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2017.07.23

【TV観戦記】17年第22節:C大阪 2-4 浦和 ~ 土崩。ミシャ体制の終焉も秒読み。

・試合開始後わずか8分で2失点。なんとか1点返してさあこれからというところで、さらに2失点。しかも相手を褒めるしかないスーペルなゴールなんて一つもなくて、悉く浦和の集中力の欠如とか切り替えの遅さとかマークの緩さとか、そんな戦術以前のベーシックな部分に起因するものだらけ。C大阪が強かったというより、とにかく浦和が酷すぎてC大阪はフツーに攻め、フツーに守っていたら浦和が勝手にこけてくれた、そんな試合でした。

・とにかく動けない。そして切り替えが遅い。全員コンディション調整に失敗したとか、ひょっとして集団食中毒に罹ったまま試合に出ているのではないかと訝しくなるほど浦和の選手たちは走れませんでした。勝ったC大阪ですらチーム合計で108km強しか走れておらず、その数値がこの日の気候条件がいかに厳しかったを雄弁に物語っていますが、浦和はC大阪に約4kmも劣後。スプリント数にいたっては38回も少なく、わずか100回。

「なんでこんな状態の選手がスタメンで出てくるのか?」と不可解でならない選手がゴロゴロ。しかも何かにつけて「ミシャのために」という選手が盛大にミシャの足を引っ張っているという皮肉。まぁ控え選手を出してみたらさらに酷かったというのもよくある話ですが、ちびちび選手を入れ替えながら選手層を厚くするのがとにかく不得手で、せいぜい14~15人くらいの選手を使い回すことしかできないミシャの限界がまたゾロ噴出してしまったような気がします。

・もっともその限界は今年に限ったことではありません。そこに確実に忍び寄っている主力選手の高齢化が重なって、今年は症状が一段と悪化したのでしょう。昨年は梅雨の時期に一時パフォーマンスが落ちたものの、五輪で興梠と遠藤が抜けてターンオーバーを強いられたのが「塞翁が馬」となって夏季をなんとか乗り切っただけでなく、ルヴァン杯が高木大ブレイクの契機となるという好循環まで生まれましたが、今年はどうやってドツボから抜け出すきっかけを見出すのか?

・今日の失点場面の数々を思い起こすと、このチームにはもう緊張感が全然ないのかもしれん。そういう意味でチームがぶっ壊れている。となると、もうミシャのクビがいつ飛んでも何の不思議もないでしょう。それがいかに副作用が強く、浦和がさらなる地獄に嵌りこむ契機になろうとも。非常にリスキーな判断であり、過去の浦和フロントの失態の数々を思えば拙速を避け、できればシーズン終了後まで先送りしたい決断ですが、「むしゃくしゃしてやった。代わりの監督ならだれでも良かった」という発作的な犯行に及んでしまうんだろうなぁ・・・

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・それにしても酷い失点の数々。6分の失点は相手CKからの流れ。ソウザのシュートが柏木に当たって水沼にこぼれた際に、なぜか森脇を筆頭にオフサイドとセルフジャッジして全員棒立ち。あとは水沼のクロスを杉本はどどどフリーで決めるだけ。浦和の失点って超前がかりになった背後を突かれるというリスクマネジメントの失敗に帰着するものが多いけれども、こういう戦術以前のセルフジャッジ系のも実に多い。幼稚な精神論になってしまいますが、ピッチ上に「お前ら、なにしとるんや!!!」と締める選手がおらんとこうなってしまうのか???

・8分の失点は西川のパスを受けた柏木のボールロストでカウンターを喰らったもの。普段の柏木なら少々プレッシャーをかけられてもロストしないのでしょうが、この日の柏木の出来は話になりませんでした。この失点場面は今年の「浦和あるある」の典型。

・その後の浦和の戻りも遅く、後方からワラワラ選手が沸いてくるC大阪に対して浦和は絶えず数的不利ないしせいぜい同数の状態。おまけに誰が誰に付いているのかさっぱり判らず、何の役にも立っていない選手がゴロゴロ。よって森脇はサイドで2人を見る羽目になり、柿谷に余裕をもってクロスを上げられてしまいました。クロスを上げた先で杉本が槙野の前に飛び込んでゴール。最後は槙野が競り負けてはいますが、その前で何もしていない遠藤のほうが重罪かと。

・いきなり2点ビハインドを背負う羽目になった浦和は、4-4-2の構えで自陣に引き気味になったC大阪に対して関根を軸に攻めるものの、さしたる決定機は作れず。4バックの相手で中央が堅いので右から左へとサイドチェンジを何度も試みるも、これがなぜかことごとくパスミスになるのには参りました。

・全く得点の気配がなかったにも関わらず、18分森脇のクロスがラファエルに通ったのを契機に、興梠のシュートのこぼれ玉をズラタンが詰めてゴール! 半ば興梠の無理目なシュートがもたらしたようなものですが、浦和らしいワイドな攻撃が実ったものともいえ、この試合の「良かった探し」をすればこれだけでしょう。

