははっきり判りませんが典型的な街の洋食屋さんで、約1年ぶりの再訪。「キッチン南海」といえば池袋等にある洋食屋さんを思い出しますが、それとの関係は不明。先客2、後客ゼロ。

 メニューが多彩過ぎて何がお勧めなのか全く判りませんでしたが、当たり外れが少なそうで、しかも値段が手ごろな「メンチカツライス(780円)」を注文したのですが、後で調べたら前回も同じものを注文していました(´・ω・`)ショボーン 

 ハンバーグライスやロースカツライスだと930円するので、川口としてはちょっと高め。なお先客の注文はカツカレー大盛りでした。

 店内は厨房へ向かってカウンター6席と4人掛けテーブル3卓。厨房にコック帽姿のオヤジとオバハンがいましたが、ご夫婦で切り盛りしているのかな?狭い店なのに喫煙可なのは少々鬱。

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 割り箸、かつ味噌汁がついてくるならご飯はお皿ではなくお茶碗ないし丼で良いように思いますが・・・

 肝心のメンチカツはかなり分厚くてボリュームたっぷり。それなりにジューシー、かつ揚げたてなのでそれなりにサクサク。この値段なら十分満足できる出来。

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2016.06.14

【閉店】百錬@新井薬師前

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 西武新宿線新井薬師前駅南口から駅前商店街を南進。商店街も尽きた、さらにその先にあって駅から徒歩5分弱でしょうか。先客、後客ともゼロ。

 店内の券売機ボタン先頭の「担々麺(780円)」と「ご飯小(100円)」を注文。辛さのレベルは聞かれませんでしたが、券売機には「担々麺無辛」のボタンがありました。ランチサービスなし。

 ここは担々麺専門店で他に「黒胡麻担々麺」「汁なし担々麺」「濃厚汁なし担々麺」。

 店内はL字型カウンター9席のみ。厨房内にはオッサンが二人いましたが、カウンターの仕切りが高くて中の様子は伺えず。水セルフ。

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 丼の黒にゴマだれの白、ラー油の赤、ネギの緑が映える結構なビジュアル。

 花椒を中心に香辛料に凝りまくって良く言えば香り豊か、悪く言えば絶えず鼻がムズムズして難儀な仕上がり。単にもちろん香りだけではなく、シビレ感もそれなりに。ただゴマだれが効いているせいか辛さはさほどではありません。卓上にラー油や花椒粉が置いてあるので、辛さはお好みで調整してくれということなのかも。

 麺は細めのほぼストレート。心持ち柔らか目の仕上がりで、スープに対してはなんとも頼りなく、好みからは遠く外れていました。おまけに量が少なめなのも残念。

 丼の底に肉味噌が余りまくったのでサルベージしながらご飯をパクパク。丼底から肉味噌の他にネギやら干しエビやらナッツやら色々出てきます。

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【展望】16年1st第10節G大阪戦

(G大阪の現状)

・1試合未消化で勝ち点20(6勝2分6敗)の暫定8位。ACLに至ってはそれなりの補強をして昨年(ベスト4)を上回る成績を目指したにもかかわらず、まさかのグループ敗退、しかも1試合余しての敗退決定という屈辱的な結果に終わりました。

・もともと長谷川監督就任以降G大阪はどちらかといえば守備型のチームですが、総得点17はトップハーフでは大宮(16)に次いで低く、パトリックが今季リーグ戦未だ無得点なのが目を惹きます。宇佐美も3点止まりで、チーム得点王はアデミウソンの4点。

・今年序盤のG大阪は最終ラインに怪我人が多く、岩下が昨年末から戦線離脱していた上に、丹羽も開幕戦で負傷。そのため一時は今野をCBに下げざるを得なくなり、これがACL早期敗退の主因と目されます。現在岩下&丹羽は戦線に復帰していますが、SB控えのオ・ジェソクが4月末からベンチ外で、U23にも出場していないので故障中なのかも。

・米倉がイエロー累積で浦和戦出場停止。オも不在となると右SBにはユース出身の新人初瀬が起用されるかもしれません(今年神戸戦・川崎戦で実績あり)。

・また序盤リーグ戦でスタメン出場していたCF長澤が故障離脱中。MF阿部も4試合ベンチ外でU23にも出場していませんが原因不明。

(戦力)

・Jリーグ&ACLの二冠達成を目標にMFアデミウソン&MF藤本と横浜Mから強奪するという超派手な補強を敢行。一方放出したのは昨年全然フィットできなかった赤嶺と仕上げ剤リンス。そして大ベテランの明神。

・この補強は開幕前時並み高評価だったように記憶していますが、なかなか机上の計算通りにはならないもので、両選手ともチームにフィットしきれず。運動量の少ない藤本が途中出場止まりなのは当然ですが、アデミウソンのフィットに時間がかかっているのは意外。

・長谷川監督はミシャとは真逆に試合毎にちびちびローテーションをかけるタイプなので、その分新戦力のフィットに時間がかかるのかもしれませんが、試合の様子を見ているとタメを作れる選手は遠藤&アデミウソンと二人も要らないことなのかも。言い方を変えれば、補強すべきなのは倉田のような馬車馬型だったということなのかもしれません。もっともアデミウソンの個人能力の高さは疑いないので、時が経てば万事解決なのかもしれませんが。

