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2016.07.31

きかわ@川口

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 川口駅西口にある「リプレ」の先。ハローワークの向かい。

 店先の看板に「日本料理 しゃぶしゃぶ すき焼」とあってなんか敷居高そうですが、昼間は単なる和風の定食屋さんといった趣。近所のババ友や勤め人が三々五々やってきて、退店時にはほぼ満席に。

 店先に天婦羅定食、焼魚定食、牛柳川定食など5種類のメニューが掲示されていたので、その中から選ぶものと思って入店したところ、店で渡されたメニューは20種類以上あってびっくり。しかもそのうち半分は1000円未満で、この手の店にしては安め。今回は無難そうな「親子丼(750円)」を注文。

 一人客なのでカウンターに通されましたが、7席あっても半ば作業台扱いなので実質3、4人しか座れず。ほとんどの客は奥の小上がりに通されていましたが、見通しが効かないのでキャパ不明。客席するとおしぼりが出てきました。日本料理屋には不似合いなことにTVで大リーグ中継が流れていましたが、大将がイチロー好きなんだろうなあ・・・ 店内にオートレーサーの写真が多いのはいかにも川口。

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 おお、親子丼に味噌汁、お漬物、そして小鉢(ひじきの煮物)が付き、さらに後から茶碗蒸しまで登場して思いの外卓上は賑やか。親子丼は好みよりもちょっと味が濃すぎましたが許容範囲内。適度にふわっとした仕上がり具合で気に入りました。

 若干量が少な目なのは客層に合わせているのかも。ただ値段を考えれば上々の出来で混みあうのも納得。これなら他のメニューを試してみる価値大。

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【TV観戦記】16年2nd第6節:甲府 0-2 浦和 ~ 守れず、攻めれず、手も足も出ない信玄公の巻

・最高気温35度と報じられた甲府盆地。キッフオフ時でもまだ30度超の暑さが残る厳しい環境下ゆえ、ややもすれば集中力が途切れがち。従ってスコアレスのまま終盤にもつれ込むようなことになれば、ちょっとした油断が思わぬ惨事を招きかねません。守備を固める甲府が願っていたのはおそらくそんなシナリオでしょう。

・ところが実際は早い時間帯に浦和が先制し、前半終了間際に追加点。これで甲府の思い描いていたであろうシナリオは早々に崩れ去り、後半の浦和は甲府の反撃を適宜ぶった切って楽々逃げ切りに成功。後半の浦和はかなりぐだぐだで見所に乏しく、2回あった絶好機も決めらず。

・それを「過酷な環境下ゆえ省エネでしっかり勝ち点3を確保しに行った大人のサッカー」と取るか、「瀕死の相手から大量点を奪えない甘さ」と取るか、正直微妙。昨年の広島だと守備がスカスカユルユルになった甲府相手に浅野頼みの少人数のカウンターでボコボコ点を取りに行ったのではないかと思うのですが、浦和はあんまりそういうのをやらないからなぁ・・・

・甲府が不運だったのは前節名古屋戦で活躍していたDFリーダー山本&CB土屋が共に故障欠場し、レギュラーCB2枚を欠いて浦和戦に臨まざるを得なかったこと。いつものように自陣に引いて5-4-1で守ってはいましたが、最終ラインを大きくいじらざるを得なかった(そしてさらに試合中にCBやWBの左右を入れ替える!)のが響いてか、甲府右サイドをいとも簡単に蹂躙され、しかもクロスの先はどフリーという惨状。いずれも今年の甲府の失点が多いのが頷ける場面。

・攻めては浦和の前からの厳しいプレッシャーを受けてビルドアップがままならず。たまらず大きく蹴って浦和に拾われるの繰り返し。なんとかドゥドゥに繋いで「一人で出来た!」に賭けたいところですが、そもそもドゥドゥにボールが渡らず、渡ったところで森脇なり槙野なりにがっつりマークされて前を向かせてもらえず。

・結局甲府のチャンスらしいチャンスは立ち上がりの松橋クロスを宇賀神がなんとかクリアした場面と、終盤のセットプレーの流れから田中がシュートを撃った場面だけ。シュートたった4本で枠内ゼロ。それゆえ西川は鳥もつ煮食いながら守っていても問題なかったくらい。今年で最も楽な試合、両者の力の差が感じられた試合だったと思います。でもこの甲府に惨敗した名古屋ってどんなんやねん・・・

-----李------
--高木----武藤--
宇賀神-阿部-柏木-関根
-槙野--那須--森脇-
-----西川-----

得点:14分 武藤、45分 李

69分 柏木→青木
72分 武藤→石原
77分 李→ズラタン

・久しぶりに同一フォーメーション、しかもほとんど前からプレッシャーをかけてこない相手との戦い。いつも通り5-4-1の布陣で自陣を固める甲府に対し、浦和は無理に縦パスを入れてカウンターを喰らう愚を避けてサイドから攻撃。そして2得点とも左サイドから。

・先制点は森脇→宇賀神と大きく振ってサイドで1対1を作り、宇賀神が和製ケンペス田中を軽くちぎってクロス→上げた先で武藤がどフリーでヘッドという実に理想的なもの。畑尾が武藤のマークに付かないといけないはずですが、武藤の前に入った李を畑尾が見てしまったので武藤がフリーになったのかな?

・2点目は宇賀神の縦パスに反応して高木が畑尾の裏を取ってエリア内に侵入したところで勝負あり。クロスの先で李がどフリーでボレー。李をマークすべき新井は何をしていたのか誠に不可解。同一フォーメーションで戦っているのにマークがずれまくっていては話になりません。そりゃハーフタイムにヴァンフォーレクイーンが落胆のあまり2度も「失礼しました!」と噛んでしまうのもやむなし

・高木はボールをもらってからおもむろにドリブルで仕掛けるのではなく、甲府最終ライン裏のスペースに走りこんでのアシストというのが良かった。これがコンスタントに出来れば今後使い道が増えてくるでしょう。ドリブルで前節鹿島戦でさっぱりだった高木はこの日再度スタメン起用されたこと自体驚きでしたが、鹿島と違って甲府は全くと言っていいほどがっつり当たりに来ないのが高木には幸い。簡単に前を向けるので高木の良さが出しやすかったかと。

・ゲームプランが雲散霧消した甲府は後半頭からいっぺんに2枚替えして前に出て来たため守備ブロックもへったくれもなくなり、浦和大量得点のチャンス到来と思ったのですが、後半立ち上がりに李との連携で中央突破に成功した武藤が絶好機を決められず、その後はぐだぐだモード入り。

・ミシャも「無理するな」と言わんばかりに柏木を早々と下げて青木を投入したのを皮切りに、石原・ズラタンと普段のベンチ組にそこそこまとまった出場機会を与えながら悠々逃げ切り。ボールを失っても素早く攻守を切り替えて甲府の最終ラインに圧力をかけて容易にビルドアップを許さない。当然そのスタンスが酷暑下で90分続くわけがないので、多分にメリハリを利かせてはいましたが、甲府に全くと言っていいほど攻めの形を作らせませんでした。

・甲府は早々と3枚目のカードを切って5-3-2にシフトしましたが、浦和もビルドアップで下手をこぐことなく無難に対応。最後の最後でカウンターから高木→石原の絶好機がありましたが、GKがかろうじて防いで得点ならず。

-----ドゥドゥ----
--河本----稲垣--
松橋-黒木--パラナ-田中
-畑尾--新井--橋爪-
-----河田-----

HT 畑尾→福田
HT 黒木→保坂
58分 河本→森(ドゥドゥと横並びになって5-3-2へ)

・クリスティアーノに代わって甲府J1残留のキーマンとなったドゥドゥでしたが、故障をおして強行出場したこともあってか、この試合は全くいいところなし。そもそもたいしてボールが回ってこない。ボールを持てば浦和DF陣に厳しく当たられる。スキルフルだけれど、クリスティアーノと違って「一人で出来た!」っぽい一発がある選手ではなさそうで、それなりの相方がいてこそ活きる選手かと。

・また浦和にボールを回され続けてブチ切れてしまったのか、次第にフォアチェックをさぼりがちに。試合終了後はベンチで土屋相手に愚痴をこぼしていたように見受けられましたが、その辺もクリスティアーノよりだいぶ落ちるかも。

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2016.07.30

くまい@川口

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 川口駅東口、樹モール商店街の北端近く。先客2、後客7。地味な外観でちょっと敷居が高いのですが、女性が一人ないし二人でやってきたところを見ると、地元ではそれなりに定着している定食屋なのかも。

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 4品ある「本日のサービスメニュー」の中から「ミックス定食(750円)」を注文。それ以外の定食メニューも結構あって基本的には定食屋なのですが、店の雰囲気は居酒屋に近いものがあってかなり煮詰まり加減。
 
 店内は4人掛けテーブル7卓。昔ながらの店にありがちなことですが喫煙可なのが鬱で、先客が2人とももうもうと煙を上げていました。

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 ライス大盛りサービスとのことで大盛りを頼んだのですが、予想以上に盛りがでかくてびっくり(@_@) 今日のミックスは豚肉生姜焼き+コロッケ+アジフライ。アジが薄いのが残念で、豚肉生姜焼きの出来から察するにここは炒め物のほうがよさげ。

 ランチタイムは食後コーヒーのサービス付き。斜向かいに「やよい軒」があってそこも連日繁盛していますが、上手く棲み分けが出来ているみたいで。

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2016.07.29

【閉店】海神@池袋

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 池袋駅西口9番出口を出てすぐ。「かつや」のある角からちょっと奥に入った飲食店街の中に立地。斜向かいに「鶏そば 壽」あり。先客2、後客3。新宿に本店があるようですが、そちらは未訪。

 券売機はなく、卓上のメニュー先頭の「あら炊き塩らぁめん(830円)」を注文。店員に「単品でよろしいでしょうか?」と念を押されましたが、へしこ焼きおにぎり付きを売りたいんでしょうなぁ。

 他に「あら炊き辛塩らぁめん」「あさりらぁめん」「はまぐりらぁめん」など。単価はいずれも高めで、ランチサービスはなし。後払い。

 店内は壁に向かってカウンター5席と2人掛けテーブル4卓。さほど大きな店でもないのにスタッフは4人もいました。

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 黄金色に輝くスープに白髪ネギの白、大葉の緑、糸唐辛子の赤が映える派手なビジュアルで登場。

 スープは魚のあらを炊き上げたもので、しかも毎日魚を変えているんだとか。この日は「真鯛、金目鯛、穴子、平目、間八」。魚臭さは全くなく、しかも塩ダレ控えめで飲みやすく、単なるスープとしてなら悪くありませんが、麺を絡めるにはちょっと力不足という印象。店では食後に焼きおにぎりをスープの中に入れて雑炊にするのを推奨していますが、それなら美味いかも。

 またスープが単調で飽きやすいきらいがあるのを意識してか、大葉や糸唐辛子の他にみょうがや針生姜と薬味を多用。みょうがは個性が強すぎてアクセントの域をはみ出しています。天敵大葉にいたっては論外なのでさくっと除去しました。この手の薬味は好き嫌いがめちゃ激しいでしょうし、店でアナウンスがあって然るべきかと。

 麺は細めのストレート。コシはそれなりといったところですが、スープがよく絡み、啜り心地もまずまず。この手のラーメンにしては量が多めで、量的にはおにぎりの必要なし。

 淡いピンク色の餅みたいなのが浮かんでいますが、これはタラのすり身に海老を練り込んだものだとか。甘味があって味わい自体はまぁまぁかなと思いましたが、なんか妙にもちもちした半生みたいな食感が気になって良い印象は残らず。

 総じてなんかビジュアルに力入れすぎで、肝心なところが少々残念。帰りにへしこ焼きおにぎりor味付け玉子の無料サービス券をもらいましたが、それくらい付けないとしんどいでしょうなぁ。

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【展望】16年2nd第6節甲府戦

(甲府の現状)

・勝ち点20(4勝8分10敗)で年間15位。1stステージ終了時では勝ち点15の17位に沈んでいましたが、2ndステージに入って勝ち点5を積み上げ、しかも先日残留争いのライバルである名古屋から勝ち点を奪取したのが効いて、とりあえず降格圏から脱出。

・甲府といえばなりふり構わず守備を固めて、アウェーどころかホームですら引き分け上等というスタンスで一貫。そのスタンスで乏しい予算、乏しい戦力ながらもJ1残留を勝ち取ってきたクラブなので、そのスタンスが一概に悪いとは全く思いません(当然ながら興行的な魅力は無いに等しいのもまた事実だと思いますが)。

・ところが、今年はその守備が大決壊。年間総失点39は同じく守備が崩壊している名古屋と並んでJ1最悪。

・得点力に乏しい(総得点24)のは相変わらずですが、今年は福岡、湘南、鳥栖、FC東京と甲府以上に点が取れないクラブがゴロゴロしており、また直近2試合でなぜか合計6得点と荒稼ぎしたのが効いて、相対的に得点力の低さは目立ちません。

(戦力)

・前回対戦時との最大の違いは大黒柱的CFがクリスティアーノ→ドゥドゥと入れ替わったこと。

・クリスティアーノは昨オフにレンタル先の柏が買い取りを渋ったため甲府に戻ってきましたが、6月になってなぜか柏が突如買い取りを決断したため甲府から完全移籍。柏の動きは実に不可解ですが、本人合意&移籍金を満額出されては甲府としてもどうしようもありません。

・クリスティアーノは1stステージ甲府の総得点18のうち7点を叩きだしている文字通りの大黒柱。それがぽっきり折れたとなると甲府はJ1残留を諦めたも同然。リカバリーにもやや時間がかかって3試合を空費してしまいましたが、フィゲイレンセFC(ブラジル)からドゥドゥを完全移籍で獲得してなんとか穴埋め。

・ドゥドゥは2014年に半年柏に在籍したことがあり、リーグ戦14試合5得点とまずまずの活躍を見せていたようですが、全く記憶なし。ただ甲府に来てから早速2試合2得点といきなり結果を出しています(2点ともDFの対応が酷すぎますが)。ドゥドゥは体格こそ1トップ向きっぽくありませんが、テクニックでボールを収めてしまうタイプ。

・他にMFマルキーニョス・パラナと再契約し、前節いきなりスタメン出場。パラナは一度契約を見送っては再度呼び戻すというのを繰り返して、2013年から断続的に甲府に在籍している格好。外国人選手としては微妙な実力なのは確かで、なんか「繁忙期だけやってくる凄腕のパートのおばちゃん」っぽい位置づけの選手になっています。

・傍目から見て甲府が不思議のは、予算がない割には「外国人選手ガチャ」を執拗に繰り返すこと。今年も開幕後2選手の契約を解除し、1人移籍離脱して、その代わりに3人獲得。正直安物買いの銭失いというかなんというか・・・

・入団時に「身長詐称」で笑いを取りに行ったFWチュカは故障離脱中。MFビリー・セレスキーもここ4試合ベンチ外ですが原因不明。

・CB山本が故障から戻ってきたので日本人選手の主力にこれといった怪我人はなく、ラーメン王盛田が長期離脱中なくらい。

(戦術)

・甲府がやることは毎度毎度全く同じで自陣深い位置に5-4-1の守備網を築いてひたすらボールを跳ね返す専守防衛。まさに「人は石垣、人は城」状態。あとはドゥドゥの個人技に託してなんとか豪快な一発を決めてもらうだけ。ドゥドゥは無理な体勢だろうがなんだろうがバンバンシュートを撃ってきます。

・またドゥドゥはボールを持てるのでそのフォローも案外早く、甲府のカウンター攻撃に厚みがあって結構面倒。

・クリスティアーノがいなくなった影響はFKでの得点が期待できないところに表れるかも。

(浦和の対応)

・甲府の戦術が単純かつ明快なので浦和も迷いなく対策が打てるはずですが、そこは「相手に合わせて云々」が下手というかそういう発想がないに等しいミシャなのでいささか心配。興梠不在の今回は、前回対戦時のような軽快なパスワークでの崩しに拘るわけにはいかないでしょうが、その拘りを捨てきれずに時間を空費していると甲府の思うつぼかと。

・鹿島戦と違って相手を押し込む時間が長くなるのは必定なので、前目のスタメンも入れ替わりがあるでしょう。前節いいところがなかった高木はアウトの可能性大と思いますが、同じくイマイチだったズラタンはハイクロスのターゲットとしてむしろ重宝されるかと。今年の甲府はクロスからの失点が非常に多く、浦和のサイド攻撃が上手く嵌ればいいのですが。

・出場停止の宇賀神がスタメンに復帰するでしょうから、高木に代えて梅崎がシャドーに入っても不思議はありません。今年の甲府は自陣深い位置で不用意にファウルを犯して、FKでやられることも多いのでドリブラーが効きそう。

・また押し込む時間帯が長い反面、油断するとカウンターを喰らいやすいのも確か。鹿島戦では那須をリベロに起用した際の弱点(=裏を取られやすい)は露呈しませんでしたが、甲府戦では攻めている時のリスクマネジメントが問われます。

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<前節:名古屋 1-3 甲府>

-----ドゥドゥ-----
--河本----稲垣--
橋爪-パラナ--黒木-松橋
-新井--山本--土屋-
-----河田-----

得点:11分 稲垣、75分 ドゥドゥ、77分 田中

64分 河本→田中
83分 松橋→畑尾
87分 パラナ→石原

・名古屋は攻守の切り替えが遅く、すっかり陣形が整ってしまった甲府に対してシモビッチ目がけてロングボールorハイクロスを放り込むだけの攻撃に終始。これではどうにもなりません。土屋がシモビッチバスターとして大活躍。

<前回:浦和 2-1 甲府>

----クリスティアーノ----
--河本----稲垣--
田中-ビリー--新井-橋爪
-松橋--山本--津田-
-----河田-----

得点:90+2分 稲垣

35分 河本→保坂
65分 クリスティアーノ→畑尾
71分 津田→吉野

・甲府は例によって例のごとく、5-4-1の布陣で自陣深くに引きこもり。1トップのクリスティアーノすら自陣に下がっての専守防衛。浦和は10分過ぎくらいから縦パスが入りだし、何度も中央突破が決まりかかるもののこれといった決定機を掴めないまま時間が経過するというこれまたいつもの甲府戦ならではのシオシオな展開。

・幸か不幸か甲府のDFリーダー山本がイエロー2枚で31分に早々と退場。甲府が引きこもりの度合いを一層強めてしまい、浦和にとって難しい試合に。山本を失った甲府は新井を最終ラインに下げて、5-3-1で引きこもり継続。

・業を煮やしたミシャは武藤に代えてズラタンを投入し、ハイクロスに対するターゲットを最前線に追加。これはそれなりに効果があり、甲府がズラタン対策で畑尾を投入してクリスティアーノを下げてなんと6-3-0で守りに守りを固めて来たところで、ようやく李&興梠のコンビネーションによる中央突破が炸裂。

・追加点はなんと森脇のミドルシュートから。甲府のクリアボールを拾った森脇のミドルシュートはドライブがかかって綺麗な弧を描き、バーを叩いてゴール!

