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2017.04.23

【観戦記】17年第8節:浦和 3-2 札幌 ~ 言えなかった「札幌お前はもう死んでいる」

・シュート数20本。序盤から決定機の山を作ったものの、GKク・ソンユンの奮闘もあって興梠を筆頭に浦和は決定機を外しに外し、しかも後半はミスも目立って1点差にまで追い上げられ、勝つには勝ったが正直なんだかなぁという試合。

・ミシャも試合後に語っているように本来仙台戦同様大差が付いて然るべき試合で、札幌は得点場面以外決定機はほとんどなく、それゆえ札幌が良かったとは全く思わないのですが、上海上港・FC東京と難敵をウノゼロで降した試合と比べるとこの日の浦和はどう見ても緩かった。終盤槙野が効果的とは言えない攻撃参加をした後に守備に戻らなかったり、森脇が無謀なスライディングタックルでイエローをもらったのが失点に直結したりと、「上海上港相手だったらそれやるか?」というプレーがちらちら。

・ミシャもミシャでなぜか交代枠を一つ余らせて試合終了。ATになって選手達は相手陣コーナーで懸命に時間稼ぎしているのに、ミシャは何を考えていたのだろう?

・ただ従来の浦和であれば、こんな緩んだ試合では必ずと言ってもいいほど勝ち点を落としていた。5年前に既に降格が決まっている札幌にホーム埼スタでまさかの完敗を喫したのがその好例。従って、たとえなんだかなぁな試合でも勝ち点3を積み上げられたのは浦和もちびちび成長していると前向きに受け止めて良いのかもしれません。

_2003

・札幌は守備時いつもの5-3-2ではなく、都倉の相方(菅)が後方に下がって5-3-1-1、さらには3ボランチと一体化して5-4-1でリトリート主体の守備。浦和が西川にボールを下げた時に前に出てくるくらいで、基本都倉も含めて自陣に引き籠っていました。しかし、こういう古典的な浦和対策には浦和も慣れっこで、ほとんど機能しなかったといっても差し支えないでしょう。

・札幌CB陣はラファエルや興梠に簡単にポストプレーを許してしまうこともあってか、浦和は前三人がバイタルエリアで前を向ける場面が非常に多かったかと。また5トップ気味の浦和に5バックで対峙するのは良いとしても、左WB田中が対面の関根に全く歯が立たないので、そこから札幌の守備は連鎖的に破綻したように見受けられました。

・さらに札幌は思い切って最終ラインを押し上げると興梠にいとも簡単に裏を取られてしまう。もっとも興梠は何度も裏抜けに成功しながらどうしてもシュートが決まらず、これが試合を難しくしたといってもいいくらい。

・加えて札幌が深い位置でなんとかボールを奪っても、すぐさま浦和に圧力をかけられて都倉へ放り込む暇もなく、簡単にボールを奪い返される場面が前半は目立ちました。

・浦和の先制点は柏木CKからラファエル。自分がヘッドで競ったボールのこぼれ玉にいち早く反応してゴールというラファエルらしいもの。

・その後も24分カウンターから武藤→ラファエル、29分関根→武藤、30分武藤→裏を取りかかった興梠、32分ラファエル→バイタルエリアから武藤と決定機を量産するも決められず。GKク・ソンユンがラファエルのシュートを止めた場面はGKを褒めるべきでしょうが。

・そして34分何もできなかった札幌がワンチャンスをモノに。田中→都倉に簡単にポストプレーを許してしまい、都倉→菅→裏抜けした兵藤がゴール。現地では菅→兵藤がオフサイド臭く見えたのですが、しっかり宇賀神が残っていました(´・ω・`)ショボーン その後槙野が執拗に副審に詰め寄っていましたが、槙野自身はオフサイドラインとは何の関係もないところにいたので全く意味不明。

・決定機を外しに外し、相手にワンチャンスを決められてしまうというのは非常にまずい流れですが、それをすぐさま断ち切ったが関根。宇賀神クロス→興梠ヘッドはGKがかろうじてセーブしましたが、そのこぼれ玉を関根がぶちこんでくれました。