・それ以外は大卒新人の呉屋とユース上がりの初瀬が少ないながらもスタメン出場の機会を得ているのが目立つくらい。昨年全然フィットできずに山形へ出されたはずの小椋がなぜか舞い戻って来て、今年もやっぱりほとんど使われず。

・新戦力ではありませんが、今野をCBに下げざるを得なくなった時期はU23代表の井手口がボランチを穴埋め。

(戦術)

・昨年は1勝4敗。特にCS準決勝&天皇杯決勝と重要な一戦に負けたためか、すっかり苦手になってしまった感のあるG大阪。

・普段の戦い方はともかく浦和戦についてはG大阪は徹底したカウンター狙いで来るのは間違いありません。普段のフォーメーションは4-2-3-1ですが、浦和戦ではおそらく4-2-2-2。リトリート主体ながらも、要所要所で浦和の最終ラインにFW&SHで圧力をかけてくるものと思われます。おそらく前半の鹿島よりは前への圧力が強くなるでしょう。

・ただ昨年までだとパトリックがサイドに流れ、空いたスペースに宇佐美なり2列目なりが飛び込んでくる、あるいはパトリックのポストプレーを利用して2列目が飛び込んでくる攻撃パターンが頻出していましたが、今年は肝心のパトリックが機能不全。その分攻撃の威力が減衰しているように伺えます。

・また昨年までと比べるといかにもバイタルエリアの守備が緩く、寄せも遅くなっているように見受けられます。湘南戦では豪快なミドルシュートを3発も喰らってしまいましたが、遠藤が微妙に衰えた結果なのかも。

(浦和の対応)

・森脇がイエロー累積で出場停止。幸か不幸か森脇の出場停止は今年2回目で、前回シドニーFC戦(アウェー)では那須が右CBを穴埋め。もっともこの試合は負けなければ良いという状況だったので、攻撃面に目をつぶって那須を右CBに入れる選択を取りやすかったのですが、今回はそこまで単純な状況ではありません。

・そこで右CBに遠藤ないし阿部を回して、空いたところに那須なり青木なりを入れる策も考えられますが、後方で2カ所もポジションを弄ると連携に難が生じて凡ミスから思わぬ失点を喰らう恐れがあるのでいかにも頭からはやりにくい。よってやはり那須を右CBに入れて前半はロースコアでやり過ごし、後半勝負のほうが無難。

・問題は森脇の穴埋めではなく、むしろコンビネーションが微妙に噛みあわずに機能不全に陥っている前目でしょう。中2日でアウェー広島戦を控えていることもあって否が応にもローテーションを考えざるを得ないかと思いますが。

・また宇賀神と関根の不振も深刻。左SB藤春にサイド奥深く侵入されると面倒なので、前節同様梅崎右WBが無難と思います。関根が好調ならそもそも藤春を防戦一方に追い込めるのですが、今の関根にそこまで期待できませんし。

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<前節:G大阪 3-3 湘南>

----パトリック-----
宇佐美--遠藤--アデミウソン
---倉田--今野---
藤春-岩下--丹羽-米倉
-----東口-----

得点:45+2分 今野、58分 岩下、82分 宇佐美

69分 アデミウソン→大森
74分 倉田→藤本
85分 パトリック→呉屋

※早い時間帯に遠藤トップ下を諦めて倉田とポジション入れ替え。

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2016.06.13

さざんか@西新宿5丁目

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 新宿熊野神社交差点そば。店は大通りから少し引っ込んだところにありますが、通りに看板が出ています。先客1、後客2。

 店内の券売機で最上段にある「さざんか担々麺(840円)」を注文。ランチサービスはなし。メニューは他に中華そば、つけ麺、夏季限定の肉味噌冷やし中華、雨の日限定の味噌らぁめん等。

 店内はL字型カウンター6席と2人掛けテーブル3卓。厨房は店奥にあって様子は伺えず。水セルフ。

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 出て来た品を見てびっくり。ひき肉を絡めた溶き卵がたっぷり入っていて全然担々麺らしくありません。味わいも鶏ガラベースの中華そばに少量のラー油や唐辛子でピリ辛に仕上げたといった感じで、ゴマだれはなく、痺れをもたらすような香辛料も一切ありません。

 麺は縮れ入りの細麺で見た目はちょっと頼りないのですが、意外にコシがあり、スープに負ける様子もなくて悪くありません。もちろんスープもよく絡みます。量は若干多めでご飯を付けなくても問題なし。

 具はザーサイ、ニラ、刻みネギ、海苔等。どうしてもひき肉や溶き卵が底に溜まり勝ちな反面、スープはあまり飲む気が起こらないので穴あきレンゲが欲しいところ。

 担々麺としてはちょっとどうなんだろうという気もしますが、単なる辛ラーメンとかスタミナラーメンと考えれば十分な出来。でもこれなら「中華そば(700円)」を頼んだほうが安くてより無難だったなというのも正直なところ。

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2016.06.12

飛鳥山のあじさい2016

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飛鳥山のあじさいが見頃を迎えています。

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ここ数日雨が降ってないせいか、あじさいらしいしっとり感が全然なくてシオシオ気味なのが残念でしたが(´・ω・`)ショボーン

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【観戦記】16年1st第15節:浦和 0-2 鹿島 ~ KLMは所詮綺麗だが脆いガラス細工なのか?