・これで試合が終わっていれば、興行的魅力は著しく乏しいながらもそれなりに楽しい気分で家路に着けたものを、最後の最後で明らかに守備に緩みが出てやらずもがなの失点。

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2016.07.28

凪 大宮店@大宮

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 大宮駅東口「高島屋」の向かい。先客7、後客2。もともと「豚王」を冠していたはずですが、いつの間にかリニューアル。っちゅーか、凪資本はしょっちゅうその手のリニューアルをやるからなぁ。

 店内の券売機で「THEすごい煮干ラーメン(820円)」。メニューは「豚王」と二本立て。ランチサービスはなし。

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 この店の非常に変わっている点は、回転寿司みたいな発注&配送システムを取り入れていること。食券をカメラにかざしてQRコードを読み取らせた後、麺の固さ、味の濃さ、辛さ、ネギの有無、チャーシューの有無をタッチパネルで選択。今回は麺堅め・味普通・1辛・ネギあり・チャーシューありで。なお追加麺等もこのタッチパネルで注文。

 店内は縦長カウンターが壁沿いに2本並んで計20席弱。「一蘭」ほど極端ではありませんが、隣席と仕切りが設けてあります。また水は手元の蛇口から。

 さらにラーメンが発注者のもとへベルトコンベアにのって出てくるあたりも回転寿司そっくり。

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 店内に煮干し臭が漂っていましたが、相変わらずしっかりした煮干し出汁。ここまで煮干しがきついと苦手な人も少なくないでしょうが、えぐみや苦味はほとんど感じられず、個人的には満足。かえしが少々きつい気もしますが、かろうじてしょっぱくはない範囲に抑えられています。

 面白いのはピリ辛の「辛銀だれ」。これが実に良い刺激に。ただこれを入れすぎるともともとのスープの旨みがかき消されそう。

 麺は太目の平打ち強い縮れ麺。堅めにしたのは失敗でスープに対して強すぎる上に、ちょっと玉になっているところもあって食べづらくて難儀でした。つるつるした食感はお気に入りですが。凪名物のワンタンみたいなのも健在。これは食感的にちょっと苦手なので、これを「なし」にするオプションが欲しいところ。

 もともと凪の煮干しラーメンには刻みネギではなく刻み玉ねぎが入っていたはずですが、「辛銀だれ」の投入と共に変えたのかなぁ? 玉ねぎのほうがはるかに好みですが。他に柔らか目のチャーシューが2枚。

 正直回転寿司的な発注&配送システムは客側に何のメリットもなくて鬱陶しいだけ。割高感が強いのはこのシステムのせいかと思うと腹立たしいのですが、品自体は悪くなく、駅近くで24時間営業という便利さも捨てがたいかと。

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2016.07.27

かつはな亭@川口上青木

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 川口オートレース場の北。近所なのに最近その存在に気づいた店です。外見はどこにでもありそうなロードサイドのチェーン店ですが、他で見たことがない店なので調べたところ、なんと群馬を中心に店舗展開しており、埼玉県には4店舗しかありません。

 ランチメニューの中から、他所ではあまり見かけないメニューをと思って「熱つ熱つチキンかつランチ(780円+税=824円)」を注文。汁物が付いてしじみ汁か豚汁かを選べます。さらにサラダ・漬物付き。ご飯やキャベツ、漬物どころか、汁物までお替り自由。なおこの店は土日もランチメニューをやっています。

 店は大きなボックス席主体でファミレスっぽい作り。週末のためかカウンターで一人飯の人はごくわずか。早い時間帯から家族連れや夫婦連れだらけで混みあっており、退店時は店内で3人待ち。最寄り駅がないに等しいところにあり、大きな通りに面しているわけでもありませんから、近所限定の人気店といったところなのかも。

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 「熱つ熱つ」といっても別にチキンかつをさらに鉄板で焼いているわけではなく、鉄板の上でいつまでも熱々のカツを楽しめるという趣向。付属のオニオンソースが熱せられて味わいが変わるのもまた一興といったところ。

 チキンかつ自体は特に可もなく不可もなしといったところですが、大根おろしに見える添えものの中ににんにくを効かせてあるみたいで、チキンの割にがっつり感がありました。

 貧乏性を如何なく発揮してご飯と豚汁のお替りをもらって大満足。コストパフォーマンスが滅茶苦茶良い上にクォリティー的にも悪くはないので流行るのは当然。

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2016.07.26

さんじ@上野

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 上野駅浅草口から浅草通りを東へ。東上野3丁目交差点を南に下がって2ブロックほど。麺を大胆にリニューアルしたと聞いて4年ぶりに往訪。先客5、後客1。

 前回来た際に「とんこつ醤油」がお勧めで、相変わらず店内に豚骨臭も漂ってはいますが、さすがに4年ぶりともなると随分メニューが増えていて、券売機ボタン先頭は<鶏>の醤油そば、塩そば等。続いて<豚骨>の魚介豚骨、豚骨醤油等。さらに<つけそば><まぜそば>の順。今回は麺を確認しに来たようなものなので「つけそば(800円)」を注文。

 店内はさほど変わっている様子はなく、厨房側にカウンター4席、壁側に5席。ただサスペンション付きで妙にふわふわする椅子は取り換えられていました。

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 つけ麺の麺としては異例といってもいいくらい濃い茶褐色が最大の特徴。また色こそだいぶ違いますが、細めで平たくて、縮れ具合といい、黒い粒々が散在しているところといい、形状は日本蕎麦そっくり。堅めの仕上がりですが食感はつるつるしています。浅草開化楼の特注麺とのこと。

 つけ汁は鶏ガラをベースに煮干しをかなり効かせてはいるものの、全く粘度がないさらさらタイプ。つけ汁にしてはかえしも弱く、麺につけ汁がほとんど絡まないことも相まってまるで麺だけ食べているような塩梅に。これじゃよほど麺自体が好きな人じゃないと楽しめないのでは?とにかく麺がユニークなのでマニア受けはすると思いますが・・・

 小さなチャーシューは豚と鶏の2種。他にかいわれ、海苔と具もしょぼく、トッピングor大盛or半ライスが付く有効期限なしの「無料券」をもらいましたが、それくらい付けないと割高感も否めず。

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2016.07.25

ル・マルシェ@川口

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 川口駅西口、飯塚小学校の前。マンションやアパートだらけの川口らしい住宅地の中にぽつんと建っていて、駅からはやや離れており、専ら近所の方向けと言った風。

 週末もランチメニューやっていて、2種類ある週替わりランチの中から「牛肉ともやしのポン酢おろし焼き(1030円)」を注文。良く見ると週替わりよりハンバーグとかヒレカツとかレギュラーのランチメニューのほうが安いというちょっと変わった値付け。ただ安いといっても900円台なので、デフレの街川口でのランチとしてはやや高め。

 喫煙ゾーンと禁煙ゾーンがはっきり分かれています。禁煙ゾーンはいかにも後から増やした感じですが、4人掛けテーブル2卓、2人掛け1卓しかありません。喫煙ゾーンのほうが倍くらい広いのが今どきのニーズと真逆なような・・・ でも逆にランチタイムにゆっくりタバコを吸いたい人が集まる店なのかも。

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 洋食屋に来たはずなのになんか中華料理みたいなビジュアルですが、内容は可もなく不可もなし。落ち着いてランチを楽しめるところを評価すべき店かと。

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2016.07.24

ShinShin@天神

Shinshin003

 地下鉄天神駅の北、ミーナ天神と親冨孝通りの中間あたり。結構な人気店のようで、夕方の早い時間帯に往訪したところなんと満席で外待ち1。ただ後続は少なく、退店時にはかなり空席が目立ちました。

 券売機はなく、渡されたメニューを見て最もシンプルな「らーめん(600円)」を麺堅めで注文。純然たるラーメン専門店ではなく、夜は居酒屋としても利用されてそうな多彩なメニュー構成で、酒類も豊富。よって店内はテーブル席が多く、4人掛け4卓。カウンターは店手前に5席、奥に6席。壁には色紙がべたべた。

 なお店員が「麺の堅さは普通でよろしいでしょうか?」と言う言い方をするのがちょっと気になりました。バリカタとか粉落としとか、あれこれ言われるのが嫌なのかなぁ・・・

 卓上に白ゴマと紅生姜がありましたが、辛子高菜はなし。

Shinshin002

 チャーシューと青ネギが浮かぶだけの超シンプルなビジュアル。スープは豚骨臭皆無、かつ割とさらっとしていますが旨味は十分。豚骨のみならず鶏ガラ出汁を加えているせいか、飲み口があっさりしているのも特徴。ただ惜しむらくはちょっとしょっぱい。替玉に耐えうるように最初からしょっぱめに作ってあるのかなぁ? 卓上に替玉用のタレを置いていないところを見ると。

 麺は極細ストレート。博多ラーメンの中でもかなり細いほう。極細でも腰をしっかり保っていますが、とはいえ足が速いのも事実なのであんまりのんびり食べるも考えもの。

 チャーシューはやや厚めで、かつ思いの外しっかり煮込まれていてびっくり。

 突出して美味いというレベルではありませんが、値段を考えると上出来なのは疑いなし。というか、最近の博多ラーメンは高すぎなんだよなぁ・・・

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【TV観戦記】16年2nd第5節:鹿島 1-2 浦和 ~ 毎度毎度ありがとう!俺たちの曽ケ端準!来年もよろしくねー!

・90分を通じてみれば劣勢の時間帯が長く、特に最初の20分は全く何もできませんでした。あまつさえ先制点を許し、厳しい局面に立たされてしまいましたが、そこから李の2ゴールで一気に逆転勝ち。

・再三サイドを崩されても集中を切らさずに最後の最後で跳ね返す。先制点を取られても慌てない。浦和らしい試合運びができた時間帯は長くはありませんでしたが、とにかく選手達の気迫と集中力が凄まじく、(精神論と化して恐縮ですが)それが逆転勝ちを呼び込んだといって差し支えないかと思います。もちろん最大の勝因は毎度毎度の「俺たちの曽ケ端」のナイスアシストですが(笑)

・俺たちの曽ケ端もさることながら、この日はミシャの選手交代がことごとく的中。もうこの試合で今年のミシャの勝負運を全て使い果たしたのではないかと訝しくなるくらいの冴えっぷり。

・後半頭から投入の李が2得点を叩きだしたのも驚きでしたが、それ以上に驚いたのは青木の攻守両面にわたる獅子奮迅の大活躍。李の2点目は元はといえば青木が小笠原との競り合いを制して左でフリーの武藤へ展開したところから。それだけではなく中盤の底で体を張りまくって鹿島の攻撃を寸断。青木をスタメンで使うと中盤の守備で計算できる駒が無くなってしまうのが悩ましいのですが、このクラスの選手が控えにいるのは実にもったいない。

・さらにミシャは最後にWBを代えずにシャドー(武藤)を代えて石原を投入したのも驚きで、しかも石原は逃げ切り要員としてなすべきことを全う。この試合終始浦和左サイドが炎上気味で、関根が代えられてもなんら不思議はなかったのですが、鹿島が右SBを代えたのを見てWBをいじらずにシャドーを代えたのが妙手。要するに5-4-1で自陣を固めながらもカウンターの脅威をちらつかせることで上手く守り切りました。

・アウェー川崎戦、ホーム広州恒大戦もそうでしたが、強敵相手の凌ぎ合いを制しての勝利は実に痛快。相手が強ければ強いほど凄まじい集中力を発揮するが、相手が強くない時はモニョモニョというのが浦和の宿痾。この集中力をコンスタントに維持できれば大宮戦で2度のリードを追いつかれる失態はなかったろうに、さらにいえばタイトルをボコボコ取れてただろうにと思うのですが、そんな人間の弱さに相通じるところが浦和の魅力だからこればかりは致し方なしでしょうか(自嘲)

-----ズラタン-----
--武藤----高木--
関根-阿部--柏木-梅崎
-槙野--那須--森脇-
-----西川-----

得点:62分 李、73分 李

HT ズラタン→李
57分 高木→青木(柏木がシャドーへ)
76分 武藤→石原

・五輪で不在の興梠→ズラタン、遠藤→那須、出場停止の宇賀神→梅崎はともかく、今年ほとんど出番がないどころか前節大宮戦ではベンチ外だった高木をいきなりスタメンに抜擢したのはびっくり。同じく出番はほとんどありませんが5月半ばからコンスタントにベンチ入りしている石原がスタメンのほうがまだ納得がゆくのですが。

・そして案の定高木スタメンは大失敗。アウェーG大阪戦で石原をいきなりスタメンに据えた時もそうでしたが、ミシャは出場停止や連戦等でただでさえ人繰りが苦しい時に限ってなぜか普段絶対にやらない大抜擢を併用し、しかも大失敗に終わるのが半ばお約束。

・周囲との連携が上手く取れないのは目を瞑るとしても、当たりに弱い高木は厳しいマークを受けてはボールロストの繰り返し。しかもあまり動かない。この辺上手くいかない時間帯でも守備だけはさぼらずにやる武藤とは対照的。高木はスペースがあって前を向いてナンボの選手なので、シャドーにせよWBにせよ、点を取りたい時の特攻要員としての使い道しかなさそうで、しかもその道は駒井との勝負。もう先は厳しいかもしれません。

・高木の不出来もさることながら、試合開始から20分過ぎまで浦和は全く何もできませんでした。鹿島は前回対戦時とは打って変わって、前から厳しくプレッシャーをかけてきました。広島相手にそんな感じで臨んで大勝して気を良くしたのかもしれません。そしてその策が見事に奏功。浦和はほとんどビルドアップできず、縦パスを入れてもいとも簡単にボールロスト。ロングボールで鹿島の高い最終ラインの裏を狙うも相変わらず精度が低くてどうにもならず。

・逆に鹿島はSHがスペースを作ってSBが駆け上がる、あるいはFWがサイドに流れてサイドから何度もチャンスメーク。サイドに基点を作ってファーへのクロスを繰り返しているように見受けられました。出場停止の宇賀神に代わって関根が左WBに回りましたが浦和の左サイドは90分を通じて炎上気味で、終始浦和は鹿島のサイド攻撃に苦しめられ、手数では鹿島が圧倒していたかと。

・鹿島の先制点はそのサイド攻撃が実ったもの。浦和右サイドで森脇が金崎に競り負けたのがケチのつけ始めで、上がってきた山本がフリーでクロス→上げた先の土居もフリーというマヌケな失点。

・ただ幸いにも浦和がマヌケだったのは後にも先にもこれ一回だけ。それ以外は鹿島のクロス攻撃に対して最後の最後で弾き返し、間一髪のところでシュートをブロックして決定機を与えず。金崎にエリア内に侵入され、ボールをキープされても慌てずに対応。特に圧倒的に劣勢だった最初の20分を無失点で切り抜けたのが大きかったかと。逆にいえば鹿島は飛ばし気味に試合に入り、早い時間帯に先制できなかったのが敗因だったのかもしれません。結果論っぽくてナンですが。

・浦和は25分くらいから鹿島のプレッシャーが幾分緩んだせいか多少ボールが持てるようにはなりましたが、思い出したようにカウンター気味に左サイドから仕掛けるくらいで得点の臭いは皆無のまま前半終了。

・そこでミシャが後半頭から繰り出したのがズタラン→李。李は仙台戦・大宮戦と全くいいところがなかったのでスタメン落ちは当然。故障明けのズラタンが興梠に代わってスタメン起用されるのは当然でしょうし、前半の出来ももともとズラタン1トップはこんなもんと思いながら見ていたので悪いとも思わなかったのですが、そのズラタンを前半で見切って李を入れた采配が見事に的中。

・前半はボールを持っても「持たされている」という印象しか残らなかったのですが、後半は戦況が一変。明らかに浦和が能動的にボールを動かしているように見えだしました。さらに気を良くした(?)ミシャはとうとう高木を諦めて青木を入れて柏木をシャドーへ。そしてこの采配もまた的中。

・先述のマヌケな形で先制されましたが、梅崎縦パス→右サイドに飛び出した柏木クロス→李であっという間に同点。柏木を前に上げた効果がいきなり発現した格好ですが、柏木のクロスも右足なら、李のシュートも右足と共に鹿島DF&GKの意表を突いたのが良かったのかも。

