大正庵釜春@岡崎公園前 ~ 八丁味噌まぜめん
名鉄名古屋本線岡崎公園前駅の真ん前。岡崎では特産の「八丁味噌」を活かしたご当地グルメとして「岡崎まぜめん」を売り出し中で、往訪した大正庵釜春もそのプロジェクトに参加している店の一つ。店先に「岡崎まぜめん」の幟が揺れていますが、本来は「釜揚げうどん」がウリの店で、宴会でも出来そうな小上がり主体のバカでかい店です。
ただメニューを見てもなかなかまぜめんが見つからず、ようやく「八丁味噌煮込みうどん」の横に「八丁味噌まぜめん(850円)」と細ーく書かれているのを見て早速注文。この書きぶりだとあんまり積極的に推している風では無さげ。温/冷が選べるようですが、冬季ゆえもちろん「温」で。
「岡崎まぜめんプロジェクト」によると、岡崎まぜめんとは?~定義八ヶ条~
一、八丁味噌を使用!!
二、なたね油赤水を使用!!
三、汁なしである!!
四、麺料理である!!
五、ちゃんとまぜる!
六、自分オリジナルの食べ方を見つける!!
七、まぜめんを食べ歩こう!!
八、まぜ友を増やそう!!
定義を満たしていれば、料理のジャンルは問いませんと、無理やり作ったご当地グルメにありがちなめっちゃアバウトなもの。
最初になぜか刻みネギが登場。続いてまぜめんがラー油と半熟卵と共に登場。麺の上にはネギ、ニンジン、カイワレが、生姜が彩りを添えてはいますが、基本的にこげ茶色の八丁味噌が主体。最初に半熟卵を割り入れて、ひとしきりまぜまぜ。ラー油はお好みで入れるとのこと。肉味噌の中に何やらごてごて混じっていますが、これは細切れチャーシューではなくタケノコでした(´・ω・`)ショボーン
うどんは太麺で柔らかい口あたりで、もっちりしたタイプ。うーん、これはあまり好みではない。また見た目通りに八丁味噌が味わいを全面支配しまくるかと思いきや、まぜめんの野菜が多いためか「味噌煮込みうどん」ほど味噌臭くなくて、甘めな感じがしました。これはこれで一興。
ただ味が濃いので、生姜で多少アクセントを加えているといっても単調で飽きやすい嫌いは否めず。そこでラー油を少量たらしてみましたが、そこは八丁味噌の力。ラー油をかき消してしまい、ほとんど味変にならず。薬味ねぎを追加投入して完食。
まぜそばはラーメンから派生したジャンルとしてすでに地位が確立されており、それと比べるとイマイチかなぁ。うどんはシンプルに出汁なり醤油なりで食うのが一番で、ごてごてと混ぜれば混ぜるほどその味わいがダメになるような気がしました。
| 固定リンク