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2017.09.16

【展望】17年第26節磐田戦

(成績)

・勝ち点42(12勝6分7敗)の6位。第14~19節に6連勝を遂げて順位をぐっと上げましたが、第20節に広島に不覚を喫して以降は失速気味で第20節以降は2勝2分2敗。

・総失点24は横浜M、鹿島についで少なく、どちらかといえば堅守が持ち味のチームです。J2時代はザルそのもので、強打でなんとか昇格を決めたに過ぎなかったはずのチームですが、名波監督の芸風も変われば変わるものです。

(戦力)

・前回対戦時と比べて戦力に大きな変化はなく、大ベテランの松井が再び海外(ポーランド2部リーグ/オドラ オポーレ)に旅だった一方、山田大記がカールスルーエSCから出戻り。山田は既に練習試合に出ているようで、浦和戦ではメンバー入りする可能性があります。なんでどいつもこいつも浦和戦に合わせてくるのか不思議でなりませんが。

・小川航と山本康が5月から長期離脱を余儀なくされていますが、それ以外は主力に目立った怪我人はおらず、スタメンはほぼ固定。選手交代もアダイウトン→松浦、宮崎→小川大とほぼパターン化されていて、厳選したメンバーを良く鍛え上げて好成績を維持している模様。

(戦術)

・基本フォーメーションは3-4-2-1でほぼ一貫。但し、中村は住所不定であちこち徘徊しているので、実際は川又&アダイウトンの2トップに近い感じ。どちらもフィジカルが強いガチムチ系FWで、対峙するCBがちょっとでも軽い対応を見せると縦ポン一発でぶち抜かれてしまいます。自陣深い位置でファウルで止めようものなら、中村のFKの格好の餌食に。実にわかりやすいチームで、得点の半分近くがセットプレー。

・守備時は5-3-2でリトリート主体。といってもDFラインが低いわけではなく、川又が懸命に守備をこなすので、陣形もさほど間延びせず、ムサエフが控えているのでバイタルエリアがぽっかり空いてしまうこともあまりなさげ。人数をかけて守って、ボールを奪ったらガチムチ2トップに素早くボールを預けてのロングカウンターが持ち味。大昔の磐田と違ってボール支配に拘る様子は微塵もなく、当然ながらボールを持ったところで特に何も起こりません。

・前回対戦時も立ち上がりこそ前三人が浦和最終ラインに強烈なプレッシャーをかけてきましたが、それも15分も持たず、その後はいつもどおり5-3-2ないし5-2-3といった形で最終ラインこそ高めながらもリトリート主体に守っていました。

・前節札幌戦は2失点ともWBの裏を突かれて逆転負け。全く同じフォーメーションのチーム相手にサイドの攻防で劣勢に陥った上、札幌はほとんどサイドからしか攻めてこないので得意のカウンターも発動しづらかったのかと。また札幌が極力最終ラインを高く保って、自陣深い位置でファウルを犯してしまう愚を避けられたのも勝因かと。

(浦和の対応)

・前節柏戦に敗れたため3位柏との勝ち点差が10に広がり、リーグ優勝どころかACL圏も大きく遠のいてリーグ戦は完全に消化試合モードに突入してしまいました。

・従って今後中2日ないし中3日で続くリーグ戦・天皇杯・ACL準決勝の連戦では、ACLと天皇杯に重きを置いてリーグ戦はいわば「裏メンバー」「控え主体」で臨むことになろうかと思います。特に20日(水)に開催される天皇杯は鹿島が直近のリーグ戦から中3日の一方、浦和は中2日と浦和のほうが条件が悪いので、明日の磐田戦はACL川崎戦から相当メンバーを入れ替えるものと目されます。

・具体的には前目で使い詰めの興梠・高木・ラファエル・矢島はズラタン・梅崎・駒井・武藤と差し替えてもなんら不思議はありませんし、同じく休みなしの青木と阿部はどちらかが遠藤に代わってもおかしくないでしょう。森脇ですら平川と入れ替える可能性があります。槙野だけは宇賀神復帰まで代えがいないのが残念でなりませんが。

・ただ堀監督になって何が「ベストメンバー」なのか非常に判りにくくなっており、堀監督は選手のコンディションを見極めた上でスタメンを選んでいるようなので過密日程への対応自体はさほど心配する必要はないと思います。

・堀監督の問題はミシャのように「どう見ても調子が悪い選手を無理やり使う」ことではなく、「調子自体は悪くないのかもしれないが、そもそも選手起用が適材適所とは思えない」点。具体的にはラファエルのSHとか、矢島と柏木のIHでの併用とか。

・ACL川崎戦は劇的な大逆転勝ちでしたが、何から何まで上手く行ったわけではありません。柏戦に続いて4-1-4-1のフォーメーションを敷いたもののほとんど機能せずに攻撃は早々に手詰まりに陥っただけでなく、中村をフリーにするわ、エウシーニョに簡単に裏を取られるわと非常に情けない形でアウェーゴールを奪われて絶体絶命の窮地に追いやられました。

・現有の面子に合っているとは思えない4-1-4-1を磐田戦でも採用するのかが最大の見どころ。前節磐田は3-4-2-1のミラーシステムを採る札幌に良いところなく敗れており、浦和も前回対戦では逆転負けを喰らったとはいえ、半ば以上自爆ボタンの連打で負けたようなもので相手にゲームを支配されて負けた感じはしませんでしたから、あえて不慣れなフォーメーションを採用する必要はないと思います。といっても堀監督はなぜか4-1-4-1に拘るのでしょうけど。

・台風接近で大雨の中での試合になる可能性が高く、パスを満足に繋げられずにロングボール&ハイクロスの応酬、あるいはセットプレー一発で試合が決まってしまう展開だと磐田に分がある気がしてなりません。それでも前回対戦時のように攻→守の切り替えがいたって緩慢でカウンターを喰らうような無様な負け方だけは避けて欲しいものです。あと西川の大チョンボも(>_<)

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<前節:札幌 2-1 磐田>

-----川又-----
--アダイウトン---中村--
小川大-ムサエフ-川辺-櫻内
-森下--大井--高橋-
-----カミンスキー----

(得点)
28分 川又(PK)

(交代)
74分 櫻内→太田
82分 アダイウトン→松浦
89分 ムサエフ→上田

※左WBレギュラーの宮崎が小破したため、第23節に続いて小川大がスタメン入り。

<前回:浦和 2-4 磐田>

-----川又-----
--アダイウトン---松井--
宮崎-川辺-ムサエフ--櫻内
-森下--大井--高橋-
-----カミンスキー----

(得点)
36分 大井
68分 アダイウトン
74分 松浦
80分 松浦

(交代)
59分 宮崎→小川
68分 松井→松浦
86分 アダイウトン→齊藤

・中村は前節G大阪戦で強行出場したのが祟ったのか、なんとベンチ外。ところが中村がいないなりに、縦に速くシンプルに攻めたのが見事に奏功。もっともその攻めは多彩というわけではなく、浦和がひたすた自爆ボタンを連打しまくって磐田の良さを引き出してしまっただけのような。

・磐田が良かったのは明らかに守備のほう。関根や駒井には常に2人で対応して、ほとんど何もさせず。大きくボールを振られても素早く守備陣形を整えて粘り強く対応していました。また守備をしないジェイを切っただけのことはあり、前3人の献身的な守備も実に効果的で、最終ラインの位置の高低はともかくコンパクトな陣形は最後まで保たれていたと思います。J2時代はザルで、昨年も電池切れとともに終了だった守備がここまで強固になるとは名波監督も侮れない存在に。

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