・逆転弾は武藤のシュートを曽ケ端がこぼしたところを李が諦めずに詰めたもの。諦めずに詰めるというFWにとって当たり前のことながらさぼりがちな動作を愚直に繰り返したことへのご褒美。FWは上手い奴より諦めない奴のほうが点を取る。

・曽ケ端はその前にも関根シュートをこぼして李にフリーでシュートを撃たれており(李にとってこちらのほうがむしろイージーじゃないかと思うのですが、相変わらずの悪球打ち(苦笑))、さらにいえば前半にも高木のシュートを前にこぼしていました。よってこのポロリは起こるべくして起こったポロリ。なぜ鹿島はまともなGKを補強しないのか不思議でなりません。やっと補強したと思えば曽ケ端以上にやらかしの櫛引。

・逆転に成功した浦和は自陣に5-4-1の守備ブロックを敷いてカウンター狙い。相変わらず鹿島にサイド攻撃を許しでしたが、鹿島のクロス精度が信じがたいほど低くて誰にも合わない場面が続出。浦和のミスでカウンターを浴びかかる場面も2度ありましたが、シュートはいずれも西川正面で大過には至らず。

---金崎--土居---
中村--------遠藤
--小笠原--柴崎---
山本-昌子--ファン---西
-----曽ケ端----

60分 土居 聖真

73分 中村→鈴木
75分 西→伊東
90分 小笠原→永木

・鹿島は植田の代わりにファンソッコが入り、左SHに中村が戻っただけでサプライズなし。

・試合は鹿島の積極策が嵌って鹿島ペースで進みましたが、終わってみればあれだけあったサイドからの決定機を一つしか生かせずに逆転負け。チャンスは山のように作るが点は入らない時期に逆戻りした格好。CKを積極的に取りに行っているようにも見受けられましたが、CKからはこれといった決定機は作れず。

・試合を通じて浦和左サイドをほぼ蹂躙しており、そこからファーへのクロスを何本も入れていましたが、左SH中村がそのクロスに対してこれといった仕事ができなかったのが痛かったかと。中村はカイオより攻撃力が格段に劣るせいか、鹿島の攻撃は右サイド偏重(唯一の得点が左サイドからだったのが皮肉ですが)。左右両面から浦和を揺さぶれないので、クロスに対する浦和の対応が一向にずれないまま試合が終わってしまいました。

・しかも時間の経過と共に遠藤のクロス精度がガタ落ちに。石井監督の選手交代も後手に回り、しかも何の効果もないまま試合終了。

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2016.07.23

つやつや@南越谷

005

 南越谷駅の南、サンシティ越谷の南を走る通りを東へ。高架橋をくぐった先の住宅街の中にあって駅からはかなり距離があります。先客は一人でしたが、結構な人気店のようで15分もすれば店はほぼ満席になり、退店時には店内に待ち客3。

 メニューは塩らーめん、正油らーめん、こってりらーめん、激辛らーめん、及びそれらに対応するつけめんといった感じ。ランチライムにはらーめん(塩/正油)にミニ丼(ネギ丼・高菜明太子丼・明太丼・キムチ丼)が付いた「ランチメニュー(870円)」があったので、塩らーめん&明太丼で注文してみました。

 後客もランチメニューを頼んでいる人は多く、その中でも塩らーめんが人気で、激辛もちらほら。つけめんを頼んでいる人はあまりいませんでした。丼ものではネギ丼が圧倒的人気。券売機はなく後払い。

 店内はL字型カウンター8席と4人掛けテーブル2卓。水セルフ。ランチタイム禁煙。

 店はご夫婦で切り盛りしているようですが、客数の割には作り手が大将だけなのでいかにも回転悪そう。また6杯くらいいっぺんに作って出しているので、同一ロットでも最初のほうと最後のほうでは出来に相当差異ができそう。

003

 スープは魚介系出汁が強めに出た動物系混じりといったところのようですが、塩ダレがやや強め。しょっぱくて飲むのが躊躇われるほどではありませんが、出汁の旨みを少々損ねている気も。

 麺はやや細めの縮れ麺。つるつるとした食感ながら若干緩めの仕上がりで好みからは外れていますが、スープとのバランスを考えればこんなもんでしょう。

004

 チャーシューはぐだぐだに崩れやすいタイプ。水菜と刻みネギがたっぷり目。他にメンマ。レモン片が浮いているのは謎。ランチメニューではなく半ライスを頼んでいる人もいましたが、この具だとちょっとライスは厳しく、明太丼で正解でした。

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2016.07.22

香蘭@佐世保

003

 佐世保駅高架下の飲食店街内にある老舗。先客3、後客2。ちなみに向かいがこれまた老舗の中華料理店「大善」。

 早速「長崎ちゃんぽん(750円)」を注文。メニューは他に皿うどん、焼めし、餃子といったシンプルな構成ですが、なぜかビーフカレーも用意。後払い。

 店内はコの字型カウンター10数席。さらに壁に沿ってカウンター8席。ガンガンに冷房を利かせていて、時折冷風が背中を直撃。

002

 丼というよりは皿に近いものに盛られて登場。モヤシ&キャベツを中心としながらもニンジン、玉ねぎ、キクラゲ、カマボコ、チクワ、そして豚肉も少々と具がてんこ盛り。麺はわずかに柔らか目。

 器の形状からして致し方ありませんが、スープは少な目。豚骨ベースと思しきコクと旨味に溢れる出来ですが、少な目のスープでも美味しく食べられるようにしているせいか、あるいはたっぷりの野菜を絡めて食べてちょうど良い塩梅に仕上げているせいか、ちょっとしょっぱくて飲むのはきついかと。

 とはいえ、全体のバランスは申し分ありません。駅近の一見なんでもなさげな中華料理屋さんでいただけるちゃんぽんとしては上々の出来でしょう。

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【展望】16年2nd第5節鹿島戦

(鹿島の現状)

・勝ち点46(14勝4分け3敗)で年間2位。1stステージ終盤の6連勝が効いて最後の最後で川崎を抜いてステージ優勝を果たし、2ndステージ開幕するとすぐに2位に下がってしまうあたりがいかにも鹿島らしく、肝心なところでずっける浦和とは対照的な勝負強さは相変わらず。

・年間トータルで見ると守備が堅い(リーグ戦総失点19=川崎と並んでリーグ首位)のは間違いないのですが、どういうわけか2ndステージに入ってから随分スコアの出入りが激しい試合が続いており、4試合中3試合で複数失点。もともとチャンスだけは山のように作るチームで、得点数が急伸しているのは何の不思議もありませんが、失点が急増した主因は全くの不明。

(戦力)

・前回対戦時からの最大の変化はカイオの中東流出。何かと小うるさいサイドアタッカーで森脇が苦手中の苦手にしていた感がありました。鹿島は莫大な違約金を手にしたのでおいおい代わりの補強があると思われますが、現時点では動きなし。もっとも最近の鹿島の外国人補強はほとんどハズレ(Jリーグで実績があったダヴィですら失敗!)に終わっています。

・カイオは主力中の主力だったのでその流出は痛手には違いないのでしょうが、鹿島はスタメンは結構流動的(実際カイオは1stステージでもちょこちょこスタメンから外れていました)で、控え選手がそれなりに充実しているのが強み。2ndステージでは主に中村が左SHに入り、第4節甲府戦では高卒3年目の杉本を抜擢。

・鹿島のローテーションはかなり徹底していて、出場停止でもなければスタメンで必ず出てくるのは曽ケ端・昌子・柴崎くらい。あとは金崎だろうが小笠原だろうが無理使いはしません。先の3連戦でも名古屋戦では半分くらいスタメンを入れ替え、しかも3-0で見事に名古屋を粉砕。

・他はとうとう使い物にならなかったジネイが契約満了になり、植田の成長で今年出番が激減した青木が鳥栖へ完全移籍になったくらい。

・五輪関係ではCB植田が離脱しますが、長期離脱していたファンソッコが復帰しており、大きな問題はないと目されます。

(戦術)

・フォーメーションは4-4-2で一貫。ボールを持って良し、持たせて良し。前目のポジションは流動的で、SBが盛んに攻撃参加してサイド攻撃を仕掛けてきますし、不用意にバイタルエリアを空けると柴崎がミドルシュートをぶち込んできます。序盤はなぜかセットプレーでほとんど点が取れずに苦しんでいましたが、それもいつの間にやらすっかり解消。

・前回対戦時では鹿島は意外にも2トップもSHもさほど浦和の最終ラインに圧力はかけて来ず、高めの位置に守備ブロックを敷いて浦和の縦パスを引っかけてのカウンター狙いに専念。そしてその策が見事に嵌って浦和に完勝。今回はさらに気候が厳しい中での試合なので、遮二無二前からプレッシャーをかけて体力を消耗する愚を避け、前回と同じようなスタンスで来ると思われます。

(浦和の対応)

・浦和は五輪関係で興梠と遠藤が外れ、さらに宇賀神が出場停止。

・代役が最も予想しやすいのは遠藤→那須。既に遠藤の小破に伴って福岡戦・柏戦で那須をスタメンで試行済で、ガチンコバトルに強く、セットプレーでの得点に期待できるものの裏を取られやすいという特徴まではっきりしています。露骨にカウンターを狙ってくるであろう鹿島に縦ポン一発で裏を取られる懸念が拭いきれませんが、西川に頑張ってもらうしかないかなぁ? 守備の堅い鹿島といえども相対的にはセットプレーに弱点を抱えているので、そこで那須の見せ場があれば。

・興梠の代役はおそらくACLで実績があるズラタンでしょう。今年唯一リーグ戦で興梠をスタメンから外し、ズラタンを1トップに据えたG大阪戦では李・石原とのコンビネーションがさっぱりでしたが、あれは興梠→ズラタンの変更に加えて、今年ほとんど試合に出ていない石原を併用したことに無理があったものと考えます。

・難儀なのは宇賀神の代役。宇賀神が小破欠場した名古屋戦では梅崎が左WBに入りましたが、ミシャは最近なぜか梅崎を起用したがらず、大宮戦ではとうとう出番なし。

・大宮戦では傷んだ宇賀神に代わって故障明けの駒井が投入されましたが、駒井は残念ながら全くいいところがなく、左WBでの適正に疑問符が付く出来に終わりました。よって梅崎がスタメン起用されると思われます。もっとも梅崎も駒井も宇賀神と比べると明らかに守備に難があって、那須共々不安は隠せず。

・3連戦でローテーションをかけた鹿島に対し、鉄板スタメンでへろへろになった浦和。李の調子が柏戦をピークに下り坂に入り、出場停止で休んでいたはずの槙野の出来も芳しくないなど、「謎の5連勝」の中で見え隠れしていたコンディション不良が3連戦最後の大宮戦で一気に露呈した気がしてなりませんが、この一週間でどこまで回復しているかなぁ・・・

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<前節:甲府 3-3 鹿島>

---金崎--土居---
杉本--------遠藤
--小笠原--柴崎---
山本-昌子--植田--西
-----曽ケ端----

得点:6分 杉本、27分 遠藤、71分 中村

58分 杉本→中村
72分 植田→ファンソッコ
85分 遠藤→鈴木

<前回:浦和 0-2 鹿島>

---土居--金崎---
カイオ---------遠藤
---柴崎--小笠原--
山本-昌子--植田--西
-----曽ケ端----

得点:52分 金崎、88分 鈴木(PK)

66分 遠藤→杉本
74分 土居→鈴木
87分 カイオ→永木

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2016.07.21

廻鮮寿司 塩釜港 塩釜店@塩釜

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 JR東北本線塩釜駅を出て駅前の通りを南へ。ヨークベニマルの向かい。結構な人気店と聞いて雨の中を出かけてみたところ、平日にもかかわらず開店前から待ち客が!開店時間が近づくとさらに三々五々客がやって来て、結局10数人はいたかと。

 郊外店ですがテーブル席は少なく、カウンター中心。しかも開店早々なのでレーンには全くと言っていいほど寿司は回っていないので、板さんに直接あれこれ注文。最近はタッチパネル完備の100円寿司しか行っていないので、板さんに注文するのってめっちゃ緊張します(自嘲)。

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 寿司は税込150円から300円くらいが中心。土地柄かメニューは赤身が多くて光物が少ない印象。軍艦巻きの類も少な目。子供向けじゃないので寿司にはちゃんとわさびが付いてます。

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 食べている最中に気がついたのですが、次から次から皿を積み上げている客なんてほとんどおらず、穴子丼とかネギトロ丼とかの平日のランチメニューを頼んで、あと適宜数品頼んでいる客が多い様子。女性客はほとんどが「レディースセット(1000円)」を頼んでいたかと。普段使いだとそれが安上がりなんでしょう。

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 12皿食って2500円也(あんまり高いの頼んでないのが丸判り(苦笑))。普段食っている100円寿司とはいったい何だったのか、と考え込まざるを得ないほどレベルの差は歴然。いやはや恐れ入りました。

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2016.07.20

味太助本店@仙台・勾当台公園

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 仙台三越のある一番町通りから一本西側の通り沿い。国分町通りとの間に広がる飲み屋街の一角にあり、「仙台牛たん発祥の店」と言われていますが、店の雰囲気はどちらかといえば食事処というよりは居酒屋で、座敷では試合前から赤者が怪気炎を上げていました。

 カウンターに案内されて、早速「定食A(1600円)」を注文。定食はA・Bの二つしかなく、Aが一人前(3枚)でBが1・5人前(4枚)。もちろん麦めし&テールスープ付き。他店でよくある「とろろ」はやってないようです。値段は他店より安め。

 爺さんがカウンターの目の前で黙々と牛タンを焼いていて(それゆえカウンター席はちょっと暑い!)、別のオッサンがこれまた黙々とテールスープを用意。他の店員を含めて概して愛想は良くありません。

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 味太助の牛タンはやや薄めですが、噛みきるのに一苦労するものもあれば、さくっと噛みきれてしまうものもあったりして実に不思議。あっさり塩味でどちらかといえば酒のアテに最適。言い換えればご飯のおかずにはちょっと力不足の嫌いがなくはないので、漬物や辛味噌の助けを借りながら一気に完食。

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2016.07.19

麺藤田@山形

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 山形駅の向かいにあるパチンコ屋の裏。飲み屋街の一角にありますが、山形駅は街の中心から若干離れている上に、街自体空洞化が進んでいるためか駅周辺も昼間はまばら。先客ゼロ、後客5。後客はいずれも近所の勤め人風。屋号は「めんふじた」ではなく「めんどうだ」と読みます。

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 券売機のボタン配置やメニューを見る限り、完全につけ麺推しの店で、中華そばは一応ありにはあるといった感じだったので、券売機ボタン先頭の「つけ麺(830円)」を注文。並(220g)・大盛(330円)同値段なので大盛りにしてもらいました。

 店内は縦長カウンター10席と4人掛けテーブル2卓、2人掛け2卓でゆったりとした作り。水セルフ。

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 つけ汁はどろどろ、ざらざらタイプ。鶏+魚介系で魚粉が目立ちますが、味わいはむしろ鶏のほうが強め。しかもやや甘目ですが、この手のつけ汁にしてはさほどくどくは感じませんでした。つけ汁の中にはメンマの代わりにキクラゲが入っている他、角切りのチャーシューが少々。

 麺は自家製のようで、太いストレート。コシがしっかりしていて美味いことは美味いのですが、つるつるすぎてプラスチックの箸では滑りまくって参りました。また麺に湯でもやしが添えられていて良い箸休めに。

 店では自家製の香辛料を用意。「激辛」の文字に恐れをなしながらも終盤ちょっとだけ入れてみましたが、確かに激辛で微量でもヒリヒリ。飽きて来たところで目先を変えるのには面白い試みです。また別途カレー粉も用意。

 地方色は全くないものの、質的には明らかに平均以上。ただ、地方にしてはちょっと高い感は否めず。

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2016.07.18

【閉店】二代目 狼煙 ~桜~ @川口芝

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 産業道路「芝宮根」交差点の北。最寄り駅は一応蕨ですが、かなり距離があります。先客3、後客5。ロードサード店なのに駐車場が3台分しかなく、いかにも向かいのローソンやすきやと駐車を巡って揉めてそう(苦笑)。10か月ぶりの再訪。

 前回は「鶏帆立の塩つけめん」を注文したので、今回は「二代目濃厚らあめん(800円)」を注文。券売機ボタン先頭はつけめんで、他に辛つけ、かれつけ、まぜそば、かれーまぜそばなど。他の客は全員つけめん系列を注文していました。ランチサービスはなし。

 店内はL字型カウンター8席。カウンターの高さに比べて椅子が低いせいか、個人的には食べにくくて困りました。厨房内にスタッフ2名。水セルフ。割りスープは予めポットで用意。

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 スープは濃厚どろどろ&魚粉でざらざらタイプ。典型的な一昔前の「またお前か」ですが、「またお前か」のトレンドが濃厚鶏白湯に移って久しく、かえってこの手のラーメンを食べる機会は少なくなっているせいか、もはや飽き飽きした思いは全くせず。

 スープは鶏がら、丸鶏、モミジなどをベースに野菜と大量のにぼしを合わせたもの。どろどろの割には最後までしつこさ、くどさを感じないあたりは大したもの。ただそれは麺を絡める際のことであって、飲むのは味が濃すぎてさすがにきつい。幸い卓上に割りスープがあるで、ありがたく頂戴しました。

 なお以前は濃厚スープを飽きさせないよう、中に少しだけ生タマネギが混ざっていたように記憶していますが、止めちゃったのかな??? 

