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2017.07.10

【観戦記】17年第18節:浦和 2-1 新潟 ~ 終わってみれば勝ったのは浦和という新潟戦ならでの予定調和

・川崎戦惨敗後、サポーターとのやり取りの中でミシャが「売り言葉に買い言葉」みたいな調子で「新潟戦に勝ち(続く天皇杯も)連勝できなければ、私が一番最初にここから出て行く」と言い放ってしまったため、妙なプレッシャーがかかってしまった一戦。不格好かつ不細工な試合内容ながらなんとか新潟に逆転勝ち。終わってみれば浦和はカウンターに脆く、新潟はセットプレーでの失点と終盤の失点がやたら多いという両チームのスタッツ通りの試合でした。

・この勝利でとりあえずミシャの進退問題はいったん静まるのでしょう。それこそ負けていたら浦和に激震が走り、チームが崩壊しかねない一戦でしたから、個人的にはたとえ内容はしょぼくても勝ったことを率直に評価し、凱歌をもって称えたいと思いました。17位相手でも18位相手でも終盤やっとこさうっちゃり勝ちできる程度なのが今の浦和の実力。「優勝がー」なんて遠い遠い先の目標を見据えるような状態・状況ではなく、目の前の一戦一戦をとにかく勝って行くしかないでしょうに。

003

・とはいえ、双方しょっぱい試合だったことは否めません。試合内容は残留争いしているもの同士のそれだったといっても差し支えないくらい。新潟は基本リトリート主体で、主に左SH鈴木が関根に連れて最終ラインに入る5-4-1で守っている時間が長く、さらに右SH矢野すら宇賀神に連れて最終ラインに入って6バック意味になる時間帯さえあったかと思います。思い出したように山崎や両SHが前から追ってきますが、いずれも単発でほとんど意味なし。

・呂比須監督なりに浦和対策を練ったつもりなのかもしれませんが、序盤はこれが全く機能せず。浦和は盛んに両サイドから攻撃を仕掛け、9分には那須→関根→武藤、13分には槙野→宇賀神→ラファエルヘッドと決定機。このどちらかを決めていれば浦和楽勝だったでしょうが、決まらないのが今の浦和。

・新潟は小泉&加藤の両ボランチが結構厄介で浦和が縦パスを入れてきたところ、あるいは柏木が後ろを向いたところでボール奪取のチャンスとばかりに急激に詰め寄ってカウンターを狙いに来ました。浦和はそれを嫌ってますます攻撃がサイド偏重になり、33分興梠クロス→ラファエルDF裏へ飛び出し、34分宇賀神→興梠角度のないところからシュートと形を作るものの依然得点ならず。

・新潟の守備が徐々に安定してきたところで、35分ついにカウンターが炸裂。というか、浦和がCKからカウンターを喰らうのはもはやお約束と化していて、なんでこれが修正されないのか不思議でなりません。失点場面も最後は西川のパンチングが相手に当たった不運による面もありますが、そもそもカウンターを喰らってからの戻りが遅くて一瞬2対3の数的不利を作られている時点でアウト。次いで宇賀神がクリアしきれないという残念さ。

・勝てないチームというのは得てしてこんなもん。それまで新潟にはほとんど何もやらせていなかったのに、やっぱりどこかでボロを出してしっかりやられてしまう。そして浦和はここから40分超にわたって呻吟し続ける羽目に。

・一方的にボールを支配しているものの、5-4-1でドン引きの新潟に中央を固められ、その中央を細かいパス回しで打開しようとするも連携がうまく取れず、細かいミスも相次いで決定機どころかシュートすら撃てず。57分武藤→駒井で関根をシャドーに配し、右サイドをドリブラー祭りで打開しようと試みるもこれまたたいした効果なし。

