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2017.02.22

【TV観戦記】ACL2017・F組第1節:ウェスタン・シドニー 0-4 浦和

・大量得点・無失点・イエローなし・怪我なし。さらに途中投入の新戦力がいきなり結果を出すという全くケチのつけようがない形でACLは白星発進。長距離移動を伴うアウェーゲームな上に、相手はシーズン真っ盛りでこちらは開幕したばかりなのでコンディション面で浦和はかなり不利と目され、勝ち点1を持ち帰れば御の字と思っていただけに、完膚なきまでに相手を叩き潰しての勝ち点3は実に大きいかと。

・ただ、ウェスタン・シドニー(以下「WSW」)はシドニーダービーを終えてからの中2日で、スタメンを6人も入れ替えざるを得なかったのが殊の外響いたのかもしれません。そのため浦和が出足で出遅れたり、球際で競り負けたり、さらに先にバテてしまったりといったコンディションの差を感じさせる場面は全くありませんでした。

・またWSWは細かくボールを繋ぐチームで、ロングボールやハイクロスを多用するチームではなかったのも浦和に幸いしました。XEROX杯では縦パス一本で浦和両WBの裏を執拗に狙う鹿島のカウンター攻撃が見事に奏功しましたが、WSWがそのような攻撃を見せる場面はあまりありませんでした。

・しかも細かく繋ぐチームの割にはビルドアップは上手いとは言い難く、浦和の積極的な守備(=素早く攻守を入れ替えての高い位置からのボール奪回)の前にほとんど何もできませんでした。浦和のプレッシャーが緩んだ前半半ばから前半終了までWSWが多少ボールを保持する時間帯もありましたが、その時間帯ですら浦和左サイドを少々脅かした程度で決定機は作れず。

・さらに浦和はカウンターを喰らいまくったXEROX杯を教訓にしたのか、あるいは劣悪なピッチ状態にアジャストした結果なのか、中央への縦パス&フリックみたいないかにも不用意なボールロスト&カウンターを誘発しやすいような攻撃を控えていたように見受けられました。

・WSWは攻撃時4-2-3-1。守備時4-4-2で、高い位置に守備ブロックを敷いていましたが、浦和の最終ラインには無理にプレッシャーはかけてきませんでした。またWSWの両SBが中へ絞り気味で、サイドに守備ブロックをスライドさせて来ません。

・従って前半の浦和はCBからの縦パスないし、サイドチェンジ一発でWBに展開してからの攻撃がほとんど。サイド奥深くまではいとも簡単にボールを運べますが、中を固めている相手にクロス精度がイマイチでことごとく跳ね返され、決定機らしい決定機は10分過ぎに森脇→宇賀神と大きく振って武藤シュートがあったくらい。

・関根が右サイドで何度も一対一になるものの、ドリブルに切れがなくてエリア内に切り込めず、さらにクロス精度が劣悪で全くチャンスに繋がりませんでした。これがこの試合数少ない懸念事項。

・WSWは後半になって幾分前からの圧力を強め、宇賀神の裏を狙う攻撃を見せたがやはり決定機には至らず、逆に守備ブロックが緩んだのが仇になってカウンターを浴びる羽目に。李がスルスルっとスカスカの中盤をドリブルで駆け上がったのが効いて、11分に興梠が先制。サイド攻撃を見せ続けた上で後半最初の中央突破が奏功した格好。

・2点目は浦和の高い位置でのボール回収が実ったもの。3点目は最近の浦和には極めて珍しいCKからの得点。浦和が失速したかもしれない時間帯が訪れるまでに3点も取れたので、その後の試合運びはぐっと楽になりました。ミシャは余裕をかまして新戦力テスト&中3日での横浜M戦を見据えての選手交代。

・4点目は宇賀神→矢島→ラファエルという超シンプルなロングカウンターが嵌ったもの。新戦力が共にいきなり結果を出しただけでなく、浦和に久しくなかった「一人で出来た!」系のシンプルな攻撃がバリエーションに加わったのも嬉しい限り。

・青島麦酒は1ゴール1アシストの李。興梠の先制点も李のドリブルでの持ち上がり&バイタルエリアでの溜めがあってこそなので、妥当でしょう。

-----興梠-----
--武藤-----李--
宇賀神-阿部-青木-関根
-槙野--遠藤--森脇-
-----西川-----

(得点)
56分 興梠:李のドリブル進出&タメ→後方から駆けあがる興梠にスルーパス
58分 李:青木が高い位置でボール回収→興梠→最終ラインに抜けた李がボレー
68分 槙野:武藤CK→相手DFがちょっと触った後で槙野が足で
86分 ラファエル:ロングカウンターで宇賀神→矢島→ラファエルがニアをぶち抜く

(交代)
70分 武藤→ラファエル
79分 青木→那須
85分 興梠→矢島

・浦和はXEROX杯から3人入れ替え(ズラタン→興梠、駒井→関根、菊池→槙野)。ズラタンと駒井は帯同すらしていないので予定の入れ替えでしょう。またコンディション不良が噂された槙野のスタメン起用はややリスキーでしたが、攻撃参加を自重したせいか、結果は大過なし。

・小破した柏木も帯同しませんでしたが、最終ラインからいきなりWBへ展開する攻撃を多用したので柏木不在はほとんど感じられず。強いて言えば縦パス一本での単純な裏狙いが全く奏功しなかったところに影響があったくらいでしょうか。

・青木→那須の交代で遠藤がボランチに上がるものと思ったのですが、那須はなんとボランチに。ミシャは何の問題もない最終ラインを無理やり弄る愚を犯しませんでした。単に相手セットプレー時の高さ対策という意味合いに加え、柏木が横浜M戦にも間に合わない可能性を見越して青木を下げたのでしょう。

・WSWは浦和の最終ラインにたいしてプレッシャーをかけ来なかった反面、西川にだけは鋭く詰め寄ってきました。西川のキック精度は前半ちょっと怪しげで、後半は危なげなしといった感じでしたが、横浜M戦では榎本の抜擢があるかもしれません。

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