 麺は並太ストレート。濃厚どろどろスープに負けないように若干堅めに仕上げていましたが、それでもスープに埋没気味なのでむしろ太麺にしたほうがよさげ。なお量は200gとのこと。
 
 どろどろスープに埋没した穂先メンマはイマイチ。チャーシューは細いのが一個だけ。他に海苔、刻みねぎ。具がしょぼいのでちょっと割高に感じます。やはりこの店は「つけめん」が無難なのでしょう。

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【観戦記】16年2nd第4節:浦和 2-2 大宮 ~ 浦和らしいブザマな失点を繰り返して2度のリードを守りきれず

・前半柏木が直接FKをぶちこみ、後半関根&武藤が謎の覚醒を見せて2度リードを奪ったものの、すぐに同点に追いつかれてドロー。しかも点の取られ方がいかにも拙い。CKをどフリーで叩き込まれるとか、選手が一人傷んでいる間の対応が実にあいまいかついい加減なのが主因となっていとも簡単にやられてしまうとか、既視感漂う実に浦和らしい失点。

・おまけに大宮は家長・菊地・和田が故障で不在。ムルジャは戦線復帰したものの本調子には程遠い状態。おまけに試合中に奥井まで故障していわば半壊状態。浦和はヘロヘロとはいえフルメンバーだったにも関わらず、試合内容は互角で、結果も互角だったという事実は重く受け止めなければいけません。高温多湿な気候下での過酷な3連戦でドローという結果は悪くないのかもしれませんが、心理的には負けも同然。

・柏木はハーフタイムのブーイングと試合終了後のブーイングに納得いかないようですが、失点の仕方が実にしょーもない上に、そもそも半壊状態の相手に内容で互角の試合しか出来なかった以上、ブーイングされても仕方ないと思います。個人的には「ダービーだから勝利以外は認めない」なんて言うつもりはあんまりない(そう思う人が少なくないのは事実として)ので、その観点からは柏木のコメントを批判しませんが。

・話がややこしいのは柏木自身の出来はかなり良かったこと。それゆえなおさら柏木はブーイングに納得がいかないのかもしれません。

半壊状態の相手に互角の内容で終わったのは端的に言えば監督の能力差でしょう。大宮は選手の個人能力で浦和に及ばない代わりに、監督の能力差でその差を補ってなんとかドローに持ち込んだといっても差し支えないかと。特に「誰が出てもそれなりのことができる」という意味での守備組織の練度、及び控え選手の活かし方で渋谷監督はミシャよりはるかに優れているように思いました。大宮がルヴァン杯予選をぶっちぎりの強さで突破したのも納得。

・この試合大宮は右SB和田・CB菊地を欠き、おまけに前半半ばで左SB奥井を故障で失って最終ラインはレギュラー3人が欠けた状態。それにも関わらず高めの最終ラインを維持しようと努め、かつ最終ラインの統率が乱れてオフサイドを取り損ねる場面はほとんどなく、後半右サイドが炎上しかかりながらも押し込まれたら中央で弾き返す狙いを貫徹。終始前後分断気味ながら、ボール奪取後縦に早いサイド攻撃を何度も見せました。

・また怪我人が多いにも関わらず、渋谷監督は前節G大阪戦から清水→江坂、横山→金澤、沼田→大屋と3人入れ替え。G大阪戦でも数名選手を入れ替えており、その結果G大阪&浦和戦をドローで終えたのですから、中位クラブの大宮としては悪くない結果に。またどちらの試合も撃ち合いで大宮に勝ち目が十二分にあり、勝ちきれなかったのは単に攻撃陣のシュート精度の低さゆえ。こればかりは渋谷監督も打つ手なし。

・一方ミシャはこの3連戦を鉄板スタメン継続。案の定消耗は凄まじくて仙台戦も大宮戦も終盤カウンター合戦の撃ち合いに持ち込まれ、この試合では故障した選手や疲労が著しい選手を代えたら、さらに事態が悪化→だからますます鉄板スタメンに固執するというお約束の「負のスパイラル」に嵌る始末。3連戦で2勝1分と結果は悪くないものの、単に相手のシュート精度の低さに助けられた面が多々あり、次節鹿島戦へ向けて不安感が募る残念な試合でした。

・小中高生のチケット料金を全席種550円で販売するという一大キャンペーンが効いたのか、この日の観客は53,951人と久しぶりの大入り。子供には親も同伴するでしょうし、子供向けにグッズも相当売れるでしょうから営業的にはおそらく大成功でしょう。内容も撃ち合いの末のドローだったので一見さんには悪くない試合だったと思います。ただこういう大入りの試合にこそ快勝して「また来るぞ!」という気にさせないとなぁ・・・

002

-----興梠-----
--武藤-----李--
宇賀神-阿部-柏木-関根
-槙野--遠藤--森脇-
-----西川-----

得点:37分 柏木、59分 武藤

57分 李→青木(柏木がシャドーへ)
57分 興梠→ズラタン
69分 宇賀神→駒井

・大宮は普段通り4-4-2のフォーメーション。前回対戦時とは一変して前からはさほどプレッシャーをかけて来なかったのが意外でしたが、夏場なので追い掛け回して体力を使うのを避けたのでしょう。高めの位置に守備ブロックを作って浦和の縦パスを引っかけてカウンター、サイド攻撃には守備ブロックのスライドで対応し、クロスは中央を固めて弾き返すみたいな狙い。

・前半浦和の出来は芳しくなく、大宮の高い最終ラインの裏を長短のパスで突こうとするも、パス精度が低くて裏抜けからのチャンスらしいチャンスは柏木→武藤の1回だけ。関根を軸に何度も右サイド攻撃を仕掛けるものの、前半の関根はドリブル突破もできなければクロス精度も低くて全くお話にならず。ただ大宮の守備もタイトとは言い難いため縦パスはそこそこ入り、李→興梠、阿部→興梠→柏木と中央からの決定機あり。

・痛かったのは宇賀神が早い時間帯にイエローを貰ってしまったこと。これで宇賀神は対面のマテウスに主導権を握られて防戦一方に追い込まれてしまい、攻撃の左右のバランスなりワイドな展開なりに大きな制約がかかってしまったような感も。

・流れの中から点が入りそうにない際はやっぱりセットプレー頼み。興梠が山越に倒されて得たFKを柏木が直接決めて浦和先制。GK加藤も如何ともしようがないところに見事にぶち込んでくれました。

・ターンオーバーなしで3連戦を闘っている浦和が先に電池切れになるのは明白だったので、この先制点は大きなものになるはずだったのですが、なんと前半終了間際に大宮に追いつかれる大失態。森脇のクリアミスでCKを与えてしまい、遠藤が江坂のマークを外してしまってどフリーで叩き込まれるという誠に情けないもの。それ以前に試合の流れをぶつ切りにして1-0で折り返せない試合運びの拙さに参りました。

・後半立ち上がりは浦和の失速が顕著。カウンターで2回危ない場面を作られましたが、浦和の最終ラインの踏ん張り&大宮のシュート精度に低さに助けられて失点を免れました。

・ただ大宮優勢の時間帯も長くはなくて往々にして中盤がスカスカになり、逆に浦和が関根→武藤で突き放しに成功。関根が大屋を縦に振り切って珍しく高精度のクロスを上げ、武藤は途中投入のズラタンをダミーに使ってファーから走りこんでヘッド! ステルス能力が遺憾なく発揮された武藤らしいゴールでした。関根はその後謎の覚醒モードに入り、終始大宮左サイドを脅かし続けるも追加点はならず。

・この素晴らしいゴールを帳消しにしてしまったのがトホホな2失点目。宇賀神が傷んで自陣に戻れない隙に、宇賀神が対応していたマテウスへの対応がいい加減になったのが仇となって失点。マテウスは「多少守備をするマゾーラ」といった感じで渋谷監督があまりスタメンで使いたがらないのも頷けるのですが、とにかくスピードと一発がある選手。この試合も前半から積極的に遠目から狙っていましたから、あれだけ自由にやらせるとそりゃやられるわ・・・

・終盤はお約束の撃ち合いに。浦和は再度裏抜けに成功しかかった武藤のシュートが枠を外れ、右サイド攻撃からのズタラン→柏木ヘッド&関根→森脇はいずれも加藤の正面。大宮もペチュニクや清水のシュートがわずかに枠を逸れたり、CKからのチャンスでポストを叩く場面があったりしたものの、共に追加点ならずでドロー。

・甚だ残念だったのは傷んだ宇賀神に代わって投入された駒井の出来が著しく低調だったこと。ボールを受けてから長考に沈み、しかもドリブルで仕掛けるばかり。さらに全然相手を抜けない。ボールを受けてからの選択肢が少ない(特に周りを使ってのパス交換による突破がないに等しい!)上に、ボールを受ける前から次の一手を考えられないようではとてもミシャのスタイルに適合できるとは思えないんですが。そしてこの駒井をベンチ外に追いやれない高木はいったいどうなっているのか・・・

・駒井の出来があんまりなので、せっかく関根が謎の覚醒モードに突入しても浦和は得意の左右の揺さぶりが効かず。ピッチをワイドに使った左右の揺さぶりは4-4-2で守る相手を崩すミシャの常套手段のはずですが、片方のサイドしか使えないと守る側は楽ですわなぁ・・・

・駒井投入以前の李→青木、興梠→ズラタンの投入もなんだかなぁ。青木はスタメンで使ってもなんら不思議はないくらいの出来で、低調な出来に終始した李に代えて最初から柏木シャドーでも問題ないどころか、3連戦を踏まえてそうあるべきだと思いました。

・また山越のマークを全く苦にせずポストプレーをこなしていた興梠を下げたのは謎で、どうやら興梠が腰を傷めたのを気遣ってのことのようですが、この辺はミシャに運がないというかなんというか・・・故障明けのズタランには多くを期待できず、駒井よりはだいぶマシという程度で、フィニッシュには一回絡んだだけかな?

001

---江坂--ペチュニク--
泉澤--------マテウス
---金澤--横谷---
大屋-河本--山越-奥井
-----加藤-----

得点:45+4分 江坂、68分 マテウス

26分 奥井→渡部(故障による交代)
61分 江坂→ムルジャ
74分 マテウス→清水

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2016.07.17

改@蔵前

002

 大江戸線蔵前駅から国際通りを南へ。蔵前小学校交差点そば。先客2、後客6。

 店内の券売機で店お勧めの「貝塩らーめん(750円)」を注文。メニューは「煮干らーめん」との2本立てでランチサービスはなし。

 店内は縦長カウンター10席のみ。ご夫婦+女性アシスタントの3名で切り盛りしているようですが、ご夫婦が常連客とずっとうだうだしゃべっているのが少々鬱。

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 若干濁りのあるスープは「貝塩」の名の通り貝出汁効きまくりで、塩ダレはその美味さをかき消さないよう抑え気味。もっとも何の貝なのかと言われても正直答えに詰まるのですが(苦笑)、ここまではっきりと貝出汁が効いていると食べ手を選ぶかもしれません。カニやエビのやり過ぎ感よりははるかにマシですが。

 麺は意外にも手もみ入りの太麺。コシもしっかりしていて一見このスープには強すぎるように思いましたが、それは全くの杞憂でスープの絡みは絶妙。

 具にメンマではなくタケノコを使っているのが面白いのですが、ちょっと大ぶりで食べにくいかと。またワカメはその臭いがせっかくのスープの魅力を殺いでいるような気がします。さらに大き目かつ柔らかいチャーシューがでんと。他に三つ葉。

 券売機には「大盛り」や「替え玉」のボタンがありましたが、大盛りはスープとのバランスが一気に崩れそうだし、替玉はそもそもこのスープには不向きでしょうし。それゆえか店では食後に「貝油の和えそば」「煮干油和えそば」を勧めていました。

 細かい難点はありますが、相当ハイレベルな店なのは間違いなし。煮干で再訪します。

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2016.07.16

パル@川口

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 川口駅西口、OKストアからさらに2ブロックほど西。高層マンションが林立していて人口が多い割には飲食店の少ないところにポツンとある昔ながらの洋食屋さんで、先客ゼロ、後客3。近所で働いている風の方が三々五々やってきます。

 ランチメニューは4種類。店先と店内に掲げられたホワイトボードに殴り書き(!)してあって、その中から「チキンピカタ(750円)」を注文。「鶏肉の玉子つけ焼」と客層に合わせたかのような注釈があって思わず苦笑。ランチメニューはいずれもライス、漬物、味噌汁付き。さらにホットorアイスコーヒー付き。

 店内は4人掛けテーブル2卓、2人掛け2卓、カウンター4席。テーブルも小さめでちょっと手狭。テーブルに灰皿が置いてあるので喫煙可なのでしょう。たまたま喫煙者がいなかったので助かりましたが。店は老夫婦で切り盛りしている風ですが、オッチャンは厨房に籠り切りで姿は見えず。

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 予想外なことに鉄板で登場。玉子の厚みにムラがあったり、剥がれ落ちていたりして、良くも悪くも結構手作り感溢れるビジュアル。ファミレスで出てくるのとは対照的。ただ見かけとは違ってチキンピカタ自体は割と薄味。その薄味を補って余りあるのが油まみれのナポリタンスパゲティ。

 メニューにどのくらいバリエーションがあるのか判りませんが、川口価格っぽい洋食屋さんなのでいずれ再訪あり。

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【展望】16年2nd第4節大宮戦

(大宮の現状)

・勝ち点31(8勝7分5敗)で年間7位。一時4位をキープしていましたが、第14節以降わずか1勝に留まっているのが響いてじりじりと順位を落としています。

・スタッツ上の大宮の特徴は「守備が堅い反面、極端に得点力が低い」こと。リーグ戦総失点(19)は浦和(17)と大差がない反面、総得点(19)はトップハーフでは最悪。守備が堅いので大崩れはしないものの、点が取れないのでやたら引き分けが多い傾向が見て取れます。

(戦力)

・残留争いに巻き込まれる恐れが全くないせいか、ここまで補強の動きは全く見られず。

・主力に怪我人が多く、その中でも最も痛手と目されるのは家長の離脱。家長は攻撃面で全権を握っているといいくらいの存在なので、家長抜きでどうやって攻撃を成り立たせているのか不思議。もっとも勝てなくなったのが家長離脱前からなので、実際問題としてはムルジャの離脱のほうが痛かったのかもしれません。ムルジャは前節G大阪戦から戦線復帰。

・他に左SB和田が故障し、沼田ないし大屋が穴埋め中。沼田は明らかに守備に難がある一方、かなりアグレッシブなので泉澤とのコンビネーションプレーによる左サイド攻撃は脅威。

・さらにCB菊地が前節G大阪戦で故障したので、最終ラインに不安を抱えた状態でさいたまダービーに臨む格好。

・MF金澤も故障した模様で前節ベンチ外。

(戦術)

・フォーメーションは一貫して4-4-2。前回対戦ではムルジャをスタメンから外し、積極的に前からプレッシャーをかけることで浦和のビルドアップを制約するだけではなく、途中から右SH横谷の位置を下げて宇賀神を監視することで浦和の攻撃を手詰まり状態に追い込むことに成功しました。それどころかカウンターのチャンスもいくつも作り、家長のポスト直撃のシュートが決まっていたらそのまま大宮が勝っていたかもしれません。

・ムルジャも故障から復帰したばかりなので今回もベンチスタートで、同じような戦術で臨んでくる可能性が高いと思います。

・家長不在で、ただでさえ攻撃のバリエーションが乏しい中でどうやって点を取るのかが見もの。セットプレーはともかく、流れの中からは泉澤のサイド突破&クロスに賭けるしかないような気がしますが。前節G大阪戦を見ると相手のミスから絶好機を得ても前目のタレント不足が響いてかシュート精度が低く、またサイドから鋭いクロスを入れても連携不足で誰にも合わないとか、点が入らないのはそれなりの理由があるかと。

・なお鉄板スタメンを繰り返す浦和と違って、渋谷監督は前節G大阪戦でターンオーバーを敢行し、FW江坂やMF岩上を温存。前回対戦同様、さいたまダービーは外国人抜きでスタメンを組む布石のように思えてなりませんが。

(浦和の対応)

・5連勝とはいえ内容は決して褒められたものではありません。芳しくない内容でも勝ち点3を拾えているのを「勝負強い」と積極的に評価すべきなのかもしれませんが、運動量で相手を凌駕するどころか逆に気圧されてしまう試合もあり、「負ける気がしねぇ」という意味での強さは微塵も感じられず、この連勝に持続性があるとはとても思えず。

・相手ペースで試合が進み、流れの中から点が入りそうにないところ、たまたま遠藤の故障で出番が回ってきた那須に助けられたり、阿部FKが決まったりと「偶然」とは言わないまでもミシャが狙いとしないところから点が入って勝ち点3をゲット。この結果を受け、ミシャが割り切って終盤セットプレー頼みでしんどい局面の打開を図る風に転じると思いきや、やはりミシャにはそんな考えはさらさらないようで、前節仙台戦は那須の出番なし。

・おそらくミシャはさいたまダービーも鉄板スタメンで臨むのでしょうが、仙台戦の出来から中3日の試合では多くを期待できません。お疲れの両WBが劣勢に立たされ、大宮のストロングポイント=サイド攻撃を幾度も喰らう展開になると大苦戦は免れません。

・前売りが絶好調で久しぶりに5万人の観客が見込まれそうですが、大観衆の前で大失態を犯すことのないよう願うばかりです。この試合を最後に興梠と遠藤がリオ五輪に向けて4~5試合離脱するので、両者にとって最高の餞になると良いのですが。

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<前節:大宮 0-0 G大阪>

---清水--ペチュニク--
泉澤--------マテウス
---横山--横谷---
沼田-河本--菊地-奥井
-----加藤-----

69分 泉澤→ムルジャ(清水が左SHへ)
79分 マテウス→岩上
81分 菊地→山越(故障による交代)

