豚バラチキンカツの合い盛り丼@かつや
かつやが1月13日から期間限定販売を始めた「豚バラチキンカツの合い盛り丼(590円+税=637円)を早速試食。店入口にどどーんと広告を出し、店周辺にも幟を立てまくって積極的に宣伝しています。その甲斐あってか、後客も新商品を注文している人がちらほら。
うーん、ぱっと見はどうみてもただの卵とじ系チキンカツ丼。「羊頭狗肉」「風俗店の釣り写真並み」とまでは言いませんが、メニュー掲載の写真と比べるとどう見ても豚バラ肉の存在感が希薄。チキンカツの下に豚バラ肉が隠れていて、一応「合い盛り」になってはいますが、ビジュアル的には著しく損をしています。
豚バラは牛丼屋の豚丼に良く似た甘辛い味付け。もっとも豚丼より肉は厚めで肉質もしっかりしており、味付けも濃い目。これはこれで悪くはないのですが、チキンカツとの相乗効果は感じられず。
なんかチキンカツだけでも豚バラだけでも丼もの主役たりたるのに、それを上下に重ねても意味がないというかなんというか。なんか4番バッターをかき集めた野球チームみたいで。こうなるとチキンカツと豚バラを左右に盛り分けなかったのはビジュアル面のみならず、案外致命的な失敗だったのかも。
ゆえに、ただのかつ丼より100円高い「豚バラチキンカツの合い盛り丼」に、その100円を上回る付加価値は見いだせませんでした。
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