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2016.10.24

【観戦記】16年第18節:浦和L 0-2 日テレ

・前節の勝利で浦和の1部残留が決まり、また日テレの優勝も決まっているので最終節は純然たる消化試合。

・日テレは浦和のスタイルにガチンコで付き合ってくれるので、カウンター狙いの相手よりある意味やりやすいタイプ。ただ時間の経過と共に浦和のプレッシャーがかからなくなって終盤は自力に勝る日テレに横綱相撲で寄り切られる(言い換えれば早い時間帯に失点すると目も当てられない惨事になりがち)のがよくあるパターン。

・この試合もそうなるだろうと思いながら見ていましたが、予想以上に浦和が善戦。双方して最終ラインをめちゃ押し上げてコンパクトな陣形内でのプレッシャーの掛け合いという「なでしこあるある」に終始する時間が長く続き、後半はむしろ優位に立って日テレを自陣に押し込む場面すらありました。日テレは中盤での凌ぎあいを嫌ってか、あるいは浦和の最終ラインを下げるべく、後半ロングボールを多用して来ましたが、それにも浦和最終ラインは難なく対応。

・ただ押していても点が入る気配はほとんどなく、前半は白木に単純に裏を狙わせて終わる場面が多く、コレクティブな攻撃が出来ているとは言い難い状況。後半になってようやく人数をかけて攻めに出る場面も増えましたが依然日テレの守備陣は堅く、加藤や塩越がエリア内突入&シュートという見せ場があったくらい。

・膠着状態を打開すべく72分にエミリーを投入。この試合で浦和を去るエミリーに見せ場があるかと思いましたが、吉田監督はとうとう最後までエミリーの長身を生かしたフィニッシャーとしての使い方が出来ず。SHがタメを作ってSBのオーバーラップからCF目がけてクロスって昔の浦女の得意技だったのに、なんでそれが全くできなくなったのか? 

・なにぶん日本に全くいないタイプのCFなので、うまく使えばなでしこ代表クラスの選手でも対応は難しいと思うのですが。エミリーがサイドに流れて中へカットインしてきた柴田からのパスを待ってるってどう考えてもおかしいだろう??? 白木と同じような動きをエミリーに求めてどんすんねん???  エミリーにとって浦和での日々は傍目には実り少なく、非常に気の毒だったような気がしました。

・とはいえ守備は善戦を続けており、サイドを抉られても最終ラインでよく耐えて、日テレの決定機はセットプレーで一回あったくらい。よってスコアレスドローにはなるかなと思いましたが、残り5分を切ってから浦和右サイドからのハイクロスで決定機を作られ、シュートはいったんポストが弾いたものの、こぼれ球を阪口に押し込まれてついに失点。前半から右サイドの守備は若干怪しげでしたが、右SB栗島が後半途中で故障して塩越が右SBに回らざるを得なかったのが多少響いたかも。

・さらに臼井の横パスを奪われてカウンターを喰らいさらに失点と、終わってみれば実力差通りのスコアに。でも情けない試合ではなかったからまあええか・・・

---後藤--白木---
加藤--------柴田
---猶本--筏井---
塩越-長船--乗松-栗島
-----池田-----

得点:86分 阪口(日テレ)、90+2分 隅田(日テレ)

64分 栗島→臼井(故障による交代、塩越が右SBへ)
72分 後藤→エミリー
89分 加藤→遠藤

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