<前回:大宮 0-1 浦和>

---家長--江坂---
泉澤--------横谷
---金澤--岩上---
和田-河本--菊地-奥井
-----加藤-----

62分 泉澤→ムルジャ
73分 江坂→ペチュニク
80分 横谷→マテウス

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2016.07.15

Φve ふぁいぶ@松原団地

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 松原団地駅西口を出て西へ。獨協大学のある角「獨協さくら橋」交差点を南へ。ベルクスを越えてすぐ。先客4、後客4。場所柄学生だらけかと思いましたが、意外にも客層は近所のオッサン、オバハンのほうが多くてびっくり。

 「麺座でん あねっくす 松原団地店」が、屋号を変えてリニューアルオープンしたと聞いて往訪したのですが、外観はほぼ「でんあね」そのまんまで、暖簾を良く見ないと屋号が変わったことなんて全然判りません。

 店内の券売機ボタン先頭に「つけめん」が並んでいたので「つけめん・大盛(750円)」を注文。並(700円)を基本に大盛・特盛・特大・トリプルと50円ずつ値上がりする価格設定。

 なお注文した時は中太ストレートの自家製麺と極太平打ちの浅草開化楼の麺を選べるものだと思ったのですが、「つけめん」は自家製麺のみ。浅草開化楼のほうは「ちいめん」と名付けられていて値段も違う(+50円)ことに後で気づきました。

 他に「らーめん」「まぜそば」「でん次郎」「塩」「味噌」「Φve カレーらーめん」「横浜家系Φve家」などやたら多彩。

 「でんあね 草加店」に行ったことがありますが、それも4年以上昔の話。屋号変更でメニューがどう変わったのか判りませんが、最後の2つが加わっただけなら単なる迷走としか思えないんですが・・・

 店内は厨房に向かってL字型カウンター8席と、4人掛けテーブル2卓、2人掛け1卓。厨房内にはスタッフ2名。水セルフですが、店の隅っこに給水器が置いてあるだけなのでチト不便。

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 つけ汁は全体に甘ったるくて、酸味も強いちょっと苦手のタイプ。動物ベースの魚介混じりで魚粉も目につきますがザラザラ感はありません。とはいえ脂も多いので味わいはあっさりというわけでもなく、なんとも微妙。

 つけ汁の中に厚みのあるチャーシュー、メンマ、刻みネギ、青菜、ナルト、そしてなぜかレモン片。

 麺は太目のストレート。つるつるした食感で噛み応えもそれなりといったところですが、「もっちり」というのは当たらないかと。麺の量は明示されてありませんでしたが、大盛りでも特に過不足感なし。並だとつけめんとしてはちょっと物足りないかと。

 個人的にはあまり好きなタイプではありませんが、基本的には食べ手を選ばないいたって無難な一杯だと思います。

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【観戦記】16年2nd第3節:仙台 0-1 浦和 ~ 終わり良ければ全て良し、なのか???

・終盤カウンター合戦になりながら共に詰めの段階で精度を欠いて得点の気配はなく、スコアレスドロー濃厚だった試合をタイムアップ直前の一撃でモノにする。試合を通じて全くと言っていいほどチャンスがなくても、試合を決定づける1点が取れる、まさに「エース」と呼ばれるに相応しい大仕事を興梠はやってのけました。

・興梠は終始仙台CBの厳しいマークを受けてポストプレーをこなすのが精一杯(しかもファウルを取られるケースが多々)でシュートどころか決定機にすらほとんど絡めず。よって90分間ノーチャンスでも不思議はなかったのですが、最後の最後で柏木のスルーパスで仙台最終ラインの裏を取ってゴール。しかも前に出て来たGKを浮き玉で交わして角度のないところから流し込むという難度の高いゴール。

・イージーな状況より難しい状況のほうが決まるという興梠らしいゴールといってしまえばそれまでですが、ATも半ば以上過ぎた時間帯に難しいゴールを決められる体力&気力がよくぞ興梠に残っていたもの。まさに天晴れ。「ユアスタでは90分で勝ったことがない」という謎のジンクスもこれで雲消霧散。試合終了直後の気分は梅雨寒にも関わらず爽快そのもの!!!

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・ただ時が経つにつれ、試合内容の拙さが心にずっしりと重くのしかかってきました。とにかく浦和はパスミスないし意図のズレが目立ち、不用意なボールロストも少なくありませんでした。運動量こそ仙台に見劣りする印象は受けませんでしたが、やはり中3日で出場停止明けの槙野以外はお馴染みのスタメンで臨んだこと自体に無理があったのでしょう。

・福岡戦&柏戦とも序盤は相手に運動量で圧倒され、5連戦明け後もコンディションが十分に回復していないことを露呈してしまった浦和。そして中3日での試合となるとお疲れゆえどうしても肝心なところで精度が落ちてしまうのでしょう。

・鹿島戦の惨敗を受けて

ミシャはKLMのコンビネーションの良さを評価してスタメンを固定しているのでしょうが、肝心のコンビネーションがこの有り様ではスタメンを固定する意義なんて完全に失われています。浦和はレギュラー陣がそろって好調ならとんでもない破壊力を見せるけれども、不調に陥った時の反動もまた凄まじい。

と評しましたが、この試合の感想もほぼ同様。控え選手(特につぶしが効く梅崎)を上手く使えないミシャの学習能力のなさ、いや学習意欲のなさには呆れるを通り越して虚しさを覚えます。それゆえカウンターが鋭かったかつての仙台相手なら間違いなく負けていた試合だったと思います。

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・ところが、仙台の出来もこれまた酷かった。高い位置からプレッシャーをかけてカウンター&サイド攻撃という狙い通りにゲームは進んでおり、そこまでは悪くないのですが、カウンターの過程で往々にしてパスがずれて浦和の帰陣を許し、慌ててサイドから放り込むもののクロスは著しく精度を欠き、おまけにフィニッシャー不在。浦和は淡々とクロスを跳ね返すか西川が処理すれば良いだけの話で、結局仙台のシュートはたった5本で枠内ゼロ。

・仙台は3試合連続3失点だったためか、この試合をポジティブに評価している向きもあるようですが、失点が1で済んだのはひとえに浦和の出来の悪さゆえでしょう。むしろ試合は仙台の狙い通りに進んだにもかかわらず、ほとんど点が取れる気配がなかったことを深刻にとらえるべきかと。

・よって、残念ながらこの試合は共にミスが多い低レベルの試合だったと思います。劇的な幕切れがそれを全て覆い隠してしまうのでしょうが。

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-----興梠-----
--武藤-----李--
宇賀神-阿部-柏木-関根
-槙野--遠藤--森脇-
-----西川-----

得点:90+3分 興梠

70分 関根→駒井
72分 武藤→青木(柏木がシャドーへ)
85分 李→梅崎

・最終ラインを高く設定し、高い位置からプレッシャーをかけてくる仙台に対し、前半の浦和は仙台の最終ライン裏を狙う攻撃が目立ちました。しかも柏戦前半のようなロングボール主体ではなく、長短のパスを織り交ぜる格好で。前半柏木→槙野→武藤、柏木→武藤と2回裏抜けによる決定機がありました。武藤のシュートは共にGK正面で得点はなりませんでしたが、前半の浦和はそれほど悪い内容ではなかったと思います。ミスが散見されたのは事実ですが。

・ところが後半に入るとミスが頻発。特に前三人が攻めきれずにボールを失う場面が目立つようになり、仙台のカウンターを浴びがちに。4バックの相手に空いたサイドから攻める常道を繰り出そうにもそもそもワイドに展開するパス精度が低くてどうにならず。なんとかWBにボールが渡っても関根も、代わって入った駒井もドリブルでこじ開けるでもなく、高精度のクロスを入れるわけでもなし。結局サイドからの見せ場は試合開始直後の関根の枠内シュートだけか。

・後半の決定機は武藤シュートのこぼれ玉に反応した李がエリア内でフリーでシュートを放った場面と、石川のクリアミスに柏木が突っ込んでヘディングシュートを放った場面くらい。

・攻撃陣がほぼ手詰まりに陥ったどころか自爆を繰り返す一方、守備陣は奮闘。サイドに流れがちなハモンロペスを槙野は完封。森脇もそれなりに対応。意外にも遠藤が苦戦を強いられた印象を受けましたが、それでも要所を締めてハモンロペスに決定機を与えず。宇賀神もハモンロペスのクロス→菅井が突っ込んできたところを寸前でクリアする大仕事。

・値千金の興梠の一撃は守備陣の奮闘に応えたものと言っても差し支えないでしょう。

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---藤村--ハモンロペス--
梁---------奥埜
---三田--富田---
石川直-渡部-平岡-大岩
------関-----

72分 藤村→菅井(菅井が右SH、奥埜がFWへ)
79分 リャン→ウイルソン(ウイルソンがFW、奥埜が左SHへ)
90+3分 奥埜→佐々木

・渡邉監督は浦和戦用の奇策を弄さず、4-4-2で高い位置から積極的にプレッシャーをかける普段通りのスタイルで浦和に対峙。押し込まれた際に三田が最終ラインに吸収されて5バックっぽくなってはいましたが、意図的に5バックにした風には伺えず。浦和の不出来も相まって守備に大きな破綻はなく、ボールを持った場合は浦和WB裏への縦パスからorカウンターからサイド攻撃という狙いも嵌っていたので、その点では悪い試合ではなかったのかもしれません。

・ただ前述のように点が入る気配はほとんどなく、スコアレスドローが精一杯で勝ち目はほとんどなかった試合を高く評価するのは考えもの。仙台が最も惜しかったのはリャンCK→大岩→渡部ヘッドが枠外だった場面。それ以外は後半立ち上がりに藤村がダメ元でミドルシュートを放ってみただけ。

・肝心のクロス攻撃からは全く決定機が作れず。ハモンロペスがサイドに流れがちで、それはそれでチャンスメーカーとして役には立っているのですが、中に合わせるべき選手がいない。もっともハモンロペスがシュートを放ったところでその精度は劣悪でしたが。ウイルソンが健在なら怖い2トップになり得たでしょうが、ウイルソンは未だコンディション不良なのか、終盤投入されてライン際でで森脇を弾き飛ばしたのが唯一の見せ場。

・興梠のゴールは柏木になんらプレッシャーをかけなかった三田の罪が一番でかいかな? あれでそれまでの奮戦が全てパー。

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2016.07.14

ばんどう太郎 春日部店@北春日部

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 「ばんどう太郎」は茨城県で絶大に支持されているローカルな和食ファミレスです。なぜか埼玉にもちょこっとだけ店があり、春日部店を往訪。ここも結構繁盛しているようで次から次から客がやってきますが年齢層は高め。

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 そば・うどんはもちろん、丼ものから寿司までなんでもありといったメニュー構成ですが、ここの売り物はなぜか「みそ煮込みうどん」で店先にもでかでかと表示されています。早速半ライス・お新香付の「坂東みそ煮込みうどんランチ(1080円+税=1166円)」を注文。「坂東みそ煮込みうどん」を単品で頼む場合と違って、うどんに豆腐が入らない旨の説明がありましたが、そういう細かいところをちゃんと話すのには好感が持てました。

 ただ周囲の客はおばあさんが多かったせいか、ミニサイズの丼やらおかずやらがごてごてと並ぶ「レディースランチ」を注文する人が多く、みそ煮込みうどんはほとんど見受けられず。

 注文を受けてから煮込み始めるのか、少々時間がかかる旨を告げられ、さらにお茶&お冷と一緒に朝日新聞を持ってきました(苦笑)

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 土鍋ではなく、大きくて浅めの鉄鍋がコンロに乗って登場。これには意表を突かれました。また小さな布エプロン付き。

 これまた意外なことに味噌はカクキュー@岡崎の八丁味噌を使っていて、「坂東」なのに完全に名古屋テイスト。

 ただ名古屋の山本屋で食べる場合と比べると麺が全然違います。あの生煮えっぽい堅い麺ではなく、並太で口当たりは柔らか目で見た限りはごくごくフツーのうどん。ただコシはかなりしっかりしているので煮込んででろでろ、ぐでぐでにならず、しっかりした歯ごたえを保っていました。

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 具は白菜、太ネギ、れんこん、卵、しいたけ、かまぼこ、青菜など。山本屋に比べると圧倒的に具沢山で、鶏肉が少ないのが少々不満なくらい。ご飯つきならボリュームも十分。

 八丁味噌さえ使えば後はどう転んでも名古屋テイストになるので(苦笑)、近場で名古屋めし気分を味わうには十二分に満足できる内容でした。しかも山本屋より圧倒的に安い!

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2016.07.13

【展望】16年2nd第3節仙台戦

(仙台の現状)

・勝ち点23(7勝2分10敗)で年間12位。リーグ戦序盤は故障者が多発したこともあって低迷しましたが、第13~16節に4連勝を遂げて残留争いからいったん脱出。しかし、その後3試合連続3失点で3連敗と成績は安定しません。

・直近の3試合連続3失点で3連敗が祟ってか、今年の仙台はとにかく「たいして点は取れないが失点はやたら多い」状態に陥っており、降格圏3チーム以外ではリーグ戦の失点は最多(31)。得失点差は残留争いに巻き込まれている湘南(△11))と大差がなく(△10)、勝つ時は僅差、負ければ大敗という姿が浮かび上がってきます。

(戦力)

・アトレチコ・ミネイロ(ブラジル)よりパブロ選手を期限付き移籍で獲得。1992年生まれの若い選手でドリブラーのようですが、来日してまもないのでどこで出てくるのか皆目わからず。

・正GKどころか控えGKまで故障した前回対戦時ほど酷くはありませんが、相変わらず主力に故障者が散見され、野沢・金園が離脱中。一時戦線に復帰した金久保も再びベンチ外になっており、前目のタレント不足という印象は否めず。前節G大阪戦ではJ1でほとんど実績がない高卒5年目の藤村を2トップの一角に起用する非常事態。

・前目がコロコロ入れ替わる反面、両ボランチ&最終ラインの顔触れは安定。それでも失点がやたら多いのは不思議。

・傍目に非常に不思議なのはウイルソンの出番が激減していること。今年は故障がちでコンディションが良くないのかもしれませんが。

・ちょっと前までは主力が高齢者だらけで、それゆえ夏場に弱い印象がありましたが、渡邉監督就任後は段階的に若手への切り替えが進められ、今や主力で高齢といえるのはリャンと故障中の野沢くらい。故障から戻ってきた菅井も出番は少なくなりました。

(戦術)

・フォーメーションは4-4-2でほぼ一貫。守備は高い位置から積極的にプレッシャーをかけてきます。

・仙台と言えばリャンのFKないしCKからの一発というイメージが強いのですが、流れの中からはサイドからのクロス攻撃に頼りがち。もはやカウンター一本槍、ロングボール一本槍ではなく、それなりにポゼッションを重視する形に変わってきつつありますが、パスを繋いでボールを前に運んだところで特に何かが起こるわけではありません。

・肝心のハモンロペスがサイドに流れがちなので、そこからのクロスにFWの相方に加えて逆サイドからSHが突っ込んで来ないとなかなか点にならないかと。むしろ崩しきっていないのにハモンロペスなり三田なりが破れかぶれで放って来るミドルシュートのほうが面倒。

・渡邉監督の不思議なのはなぜか浦和戦に限って特殊なことをやり、それが往々にして裏目に出て大敗を喫すること。昨年埼スタでの対戦で突如3-4-2-1を採用し、今年埼スタでの対戦では4-5-1でドン引き。共に攻撃が絶望的で高い位置でボールが奪えない上に、前に残っている人数が少ないのでカウンター攻撃もままならないという副作用が強く、とうとう耐えきれずに守備が大決壊という憂き目に。

・もっとも激しい撃ち合いにになった昨年のアウェーゲームでは普段の4-4-2だったので、今回特段変わったことはやらないかもしれません。ノーマルな形で来るなら柏戦と似た感じになるでしょう。しかし、3試合連続3失点&前目のタレント不足という現状を受けて、またしても極端な守備重視に打って出る(そして裏目に出る)可能性は少なくありません。

(浦和の対応)

・梅雨の最中に柏戦から中3日、続く大宮戦もまた中3日という連戦。しかし、6月に中2日、中3日の5連戦をこなしたばかり。またそれ以前にもACL絡みで海外への長距離移動を伴う中3日の連戦を何度も経験していますからもはやこの程度の連戦は慣れっこ。大宮から新幹線で1時間ちょっとで着いてしまう仙台なんて移動のうちに入らないでしょうし(異国鹿島より間違いなく近い!)、しかも今回は仙台も全く同条件。

・6月の5連戦では大胆なターンオーバーとか奇策=ボランチ駒井とか、あるとあらゆる負け方を模索したミシャもこの程度の3連戦なら鉄板スタメンで臨むのでしょう。あえて代えるならどちらかのWBを梅崎に代えるくらい。

・また槙野が出場停止から戻ってくるので、おそらく那須が再びベンチに。セットプレー一発の魅力は捨てがたいものの、福岡戦・柏戦と立て続けに簡単に裏を取られてしまい、露骨にカウンターを狙ってくる仙台相手には使いづらいかと。ドン引き相手に終盤セットプレー狙いで那須を投入するような采配の妙がミシャにあればいいのですが。意外にも今年の仙台はセットプレーからの失点が非常に多いみたいですし。

・気になるのはレギュラー陣のコンディションが十分に回復しないせいか、福岡戦も柏戦も序盤は運動量なり出足なりで完敗を喫していること。仙台も相変わらず運動量が多いチームなので、浦和がふわっと試合に入って先制点でも取られようものならまたしても昨年のアウェーゲーム同様の撃ち合いになってしまう気がします。

