えにし@戸越銀座 ~ 無化調がウリの和風らーめん
東急池上線戸越銀座駅を出て、駅前の商店街を西へ。店は2Fにありますが、入口が目立たないわけではないのでうっかり素通りすることはないと思います。先客ゼロ、後客7。
店内の券売機でボタン先頭の「らーめん(780円)」を注文。ランチサービスはなし。レギュラーメニューは醤油と塩の二本立てで、他に季節限定の和えそばと味噌といった構成。
店内はコの字型カウンター10席強。広々とした厨房内が丸見えで、店主以下3名がテキパキと仕事していました。水セルフ。
ぱっと見といい、麺がやや褐色がかっている点といい、小さい麩が乗っている点といい、まるで日本蕎麦。スープは鶏のスープに「和だし」を加えたとのことで、煮干・鯛干し・鯵干し・鯖節・昆布・鶏ガラを使用。無化調がウリもので、若干醤油だれが前面に出ているような気もしますが、それがいたずらに自己主張するほどではなく、あっさりした味わいの中にじんわりと旨味が伝わってきます。
ただこれまた無化調らしく、途中でわずかに物足りなさを感じてしまったので、卓上の自家製七味を投入。コショウでもなく七味。これも蕎麦っぽい。
麺は自家製の並太ストレート。見た目はともかく、食感はつるつるもっちりしているので、その辺は蕎麦とは全然違います。量がやや少なめなので「お得ごはん(50円)」をつけても良かったかも。
チャーシューはグリルしたバラチャーシュー、ぬか漬けモモチャーシュー、鶏チャーシューの三点セット。ぬか漬けは個人的にはちょっと苦手。全体が薄味あっさりなのに、これだけ変に個性を持っている気もして。
他に青ネギ、笹切りネギ、メンマ、海苔。
古い住宅街を支える商店街にあって、派手さはないけれども周辺住民の好みにぴったり合いそうな一杯でした。
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