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2017.07.21

【展望】17年第22節C大阪戦

・8/15にスルガ銀行チャンピオンシップが開催される関係で、前倒しで開催される第22節。大半のJ1勢が2週間休んでいる一方、浦和にとってサマーブレイクとはまさに名ばかりで毎週末試合がやってきます。

(成績)

・第18節終了時点で勝ち点38(11勝5分2敗)の堂々首位。ぶっちぎりの成績でJ1昇格を決めたクラブが翌年J1でその勢いのままに優勝争いしている例はいつくもありますが、プレーオフ経由でなんとか昇格したに過ぎないクラブが翌年優勝争いするなんて前代未聞。というか、昨年フツーにJ1で通用しそうな選手層を抱えていながら、プレーオフに滑り込むのがやっとだったのが実に不思議で、それはいったい誰のせいなのか?

・昨年のC大阪は終盤運動量が激減してボコボコ点を取られていましたが、今季はそんな様子は微塵もなし。ユン・ジョンファン監督がキャンプで選手達に生駒山を走らせていた(但し妄想)のに対し、大熊前監督はたぶん天保山で済ませていたのだろうと思われるくらいの差。

・選手層の厚さは普段の控え選手主体で戦っているルヴァン杯の成績に反映されていて、B組を2位通過。プレーオフ第1戦では札幌をアウェーで2-0と一蹴しているので、ノックアウトステージ進出も間違いないでしょう。

(戦力)

・好成績のためか、あるいは春に清武獲得で金を使い果たしてしまったせいか、夏の移籍期間に目立った動きはありません。

・ただせっかく採った清武が故障してしまったのでまたしても浦和戦には出場できず。今のところ清武の穴は水沼がしっかり埋めていて穴は感じられませんが、そもそも今年の清武は故障がちで稼働率が低く、同じく春に採ったCBヨニッチと比べると補強としてはハズレの部類といっていいのかも。

・また清武以外に主力で故障者はいない模様。

・リーグ戦はほぼスタメン固定(序盤スタメンだった関口の出番が激減しているのが目に付くくらい)ですが、ルヴァン杯は控え選手主体でやり過ごし、ACLもないので実に気楽なもの。

(戦術)

・前回第2節で対戦した際には、日程面でC大阪がはるかに有利だったにも関わらず攻守とも全く良いところなし。やはりプレーオフ昇格組だけあってとんでもなく弱いと思ったのですが、直近2試合を見た感じではその頃の面影は全くなく、前回対戦時の経験・イメージは何の役にも立ちません。

・C大阪再建のキーマンはなんと言ってもトップ下山村でしょう。もともとボランチないしCBが本職の山村をトップ下にコンバートしたユン監督の慧眼には恐れ入りました。山村は前回対戦時も終盤トップ下で出て来て挙動不審な動きを繰り返してましたが、第3節からスタメンに定着。

・前回対戦時には長身だが特にハイボールに強いわけではなく、浦和にいたら間違いなく「杉ツァ」と呼ばれていたであろう杉本にC大阪は性懲りもなくロングボールを放り込んでことごとく遠藤に封じられていましたが、山村が前線に入ったことでロングボールの収めどころが出来たのが実にでかい。また杉本は足元のボールならそれなりに収めてくれるので、山村or杉本にボールが収まったのを機にC大阪は攻撃に思い切って人数をかけてきます。

・また山村は思いの外シュートも巧くて既に7得点。マークの外し方なんて実にFWっぽい!

・攻撃がサイドからのクロス攻撃に偏重しているのは相変わらず。盛んに攻撃参加してくるSBからのクロスが決め手で、相手最終ラインを下げてフリーになったSBからバンバンクロスを入れてきます。ただハイクロスで長身の杉本&山村がターゲットとは限らず、逆サイドから地上戦に長ける柿谷が突っ込んでくることもあれば、相手最終ラインが下がりすぎたところにソウザがミドルシュートをかます場合もあるとフィッシュにいたるパターンは結構多彩。

・またセットプレーも強い。CBヨニッチが4得点、CB山下が2得点。こういうのは鳥栖時代からめっちゃ練習してそう。

・フォーメーションは基本4-2-3-1で、守備時4-4-2リトリート主体。CBヨニッチ&山下にボランチ山口&ソウザと揃う中央が実に堅い。またそれ以外の選手もユン監督のチームらしく実によく走る。柿谷ですら全くサボらない。というか、柿谷は守備でヘロヘロになって、得意の「ひとりでできた!」的な得点場面が激減しています。

・おまけに終盤リードすると山村をCBに下げて5-4-1でカウンター狙いに転じる念の入れよう。終盤苦し紛れにCBを前線に上げてパワープレーに転じる例はよくありますが、前線の選手を途中で最後尾に下げる例はそうそうありません。

・C大阪は別に特殊な戦術、斬新な戦術を駆使しているわけではありませんが、全員が良く走り、攻守の切り替えが早く、しかも戦況に応じて何をなすべきか、どこでリスクをかけるべきかチーム内で意思統一が良く出来ている実に良いチームです。

(浦和の対応)

・李が長期離脱を余儀なくされている以外は、これといった怪我人はおらず。新潟戦が出場停止だった遠藤が戻って那須と入れ替わる以外は、新潟戦と同様の布陣・スタメンで臨むものを目されます。ドルトムント戦では興梠トップ下&ラファエルシャドーを試行しましたが、あれはミシャなりのドルトムント対策だった模様。守備が緩慢なラファエルがシャドーに回ったことで浦和左サイドに穴が飽きがちだったのも確かで、恒常化するとは思えず。

・前述のようにC大阪の攻撃のキーマンは山村なので、ここをどう抑えるかが肝。実際直近2試合でFC東京も柏も山村を巧く消している時間帯はC大阪も攻撃の形が出来ずに苦戦していました。

・首位C大阪の勝ち点差は9。ここで負けると、いや引き分けで終わってもリーグ優勝は絶望的になってしまいます。もっとも今の浦和はそんな遠い先の目標よりも目の前の一戦一戦をとにかく勝ち抜いてゆくしかない状況に追い込まれていると思いますが。

・C大阪戦とは直接関係ありませんが、浦和は夏の補強をどの程度真面目に考えているのでしょうか? 今年のここまでの戦績をミシャは今年限りになってもなんら不思議はなく、来年は監督が代わっていることを視野に入れながら、どう見ても頭数が足りない&ベテラン選手だらけのDFを外国人選手で埋めて然るべきだと思います。フロントがイリッチの大失敗で「羹に懲りて膾を吹く」状態に陥っているのは想像に難くありませんが。

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<前節:C大阪 2-1 柏>

-----杉本-----
柿谷---山村---水沼
---ソウザ--山口---
丸橋-山下--ヨニッチ-松田
-----ジンヒョン----

(得点)
61分 杉本
70分 ソウザ

(交代)
61分 松田→田中
61分 柿谷→澤上
90+2分 ソウザ→秋山

<前回:浦和 3-1 C大阪>

---杉本--柿谷---
関口--------丸岡
---ソウザ--山口---
丸橋-山下--ヨニッチ-松田
-----丹野-----

59分 マテイ ヨニッチ:ソウザCK→ニアでヨニッチがヘッド

(交代)
61分 関口→清原(清原が右SH、丸岡は左SHへ)
73分 丸岡→山村
85分 松田→田中

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