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<前節:G大阪 3-1 仙台>

---藤村--ハモンロペス--
梁---------奥埜
---三田--富田---
石川直-渡部-平岡-大岩
------関-----

得点:54分 ハモンロペス

76分 大岩→菅井
80分 藤村→ウイルソン
84分 三田→佐々木

<前回:浦和 3-1 仙台>

-----ハモンロペス----
野沢---キムミンテ---奥埜
---三田--富田---
石川直-渡部-平岡-大岩
-----石川慧----

得点:54分 三田

66分 野沢→藤村
80分 キムミンテ→西村
85分 大岩→蜂須賀

・長期離脱中のリャン、金久保、六反、関に加え、なんと前節スタメンで出ていたウイルソン、金園、水野まで不在。前目がごっそりいないので4-5-1は窮余の一策だったのかもしれませんが、慣れない面子で慣れないことをやるのは愚策過ぎたかと。

・致命的だったのが浦和の最終ラインどころか、往々にして柏木にすらプレッシャーをかけず、自由に配球させてしまったこと。さらにSBへのSHの支援が緩慢で4バックのサイドのスペースをいいように使われてしまったこと。この2点から仙台守備陣が90分耐えきるのは無理だと思いました。

・一方攻め手といえば縦ポンでハモンロペスを走らせるだけ。こんな攻撃では最後尾に控える阿部と遠藤、さらに果敢に前に飛び出してくる西川を崩せるはずもなく、三田のファインゴールが決まったのは奇跡に近いかと。

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2016.07.12

【閉店】可成家@市ヶ谷

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 JR市ヶ谷駅を南へ出てすぐ。ファミマやドコモが入っているビルの3Fにある居酒屋「ママ食堂」の間借り営業で、店先に案内板が出てはいますが遠目には実に判りづらい。先客3、後客3。もともと代々木にあった店が移転したもの。間借り営業で試運転した後に本格的に店を出すパターンは良くありますが、その逆というのはあまり聞いたことがなく、経緯不明。代々木の店に行ったのはかれこれ2年半以上も前のこと。

 券売機を見るとメニューは「徳島ラーメン(700円)」のみ。代々木時代は一般的な「茶系」の徳島ラーメンに加えて、都内ではこれまでなかった「白系」を売り物にしていましたが、間借り営業で出来る範囲ということなのか、メニューも大幅縮小。さらに「ライス(100円)」を追加。なお大盛サービスありとのことなので、大盛りにしてもらいました。

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 卓上に生卵が置いていないのが不思議でしたが、丼と一緒に小皿にのって出てきました。

 スープはいかにも徳島然とした甘ったるい豚骨醤油。ご飯がないと食べづらいと思うほど味が濃いわけではないので、ご飯なしでも十分だと思いますが、ご飯がないならないで甘ったるくて単調な味わいに飽きてしまう気がしないでもなく。

 麺は心持ち細めの縮れ麺。やや堅めでわずかにぱさつきを感じましたが、スープとの相性は良く、結構気に入りました。ただ大盛りだと食べている間に麺がスープに負けがちかなぁ・・・ご飯を付けるなら並で十分でした。

 麺をあらかた片付けたところで、甘く煮込まれた豚ばら肉をおかずにご飯をぱくり。ただこれまた卵を絡めないと食べづらいほど味付けが濃いわけではなく、むしろ丼に卵を入れたことでスープが冷めてしまう悪影響のほうがでかいかも。他に青ネギ、メンマ。

 徳島ラーメンとしてはライトな部類に入ると思いますが悪くはなく、都内で徳島ラーメンを食べられる数少ない店だけにそれなりに満足。

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2016.07.11

ステーキのどん 戸田店@戸田

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 戸田市役所の南を走る通りを西へ。埼京線を越えてさらに西へ進み、新大宮バイパスが見えて来た辺りに立地。開店してまもない時間帯の入店でしたが、早くから中高年客(逆に言えばファミリー層が少ない)がゾロゾロやってきて、退店する頃には空席待ちも。

 この店の良いところは土日もランチメニューがあるどころか、土日も日替わりランチがあるところ。せっかくなので「日替わりランチ(739円+税=798円)」を注文。この日はハンバーグ&ソーセージ&カキフライ。

 ランチメニューにはライスorパンとスープバーがついて、共にお替り自由。スープバーはオニオンスープとミネストローネ風の2種類でした。デフォルトで用意されるのはナイフとフォークだけで箸がないのは残念。

 また卓上のソースもオニオンソースと醤油ソースの2種類だけ。

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 日替わりランチに付いてくるハンバーグは100g。さすがにこれは小さいわ・・・ しかも質的にもガストのランチに付いてくるのとそんなに変わらず、屋号に「ステーキ」を冠する店にしてはちょっと寂しい。ご飯もちょっとパサつき加減。

 でもただのファミレスと割り切ってしまえばコストパフォーマンスが良く、前述のように土日もランチメニューがあることを加味すれば使い勝手の良い店だと思います。

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2016.07.10

甘辛から揚げ丼@かつや

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 かつやが6月24日から期間限定で売り出している「甘辛から揚げ丼(637円)を早速試食。

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 おお、結構なボリューム!!! ご飯の上に鶏のから揚げがゴロゴロしているだけではなく、その上に白髪ネギがたっぷり。

 それは良いのですが、ご飯が見えないのである程度ネギを片付けてからじゃないと食べづらい。まるでラーメン二郎のもやしかっちゅーねん。しかもから揚げの下にはキャベツの千切りが少々。

 タレはコチュジャンベースっぽい味わいで、このタレ自体は悪くないのですが、タレがご飯に染みるわけではなさそう。そのせいかご飯とから揚げ、ネギ、キャベツの混然一体感が生まれず、丼で食べる意味が失われているような気がしてなりません。

 から揚げ自体はからっとしてて、必要以上に脂っぽくもなくてまずまずなだけに、甘辛から揚げを別皿にした「定食」で食べたほうが食べやすい上に美味いのではないかという気がしてなりませんでした。

 ただとん汁が付く定食だと値段も745円に上がるので、その値段だと「やよい軒」でから揚げ定食を食ったほうが良いような気もします。

 ちなみに往訪時に観察していたところから揚げは丼も定食もあまり注文がなく、ひっきりなしに客がやってくるのにから揚げを注文しているのは3人しかいませんでした。

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【観戦記】16年2nd第2節:浦和 2-0 柏 ~ 帰って来たぞ、帰って来たぞ、アベッカム!

・前節福岡戦同様、序盤から運動量で圧倒され、往々にして出足で負け、玉際で負けて苦しい展開。しかも福岡と違って柏は足元が上手いチームなので、浦和が前からボールを奪いに行ってもなかなかボールが取れない。よってボール支配率で相手が上回るという浦和には珍しい試合展開になってしまいました。

・従ってミシャが「私は今日のチームの出来には満足していません。特に前半、我々の強さである後ろからの組み立ての部分がうまくできていませんでした。ボールをつなぐことを恐れ、長いボールを多用してしまった前半でした。」と嘆くのも判らなくもありません。

・しかしそれは毎度毎度故障や出場停止など止むに止まれぬ事情がない限り同じ面子で闘い続けたことによる副作用(=コンディション不良)であり、半ば自業自得。ゆえに選手が相手の出方を見て、かつ自分たちの置かれている状況を見て、無理に繋がずロングボールを多用して柏最終ライン裏を狙ったり、WBを走らせたりしたのは特に悪いこととは思えません。立ち上がったばかりのチームならともかく、既に5年目に突入したチームが状況に応じて監督の基本方針に反するオプションを繰り出すのは許容範囲でしょう。

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・柏にボールを支配され、クリスティアーノや伊東に際どい一発を浴びながらもなんとか無失点で耐えた浦和。そしてその悪い流れを見事に断ち切ったのが阿部のFK。GK中村は柏木が蹴るものと思い込んでわずかに反応が遅れたのかもしれませんが、阿部は実に良いコースに見事に蹴り込んでくれました。

・千葉時代は「アベッカム」と恐れられていた阿部のFKですが、浦和に来てからはなぜかFKを蹴る機会が激減。どうしてそうなってしまったのかさっぱり判らないのですが、阿部が「俺が俺が」という性格ではないのが一因なんでしょうなぁ・・・でもこの試合のFKを見る限り、どう見ても「俺が俺が」の塊みたいな槙野のずどーん系FKよりは良質。よって今後は少なくとも柏木と並んでGKを惑わせるくらいの働きはして然るべきかと。

・苦しい展開ながらセットプレー一発で先制したは後半カウンター狙いに徹し、2回目の決定機を李が決めて追加点。その後は浦和らしいパス回し、特にピッチをワイドに使うパス回しが効き、ボールを追いかける柏を見事に文字通りの「無駄走り」に追い込んで逃げ切り勝ち。

・この試合で真に反省しなければならないのは、2点目以降も何度かあったカウンターの好機を生かせなかったことと、2点もリードしているにも関わらず縦パス一本で2回もオリヴェイラの裏抜けを許した場面でしょう。特に後者は福岡戦でPKを与えた場面と同じで、那須をリベロに使った際にありがちな弊害と目されるだけに早急な対応が必要です。

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・ビジターがそれなりに見込める柏戦にも関わらず、観客数は3万人を大きく下回る(27,875人)惨状。今年も成績・試合内容とも悪くはないだけにこの数字はショック。この日は朝から雨で、しかも夕方~夜に大雨との予報だった上、次週さいたまダービーに積極的な営業を仕掛けた反動があったのかもしれません。

・しかし前回ホームゲーム神戸戦でも3万人を下回ったことを考え合わせると、浦和の伝統=とにかくプレーを見せることが全てで、それ以外の集客施策には極めてストイックなスタイルが曲がり角に来ている(=そのようなスタイルを是としてついて来た客層が高齢化とともに来なくなったとか)ことを認めざるを得ないように思います。

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-----興梠-----
--武藤-----李--
宇賀神-阿部-柏木-関根
-森脇--那須--遠藤-
-----西川-----

得点:32分 阿部、50分 李

78分 李→青木(3ボランチ気味に)
78分 宇賀神→梅崎
85分 興梠→石原

・興梠とのパス交換から無理な体勢だったにも関わらずボールをゴールにねじ込みにいった李。実に見事でストライカーらしい執念が感じられるゴールでしたが、前半のカウンターからの絶好機逸(=興梠からのクロスを胸トラップする余裕すらあったのにシュートがまさかの枠外)には脱力。興梠共々、難しいのは決めるがイージーなのは決まらないタイプなのか???

・この試合不思議だったのは興梠が珍しく「俺が俺が」だったこと。後半カウンターで3対2の絶好機があり、中央を走る興梠が左右どちらへ出してもフリーだったのに、そのまま突進してDFにサンドされてしまうという、いつもの興梠らしからぬ大失態。うーん、どうした興梠。

・前節亀川にボコボコにされた関根はこの試合では久しぶりに積極的に仕掛ける姿勢が復活。

・槙野の出場停止でまたしても「禁断の左CB」に回った森脇。スピードがある伊東には前回対戦時に随分苦しめられたのでどうなることかと思いましたが、意外にも無難に対応。今回は柏がボールを支配して浦和を押し込む時間帯が長くなったのがかえって伊東にとって仇になり、伊東を生かすスペースを消す結果になったかと。狭い局面でのバトルならスピードに難がある森脇もなんとか対応。もちろん宇賀神もしっかりサポート。

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--オリベイラ--中川---
クリスティアーノ------伊東
---栗野--秋野---
輪湖-中山--中谷-湯澤
-----中村-----

58分 栗澤→小林祐
71分 オリヴェイラ→ドゥドゥ(クリスティアーノがFWへ)
86分 中川→大島

・柏はいったん綺麗な4-4-2を敷いてから前に厳しくプレッシャーをかけにゆくような守備スタイル。FW中川なんて前から追い掛け回すことだけがタスクじゃないかと思われるくらい。下平監督は「力のある浦和さんに対して、なるべく主導権を握って、前からボールを奪いに行くパワーを持って今日のゲームに臨みました。」と語っていますが、浦和対策として特殊なことはやらず、普段通りのやり方でガチンコ対決を挑んだのでしょう。そして序盤はこの策が見事に奏功。

・ただボールを支配し、浦和を押し込む時間こそ長かったけれどもシュート数は多くはなく、決定機でもシュート精度を欠いて完封負け。特に後半2回あったGKとの一対一を決められなかったオリヴェイラには浦和からすれば感謝感謝。SBを盛んに攻撃参加させてSHとの連携でサイドで数的有利を作ってから局面打開を図る攻め手が多く見受けられましたが、終盤はただのクロス攻撃に堕してしまったような。

・なんだかんだといっても一番怖いのがクリスティアーノの一発で、この試合でも後半宇賀神が足を投げ出してかろうじてシュートブロックする極めて危ない場面が。ただ柏に復帰してまだ2試合目ゆえか、下平監督がクリスティアーノを生かしきる最適解を模索している最中のようにも見受けられました。ユース上がり中心で出来ているチームゆえ、そこに強烈すぎる異文化を組み込むのには(昨年まで在籍していたとはいえ)何試合か試行錯誤を要するのかも。

・先制されたものの悪くない試合内容で折り返したのに、後半頭に2点目を取られると柏は大失速。この出来不出来の激しさは非常に若いチームゆえなのかも。特にビルドアップでパスミスが続出しだしたのには苦笑を禁じ得ませんでした。また後半は浦和のワイドな展開で守備ブロックが左右に振り回された挙句、先に消耗に追い込まれてしまいました。これは前節福岡と同じ傾向。

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2016.07.09

【閉店】さくららん@十条

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 埼京線十条駅南側の踏切がある大通りを東へ。先客ゼロ、後客4。もともと十条駅西側の商店街内にありましたが、いつの間にか東側へ移転してたことに気づいて再訪。

 

 店内の券売機でボタン先頭の「二段仕込み醤油そば(750円)」を注文。他に「塩そば」「鶏白湯」「つけそば」など。店外の看板には「鶏白湯」がでかでかと掲げられていたので、そちらが推しなのかもしれませんが。

 

 店内はL型カウンター8席のみ。

 

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 つば広帽子みたいな、いかにもデザイン重視&食べやすさ軽視な丼で登場。

 

 能書きを読むとスープは「 羅臼昆布、アゴ、九十九里にぼし、国産しっぽく椎茸、厳選本枯れかつお節、鯖節の魚介だし、スープは大山地鶏。二段仕込み醤油を使用。化学調味料を一切使用しない無化調仕立てです。」とのこと。

 

 魚介系と鶏出汁のバランスが非常に良く、しかもかえしがわずかに前に出る程度で必要以上に自己主張することもなく、味わい深くて飲みやすい優れもの。また無化調らしく雑味のないすっきりした味わいでついついスープをぐいぐいと飲み進んでしまいました。

 

 麺は三河屋製麺の並太ストレート。コシが強くて歯応えがしっかりしている上にスープの絡みも良好でこれまたお気に入り。ただ麺柔らか目を注文している後客もいて、それはそれで判るような気も。

 

 メンマは若干筋っぽくてイマイチ。小さめのチャーシューは鶏が1枚、豚が2枚。共にスープとケンカしない程度のあっさり目の味付け。他にかいわれ、海苔。

 

 移転前は正直あまり良い印象がなかったのですが、時を経て格段にレベルアップしたみたい。これなら他のメニューを試してみる価値大。

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2016.07.08

コシ屋@西川口

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 西川口駅東口から産業道路を越えてオートレース場方面へ歩くこと10分ほど。県事務所交差点角。

 三方を道路に囲まれた非常に狭い区画に立地。自宅から近いことは近いのですが、昼は大抵外に行列ができているのが面倒で往訪は数えるほどで、今回がなんと5年ぶりの再訪。但しこの日は暑かったせいか先客ゼロ、後客1と寂しい客入り。

 早速メニュー先頭の「味噌らーめん(800円)」を注文。5年の間になんと100円も値上がり。味噌専門店だと思い込んでいたのですが、メニューにはしょうゆやしお、じゃんめん、つけめんも。ランチサービスがないどころか、ご飯ものもメニューに見当たらず。

 店内はくの字型カウンター8席のみ。水セルフですが、カウンターの背後が狭いのに給水器は店の右端にあって非常に難儀。おまけに会計は店左端です。厨房内にはオヤジとオバチャン。壁にはオートレーサーの色紙がべたべた。

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 スープを野菜やひき肉などと炒め合わせる札幌風の味噌らーめんですが、炒め物はもやしがほとんどで玉ねぎは見当たらず、またひき肉はわずかに確認できる程度なためかスープ表面の脂は控えめ。味噌は心持ち甘目ですが、やたら濃厚に走るわけでもなく良い意味で中庸を保っていますが肝心の動物系出汁がイマイチかなぁ。

 またデフォルトでニンニクや生姜を効かせている様子はありません。よって飽きが来たところで卓上の一味とおろしにんにくを投入して味変。

 麺は黄色い並太縮れ麺。コシがしっかりした噛み応えのある麺で、これも札幌風の定番っぽい感じ。量は多めでこれなら半ライスなしでも全く問題なし。

 後乗せの具がいずれもチープな感じで、チャーシューは薄くて簡単に崩れてしまいます。他にメンマ、きくらげ、刻みネギ。これだと後乗せの具は止めて、炒め物を充実させたほうが良いような。

 無難といえば無難なかなり昔風の味噌らーめんですが、この内容で800円は正直高い。とにかく近いのだけはメリットなので何年後にかまた来るかもしれませんが。

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【展望】16年2nd第2節柏戦

(柏の現状)

・勝ち点27で年間7位(7勝6分5敗)。ルヴァンカップもBグループ4位で敗退。今年リーグ開幕戦で闘った相手ですが、第3節磐田戦後に突如辞任。下平ヘッドコーチが内部昇格してその後任に収まっています。