・ぐうの音も出ない完敗。前半30分過ぎくらいから鹿島のカウンターの脅威に晒され続けての敗戦。今年の浦和は前目で相手の攻撃を潰すのをモットーにしていて被シュートが非常に少ないのが特徴ですが、この日は鹿島になんと13本もシュートを撃たれ、そのスタッツが浦和の出来の悪さを如実に表しています。

・もちろん浦和のチャンスもなくはなかったのですがシュートは悉く枠外ないしシュートブロックされる始末。曽ケ端の不用意な飛び出しに乗じた駒井のシュートがバーを叩いたのが惜しかったくらい。失点してからの猛攻でシュート数こそ浦和は16本と鹿島を上回っていますが、GKを脅かすような決定機の数は鹿島のほうが明らかに多く、スコア通りの完敗と言って差し支えないでしょう。

・中断期間中の練習試合の内容が悪くてミシャが選手達に雷を落としたという話が伝わってきましたが、この試合もその延長線上だったのでしょう。パスミスは多く、判断は遅く、呼吸は合わず、攻めに工夫はなく、そして玉際で競り負ける。最初の失点は宇賀神のプレゼントパスからなのでどうしても宇賀神が叩かれがちですが、致命傷になりかねない凡ミスはそこらじゅうで起きていて、宇賀神だけを責めるのは酷。

・代表組がお疲れなのは致し方ありませんが、留守番組が中断期間を経てリフレッシュしたようには見えず、埼スタに5万人も詰め掛けた観衆を唸らせるようなプレーは全然できなかったかと。PKで2点目を取られると同時に家路に着く観客が目立ちました(=夏のフィンケとか通年のゼリコとかでは日常茶飯事)が、それもやむなし。

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・リーグ戦3試合連続で無得点の主因は前3人のコンビネーションの乱れにあると思います。川崎戦で猛威を振るったKLMの連携の美しさ、機能美は今や見る影もなし。フリックやヒールパスの先には誰もいなかったり、興梠に縦パスが入ったと思えばフォローがなくて鹿島CBを背負ったままサイドで追いやられたりと散々。なんとか前を向いた武藤にボールが渡ってもシュートは枠外。結局KLMと騒ぎ立てだした頃がピークだったという、相場でよくある話みたいな。

・ミシャはKLMのコンビネーションの良さを評価してスタメンを固定しているのでしょうが、肝心のコンビネーションがこの有り様ではスタメンを固定する意義なんて完全に失われています。浦和はレギュラー陣がそろって好調ならとんでもない破壊力を見せるけれども、不調に陥った時の反動もまた凄まじい。

・レギュラー陣の調子が悪かろうが控え選手が出ようが、常に10点満点の7点くらいの出来を確保しないとリーグ制覇は難しいでしょう。ミシャのチーム作りではレギュラー陣が好調という条件が揃わないといきなり5点くらいになってしまう。10点と5点を繰り返すチームより、コンスタントに7点を取るチームのほうが確実に勝ち点を稼げる=優勝に近いはずですが、絶えず10点を狙いに行くミシャの高潔な志がまたしてもリーグ優勝を阻んでしまうような気がしてなりません。

・中央突破で相手を揺さぶれないので、どうしても攻撃はサイド頼みになりがちですが、関根がドリブルのキレを失っているためか左右とも単調なクロス攻撃に終始してしまう傾向が強いのが困りもの。加勢する森脇の出来も低調で、鹿島戦についていえばクロスは淡々と植田に弾き返され、飛び込む側にも工夫はなく、惜しかったのは序盤の梅崎→興梠くらい。そして中が悪けりゃ外も悪いの悪循環へ。

・4人出たWBの中で最も可能性があったのが駒井、特に駒井のドリブル突破でしたが、その駒井がPKを与えてしまう不運(といってもPKを取られても仕方ないプレー)。ソウル戦PK失敗に続いて駒井には試練が続きます。大ブレイクまでもう一息なのは間違いないだけに心が折れないことを祈るしかありません。

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-----興梠-----
--武藤-----李--
宇賀神-阿部-柏木-梅崎
-槙野--遠藤--森脇-
-----西川-----

58分 宇賀神→関根
58分 梅崎→駒井
69分 李→ズラタン

・この試合の主審は豪州のベンジャミン ウィリアムズ。前半半ば浦和FKに金崎が足を出して妨害したように見えたプレーにお咎めがなく、主審に激昂した森脇がイエローをもらう一幕があり、あの出来事以降浦和の選手達は主審にナーバスになってしまったように伺えました。変な主審にはACLで耐性が出来そうなものですが、早々と主審の傾向を上手く掴んでコケ技を連発する鹿島と、単にイライラしっぱなしの浦和の差は時が経ち、監督が何度変わっても一向に埋まりません。