・失点の仕方があまりにも酷いとはいえ、早い時間帯に1点返せたので殴り合いに活路を見出せるかな?と思ったのですが、そんな淡い希望を木っ端微塵にしたのが27分の失点。自陣に押し込まれ、なんとかボールを弾き返した先で興梠がボールロスト。4人に囲まれた興梠が最終的に山口にボールを奪われてしまったのはともかく、そのままバイタルエリアに進出してきた山口を傍観する柏木は万死に値するといっても過言ではないかと。遠藤が慌てて詰めるも時すでに遅く、ミドルシュートをぶち込まれてしまいました。

・これで選手達は心が折れたのかなぁ・・・35分の4失点目はこれまた酷い。C大阪の分厚い攻めを受け続け、最後は水沼のクロスをファーで丸橋が胸トラップ&シュート! 水沼に易々とクロスを上げさせる宇賀神もお粗末ながら、後方から飛び込んできた丸橋を誰も見ていないのがより深刻な問題。最終的にクロスを丸被りした森脇が悪目立ちしていますが、森脇だけを責めてどうなる問題でもなかろうに。

・前半ATにラファエルが何の脈絡もなく個人技で1点返し、さらに後半頭から宇賀神→駒井、森脇→那須の2枚替えで再反撃。2枚替えは一定の効果はあってC大阪を自陣深く押し込むだけでなく、大きなサイドチェンジが何度もきっちり通るようになって、WBがフリーでボールを受ける場面が頻出。ところが見るべきところがなかった前半に2点入った一方、それよりはマシだったこの後半の頭に一点も入らないのがサッカーらしいところ。

・しかも、さすがにこのまま放置しておくとヤバイと思ったのかユン監督が山村をCBに下げて5-4-1で守るようになってからはWBがフリーでボールを受けることも難しくなり、1対1を仕掛けるのが精一杯になってしまいました。そしてなんとかサイド攻撃の形を作ってもクロスは誰にも合わなかったり、中央で簡単に弾き返されたり。縦パスを入れる場面はほとんどなく、C大阪の守備ブロックの前を横パスで繋ぎに繋ぐだけ。結局得点に近かったのはATの柏木→興梠裏抜けくらいか?

・CKも随分もらいましたが、85分に那須ヘッドが惜しかったくらいで、あとは満足にシュートにすらもって行けず。

・C大阪も暑くてお疲れのせいか鋭利なカウンターを繰り出すほどの力はなく、淡々と浦和の攻撃を跳ね返すだけで、前半とは打って変わって後半はいたって静かなまま何の波乱もなく試合終了。

・BSでのTV観戦後はそのまま「Jリーグタイム」を観る心の余裕はなく、自棄酒&ふて寝というお決まりコース。これはホンマ体に悪い(´・ω・`)ショボーン

-----興梠-----
--ラファエル----ズラタン--
宇賀神-阿部-柏木-関根
-槙野--遠藤--森脇-
-----西川-----

(得点)
18分 ズラタン
45+1分 ラファエル

(交代)
HT 森脇→那須(遠藤が右CBへ)
HT 宇賀神→駒井(関根が左WBへ)
83分 関根→梅崎

・びっくりしたのはズラタンのスタメン起用と武藤がベンチスタートになったこと。ズラタンのスタメン起用はC大阪のセットプレー対策だったようで、しかもズラタン自身の出来もそんなに悪くはありませんでしたが、武藤をベンチスタートにしたのはなんとも不可解。

・おまけにドルトムント戦で試行したラファエルのシャドー起用をこの試合でもやってはみましたが、残念ながらラファエルの守備はいたっておざなり。守備が計算できる武藤不在、さらに肝心なところ、肝心な時に何にもしない柏木の不出来が相まって中盤の守備はないも同然。ボールを奪われるとすぐにただでさえ脆弱な最終ラインが攻撃に晒されるようでは大量失点もやむなしかと。

・またラファエルはスーペルなゴールを一発決めはしたものの、総じて独りよがりなプレーが多いのは相変わらず。おまけに終盤非常にくだらないイエローをもらって次節札幌戦は出場停止になってしまいました。春は何の問題もなかったラファエルがなんでミシャスタイルの持ち味であるコンビネーションプレーを崩す元凶になってしまったのか不思議でなりませんが、現状ならベンチスタートやむなしでしょう。

-----杉本-----
柿谷---山村---水沼
---ソウザ--山口---
丸橋-山下--ヨニッチ-松田
-----ジンヒョン----

(得点)
6分  杉本
8分  杉本
27分 山口
35分 丸橋

(交代)
89分 丸橋→田中
90+1分 水沼→関口
90+4分 ソウザ→木本

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