・下部組織で実績があった吉田監督をわずか1年でお払い箱にし、方針を大転換してブラジル人のメンデス監督を招聘したのが選手の心証を著しく害したのか、クリスティアーノ・工藤・鈴木・キムチャンス・菅野・藤田・近藤と主力どころか実績あるバックアップまで流出。おまけにメンデス監督に全くチャンスを与えられなかったエドゥアルドを川崎へレンタルに出し、大幅に戦力を入れ替えて再起を図ったはずなのにたった3節で元の木阿弥。

・下平監督も下部組織で実績がある方で、傍目にはなんで吉田の後釜を下平にしてユース生え抜き路線を継続しなかったのか不思議でなりませんが、そこは柏なりに内部でドロドロとした何かがあったのでしょう。かつての浦和、いや今でも浦和が抱えている「水面下で蠢動する何か」と似たようなものが柏にも巣食っているのかもしれません。

・そして大迷走した浦和は降格寸前の崖っぷちまで追い込まれる羽目になり、柏も監督交代直後は結果が出ずに同じ道を辿るものと目されましたが、そこはベースがない浦和とベースがある柏の違いなんでしょうか、第6節から5連勝で早々と残留争いから脱出。もっとも若いチームゆえか、その後の成績は伸び悩んでいますが、大迷走した割には致命傷を負わずに済んでいるのは確か。

・総得点、総失点ともに奇しくも21。どちらかといえば得点力に難があり、トップハーフでは大宮(18)に次ぐ少なさ。よってリーグ戦は先制されると全く勝てませんが、先制点が取れれば全勝。少ない得点で守り勝つ試合が多いチームです。

(戦力)

・夏の移籍期間でクリスティアーノを甲府から強奪。この時点で強奪するならなんでオフに強奪を見送った不思議でなりませんが、新加入のオリヴェイラがここまで4得点と物足りない出来ゆえ、得点力不足を手っ取り早く解消したかったのでしょう。早速2nd開幕戦から出場。

・監督交代で割りを食ったと目されるのがエデルソンと大津。

・また主力に故障者が多く、茨田・大谷・山中が長期離脱中。武富もコンディション不良で前節は欠場。従って前回対戦時と比べると柏の陣容は半分くらい入れ替わっています。

・開幕時に主力CBがごっそりいなくなったので最終ラインの強度不足が懸念されましたが、中谷&中山と二十歳前後のCBがそれなりに頑張り、意外にも守備は大決壊せず。

・逆に海外から戻ってきた田中がスタメンを確保できず、若手の中川と2トップの一角の座を争っている状態なのは意外。

・そういえば柏はやたら「中」が付く選手が多いなぁ・・・・

(戦術)

・カウンター一本槍だったメンデス監督からまたまた戦術を大転換して、もとのポゼッション重視に。運動量は多く、かつ長短のパスを繋いで敵陣に迫り、オリヴェイラのポストプレーを活かしてサイドへ展開&クロスを多用するものの、点はなかなか入らない。

・吉田監督時代もなんだかんだといって最後はクリスティアーノの一発頼みでしたし、傾向は似ているのかも。勝っている時は高い位置でのボール奪取&ショーカウンターが嵌っていた印象がありましたが、ボールポゼッション率が高まるにつれて得点力が落ちて行くみたいな。

・セットプレーからの得点も多くはありません。この辺もクリスティアーノ復帰で激変するかもしれませんが。

・フォーメーションは下平監督就任当初多少試行錯誤があったものの、最近はほぼ一貫して4-4-2。守備時は素早く攻守を切り替え、高めの位置に守備ブロックを敷いて一気にボールを絡めとるのが持ち味。

・初対戦なので浦和用にどの程度特殊なことをやってくるのか全く不明。ちなみに広島戦は自然体で臨んでお互いに決定機を逃してスコアレスドロー。

(浦和の対応)

・槙野がまたしても出場停止。前回神戸戦での出場停止時は「禁断の森脇左CB」で臨み、守備で大過なかったどころかアシストを記録する成果を生みましたから今回も同じ手でゆくものと目されます。但し、対面に快足の伊東がいるのでスピードに難がある森脇にとって神戸戦ほど楽ではないと思いますが。これに伴い、故障明けの遠藤が右CB。那須は三度スタメンと予想。

・あとはいつもの鉄板スタメンか。ただ福岡戦は数的不利での逆転勝ちで結果は文句なく、しかも選手個々人の頑張りが良く伝わったという意味では良い試合だったけれども内容に乏しかったのは確か。槙野退場前から流れの中で点が入る気配はほとんどなく、後半半ばに至るまで動きの質・量とも福岡に負けていました。

・ズラタン・駒井とある程度計算できる控えメンバーが欠場したので致し方なかったのかもしれませんが、興梠は点を取った以外は何もできず(普段とは真逆!)、関根は亀川にやられっぱなして、お疲れでスタメンから外されても不思議はない程度の出来に終始した選手が散見されたのは確か。

・中3日で仙台戦も控えていますし、若干のローテーションがあって然るべきと思いますが、そんなことを願うだけ虚しいか・・・

・柏が普段通り高めの位置に守備ブロックを敷くのであれば最終ライン裏が狙い目になりますが、福岡戦を見るとロングフィードの精度がガタ落ち。うーん。

----------------------------
<前節:柏 1-0 新潟>

--オリベイラ--中川---
クリスティアーノ------伊東
---栗野--秋野---
輪湖-中山--中谷-湯澤
-----中村-----

得点:72分 O.G.(舞行龍)

61分 湯澤→鎌田
79分 オリヴェイラ→田中
89分 中川→増嶋

<前回:柏 1-2 浦和>

-----オリベイラ----
大津---茨田--エデルソン
---大谷--秋野---
輪湖-中谷--増嶋-伊東
-----中村-----

得点:64分 大谷

59分 エデルソン→田中
65分 茨田→山中
73分 オリべイラ→武富

・シドニー戦から中2日ゆえか、60分くらいから前でボールが奪えなくなって幾度かカウンターを喰らって同点に追いつかれたものの、セットプレーで柏を突き放してなんとか勝利。

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2016.07.07

櫻井@新栃木 ~ じゃがいも入り焼きそば

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 足利市が強力に推しているB級グルメ「ポテト入り焼きそば」。近隣の栃木市でも同じようなものを売り出していたので、早速試食。

 往訪したのは東武日光線新栃木駅から西へ徒歩10分ほど、住宅地の中にある「櫻井」。店内は4人掛けテーブル1卓しかなく、ほぼテイクアウト専門店といった風。先客はいませんでしたが、電話注文を受けているのか、オヤジはせっせと焼きそばを調理中。店先でなぜかトマトを売っていて、後客は焼きそばではなくトマトを買いに来ました。

 メニューは「じゃがいも入り焼きそば」しかなく、小(350円)・大(500円)と激安。せっかくなので「大」を注文。お茶代わりになぜか豆乳が出てきました(苦笑)

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 足利は「ポテト入り」でしたが、栃木は「じゃがいも入り」となぜか言い回しが異なりますが、内容はほぼ同じ。焼きそばの中には小さめに切ったじゃがいもがゴロゴロ。うどんをおかずにご飯を食べる大阪人もびっくりの炭水化物に炭水化物を入れる強烈なコラボレーション。「うどん定食」と違って脂分もあるだけさらに始末が悪い。まさにメタボ一直線というか、メタボ強化ギブスのような逸品。

 ただこの店はソースをたっぷりとかけるようで、しかもこのソースがかなり辛い。さらになぜか節粉を振りかけるので、辛い上に濃いという感じになってしまい、個人的にはかなり苦手。

 またキャベツはそれなりにあるものの、ひき肉が非常に少なく、それゆえかやや単調な感も否めず。大でも非常に多いわけではなりませんが、このクォリティーなら小で十分だったとチト後悔。

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 栃木は「蔵の街」として絶賛売り出し中。

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2016.07.06

橋本和選手、ヴィッセル神戸へ期限付き移籍

・橋本和選手のヴィッセル神戸への期限付き移籍が公式発表されました。期限付き移籍期間は2017年1月31日まで。

・橋本は2015年に柏から完全移籍で加入。柏では主に3-5-2の左WB、あるいは左CBとして活躍した主力中の主力。いつぞやのナビスコ杯@日立台で対面の関口をボコボコにやっつけた印象が強く、しかも加入直後のキャンプでは高精度クロスを連発して「こりゃ、凄いのが来た!」と大いに期待したのですが、意外にも出番は極めて限定的で、昨年はリーグ戦6試合(うちスタメン1試合)、今年は先日の福岡戦で終盤ちょっと出ただけ。

・もっとも昨年橋本はACLやナビスコ、天皇杯まで含めるとそれなりにチャンスをもらっており、全く試されることのないままベンチ暮らし、いやベンチにも入れない日々を送る羽目になったわけでもありません。

・端的に言ってしまえばクロス精度だけは群を抜いているけれども、それ以外の働き(武藤や槙野とのパス交換の繰り返しを伴うコンビネーションとかカットインからのシュートとか当たりの強さとか)で他のWBに遠く及ばず、WBとしてはミシャの信頼を勝ち取れなかったのでしょう。

・よって今年は槙野のバックアップとして左CBが主戦場になると予想したのですが、ミシャの左CBは半ば以上SBで、しかも宇賀神なり武藤なりとの連携による局面打開が強く求められるポジションであることには変わりなく、ここでも出番は巡ってきませんでした。

・出番が回ってきやすいACLは既に敗退。さらに槙野が出場停止になった神戸戦ですら出番がなかったことが移籍の決定打になったのかもしれません。

・ミシャが相手の出方に合わせて出場選手を戦術的に代えたり、そもそも戦術自体を変えるような監督はなく、いつでもどこでも同じ面子で同じ戦術を採る監督なので、その戦術に合わないとなかなか出番は回ってきません。

・神戸は柏時代の恩師ネルシーニョが健在で橋本の使い方を熟知しており、しかも左SB相馬の衰えが目立っているので早いうちに出番が回ってくるかもしれません。

・8月下旬に神戸との3連戦が控えているためか、浦和からのレンタル移籍としては珍しく「浦和戦出場不可」の条件付き。もともとの橋本の実力を考えれば当然の措置でしょう。

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やぶそば@新鹿沼 ~ にらそば

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 栃木県鹿沼市はにらの一大産地。そのにらをそばに添えただけの「にらそば」というものがあると聞いて早速試食。

 往訪したのは東武日光線新鹿沼駅近くの「やぶそば」。駅近くを走る国道を北へ。近くに栃木銀行あり。先客2、後客ゼロ。

 ごくごくありふれた蕎麦屋ですが、外に「にらそば」の幟が揺れており、店内メニューにも「にらそば(650円)」があるのを確認して早速注文。ざるそばが550円なのでにらで100円増しといったところ。

 店内は4人掛けテーブル4卓のみで老夫婦で切り盛り。。禁煙なのはありがたい。

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 茹でたにらがそばの上に放射状に並んで登場。にらってレバニラ炒めだとかキムチチゲとか、なんか「スタミナ系」メニューの食材として出てくることが多いので、蕎麦との相性は一見悪そうですが、意外や意外全然悪くない。にらは思いの外甘みが強いので、薬味代わりといってしまうには良い意味で存在感がありすぎ。

 蕎麦自体は細めで心持ちざらざら、ごわごわしているものの、これといって際立った特徴はなし。量は少な目。汁は関東にしてはやや甘目。薬味はネギとわさびのみ。

 開店してまもない時間帯だったので、蕎麦湯は白湯も同然。

 普段のにらのイメージとは違って全くと言っていいほど癖がなく、当たり外れが小さくて万人受けする栃木の郷土料理だと思います。

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2016.07.05

うまか@南浦和

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 南浦和駅を東へ出て、武蔵野線のガード下。少し先に「東行」あり。先客4、後客1。博多ラーメン専門店で、外観から察するに隣の焼肉屋と同一経営かも。

 券売機はなく、メニュー先頭の「白うまラーメン(680円)」を麺固めで注文。平日ランチサービスとして小ライスor替玉が無料。他にピリ辛の「赤うま」やマー油を利かせた「黒うま」など。後払い。

 店内はコの字型カウンター9席と6人掛けテーブル1卓。卓上に白ゴマ、紅生姜、高菜等一通りのものが置いてありますが、なぜか個数が少なく、カウンターの端っこに座ってしまうと取りづらいのなんの。水セルフ。

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 スープは豚骨臭皆無で若干とろみがあるものの、豚骨出汁自体はライトといって差し支えない程度。その割にはかえしがきつめで、これがせっかくの豚骨の旨みを消してしまっている感じ。

 麺は極細ストレートで、ちゃんと固めで出てきました。

 具はぺらぺらのチャーシュー、キクラゲ、刻み青ネギ、海苔。

 替玉は四角い小皿で登場。白ゴマや紅生姜を入れて楽しみましたが、もともとがしょっぱめなので高菜を入れづらいのが難。

 帰りに替玉or小ライスの無料券をもらいました。焼肉屋の兼業にしては悪くはないので、近所の方なら満足ゆくかなぁ。

続きを読む "うまか@南浦和"

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ベンチで出番を待つカピバラさんたち

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ベンチで出番を待つカピバラさんたち。

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ようやく巡ってきたチャンスを見事に生かした青木( ´ ▽ ` )ノ

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せっかくのチャンスをフイにした石原(´・_・`)

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なんでワシがスタメンではないのか・・・解せぬ(-_-)

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2016.07.04

丸八@南浦和

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 南浦和駅東口から東へ延びる大通り沿い。先客1、後客4。予定していたラーメン店が一向に開く気配がないのでこちらへ転進した次第。

 表にでかでかとその日のサービス商品(650円)が書かれていて、この日は「焼肉or肉野菜炒め+ライス+半ラーメン」といった構成。肉野菜炒めは日高屋で食うこともあるので焼肉をチョイスしました。他の客もすべてサービス商品を注文していましたが、肉野菜炒めを頼む人がほとんど。麺類やチャーハンを頼む人はいませんでした。

 外観から想像できる通り、内装もボロボロ、椅子もガタガタ。店内は縦長カウンター10数席のみ。ただ意外なことに禁煙でした。店は親子3人で切り盛りしているのかな?

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 うーん、半ラーメンが付いてくる上にご飯は丼サイズか・・・完全に学生ないしガテン系向けの一品。個人的には量多すぎ。

 ラーメンはチャーハンに付いてくる中華スープに麺が入っているようなもの。伸びないうちに麺をささっと片づけて、あくまでもスープとして味わうのが吉っぽい。

 焼肉は玉ねぎと合わせての生姜焼きっぽいのですが、生姜は控えめであっさり目の味付けにしている割には強烈に脂まみれ。そしてご飯はパサつき加減。

 とにかく安くて腹一杯食えることが最優先な方には最適な店で、ここでクォリティーを云々するほうが間違っていますな、はぁ。

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【観戦記】16年2nd第1節:福岡 1-2 浦和 ~ よーく考えよー、セットプレーは大事だよー

・序盤から戦況は芳しくなかったのに、前半半ばにして槙野が愚かにも一発レッドで退場&PK献上で先制され、非常に厳しい状況に立たされた浦和レッズ。しかし、そこからセットプレー2発で逆転勝ち。

・今年はとにかくセットプレーでの得点が極端に少なく、疲労等によってコンビネーションプレーの精度が落ちると得点力が著しく落ちて勝ち点を拾えない試合が目立っただけに、苦しい試合をセットプレーで勝ち点3をもぎ取れたのは実にでかい。

・逆転勝ちの立役者はいうまでもなく那須。小破欠場した遠藤に代わって前節神戸戦に続いてスタメン出場しましたが、前半終了間際に濱田のマークを振り切ってどフリーで叩き込んだ1点目が実に大きかった。不思議なことに神戸戦でも那須がいるだけで急に浦和のセットプレーに点が入る気配が漂い出しましたが、続く福岡戦でその気配はまんざら幻想でもなかったことを実証。

・2点目は柏木FKで興梠にゴロパスを送ったところから。おそらく福岡守備陣は那須を警戒すぎて意表を突かれたのでしょう。興梠はヒョヌンを難なく交わしてゴール。

・那須は遠藤と比べるとロングフィードの精度が低く、相手が高い位置に守備ブロックを敷いてくるとその裏を上手く突けない難点があります。ただその一方でセットプレーの得点力は遠藤を遥かに凌駕しており、この試合はその那須の良さが如何なく発揮された格好。

・ミシャはフィード能力がイマイチゆえに那須をなかなか使いたがらないのでしょう。しかし、残念ながら流れの中からはおよそ点が入りそうにない試合は長いリーグ戦の中で何度もあるわけで、そんな試合に那須の一発に賭ける妙手がほとんど見られないのは真に残念。途中から森脇に代えて那須を入れるとか、関根→那須で森脇を右WBに上げるとか、遠藤と那須を併用する手段はあるはずですが。

・ゆえに那須の一発を契機に勝利を手繰り寄せたこの試合は皮肉としか言いようがなく、「ミシャはセットプレーを極端に軽視するからあと一歩のところでタイトルに手が届かない」という仮説を裏から証明したような試合だったといっても差し支えないでしょう。

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・井原監督は意外にもここ最近の定番(4-4-2)を捨てて、5バックで浦和に対峙。基本5-4-1で高めの位置に守備ブロックを敷いて守っているように見えましたが、金森は2列目に綺麗に並ぶわけではなく、とはいえウェリントンよりは低い実にあいまいな位置でウロウロしていたので実質5-3-2に近かったのかも(井原監督は3-5-2と明言)。