・そしてただでさえカイオに対して分が悪いのに、イエローをもらったことでますます対応が難しくなった森脇は攻守とも良いところなし。失点場面も金崎に付ききれず(といってもオフサイド臭いのですが)。

・鹿島は意外にも2トップもSHもさほど浦和の最終ラインに圧力はかけて来ず、高めの位置に守備ブロックを敷いて浦和の縦パスを引っかけてのカウンター狙いに専念。そんな鹿島に対して浦和は序盤終始安全運転の繰り返しでボールは保持しているものの、決定機らしい決定機は梅崎→興梠のみ。しかもフリーで放ったヘディングシュートは枠外。攻めきれずに作り直すのは良いのですが、その攻め切れなさが次第に仇に。

・前半30分過ぎから鹿島がカウンターで決定機を掴む場面が増えはじめ、前半こそ西川の好守とポストに助けられてなんとか無失点で凌いだものの、後半立ち上がりについに決壊。まぁあれだけ致命的なミスを繰り返していたらいつかは失点するわなぁ・・・

・失点して早々に両WBを一変に代えて猛攻を仕掛けるものの、一転してドン引きになった鹿島を崩しきれず。逆にカウンターを喰らう場面だけは相変わらず多く、西川の好守と鹿島がなぜか慌ててシュートを撃ってしまう性向に助けられてはいたものの、最後に駒井がPKを取られて事実上試合終了。

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---土居--金崎---
カイオ---------遠藤
---柴崎--小笠原--
山本-昌子--植田--西
-----曽ケ端----

得点:52分 金崎、88分 鈴木(PK)

66分 遠藤→杉本
74分 土居→鈴木
87分 カイオ→永木

・人数をかけて相手を押し込むけれども決定機には至らない浦和とは対照的に、少人数でも一気に決定機にまで持ってゆくのが鹿島。前半浦和右サイドで阿部と対峙しながらもシュートに持ち込んだ金崎(シュートはポスト直撃)がその象徴。ややシュートが雑な嫌いは否めませんが、とにかくシュートまで持ち込む意識が強い。

・また双方のフォーメーションの噛み合わせでギャップができやすいこともあってか、鹿島は後方なりサイドなりでボールをキープしている間に、受け手が流動的にポジションを変えて浦和DFの間に走りこむのが実に上手い。浦和はPKを含めて2失点で済んだけれども、鹿島のカウンターの上手さだけがやたら目に付いた試合でした。

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2016.06.11

【閉店】きち@竹ノ塚

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 竹ノ塚駅南側の大踏切の通りを南側へ進んで、増田橋交差点を越えてすぐ。1年半ぶりの再訪。先客、後客ともゼロ。

 券売機はなく、店内のメニューを見て基本の「白きちラーメン(750円)」を注文。量が少な目だったのを思い出して「大盛(+50円)」にしてもらいました。他に「だし醤油らーめん」「特濃きちラーメン」「赤きちラーメン」など。平日ランチはご飯ものセットだとか替玉の割引だとかいろいろサービス付き。

 店内はL字型カウンター8席。水セルフ。この日はヒマヒマだったので問題ありませんが、メニューが多い割には厨房内には店主一人だけなので混んでくると何かと待たされそう。

 

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 かなり深い丼で登場。スープはクリーミーかつかなり熱々。スープは豚骨と鶏ガラで取った白湯スープにあごの焼き煮干主体の和風ダシを併せたもの。あごの焼き煮干が少々苦味を感じるくらいに効きまくっていますが、どちらかといえばクリーミーな動物系出汁のほうが強めで、しかも全体にやや甘目。見た目と違って極端に味が濃いわけでもなく、脂っぽいわけでもなく、バランス感に優れています。化学調味料不使用らしく、濃厚な割には後味もいたって良好。

 麺はほぼストレートの並太麺。心持ちもっちりとした食感で、濃い目のスープによく合っています。大盛りの場合、麺とのバランスを考えてスープも多めかつ濃い目に作るそうで、スープをケチる店が少なくない中、そんな店主の心配りに感服。ただそうなるとスープが濃すぎるきらいがなくもないので、量が足りない際は替玉のほうが良いのかも。

 チャーシューは炙り入りで、しかも適度に脂がさしてまずまず。メンマは大ぶりかつちょっと筋っぽくて苦手。他に海苔、きざみネギ、ほうれん草。

 駅から遠くて近所の方しか来そうにありませんが、次は「だし醤油」で再訪してみます。

 

 

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2016.06.10

【展望】16年1st第15節鹿島戦

・鳥栖との強烈な塩試合から中1週空けてリーグ戦再開。浦和はACLの関係で先送りされていた2試合を6月に一気にこなす羽目になり、次節鹿島戦から中3日、中2日の連続で5連戦という超ハードスケジュール。対戦する5チームで最も手強いと目される鹿島が初戦の相手だったのは運が良かったというべきでしょう。5連戦の最後の相手が鹿島ならどうにもならなかったかもしれません。

