【閉店】Ramen&Bistro ushio ueno east@上野 ~ にほんいち醤油そば
上野駅浅草口から上野警察署前の交差点を南へ2ブロックほど。先客3、後客2。淡路町の人気店「潮」の2号店だそうですが、本店を往訪したのはかれこれ3年半前。
店外の券売機を見るとメニューは「にほんいち醤油そば(870円)」と「鶏白湯そば」の2本立て。本店では後者を食べたので、今回は前者を注文。並(150g)・大盛(200g)同値段なので大で。
店内は厨房に向かって横長カウンター席6席と店右奥にテーブル席が4人掛けテーブルが4卓ほど見えて結構なキャパ。オーナーらしき人が積極的に接客にあたっていて、厨房内で若者が二人。水セルフ。卓上に予めウエットティッシュが置いてありました。
店内に節系の香りが漂っていることからある程度想像がつきましたが、スープは魚介系出汁を前面に押し出したもの。能書きによれば「最高級北海道真折産昆布をはじめ、サバ、うるめ、宗田などの7種類の上質な干物を通常の2倍使用し、時間をかけた水出しで、上品な魚出汁のみで仕上げ」たものだそうで。
ただ残念ながらかえしがかなり強くてしょっぱめ。4種類の「にほんいち醤油」を独自の火入れで熟成させたそうですが、その自己主張が強すぎるかと。また表面の油もかなり多め。魚介系出汁オンリーでは麺に絡ませるスープとして力強さに欠けるのでかえしや油でなんとか持たせているのかもしれませんが、バランスが崩れているような気も。
麺は細めのストレート麺で心持ちざらついたした食感。案外噛み応えが強くて、濃いスープに埋没することなく、最後まで楽しめました。大盛りでもスープとのバランスは大きくは崩れず。
具は、チャーシュー、鴨チャーシュー、半熟玉子、三つ葉。スモーキーな味わいがする鴨チャーシューは魚介系スープとの相性が悪い気がしますし、そもそも味濃すぎ。また冬季は後乗せの具がスープを温くする主因になりがちなので、デフォルトは具沢山じゃなくてもいいんじゃないかと思います。
大好きな方向性なだけに、いろんなところがちょっとずつ惜しいと思う一杯でした。本店もそんな感じでしたが。
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