民のかまど@谷塚 ~ 肉そば
東武伊勢崎線谷塚駅の東外れ。綾瀬川との中間くらいに立地。「独学流らーめん」のリニューアルらしいのですが、「独学」では1年も持たなかったみたいで。著しく安っぽい外観が特徴。先客ゼロ、後客5。付近にラーメン屋どころか外食できる店が少ないせいか、ガテン系のオッサンが三々五々、トラックやミニバンに分乗してやってきます。当然のように車は路駐。
店内の券売機でボタン先頭の「肉そば(850円)」を注文。醤油と味噌が選べるので醤油にしてもらいました。なお大盛無料サービス&肉そばのみライス付ですが、もともとが高めの価格設定なのでたいしてサービスになってないかと。大盛は自粛してライスだけつけてもらいました。
メニューは他に生姜らーめん、担担麺、汁なし担担麺など。プレーンならーめんがないのが不思議。つけ麺は冬季休業。
店内は縦長カウンター6席のみで店主一人で切り盛り。水セルフ。
細かい背脂を含めて表面の脂が少々テカっているスープは動物系出汁ベース。豚バラ肉から染み出る旨みも加わっているようですが、それ以上に醤油がきつくて飲むのは躊躇われるレベル。こりゃライスはサービスというよりライスがないと食べづらいというか、ライスのおかずとして設計されたラーメンではないかと。
麺(三河屋製麺?)は並太ストレートでつるつるした食感。心持ち柔らか目のゆで加減でしたが、スープに負けている印象は受けず。ライス付きが前提なせいか、「並」だけだとやや量が少ない気がしました。
豚バラ肉は丼に入れる前にせっせとバーナーで炙りを入れてましたが焦げが入るほどではなく意味合い不明。豚バラ肉自体の味付けはやや甘辛といった程度で、スープ同様濃くはなかったのは不幸中の幸い。またぱっと見チープな肉の割には脂身が少ないのも好印象。
刻み青ネギがたっぷりと添えられていますが、しょっぱいスープを避けてネギだけ食べるのはかなり難儀。細モヤシか何か食べやすいものにしてほしいもの。
いかにもガテン系向けの一杯でした。
| 固定リンク