ゆきふじ@新御茶ノ水
三井住友海上本社の南あたり。飲食店が並ぶ一帯に立地。先客ゼロ、後客1。
店内の券売機ボタン先頭は「鶏白湯」でしたが、それだと食べる前から結論が出てしまうような気もして、店お勧めの「紅湯麺(780円)」を注文。他に「昔ながらの醤油らーめん」。ランチサービスはなし。
食券を渡すと辛さを聞かれたので「普通」で。また驚いたことに「パクチーが入りますがよろしいでしょうか?」と念を押されました。パクチーは天敵以外の何ものでもないので激しく拒絶したところ、ネギに変えてくれるとのこと。
店内は厨房に沿ってカウンター7席と4人掛けテーブル1卓、2人掛け4卓。店主一人だけしかいない割にはキャパが大きく、また内外装ともちょっと金をかけて改装したみたいで経営的にはちょっと心配な要素がちらほら。
「紅湯」の名の通り、スープはラー油で真っ赤。辛さはラー油の量で調整しているのでしょう。ただ辛さは無きに等しい感じで、むしろ酸味がかなり強め。さらに漢方薬にも似た薬膳の香りが強いのも特徴。このためはっきりと好き嫌いが分れると思います。個人的にはちょっと微妙かなぁ・・・ ただ酸味と薬臭さに慣れるとスープの旨味に惹き込まれてついつい完飲。無化調らしく、後味はいたってあっさりすっきり。
麺は浅草開花楼の細めのほぼストレート。心持ちざらざらした食感でしたが、すぐにスープに馴染んで違和感なし。細めの割には歯応えがしっかりしていて気に入りました。
売り物の角煮酢豚はトロトロではなく、やや堅めの仕上がり。その横の肉団子状のものはすぐにバラバラになって単なる肉味噌状態に。他に大ぶりのメンマ、刻みネギ。
ユニークな一杯ので、一度試す価値はあると思います。
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