邦紀@釧路・和商市場 ~ ハモ丼
釧路駅近くの「和商市場」。いうまでもなく市場内でご飯と海鮮系食材を適宜買って自分で盛り付ける「勝手丼」がウリで、今回は釧路が超地味に売り出している「ハモ丼」にチャレンジしてみました。
往訪したのは市場最奥にある「邦紀」。基本的にラーメン屋で、隣の蕎麦屋「露風庵」と一体経営っぽいのですが、朝はラーメン屋だけ開業。全然観光客向けらしくない佇まいで、市場で買った干物を焼いてご飯や味噌汁を付けてくれる「勝手定食」を売り出している辺りが唯一の観光色。店奥に「ハモ丼(750円)」の舌代が見えたので早速入店。
ハモって基本的に関西、特に京都の食べ物。首都圏で見かけることはほとんどないハモが釧路で出てくるのが不思議。釧路産のハモは通称カラスハモと呼ばれ、本州のハモと比べ脂分が多く、身がふわふわしているのが特徴らしいのですが、何分ハモなんて長年食べてないから味わいの違いなんて全然判らず。
見た目は蒲焼っぽいのですが、かなり柔らかいせいか焼いたというより煮た印象。またしょうがに加えてわずかに山椒を加えているあたりに臭みを消すのに苦心惨憺している様がうかがわれます。ハモ自体は淡白ですが如何せん甘辛いタレが濃いので丼一杯のご飯もあっという間に完食。
ハモを釧路名物として積極的に売り出す気があるようには思えないくらい超地味な扱いなものの、「勝手丼」よりは圧倒的に安上がりなので地味にお勧め。
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