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2017.04.29

【展望】17年第9節大宮戦

・大宮がビジター席の割り当てを削ったためにチケットは一層入手困難に。まぁビジターに対してホスピタリティーの欠片もないスタジアムに足を運ぶ気にはなれないので、ハナからTV観戦を決め込んでいましたが、今年はなんとテレ玉での中継が実現。スカパーのくびきから解放されたからこそ実現したものでしょうし、JリーグがDAZNに乗り換えたのは今のところ大正解だったかと。

(成績)

・8節を終えて勝ち点わずか1。総得点2(リーグ最悪)、総失点17(仙台に次いで最悪)という非の打つ所しかないパフォーマンス。 特に総得点2というのは次点広島の6と比べてもかなり低く、興梠どころか柏木一人の得点にも及ばないという惨事。

・神戸、鳥栖と並ぶJ1三大金満クラブなので、親会社の剛腕で夏の移籍期間中に超大物外国人を補強する可能性は十分にありますが、移籍ウインドウが開くまでの勝ち点が一桁に留まれば残留にはもはや手遅れという気も。

・ルヴァン杯も振るわず、現在2試合消化して2引分けのA組6位。こちらも未勝利、かつ得点わずか2。

(戦力)

・昨年勝ち点56の5位でフィニッシュしたチームが、監督が代わっていないのにここまで転落した主因はどう考えても補強の失敗でしょう。

・具体的には家長(川﨑)と泉澤(G大阪)の流出があまりにも痛かった。昨年の大宮は5位でフィニッシュしたとはいえ得点力は低く、堅い守備をベースに僅差の試合を競り勝つ、あるいは引き分けで勝ち点1を拾い続けて勝ち点を伸ばしてきたチーム。得点パターンといえば泉澤が左サイドを突破してムルジャへクロス、あるいはそこらじゅうでウロウロしている家長からムルジャ、ないしサイドに流れたムルジャから家長というのが典型。

・その得点パターンの根幹をなしていた家長と泉澤が共に抜けてしまうと得点が激減するのは道理。

・その二人が抜けた代わりに大前(清水)を連れてきましたが、大前はWGタイプでとても家長の代わりにはならず。また泉澤よりは明らかにフィニッシャー寄りで、いずれにせよ「使う選手ではなく使われる選手」。「家長&泉澤→大前」ほど質・量とも釣り合わない補強はなかなかお目にかかれません。

・それ以外は昨年出番が減った横山を札幌へレンタル。代わりに茨田(柏)、長谷川ア(湘南)、瀬川(群馬)らを補強しましたが、いずれもスタメンには定着できず。

・また怪我人も多くムルジャ、ペチュニク、マテウスと外国人選手が揃って故障離脱中な他、GK加藤が故障中。CB菊地もベンチ外が続いているところを見ると故障中と目されます。

・大宮はルヴァン杯で札幌遠征帰りの中3日ですが、ルヴァン杯では惨敗したG大阪戦からなんとスタメンを8人も入れ替え、大前や岩上、和田、清水といったところはは帯同すらしていません。もっとも今年の大宮は基本スタメンがはっきりしておらず、そもそも誰が主力なのか良く判りません。

(戦術)

・基本フォーメーション4-4-2は昨年から全く変わっていませんが、怪我人が多いことも相まってかスタメンは流動的。しかも前述のように補強大失敗が祟り、渋谷監督も試行錯誤を重ねているものの大駒離脱を埋められるだけの策は見いだせず、攻守ともなんらいいところがありません。

・大敗したG大阪戦を見ると、大宮はとにかくボールを前に進められない。最終ラインは相手に前からプレッシャーをかけられるとしょっちゅうパスミス。それが怖くて苦し紛れにボールをポーンと蹴りがちになり、蹴ったところで前線にボールを収められる選手がいない(ムルジャがいたら多少マシになりますが)ので、すかさず相手に回収されるの繰り返し。中盤は中盤で概して球際の競り合いに弱く、随所でボールロスト。

・昨年なら家長にボールを預けておけば、なんだかんだと家長が鬼キープしてくれるので、その間に全体を押し上げられたのでしょうけど、そうやって楽していた反動がモロに来ているみたいで。

・相手のプレッシャーが緩んで多少なりともボールが前に進むようになると、サイドからのクロス→江坂が典型的な攻め手で、一発がある江坂だけが大宮の希望の灯。大前は現状何の役にも立っていません。

・ビルドアップが稚拙なので自陣での不用意なボールロストが多い上に、しかも往々にしてバイタルエリアをぽっかり空けがち。G大阪戦ではGK塩田の失態も目立ちましたが、それ以前にバイタルエリアで相手を自由にさせ過ぎて余裕をもってミドルシュートを撃たれているほうがよほど問題ではないかと。

・もともとセットプレーが得意だったはずで、岩上も相変わらずロングスローを放り込んできますが、今やこれもさっぱり。

・前回の浦和戦では大宮は普段通り4-4-2のフォーメーション。高めの位置に守備ブロックを作って浦和の縦パスを引っかけて縦に早いサイド攻撃が主眼。また浦和のサイド攻撃には守備ブロックのスライドで対応し、クロスは中央を固めて弾き返すみたいな狙い。前回は夏場の対戦だったので前からのプレッシャーはさほど強くありませんでしたが、今回は浦和のビルドアップを制約すべく、しっかりプレッシャーをかけてくるものと予想します。

(浦和の対応)

・大宮同様中3日での対戦。WSW戦では阿部と宇賀神が完全休養。遠藤はベンチ入りしたが出番なし。柏木と関根を早めに下げたところまで予定通りで、ラファエルの投入を余儀なくされたところだけは想定外だったでしょうが、おそらくミシャは札幌戦と同じスタメンでさいたまダービーに臨むものと予想します。

・大宮の状態が状態なので、よほどの大チョンボさえ犯さなければ浦和が勝ちそうなものですが、大宮の状態がどんなに悪かろうがダービーとなると突然覚醒するのも過去よくあったこと。昨年の対戦ではは大宮は家長・菊地・和田が故障で不在。ムルジャは戦線復帰したものの本調子には程遠い状態。おまけに試合中に奥井まで故障していわば半壊状態。浦和はヘロヘロとはいえフルメンバーだったにも関わらず試合内容は互角で、しかも2度リードしたにも関わらずその都度追いつかれてのドローという情けない結果に終わりました。

・浦和の懸念材料は多少ターンオーバーしているとはいえ、コンディションの低下は否めないこと。札幌戦でもWSW戦でも後半の試合内容は芳しくなく、ロースコアのまま終盤に突入すると一波乱があるかも。特に疲労が顕著な槙野がやらかしてしまう可能性がなきにしもあらず。

・G大阪戦を見ると今の大宮はとにかく前からプレッシャーをかけてくる相手にはとことん弱く、今の浦和のスタイルもおそらく苦手。元気な前半のうちにショートカウンターでボコボコにしてしまえればいいのですが。

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<前節:G大阪 6-0 大宮>

---大前--清水---
黒川--------江坂
---茨田--岩上---
和田-河本--山越-渡部
-----塩田-----

HT 茨田→横谷
HT 黒川→大山
81分 大前→長谷川

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