コスモアイル羽咋 ~ 日本屈指の宇宙科学博物館
なぜか「UFOのまち」として売り出し中の羽咋市。能登半島の根元近くににある田舎町ですが、ここにある宇宙科学博物館「コスモアイル羽咋」は一見の価値あり。
UFOをメインテーマにしたキワモノっぽい博物館と思いきやさにあらず、NASAや旧ソ連の絶大な協力を得て作られた本格的な宇宙開発に関する博物館で、UFOの話はほんのオマケ程度。博物館脇のロケットは「マーキュリー型レッドストーンロケット(MR7)」。
最大の売り物は「ヴォストーク帰還用宇宙カプセル」で、これは実際に宇宙から帰還した本物。
他は実物のバックアップ機や模型の展示になります。これは「マーキュリー宇宙カプセル」。ヴォストークより後に開発されたのに宇宙船がめちゃ狭苦しいのは、打ち上げる大型ロケットの開発で当時のアメリカはソ連に後れを取ったからだそうで。
アポロ月面着陸船
バイキング火星探査船
展示物はボイジャー計画まで。言い換えれば1980年代のスペースシャトル計画以降の話は一切触れられておらず、総じてかなり古いのは否めません。しかし、財源が乏しいであろう田舎町にこの規模の博物館が設立・維持されていること自体が奇跡的でしょう。
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