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2017.04.27

【観戦記】ACL2017・F組第5節:浦和 6-1 WSW ~ 「お前はもう死んでいる」のに執拗に刺しまくる浦和の残忍な犯行

・浦和は引き分けでもグループリーグ突破が決まる一戦。ミシャは中3日で迎える「さいたまダービー」を意識してか、前節札幌戦から一気に5人もスタメンを入れ替え。ところが、今や「誰が出てもそれなりに」の域に到達した浦和は付け焼刃システムのWSWを軽く一蹴するどころか既に死んでいる相手に執拗にトドメを刺して大勝。あまりにも残忍な「犯行」ぶりを見るにつけ、ミシャは監督「ポポビッチ」という名前に殺意を抱いたのではないかとの疑惑も(苦笑)。

・WSWはホームゲームで浦和に0-4と大敗しているので、浦和に5点差以上で勝たないとGL突破の目がないという絶望的な状況。そこでポポビッチ監督は一計を案じて普段の4-2-3-1を放棄して3-4-2-1のミラーシステムで浦和に対峙してきました。

・残念ながら浦和対策としてのミラーシステムが通用した時期はとっくの昔に終わっていることをポポビッチ監督は御存じなかったみたいで。通用しないどころか、わざわざやり慣れないシステムを採用したことが仇になって屍累々ルイルイさーというのが現状。この日のWSWもその例に漏れませんでした。

・3-4-2-1といっても前半は浦和にボールを支配されて5-4-1になっている時間帯がほとんど。しかも浦和がボールを下げた際は最終ラインをハーフライン近くまで押し上げるという極端な前傾姿勢。「お前はエスナイデル千葉か?千葉なのか?」と訝しくなるほどで、ショートカウンターで大量得点を狙いに来たのでしょうが、これがとんでもなく裏目に。

・WSWは国内リーグが終わったばかり、かつ長距離移動を伴うアウェーゲームのためか動きはあまり良くなく、極端な前傾姿勢の割にはボールを奪いきるには迫力不足。しかも球際でも概して劣勢。それゆえ西川にまで必死にプレッシャーをかけてきましたが、浦和は難なくそれを交わして徹底してWSW最終ラインの裏狙い。

・浦和の14分の先制点はその裏狙いが実ったもの。見方を変えれば、WSWは超ハイラインなのに柏木に自由を与えてしまうという大失策が祟りました。柏木→武藤で裏を取り、最終ラインがズルズル下がったところへ中へ入ってきた関根がフィニッシュ。関根らしからぬ落ち着いてコースをきっちり狙ったゴールでした。18分の追加点は那須→WSW最終ライン前で前を向いた駒井がドリブルで運んでズラタンへスルーパス。

・43分には那須→李→ズラタンのスルーパスで駒井&李と二人も裏抜けに成功。サイドに流れた駒井→中で李が合わせて3点目。リーグ戦での出番が減っているズラタンと李が見せた流麗なコンビネーション!

・WSWはなんとかボールを奪ってもすかさず攻守を入れ替えて前からボール奪回を狙ってくる浦和のプレッシャーに抗しきれずに簡単にボールロスト。なんとか繋ごうとしてもパスミスが頻発してどうにもならず。WSWの決定機は37分浦和左サイドからどフリーでクロス→中でヘッドがバーを叩いた場面だけ。

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・とにかく大敗しなければいい浦和が前半で3-0のリードともなると試合は終わったも同然。これで緩みが生じたのかどうか判りませんが、後半の浦和は一転して守備がユルユルに。49分ズラタンのボールロストを機に縦パス一本で11番に裏抜けを許し、GKと1対1を作られたのが典型ですが、球際で競り負けて不用意をボールを失ったり、前目でボールを奪いきれずにがら空きの中盤のスペースを使われてしまったりする場面が増えてきました。

・またミシャも大宮戦を見据えてか、大宮戦でもスタメンと目される武藤&関根を早々に下げて興梠&菊池を投入。ところが興梠はともかく、菊池の出来が攻守とも芳しくなく、使い詰めで疲労困憊の槙野の一対一が怪しくなっていることも相まって、浦和左サイドが終始炎上気味に。

・悪いことは続き、今度はズラタンが負傷。ミシャはやむなくラファエルを投入しましたが、すぐには戦局を変えられず、楠神が青木&槙野を交わしてループ気味に西川の頭上を抜いてゴール。普段の槙野なら楠神レベルの選手に簡単にシュートを撃たせるようなヘマはしないと思うのですが・・・

・ところがやむを得ず入れたはずのラファエルが悪い流れを断ち切るどころか、既に死体と化している相手を何度も蹴り上げる情け容赦のない大活躍。71分には柏木のロングフィードを受けたラファエルが李とのパス交換で簡単に裏抜けしてゴール。80分にはロングカウンターで興梠→ラファエル→柏木と繋ぎ、柏木→ラファエルで裏抜けしてゴール。ラファエルのシュート精度はとにかく正確無比で、裏に抜けた瞬間にゴールを確信してもいいくらい。アホほどGKにぶつけてしまうFWとはモノが違う!