・1点ビハインドで折り返した札幌は後半になってかなり積極的に前に出てくるようになり、都倉が強靭なフィジカルを利してゴリゴリ仕掛けてくる場面が目立ちましたが、地上戦なら都倉もたいして怖くはなく、浦和守備陣は寄ってたかって最前線で孤立気味の都倉に対処。浦和最終ラインが下がってしまうような場面はあまりなく、都倉をゴールから遠ざけるのに成功していたので、結局のところ札幌の得意パターン=サイドから都倉へのハイクロスを許す場面もほとんどなかったかと思います。

・ところが浦和も浦和で後半は急激にパスミスが増えて決定機どころかシュートも満足に撃てなくなり、なんだかなぁな試合展開に。62分柏木→宇賀神が完全に裏抜けに成功しながらクロスが直接GKに渡ってしまった大失態がその象徴。

・67分武藤→裏抜けに成功した興梠のシュートは無情にもクロスバーを叩き、71分CK→槙野どんぴしゃヘッドはゴールライン上でDFがクリアとなんとか掴んだ決定機も決められず、またしても嫌な流れになりかかったところで72分ラファエル→またまた裏抜けに成功した興梠がついにPKを奪取。この日全くシュートが入らない興梠にPKを蹴らせるなんて狂気の沙汰だろうと思いましたが、興梠はきっちりPKを決めてひと安心。

・札幌はほとんど決定機を作れていないので2点差あれば十分とミシャは考えたのか、中3日のWSW戦を睨んだかのに柏木、宇賀神と交代。札幌は伸二を入れて反撃を試みるもほとんど伸二にボールが送れないので反撃も体をなさず、そのまま試合終了かと思いきや、浦和は攻め倒すのか守りに徹するのかいかにも中途半端になっただけでなく、冒頭指摘したような緩みが見え隠れするようになってやらずもがなの失点。西川は伸二が蹴るものだと思い込んでいて、福森が高精度のFKを蹴れることを予想しなかったような残念な反応でしたし。

・仙台戦をピークに浦和の調子は下降線に入ったという懸念を払拭できないまま挑むことになったホームWSW戦は果たしてどうなることやら。

002

-----ラファエル-----
--興梠----武藤--
宇賀神-阿部-柏木-関根
-槙野--遠藤--森脇-
-----西川-----

(得点)
20分 ラファエル(CKのこぼれを押し込む)
40分 関根(興梠シュートのこぼれを叩き込む)
74分 興梠(PK)

(交代)
75分 柏木→青木
82分 宇賀神→駒井(関根が左WBへ)

・スタメンは前節から菊池→関根の入れ替えのみ。関根は小破して上海上港戦を休み、FC東京戦も半休したせいもあってか、凄まじい切れを取り戻して対面の田中雄を文字通りチンチンに。哀れにも田中雄は後半半ばに足を攣って交代させられる羽目に。

・一方ミスが目立ったのが阿部。幸い致命傷には至りませんが、早い時間帯から細かいパスミスが頻発していて不安でなりません。FCソウル戦以外全試合フル出場なのでこうなってしまうのもやむを得ないのでしょうが・・・

001

---菅---都倉---
--兵藤----荒野--
田中---宮澤---早坂
-福森--横山--キムミンテ-
-----クソンユン-----

(得点)
34分 兵藤(菅からの縦パスで裏抜け)
87分 福森(直接FK)

(交代)
72分 田中雄→内村(菅が左WBへ)
79分 荒野→小野
90分 早坂→上原

・伸二には選手紹介時のみならず、交代出場時にも拍手とブーイングが相半ばしたような格好。浦和復帰後の去り際が多少残念だったとはいえ、J2降格時にも浦和に残留し、超若手なのになぜかキャプテンを引き受け、しかも昇格初年になんとか残留できるだけの勝ち点を積み上げた後に浦和を去った伸二には感謝しかありません。だから試合終了時こそ盛大な拍手で送りたかったのが正直なところ。でも試合中はあくまでも敵なので、そこは愛を込めてのブーイングじゃないかなぁ・・・

・ミシャが絶賛注目中の福森。森脇ばりに高いフィード&クロスが出せるCBなのでミシャ好みなのは明々白々ですが、森脇以上にスピードがなくていとも簡単に裏を取られてしまうというのはどうなんだろう?福森のケツを拭く遠藤が死ぬぞ。

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