・井原の妙手に浦和は序盤から手も足も出ず。高温多湿な環境下での試合だったのに加え、5連戦のダメージは甚大なのか浦和の動きは芳しくありませんでした。碌に縦パスは入らず、サイドに展開すればパスミスだらけ。福岡が積極的に最終ラインを押し上げてくるのでその裏を突こうとしてはいましたが、パス精度が低かったり、タイミングが合わなかったりして、チャンスらしいチャンスは序盤に李の飛び出しに合わせた森脇のロングフィードからのこぼれ玉を拾った武藤がループ気味に狙った一発だけ。

・高めの位置で引っかけてからカウンター狙いっぽかった福岡は最初のビッグチャンスでいきなりPK獲得。左WB亀川が簡単に叩き、スピードがある金森が那須の裏を取ってエリア内侵入。追走する槙野が露骨に手を使って金森を止めようとしてPK&一発退場。ウェリントンが西川をあざ笑うかのように簡単に逆を突いて福岡先制。

・槙野がスライディングで止めようとしたのならともかく、露骨に手を使っての得点機会阻止なので新ルールでも救いようがありません。池内だろうが岡部だろうが家本だろうが誰か見ても一発レッド&PK。槙野は見苦しい言い訳を並べているようですが、悪癖=手癖の悪さによる一発レッドを猛省しないようでは同じことを繰り返すだけでしょう。これが代表クラスのCBでは日本もしんどい。

・先制された浦和は阿部をCBに、武藤をボランチに下げて李1トップの4-4-1っぽい格好で反撃を試みるも全く攻撃は形にならず。疲労困憊の阿部はこの日も守備がいかにも軽く、前半は城後や金森にいとも簡単にぶち破られてしまう場面が目につきました。

・どうにもならないまま前半終了と思い込んでいた矢先、件の那須の一発で浦和は奇跡的に同点に追いついて折返し。

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・終わってみればこの那須の一発が極めて大きかったのですが、試合の流れを一変させたというわけではなく、後半も立ち上がりから福岡優勢。ミシャは何を思いついたのが興梠を前に上げて4-3-2みたいな格好で反撃を試みましたが何の効果もなく、単に中盤がスカスカになっただけに。

・半ば自壊した浦和相手に福岡は古部クロス→ウェリントンヘッド、三門→城後飛び出し、ウェリントンクロス→金森ダイレクトボレーと3度決定機を掴みましたが、いずれもシュートは西川の守備範囲内で得点ならず。どれか一つでも決まっていれば福岡勝利は疑いなかったと思いますが、これを決められないから最下位に沈んでいるのでしょう。惜しい、惜しいで時間が進み、終わってみれば負けているのは今年の福岡の芸風。「惜しい」が多いので、見ている側は案外不満は少ないかもしれませんが。

・逆にチャンスらしいチャンスがなかった浦和が柏木FK→興梠ゴールで逆転に成功。井原監督は邦本を入れて4-4-2に布陣を変えて反撃に出ましたが、単調かつ精度の低いサイドからのクロス攻撃に終始しがちで浦和守備陣を脅かすには至らず。布陣変更で右SBに回ったのが攻撃に多くを期待できないキム・ヒョヌンではいかにも苦しい。関根に代わって右WBに投入された梅崎を亀川が深々と抉った場面が惜しかったくらいでしょうか。

・逆転してすかさず青木を入れたミシャはこの場面で亀川の突破力に恐れをなしたのかすぐさま橋本を投入。布陣を5-2-2というかほぼ5-4-0に変えてサイドを埋め、さらに橋本を左WBに入れて宇賀神を右WBに配する念の入れよう。数的不利だとさすがのミシャも守りきるのにあれこれ頭を使うみたいで。武藤と梅崎は前目で走り回って福岡に高精度の配球を許さず。

・試合を通じて浦和のチャンスはほとんどなかったのですが、数的不利でもボールを回せるのが強み。ボールを追いかけざるを得ない福岡は次第に体力を殺がれて、後半30分過ぎには足が止まり勝ちになり、これが終盤の福岡の手詰まり感を増した気も。言い換えれば福岡は数的優位を生かして一気に攻勢に出なかった、いわば浦和をリスペクトしすぎたのが敗因といってもいいくらい。

・ラストプレーとなった福岡CKは何が起こったのがさっぱり判らず。遠目には福岡が押し込んだようにも窺えましたが、単にゴールを割っていないのか、池内主審が福岡のファウルを取ったのか、とにかくゴールは認められずすぐさま試合終了。

016

-----興梠-----
--武藤-----李--
宇賀神-阿部-柏木-関根
-槙野--那須--森脇-
-----西川-----

得点:43分 那須、64分 興梠

61分 関根→梅崎
68分 興梠→青木
80分 李→橋本(橋本が左WB、宇賀神が右WB、梅崎が前へ)

・遠藤、ズラタン、駒井が小破してベンチにも入らず。遠藤はともかく、普段はベンチスタートの面子が小破というのはちょっと残念。結局遠藤以外はいつもの面子がスタメンに並びましたがお疲れは隠しようがないのか試合内容は芳しくなく、いかにも今後に禍根を残しそう。

・関根は対面の亀川に手も足も出ず。槙野退場に至った場面も関根の亀川への対応が遅れたのが主因でしょう。この試合を見ると亀川が五輪代表になり、関根が見向きもされなかったのは致し方ありません。また途中投入された梅崎が自陣深い位置で亀川にぶち破られたのは油断かなぁ?前にも同じような場面があった気がしますが。

・西川は完全にPKに迷いが。あんなに早く動いては話になりません。普段はシュート体勢に入った相手に対してコースを限定しながらじっと堪えて動かないのに、PKだけはなんでそうなるの???

・後味の悪い幕切れでしたが、橋本の濱田へのマークがずれてヘディングを許しているのだけはいただけせん。久々の出場でこれは・・・

032

---金森--ウェリントン--
-----城後-----
亀川-三門-ダニルソン-古部
-田村--濱田-キムヒョヌン-
-----イボムヨン----

得点:ウェリントン(PK)

65分 金森→平井
68分 古部→邦本(4-4-2へ)
82分 ウェリントン→末吉

・井原監督の浦和対策はほぼ完璧に機能。しかも早々と先制点を得て、数的優位にも立っただけに逆転負けのショックは大きいかと思います。

・ただ終わってみればその数的優位が曲者。数的優位を生かした試合運びが全然できず、浦和のボール回しを許して時間の経過と共に数的優位を消されてしまったのはいくらなんでも拙すぎ。

・浦和の攻撃を封じるにおいてダニルソンは別格の働き。怪我が多く、稼働率が低くて一年を通じてどこまであてにしていいのか判りづらいのが難ですが、まともに稼働している時は実に手強い。

・金森はようやくJ1に慣れて来た模様。シーズン序盤はさっぱりで、典型的なJ2止まりの選手と思ってましたが、この試合ではドリブルの威力を如何なく発揮。その金森を井原が早々に下げてしまったのがこの試合最大の謎。

・さらに終盤怪我でもないのにウェリントンを下げてしまうのも謎。最後の一手はヒョヌン→中村北斗だと思ったのですが。

・興梠のゴール。韓国のGKって代表クラスでもこんなもんなのか・・・

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2016.07.03

琉帆@西新井

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 東武伊勢崎線西新井駅の北、栗原立体交差(東口)を南へ入ってすぐ。公団団地の南に立地。先客3、後客2。屋号は「るぱん」と読みます。

 店内の券売機でボタン先頭の「担々麺(800円)」を注文。ランチサービスなし。辛さのレベルを聞かれましたが、店主が「辛めにつくってある」と言われて恐れをなしたので「普通」で。

 メニューに汁なし担々麺は見当たりませんでしたが、その代わりに(?)ジャージャー麺を用意。担々麺が売り物ですが、一応「醤油ラーメン」も。

 店内はL字型カウンター9席、さらに店奥にテーブル席がある模様(奥まっていて見えず)。カウンター席の椅子は座面がやたら高くて、しかも堅い苦手なタイプ。

 厨房内には店主一人、外に接客係一人。麦茶セルフ。汁が跳ねるので紙エプロンのサービスがあり、さらに食後に紙おしぼりのサービス付き。卓上にはごま、ブラックペッパー、ニンニク、ラー油、酢。

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 かなり深い丼で登場。見た目はいかにもゴマだれが強そうですが、味わいは予想と違って酸味が強め。もっとも全体のバランスを崩すほどではありません。辛さはせいぜいピリ辛程度で、痺れはほとんどなし。うーん、これだと「辛め」で注文しても何の問題もなかったかと。醤油ラーメンが鶏ガラスープなので、これもベースは同じかと。

 麺は平打ち太目の緩い縮れ入り。悪くはありませんが、スープがあっさり目なので並太のほうがベターな気も。

 具にひき肉、もやし、青梗菜。良くも悪くも担々麺には珍しくスープが飲めてしまうせいか、底にひき肉等が全然余りませんでした。

 この感じだと辛さを強めた「香辣担々麺」や痺れを強めた「麻辣担々麺」のほうが良いのかもしれませんが、共にランチサービスなしで900円となるとこの辺の場所柄からすれば正直高いわなぁ。

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2016.07.02

華味鳥@新宿

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 西新宿の新宿三井ビルB1F。同ビル内に同名の水炊き・もつ鍋料理店があり、そこがランチタイムにラーメンを始めたものと思い込んでいたのですが、同一ビル内・同一フロアながらも別店舗のラーメン専門店でした。先客1、後客5。

 メニューを見て一番安い「華味鳥水炊きラーメン(780円)」を注文。ランチタイムは俵ごはんのサービス付き。他に「博多極上鶏白湯ソバ」「特濃味噌鶏ソバ」など。後払い。

 店内は広く、かつテーブル席主体で4人掛け4卓、2人掛けが2卓。中央に島式カウンター10席。

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 さすが水炊き専門店をルーツに持つだけあって、スープは鶏出汁が効きまくっていて実に美味い。「またお前か」的な鶏白湯ラーメンのそれとは全然違ってあっさりなのに美味い。

 ただそれは純然たるスープとしての完成度であって、麺を絡ませるラーメンのスープとしてはちょっとあっさりしすぎというか塩ダレが弱い気がしました。

 そこで一緒に付いてきた柚子胡椒を加えると俄然味が引き締まって実に良い感じに。ただ柚子胡椒を入れたら入れたで、その刺激でもともとの鶏出汁の美味さが判りにくくなるので、多少スープを味わってから入れるのが吉。

 麺は細麺ストレートで、なぜかかなり固め。このスープに合わせるならもうちょい茹でたほうがよさげ。

 具に鶏チャーシュー、鶏団子、水菜、キャベツ、青ネギと水炊きを意識した品々にラーメンらしくナルト、柚子皮を添えたみたいで。

 ランチサービスに付いてくる俵ごはん。スープをかけて食べることを想定するなら、なにもおにぎり状にする必要はなく、ただの半ライスでいいはず。俵ごはんは堅くて突き崩すのが面倒なだけでした。

 西新宿のランチ難民にはそれなりに重宝されるのかもしれませんが、同フロアで圧倒的に混んでいるのが丸亀製麺だというのがこの辺のサラリーマンの懐事情を如実に表しているような。

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2016.07.01

やわらか牛カルビ炒飯@大阪王将

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 王将といえば「餃子の王将(俗称:京都王将)」が贔屓で、やむなく大阪王将に行くときは大抵餃子以外のものを頼んでいるような気がします。

 その大阪王将が期間限定で売り出し中の「やわらか牛カルビ炒飯(890円)」。これが結構イケます!

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 普段安〇亭の薄くてやたら脂ぎっているカルビに慣れてしまっているせいか、ここのカルビは驚くほど分厚くて、かつ柔らかくて感銘を受けました。白ネギと小松菜を加えてピリ辛仕上げ。

 カルビはデフォルトだと80gですが、追加料金を払えば2倍~10倍増しに出来るみたい。でもそんなに肉食うなら焼肉屋に行ったほうがいいと思いますが(苦笑)。

 カルビ等のせものの味付けがしっかりしているので、白飯に乗せて単なる丼ものにしても良さそうなのに、チャーハンに乗せてしまうのが大阪王将の大阪王将たるゆえん。

 玉子を入れただけの超シンプルかつ薄味のチャーハンですが、別に脂モノの上のに脂モノを乗せんでもいいのになぁ・・・でもそんなことを気にする人はハナから相手にしていないメニューなんでしょうなぁ。ちょっと腹回りを気にしながらも一気に完食。

 2016年8月31日(水)まで販売予定。

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【展望】16年2nd第1節福岡戦

(福岡の現状)

・1stステージは勝ち点11(2勝5分10敗)の最下位で終了。前回J1昇格時(2011年)は17節終了時点で勝ち点わずか1という前代未聞の大惨事で、それよりははるかにマシとはいえJ1残留には厳しい成績での折り返し。プレーオフ組はJ2で3位だろうが6位だろうがJ1では厳しい闘いを強いられる定めなのか。

福岡の悩みはとにかく点が取れないこと。リーグ戦総得点11は鳥栖(10)に次いで下から2番目。かといって鳥栖のように滅茶苦茶守備が堅いというかなりふり構わず守っているわけでもなく、総失点25はボトムハーフの各チームと比較しても大差なし。

・しかも攻撃は完全にウエリントン頼み。その頼みの綱すら第9節FC東京戦を最後に得点がなくて4得点止まり。その代わりにシャドーの城後なり金森なりが第10節以降から点を取り始めましたが、なにせたいして点が取れないので先制されるとその時点で事実上試合終了。

(戦力)

・横浜Mで今年出番が激減していた三門を完全移籍で獲得。2ボランチの一角、具体的にはダニルソンの相方を補強して高い位置でのボール奪取力を上げ、ひいてはショートカウンターでの得点力を上げることを睨んだ補強と目されます。ただ如何せん6/26からのチーム合流なので、浦和戦には出てこないかと。

・主力に故障離脱は出ていない模様ですが、気になるのは昨年DFリーダーだった濱田の出番が激減していること。小破を繰り返しているうちにスタメンの座を失ったのかもしれませんが、相手に食いつき過ぎて往々にして守備網に穴を開けがちな堤を4バックのCBで使わざるを得ないようでは、井原監督も胃を休める暇がないでしょうなぁ・・・

・前回対戦時からの顔触れで大きな変化といえば、浦和ユース出身の邦本が2トップの一角としてスタメンに定着していることくらい。

(戦術)

・フォーメーションはリーグ序盤こそ昨年同様3-4-2-1を敷いていましたが、第9節FC東京戦から4-4-2に変更して現在までほぼ一貫。

・それに伴い戦術も微調整。かつては自陣に5-4-1の守備ブロックを敷いて、相手にいくらボールを持たれても全く動ぜず。ボールを奪ったら早目に縦へボールを展開し、ウェリントンのキープ力を信じて総員突撃という感じでしたが、今は以前よりはボールを前から奪いに行くスタンスが見え隠れするようになっています(上手くいっているかどうかはともかく)。

・ただ攻撃プロセスがセットプレーを含めてウェリントン頼みなのは否めず。これでは相手も潰しどころが判りやすく、よほどCBが非力でなければあっさり対応できてしまいます。

・またセットプレーはともかく、J2で猛威を振るったカウンターがJ1ではほとんど決まらないのが得点力不足に繋がっている模様。相手の帰陣が早いせいか、慌てて攻めて見たもののラストパスなりフィニッシュなりの精度を欠いて点が取れないみたいな。

・前回対戦時の福岡は予想通り5-4-1の布陣で自陣にブロックを形成し、完全にリトリート主体の守備を敷いたもののさしたる効果なし。第14節広島戦ではわざわざ3-4-2-1を採用して前半だけで3点取られて、後半から4-4-2に戻した経緯があるので、今回は最近の定番4-4-2で臨んでくるものと予想します。

(浦和の対応)

・今週は久しぶりに平日の試合がなく、その次の柏戦にも間隔があるので、ミシャはごく自然に鉄板のスタメンを採用するものと思われます。具体的には前節出場停止の槙野がスタメンに戻り、さらに前節小破欠場した宇賀神がスタメンに戻って駒井がベンチスタートになるのでしょう。

・問題は神戸戦で小破(左ひじ靭帯損傷)した遠藤の扱い。幸か不幸かこの故障で29日の南アとの練習試合は欠場となり、5連戦の後にさらに中3日で試合が続く悪夢のような事態は回避できましたが、正直これを奇貨として福岡戦はへろへろの遠藤を休ませ、前節に続いて那須を起用すべきかと思います。

・ついでといっては何ですが、疲労困憊で今やパスミスだらけ、びっくりどっきりメカと化している阿部も休ませないとどこかで痛い目に遭う(いや、もうFC東京戦で遭ったか・・・)ような気がしてなりませんが。

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<前回:浦和 2-0 福岡>

-----ウェリントン----
--金森----城後--
亀川-鈴木--末吉-中村
-實藤--濱田-キムヒョヌン-
-----イボムヨン----

HT 鈴木惇 →ダニルソン
62分 金森→平井
77分 中村→坂田

・終始浦和がボールを支配しているにも関わらず、シュート数はわずかに10本と少な目。攻めている割にはラストパスなり崩しのパスなりに精度を欠いてシュートに持ち込めない場面が目立ちました。

・とはいえ浦和は得点場面以外にも決定機はいくつもあった一方、福岡の決定機は前半終了間際に一回あっただけで、点差以上に内容で差があった試合。

<前節:鹿島 2-0 福岡>

---邦本--ウェリントン--
金森--------城後
---末吉--ダニルソン--
古部-堤--キムヒョヌン-中村
-----イボムヨン----

67分 金森→平井
67分 末吉→坂田
77分 邦本→為田

※左SB亀川が出場停止。代わりに入った古部(長崎から加入)はJ1デビュー戦。

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