炙り@北千住 ~ つけ麺中盛
北千住駅西口から徒歩5分くらい。駅前のアーケード街から北へ延びる「宿場町通り」を進んで、ミニストップのある角を左に曲がると「つけ麺」の幟が見えます。ほぼ5年ぶりの再訪で先客2、後客5。
券売機ボタン先頭の「つけ麺(780円)」を中盛(+50円)で注文。他に濃厚ラーメン、塩つけ麺、まぜそばなど。
店内は奥行きがあり、かつ割りとゆったりと作られていて、L字型カウンターが13席と4人掛けテーブル1卓。厨房内にはスタッフが2人。水セルフ。チャーシューをせっせと店内で炙っているので、その香りが店内にかすかに漂ってきます。
つけ汁の外観は一昔前の「またお前か」。もっとも「またお前か」のトレンドが濃厚鶏白湯に移って久しいので、もはや「昔懐かし」のカテゴリーなのかもしれませんが。魚粉のざらつきはほとんど感じられず、わずかにとろみがある程度。
店の能書きによると「とんこつ・鶏ガラをベースに特殊技法で約10時間煮込み、煮干し・サバ節・かつお節をブレンド」とありますが、味わいはかなり動物系が強めで、かつ心持ち甘め。化学調味料不使用が売り物のようですが、かえしがきつくて味がかなり濃いのであまり無化調とか健康とかをウリにしても意味がない気がしますが、この手のつけ汁にしてはくどくは感じないあたりが無化調効果なのかも。
つけ汁の中には薄いメンマと刻み玉ねぎ、刻みネギが少々と海苔。麺の上に炙り入りのチャーシューが2枚。そのまま齧るより、つけ汁に浸したほうが肉の旨味が増してくる感じ。
麺は自家製で太麺ストレートでつるつるした口当たり。堅いわけではありませんが、噛み応えはしっかりしていて気に入りました。つけ汁の絡みも申し分なし。麺の量は明示されていませんでしたが、中盛でちょうどいいくらい。デフォルトだと物足りないかも。
いたって無難かつ安心して食べられる一品です。次は濃厚ラーメンで。
| 固定リンク