黄門そば@水戸 ~ けんちんそば
水戸駅から水戸中央郵便局や常陽銀行本店へと伸びる大通り沿い。緩やかな坂を登りながら徒歩10分弱。ボロボロのビルの2階にあり、入口といい、階段といい、おどろおどろしい雰囲気が漂っていて入店にはやや勇気を要します。先客2、後客2。
ただあんまりな入口とは裏腹に店内はボロいながらも実に広々。大小のテーブルやカウンターが並んで全部でなんと80席。着席して茨城の名物「けんちんそば(800円)」を注文。
店の雰囲気は立ち食いそば屋っぽいのに、蕎麦が出てくるのに15分以上かかったのを不思議に思ったのですが、出て来た蕎麦は超極太で納得。しかも量がとんでもなく多い! 先客が大盛りを頼んでいましたが、蕎麦が「チョモランマ状態」だったからなぁ・・・
ただ残念ながらクォリティーはイマイチで蕎麦の風味に乏しく、つなぎの比率が高すぎるのか味わいもいたってチープ。立ち食いそば屋の麺を極太にしたらこんな感じなのかも。
けんちん汁には大根、豆腐、ニンジン、ごぼう、ねぎ等々お馴染みの具がゴロゴロ。具は大きめにカットされているせいか、これだけでもお腹一杯になりそう。
ただつけ汁にすることを想定して濃い目に作ってあるわけではなさそうなので、超極太麺には合わないというか、この汁なら麺を並太にして然るべきかと・・・よって卓上の一味を多めに投入してなんとか凌ぎきる方向へ。終盤にはすっかりけんちん汁も冷え切ってしまいましたが、これは致し方なし。完食してくつろいでいると蕎麦湯が出てきました。
蕎麦ではなくどちらかといえばうどん向きの汁で、さらに言えば麺ではなくご飯を付けて「けんちん定食」として食べるのが一番美味いんじゃないかな??? けんちん汁自体は美味いだけに残念。
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