・試合終了間際にはまたまたロングカウンター炸裂。自陣深くから青木→李→ラファエルと繋いで、相手に競り勝ったラファエルが自陣からドリブルで一気に加速。ラファエル→興梠→ラファエルと繋ぎ、ラファエルがハットトリックを狙って強引に撃ちに行っても誰も文句は言わないであろうシチュエーションなのに、ヒールでより体勢の良い興梠に繋いで興梠がゴール。

・より確実な方策を模索し続けながらゴールを陥れるのがミシャスタイル。これを完璧に遂行したラファエルの利他精神ってミシャには感☆RUIやで、きっと。

・ただ浦和の後半の出来があまり良くなかったのも事実でWSWにもそれなりに決定機があり、西川のセーブで難を逃れた場面もありましたから、後半のスコア3-1は単にFWの決定力の差と言っても差し支えないでしょう。終盤はとにかく圧巻のラファエルショーでした。

・GL突破が決まったとはいえ、同日上海上港もソウル相手に勝ったため、1位通過決定は最終節まで持ち越し。2位通過だとラウンド16で江蘇蘇寧と対戦する羽目になって何かと面倒なので、最終節も手は抜けません。

005

-----ズラタン-----
--武藤-----李--
関根-青木--柏木-駒井
-槙野--那須--森脇-
-----西川-----

(得点)
14分 関根
18分 ズラタン
43分 李
66分 楠神(WSW)
71分 ラファエル
80分 ラファエル
90+4分 興梠

(交代)
52分 関根→菊池
55分 武藤→興梠
62分 ズラタン→ラファエル(負傷交代)

・この日の青島ビール賞は2アシストの駒井。てっきり得点者じゃないとこの賞は貰えないものと思っていただけに、これは超ポジティブサプライズでAFCも見るべきところは見ているものだと感心。駒井はドリブルに固執しがちだった加入当初から比べると明らかに選択肢が増えており、さらに守備意識が格段に向上。関根とのポジション争いの過程で成長しているのがはっきりと判ります。

・ズラタンはポストプレーがあまり上手くないのでミシャスタイルの1トップとしては正直イマイチで、しかも今年は新加入のラファエルに活躍の場を奪われたせいかちょっと焦りもあるように見受けられますが、スペースがふんだんにある状態で裏を狙わせるとそれなりに活躍してくれます。またこの日は前線からの守備も懸命にこなしてくれました。相手CK時の対応も含め守備貢献はラファエルより上なので、ACLはズラタン先発、途中からラファエルが望ましいのかも。それだけに負傷退場時に顔を覆った仕草が気になりました。大怪我でなければいいのですが。

・ズラタンの故障がなければラファエル投入はなく、おそらく柏木→長澤or槙野→田村という試運転があったかと。この辺は両者とも巡りあわせが悪いといか運がないというか。

・この日残念だったのは菊池の出来。リーグ戦初先発となった瓦斯戦は関根が小破して90分使えないので、それまで繋ぎとして大過なく出来れば合格と思っていましたが、この日は非常に気楽な状況下。せっかく40分以上という長い出場時間を与えられたのに攻守とも何の役にも立たず。駒井も加入当初の出来は悲惨で「良い面もあるが、それ以上に悪いところが目立つ」感じでしたが、菊池は良い面すら見いだせず。空回り気味でもいいから、とにかくがむしゃらに走り回る姿を見たかったのに、それもなし。

・もっとも駒井も戦力になったのがようやくシーズン終盤になってからでしたから、ここで菊池を見切る必要なんて全くありません。ただWBが出来る梅崎の復帰が迫っている中で菊池に今後出番があるかどうか。

・3人代えてから終盤に西川が傷む一幕も。その後「大丈夫!」と言わんばかりにボールを蹴っていましたが、ホンマに大丈夫なのか???

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