(戦力)

・鹿島の主力はほぼ昨年と同じ。流出組では昨年後半出番を失ったダヴィ、山村(C大阪)、本山(北九州)が放出されたのと、育成含みで豊川が岡山へレンタルに出されたのが目立つくらい。

・代わって永木(湘南)、ブエノ(神戸)、櫛引(清水)を獲得しましたが、永木が途中出場を繰り返しているくらいで、新加入でレギュラーを確保している選手はいません。

・昨オフにポルトガル2部のポルティモネンセSCからレンタル中だった金崎が再度欧州に戻る話が持ち上がりましたが、紆余曲折の末完全移籍での獲得に成功し、金崎がいなくなる前提で山形からレンタルバックしたはずの高崎は哀れにも松本へ再度レンタルされる憂き目に。

・昨年長期離脱していたジネイが4月末から戦線に復帰しましたが、どうもコンディションが上がらないようで3試合スタメンで使ってみたものの前節甲府戦から再びベンチへ。かといって赤崎では力不足のようで、MF土居をFW起用することもしばしば。鹿島が2トップを敷いた場合は金崎の相方が常に問題になっています。

・昨年比で大きく違うところは植田が成長して長期離脱中のファンソッコの穴を埋めるどころか、昌子とのコンビネーションも抜群でそのままレギュラーCBになってしまいそうなこと。ただ植田はU23で唯一生き残っているまともなCBでもあるのでちょろちょろ離脱しがちで、CBの層が薄いのは否めず。ナビスコ予選では往々にして昌子も代表に招集されてしまうので最終ラインが大決壊して早々に敗退。

・主力こそほとんど変わっていないもののスタメン固定というわけでもなく、意外にもリーグ戦全試合スタメンを飾っているのは曽ケ端・昌子・柴崎だけ。途中出場込みでも全試合出場はカイオが加わるだけで、ボランチより前は選手交代を含めて上手く選手を使いまわしているように伺えます。言っちゃなんだが、こういうところでリーグ戦の長丁場を闘う上でローテーションが極端に下手なミシャに差をつけているような・・・

(戦術)

・フォーメーションは4-4-2で一貫。ボールを持って良し、持たせて良し。前目のポジションは流動的で、SBが盛んに攻撃参加するのもいつも通り。不用意にバイタルエリアを空けると柴崎がミドルシュートをぶち込んできます。

・チャンスは山のように作るが点が入らない傾向が強く、どちらかといえば堅い守備をベース(リーグ戦総失点9=浦和に次ぎ2位)にしぶとく勝ち点を稼ぐチームですが、それでもチャンスが多いのは確かなのでいったん点が入りだすと止まりません。毎試合コンスタントに点が入るというよりもしょーもない相手に固め取りするパターンで、いつの間にかリーグ戦総得点23は川崎に次ぐ2位に。

・但し、なぜかセットプレーでほとんど点が取れなくなったのは浦和同様。

・結果だけは出ていませんが、今や浦和対策も万全。基本的に2トップが浦和最終ラインに、浦和がサイドへボールを持ち出したところへ両SHが圧力をかけ、さらに柏木を主に柴崎が監視することによってビルドアップを阻害する感じ。

(浦和の対応)

・疲労の色が濃かった鳥栖戦から久しぶりにまとまった休みがあったものの、西川・槙野・遠藤・柏木と4選手も代表に招集され、いずれも浦和で出ずっぱりの選手なだけにコンディションが心配。おまけに居残り組の練習試合の内容も芳しくなかったようで、ミシャが雷を落とす始末。川崎戦をピークにチーム状態は悪くなる一方ですが、リーグ戦中断期間中に好転の兆しを掴めたようにも思えず。

・居残り組の練習試合が低調だったことからまたしてもミシャはいつものスタメンで臨むことになるのでしょうなぁ・・・

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<前節:鹿島 4-0 甲府>

---土居--金崎---
カイオ---------遠藤
---柴崎--小笠原--
山本-昌子--ブエノ-伊東
-----曽ケ端----

得点:45+2分 土居、47分 土居、51分 柴崎、73分 金崎

54分 小笠原→永木
69分 遠藤→鈴木
81分 カイオ→ジネイ

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2016.06.09

いのこ@平和台

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 有楽町線平和台駅から環八通りを東へ。練馬自衛隊南交差点そば。開店10分前に到着したところ先客1、その後開店までに6名。退店時には店外に8人行列。

 並んでいる間に注文を取りに来たので、店外に貼りだされたメニューを見て基本と思しき「ラーメン・しょうゆ」を中盛(780円)で注文。中太麺と細麺が選べるとのことなので中太麺を選択。さらにランチタイムはライスが無料サービスなので、小ライスをつけてもらいました。なお驚くべきことにライスは小・中・大どれでも無料!

