いま村@巣鴨 ~ 鶏煮干らぁめん醤油
巣鴨駅南口を出て正面にある商店街というか、ピンサロが点在する昭和っぽい一帯の中に立地。先客1、後客3。
券売機はなく、卓上のメニュー先頭の「鶏煮干らぁめん醤油(850円)」を注文。後払い。ランチサービスなし。メニューは他に「鶏煮干らぁめん塩」だけと極端に絞り込まれています。
店内はコの字型のカウンター20席弱。あまりラーメン屋っぽくない造りで、もともと焼鳥屋か何かかなぁ? オッサン二人で切り盛りしていて、一人は奥の厨房にこもりっきり。もう一人は接客に専念しているのかと思ったら、やおら炭火でチャーシューを炙りだしました。
スープは見た目通りとろみが強め。「濃厚な鶏白湯に煮干しの旨味と風味を効かせたもの」だそうですが、煮干しガツンというほどでないにせよかなり煮干しが前面に出た味わい。しかも魚臭さが出ていて食べ手を選びそう。そこで別皿で出てきたレモン生姜を入れたところ魚臭さが消えてぐっと食べやすくなりました。なお別皿でさらにきのこのオイル煮も付いてきますが、これは濃厚スープに埋没してほとんど存在感がありませんでした。
またスープは濃厚といってもしょっぱさを感じるほどではなく、刻みタマネギが良い箸休めに。
麺は太めの緩い縮れ麺で、濃厚スープに負けないようにやや硬めの仕上がり。量が少な目なのは残念。
金太郎飴状態で出てきた鶏チャーシューはほんのり炙り入り。酸味の強いミニトマトは正直蛇足でしょう。他に刻み青ネギ。
細かい難点はあっても総じてかなりのクォリティーであることは確か。具も多いので割高感もないのですが、量が少なくて、やむなく大盛りないし小ご飯をつけると1000円近くする(しかも巣鴨で!)ラーメンって一回食えば十分と思いますねぇ。
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