【TV短感】ちばぎんカップ:柏 2-0 千葉
・柏は新戦力のハモンロペスと怪我上がりの今井が入った他は昨年の主力がスタメンにずらり。一方千葉はオフの間に主力も変わり、監督も変わってしまういつものコース。
・もともとカテゴリーが違う上に、置かれた状況にも差異があるのでチームの実力差は歴然としていましたが、千葉が善戦したのは立ち上がりから20分まで。その後はほぼ一方的な柏ペースの試合で前半で大差が付いてもなんら不思議はない試合内容でした。
・千葉のエスナイデル新監督が3バックを採用したのはともかく、ハーフライン付近にまで極端に最終ラインを押し上げて積極果敢に前から前からプレッシング。なにせ千葉は「ちばぎんカップ」にコンディションのピークを合わせている!と噂されるくらいなのでその出足は強烈で、柏は立ち上がり全くと言っていいほどボールを前に運べず。
・しかし、千葉は良い形でボールを奪ってもシュートに持ち込めない。ショートカウンターで一気にゴールを目指すわけではなく、サイドチェンジでピッチをワイドに使うのが好きみたいですが、その精度が良くないせいか、ほとんど決定機に繋げられず。
・前半も半ばを過ぎると柏も千葉のプレッシャーに慣れて中盤でボールを持てるようになり、縦パス一本で千葉のやたら高い最終ラインの裏を狙い出しました。千葉はGK山本が前に飛び出して最終ラインの裏をなんとかカバーするものの、セットプレーも含めて柏に何度となく決定機を作られ、前半無失点で終わったのが奇跡といって良いくらい。後半になって案の定最終ラインの裏を取られて2失点を喫しましたが、当然すぎる帰結。
・仙台から新加入のハモンロペスはコンビネーションが全然出来ていないみたいで、さしたる見せ場もないまま途中交代。前目に3人ブラジル人を配しても今のところ相乗効果はなく、SBのフォローを受けずに前後分断的にブラジル人3人&伊東の個人能力任せで攻めているだけという印象を受けました。
・またクリスティアーノ&伊東の両SHでどの程度守れるのかが気になりましたが、千葉が弱すぎて何の参考にもならず。
・千葉はこのやり方だとJ2の下位チーム相手にボコボコカウンター喰らうでしょうし、そもそも夏場を乗り切れないのは必定。監督解任ダービーの大本命に躍り出た気がしてなりません。
---ディエゴ--ハモン---
クリスティアーノ------伊東
---大谷--小林---
輪湖-中山--中谷-今井
-----中村-----
得点:60分 伊東サイド突破からクロス→ハモンには合わず、ファーのクリスティアーノがゴール
63分 クリスティアーノからヘッドでスルーパス→オリベイラ!
62分 ハモン→中川
72分 小林→安西
76分 伊東→武富
82分 クリスティアーノ→大津
90分 ディエゴ→鎌田
| 固定リンク