 メニューは多彩でラーメンに「しお」が選べる他、つけ麺、油そば、えび塩。あさりバターの塩等々。周囲の客の注文も見事にバラバラでした。券売機はなく、店の隅っこで後払い。

 店内はかなり手狭でJ字型カウンター8席のみ。水セルフ。卓上にはおろしニンニクや豆板醤等。

 大将と兄ちゃん、姉ちゃんの3人で切り盛りしていますが、結構な人気店にも関わらず接客が丁寧なのはたいしたもの。カウンター上に水ポットやコップが並んでいてカウンター越しに配膳しにくいせいかもしれませんが、姉ちゃんが席までラーメンを持ってきてくれます。

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 海苔やほうれん草、小さめのチャーシュー、刻みネギ等が乗ったビジュアルといい、味わいといい、家系ラーメンに酷似していますが、スープはかえしが必要以上にきつくなく、濃厚なとんこつの旨味がはっきりとわかる優れもの。安くて腹一杯食えれば良かろうと言わんばかりの「なんちゃって家系」とは明らかに一線を画しています。

 デフォルトの完成度が高いので飽きは全く来ず、下手にニンニクなどは入れないほうが良いかと。ただ脂が多いのか、さすがに終盤はずっしりと腹にもたれました。

 麺はほぼストレートの太麺。家系ラーメンだといつも硬めを頼むので、もっちりとした食感に違和感を感じましたが、スープに負けるわけではなく、これでも全く問題なし。そういえば麺堅めとか、脂の多寡とか家系にありがちなオプションは聞いてこなかったし、後客も細かい注文を付けている人はいなかったなぁ。

 コストパフォーマンスの良さとクォリティーの高さってなかなか両立しないものですが、この店はその難しい課題を見事に克服。行列が出来るのも道理。

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2016.06.08

黄門そば@水戸 ~ けんちんそば

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 水戸駅から水戸中央郵便局や常陽銀行本店へと伸びる大通り沿い。緩やかな坂を登りながら徒歩10分弱。ボロボロのビルの2階にあり、入口といい、階段といい、おどろおどろしい雰囲気が漂っていて入店にはやや勇気を要します。先客2、後客2。

 ただあんまりな入口とは裏腹に店内はボロいながらも実に広々。大小のテーブルやカウンターが並んで全部でなんと80席。着席して茨城の名物「けんちんそば(800円)」を注文。

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 店の雰囲気は立ち食いそば屋っぽいのに、蕎麦が出てくるのに15分以上かかったのを不思議に思ったのですが、出て来た蕎麦は超極太で納得。しかも量がとんでもなく多い! 先客が大盛りを頼んでいましたが、蕎麦が「チョモランマ状態」だったからなぁ・・・

 ただ残念ながらクォリティーはイマイチで蕎麦の風味に乏しく、つなぎの比率が高すぎるのか味わいもいたってチープ。立ち食いそば屋の麺を極太にしたらこんな感じなのかも。

 けんちん汁には大根、豆腐、ニンジン、ごぼう、ねぎ等々お馴染みの具がゴロゴロ。具は大きめにカットされているせいか、これだけでもお腹一杯になりそう。

 ただつけ汁にすることを想定して濃い目に作ってあるわけではなさそうなので、超極太麺には合わないというか、この汁なら麺を並太にして然るべきかと・・・よって卓上の一味を多めに投入してなんとか凌ぎきる方向へ。終盤にはすっかりけんちん汁も冷え切ってしまいましたが、これは致し方なし。完食してくつろいでいると蕎麦湯が出てきました。

 蕎麦ではなくどちらかといえばうどん向きの汁で、さらに言えば麺ではなくご飯を付けて「けんちん定食」として食べるのが一番美味いんじゃないかな??? けんちん汁自体は美味いだけに残念。

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2016.06.07

SAUL@川口

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 川口駅東口「ふじのいち商店街」の最南端。マンションの1Fにありますが、奥まったところにあって目立たないせいか、この辺のテナントはよく入れ替わる気も。自家製手作りソーセージが売り物のバルですが、ランチメニューがあることに気づいたので往訪。先客1、後客3。

 店先にあるランチメニューを見て、「Bセット:鉄板ハンバーグ(900円+税)」を注文。他に「ソーセージ屋さんのキーマカレー」「ヤリイカとトマトのスパゲティー」「牛ハラミのステーキ」。日替わり・週替わりランチのようなものは見当たらず、メニュー固定みたい。

 Bセットにはサラダとスープが付いて、スープはお替り自由。ちなみにこの日のスープはオニオンスープでした。

 店内はほとんどがテーブル席で4人掛け5卓、2人掛け3卓。カウンターは店奥に4席のみ。

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 出てくるのに結構時間がかかりましたが、分厚くて肉がしっかり詰まったハンバーグをゆっくり、かつ中まで火がしっかり通しているからなんでしょう。ゆえにやや堅めの仕上がり。また若干スパイシーで、そのスパイスが個人的にはやや苦手。

