凪 大宮店@大宮
大宮駅東口「高島屋」の向かい。先客7、後客2。もともと「豚王」を冠していたはずですが、いつの間にかリニューアル。っちゅーか、凪資本はしょっちゅうその手のリニューアルをやるからなぁ。
店内の券売機で「THEすごい煮干ラーメン(820円)」。メニューは「豚王」と二本立て。ランチサービスはなし。
この店の非常に変わっている点は、回転寿司みたいな発注&配送システムを取り入れていること。食券をカメラにかざしてQRコードを読み取らせた後、麺の固さ、味の濃さ、辛さ、ネギの有無、チャーシューの有無をタッチパネルで選択。今回は麺堅め・味普通・1辛・ネギあり・チャーシューありで。なお追加麺等もこのタッチパネルで注文。
店内は縦長カウンターが壁沿いに2本並んで計20席弱。「一蘭」ほど極端ではありませんが、隣席と仕切りが設けてあります。また水は手元の蛇口から。
さらにラーメンが発注者のもとへベルトコンベアにのって出てくるあたりも回転寿司そっくり。
店内に煮干し臭が漂っていましたが、相変わらずしっかりした煮干し出汁。ここまで煮干しがきついと苦手な人も少なくないでしょうが、えぐみや苦味はほとんど感じられず、個人的には満足。かえしが少々きつい気もしますが、かろうじてしょっぱくはない範囲に抑えられています。
面白いのはピリ辛の「辛銀だれ」。これが実に良い刺激に。ただこれを入れすぎるともともとのスープの旨みがかき消されそう。
麺は太目の平打ち強い縮れ麺。堅めにしたのは失敗でスープに対して強すぎる上に、ちょっと玉になっているところもあって食べづらくて難儀でした。つるつるした食感はお気に入りですが。凪名物のワンタンみたいなのも健在。これは食感的にちょっと苦手なので、これを「なし」にするオプションが欲しいところ。
もともと凪の煮干しラーメンには刻みネギではなく刻み玉ねぎが入っていたはずですが、「辛銀だれ」の投入と共に変えたのかなぁ? 玉ねぎのほうがはるかに好みですが。他に柔らか目のチャーシューが2枚。
正直回転寿司的な発注&配送システムは客側に何のメリットもなくて鬱陶しいだけ。割高感が強いのはこのシステムのせいかと思うと腹立たしいのですが、品自体は悪くなく、駅近くで24時間営業という便利さも捨てがたいかと。
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