・試合の流れは先制を許した後の鳥栖戦とそっくりだったかと。ただ浦和にとって幸いだったのは新潟はただただ守っているだけで有効なカウンターを繰り出すだけの力がなかったこと。深い位置でボールを奪ったらひたすら山崎に蹴りだすだけ。もっとも浦和DF陣は山崎に裏を取られたら一巻の終わりで、那須や阿部がなんとか防いで相次いでイエローをもらってしまうくらいだったので、新潟の山崎縦ポン祭りも全く無意味だったわけではありませんが。

・とはいえ、流れの中からはおよそ点が入る気がしませんでしたが、決め手になったのはセットプレー。74分柏木CKからの流れで、森脇ミドルシュートの跳ね返りを阿部が蹴り込んでなんとか同点。走らされ続けて新潟はだんだん寄せが甘くなり、ミドルを喰らいがちになったのかも。さらに79分柏木CK→ラファエルヘッドはいったん守田が弾いたものの、こぼれ玉に素早く反応したラファエルが自ら押し込んで逆転。

・攻撃はカウンター頼みでしかない新潟は浦和が前がかりにならない限り打つ手なし。しかも試合を通じて新潟はほぼ一方的にボールを回され続けたためか日程面・コンディション面での優位も雲散霧消、逆転された後はほとんど足が残っていませんでした。これならリードした後の試合運びがとにかく下手な浦和といえども楽々逃げ切り。しょっぱい内容で、しかもしんどい内容ながら、終わってみれば勝ったのは浦和といういつもの新潟戦でした。

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-----ラファエル-----
--興梠----武藤--
宇賀神-阿部-柏木-関根
-槙野--那須--森脇-
-----西川-----

(得点)
74分 阿部
79分 ラファエル

(交代)
57分 武藤→駒井(関根がシャドーへ)
75分 宇賀神→高木(関根が左WBへ)
84分 ラファエル→オナイウ(興梠が1トップへ)

・川崎戦の惨敗から中3日。ミシャはかなりスタメンを弄ってくるかなと思いましたが、蓋を開けてみれば出場停止の遠藤→那須以外は駒井→武藤の入れ替えだけ。

・李が長期離脱を強いられ、ズラタンも小破したのでやむを得ない選択なのかもしれませんが、興梠の出来は見るも無残で、ボールの奪いどころとして狙われていた感すらあり、しかも困ったことにロストした後で全力でボールを取り返しに行かない。こんな状態の興梠を90分使ったのは正直謎。

・前三人でのコンビネーションが上手く行かない時に、個人での打開能力に乏しい武藤が一番割を食いがちですが、ラファエルはもちろん今の興梠よりもはるかに守備の計算が立ち、前がかりになりがちな浦和の攻守のバランスをかろうじて保ってくれそうな武藤を真っ先に下げるのは実に不思議。興梠→駒井で宇賀神との連携が良い武藤を左シャドーに回したほうが良かった気がします。

・素人SHのはずの鈴木を関根&駒井の2枚看板でぶち抜く発想は悪くなかったと思いますが、小破を抱えたままの駒井は依然キレがなくて不発。

・同点に追いついた直後にアタッカー祭りの主役になるべく投入された高木、そして最後は運動量補充の意味合いで投入されたオナイウ。李やズラタンがベンチ外になったことでようやく出番が回ってきました両選手ですが、とにもかくにも下手を打つことはなかった。最低限何をやるべきかはちゃんと判っていた。そんなところをミシャはちゃんと見ていると思う。今は与えられた場所、与えられた時間で一つ一つ実績を積み上げ、信頼を勝ちとるしかない。頑張れ!!

002

-----山崎-----
鈴木---ガジャルド-矢野
---加藤--小泉---
堀米-ソン--西村--原
-----守田-----

(得点)
35分 小泉

(交代)
77分 山崎→成岡
84分 ガリャルド→端山
90分 鈴木→達也

・新潟のシュートはたった4本。これで勝てというのはさすがに酷。先制後のゴール裏はお祭り騒ぎだったように見受けられましたが、またしても最後はお約束の結末に。

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