 またトマトの原型がしっかり残る酸味の強いトマトソースとハンバーグの組み合わせもあまり好みではないなぁ・・・ 添え物にクリームポテトとかカブとか。

 ハンバーグは250gとそこそこボリュームあり。川口ランチとしては高めなので、ハンバーグのサイズに合わせてライス大盛りサービスがあって良さそうなものですが。

 決してオッサン向けの店ではありませんが、落ち着いてランチを楽しむにはいいかも

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2016.06.06

国宝臼杵石仏

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国宝「臼杵石仏」を見に行ってきました。

JR臼杵駅からレンタサイクルで30分くらい。当日は雨が降ったりやんだりのあいにくの天気でしたが、上手く雨の止み間をぬって自転車で往復。

週末にも関わらず団体客の姿はなく、雨宿りを兼ねながらゆっくりゆったり拝観。

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臼杵石仏でもっとも有名な「古園石仏」ってでかい仏頭が台座の上にゴロンとしているイメージ(=臼杵駅ホームのモニュメントみたいな)があったのですが、それはだいぶ昔の話。

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平成5年に修復工事が完了して、落ちた仏頭がもとの位置に戻ったんだとか。

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仏さんにしてはえらく童顔な山王山石仏も一軒の価値あり。

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天下一品@東川口

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 東川口駅から武蔵野線の築堤沿いに東へ歩いてけやき通りを北へ。ダイエーのさらに北にあって駅からはやや距離があり、店もロードサイド店らしく広めの駐車場を用意。先客、後客とも4~5人くらい。

 いつものごとく「こってり・並(730円)」を注文。麺の堅さの注文を受け付けているみたいなので麺堅めにしてもらいました。往訪時はまだ「味かさね」の取り扱い無。またこれといった店独自メニューらしきものも見当たらず。

 店内は郊外店らしくボックス席主体で6人掛けのでかいのが8セット、店中央に島式カウンター14席。

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 麺固めだとあっという間に登場。鶏がらや野菜類をベースにした、もはやスープとは言いがたいどろどろの何物か。ただこのどろどろ感の割には食べている最中にはくどさ、胃もたれ感は全くなく、並太麺を絡めながらぐいぐいと食べ進められるのは天一の不思議なところ。

 ただ調子に乗って食べていると、個人的には翌日どころかその日のうちに腹を壊してしまいがちなのが天一の泣き所でもあり。また量が多くはないので、ついつい「なんとか定食」にしてしまいがちですが、腹を壊さなくても食後はけっこう胃にずっしりくるので、結局「なんとか」は余分やったなと後悔することに(苦笑)

 埼玉県どころか都内北部にも天下一品の店は少なく、かなり昔に樹モールにあった川口店がなくなって以降近場の店は皆無になってしまいましたが、東川口なら埼スタからの行き帰りに寄れて便利。もっともスタジアムで腹を壊してしまう事態だけは避けなければなりませんが(苦笑)

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2016.06.05

牛かつ丼@かつや

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 かつやが5月20日から期間限定で売り出している「牛カツ丼(637円)を早速試食。

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 うーん、脇役の玉ねぎを前面に押し出したような盛り付け。バイト嬢、もうちょっとどうにかならなかったものか・・・

 首都圏ではあまりなじみがない牛カツ。かつやのは超薄い牛バラ肉を何枚も重ねて揚げたもののようで、関西で一般的な「ビフカツ」とは食感がまるで違いますが、これはこれであり。かつやらしく、サクサクっと仕上がっています。

 ただタレが少々難儀。牛カツにはあまり染み込まずに、そのまま丼の底に溜まりがち。そしてこのタレがやや甘めでご飯にはイマイチ合わない。玉ねぎがたっぷりのっているのにさらに千切りキャベツを添えるのが不思議でしたが、結果的にそのキャベツが箸休めとして活躍。逆にいえば、こんなに玉ねぎ要らんのですが・・・

 メニューを見ると「焼肉焼いても家焼くな!」の晩餐館が一枚噛んでいて、「焙煎にんにく味」が売り物みたいですが、さほどにんにくが効いているとは思えず。

 丼ではなく「牛カツ定食」だとタレがご飯に悪影響を与えないので、印象は全然違うかもしれません。

 総じて可もなく不可もなしといったところ。

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2016.06.04

名代ラーメン亭@博多

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 博多駅地下街内。博多駅三井ビルへと通じる通路沿い。先客5、後客7。博多駅大改装とは無縁で古びたままの地下街ゆえ観光客が集まる店といえば「一蘭」くらいで、この店も客は地元のオッサンだらけ。夕方なので餃子で一杯やっている方も目立ちました。

 壁に貼られたメニューを見て、ラーメンに半チャーハンが付いた「ラーメンセット(640円)」を注文。ラーメン単体だと450円。近隣の「一蘭」で耐え玉でも頼んだら1000円近くすることを思えばかなり安く感じますが、ああいう観光地化したラーメン屋には地元民は行かず、案外こういう店を重宝しているのかも。

 麺の堅さは聞かれず。後客も「堅め」を頼んでいる人のほうが少ないくらい。

 店内はテーブル席主体で4人掛け5卓。厨房に向かってL字型カウンター5席。卓上には紅しょうが、辛子高菜、白ゴマ等。

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 スープは豚骨臭きつめで、出汁もしっかりしていますが、スープ自体は案外サラッとしています。

 麺はもちろん極細麺ストレート。ただ残念ながらやや柔らかめ。しかもちょっと湯きりが甘いのか、スープの絡みももう一つのような・・・

 チャーハンはしっとり系。またラーメンと一緒に食べることを前提に味薄めに作っているわけではなさそうで、結構塩味きつめ。

 麺が残念でしたが、スープは古典的な博多ラーメンの味わいを彷彿させるにたる逸品でした。

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2016.06.03

【閉店】豚とろ 博多駅デイトス店@博多

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 博多駅「博多めん街道」内。大行列が出来ている隣の「だるま」ほどではありませんが、こちらも結構な大入り。後客もゾロゾロ。

 店先のタッチパネル式券売機で基本と思しき「豚とろラーメン(730円)」を注文。もっともこの店は鹿児島の人気店の支店で、わざわざ博多で食うのもどうなんだ?という気がしないでもありませんが(苦笑)

 店はそこそこキャパがあって、壁際にカウンター8席と6人掛け島式カウンター2卓、4人掛けテーブル4卓。卓上には白胡麻、紅しょうが、おろしにんにく、コショウ等。水セルフ。鹿児島のラーメンといえば漬物が付いてくるはずですが・・・

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 スープは豚骨ベースですが、博多ラーメンとは全然違う味わい。能書きによると鶏ガラやカツオ等も加えてある模様。ただ出汁自身は割とマイルドでかえしがきつめ。

 麺は並太ほぼストレートで、やや柔らかめだったのが残念。またこの麺だと替玉を待っているうちにスープが冷めてしまいそうで、量が欲しい時はご飯をつけたほうが無難。

 スープと麺は特にどうということはない反面、とろとろの豚がとにかく美味い。店の人気の秘訣はこれに尽きるのでしょう。ラーメンは別に要らないから、チャーシュー丼にしてほしいくらい(苦笑)

 細かい揚げ物が目立ちますが正体不明(揚げネギ?)。他にきくらげ、刻み青ネギ。

 「博多めん街道」の行列店を回避してやむなく入った店と考えれば十分な出来でしょう。わざわざ行くかとなると別ですが。

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2016.06.02

二代目与一@大分 ~ 琉球丼

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 大分の郷土料理としては「とり天」や「だんご汁」が有名ですが、最近「りゅうきゅう丼」というものもあると聞いて早速試食。往訪したのは大分駅前のアーケード商店街近くの「二代目与一」。「お食事処」と称していますが、実態は寿司屋ないし海鮮料理屋で若干敷居高め。

 早速「琉球丼」を注文しましたが、1620円とお値段も丼ものにしては少々高め。

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 サバやアジといった鮮魚を醤油や生姜などの入った漬けに浸したものを「りゅうきゅう」といい、これを白ゴマやネギ、シソらと一緒にご飯へのせたのが琉球丼。なぜか赤だしの味噌汁と共に出てきた瞬間は滅茶苦茶美味そうに見えたのですが、甚だ残念なことにご飯が酢飯。

 しかも酢がきつすぎてせっかくの魚の旨味やタレの味わいをかき消していました。普通に白米で食べたほうがはるかに美味いような気がしてならず、誠に残念至極。

 また悪いことに超苦手の青シソが散在。細かく刻まれているので除染も出来ず。

 広口の丼なのですが、ご飯はかなり浅く盛られているので量が多いというわけでもありません。

 この感じだと本格的な食事ではなく、酒の〆に最後に小さな茶碗でちょこっとだけ食べるほうが良さげ。期待外れの一品でした。

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2016.06.01

白龍@佐伯(大分県)

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 大分県南部、JR日豊本線佐伯駅の目の前。先客6~7、後客2。

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 券売機はなく、卓上のメニュー先頭の「NEO佐伯ラーメン(550円)」と「ごはん小(100円)」を注文。麺の堅さは特に聞かれませんでしたし、「かため」を注文している客もいなさそうでしたが、調整可能との貼り紙あり。なお「NEO」ではないクラシカルな佐伯ラーメンはメニューにはありませんでした。

 小汚い店内は手前にカウンター8席。店奥にも座席があるようでしたが、店が手狭で見通しが効かず確認できず。水セルフ。厨房内には大将と女将さんといったところ。

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 スープは豚骨ベースですがかえしがきつめ。またニンニクがかなり効いており、デフォルトで胡椒も少々。

 麺は並太ストレートで、心持ち柔らかめ。量は少な目。それゆえご飯をつけるか、大盛りを注文する客が目立ちました。スープがしょっぱめなのでご飯は合います。替え玉もできるようですが、スープが多くはないので替玉は不向きでしょう。

 細もやしはややくたり加減。他に青ネギ、海苔、白胡麻、そしてバラ肉が3,4枚。値段の割には具が賑やかで、これは田舎のラーメンの良いところ。

 佐伯は空港が遠く、高速道路が伸びた今でも交通の便が悪いのが難。交通の便の悪さゆえに独自のラーメンが発達したと評されているようですが、一軒行っただけで佐伯ラーメンを語るのはおこがましいので、どの辺が「独自」なのかについての論評はしません。

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