【閉店】吟醸煮干 灯花紅猿@四谷三丁目 ~ 煮干らぁ麺
丸の内線四谷3丁目駅から外苑東通りを北へ。杉大門通りとの交差点角。「塩つけ麺 灯花」をリニューアルして煮干しらーめん専門店にしたもの。先客ゼロ、後客1。
店外のある券売機で「煮干らぁ麺(780円)」を注文。メニューはこれ一本で大盛りなり、岩海苔や半熟玉子のトッピングなりでバリエーションを付けているだけ。
カウンター5席しかない狭小な店舗は相変わらずで、食券を買って一旦外へ出てガラス戸を開けてから着席。水セルフ。厨房内には少々強面の兄ちゃんが一人だけ。店主の趣味なのか店内にはももクロが延々と流れていました。
チャーシューをフライパンで炙るなど結構手間をかけているようで、10分くらいかかってようやく登場。ビジュアルは明らかに新潟燕三条系の影響を強く受けたもので、表面にはびっしりと細かい背脂。そしてメンマ、岩海苔、刻み玉ねぎ、刻み青ネギなどが添えられています。
「一杯あたり煮干100g使用の100%煮干し出汁」がウリで、確かにスープは煮干しの味わいが全開。このタイプは得てして食べ手を選びがちですが、苦味やエグ味はほとんどないので、かろうじて万人受けする範囲内に留まっているかと。表面を背脂が覆っているせいか、スープは冷めずに超熱々のまま。寒い時期ならありがたいのですが、残念ながら往訪時は酷暑。
また麺を絡めている分にはさほどではありませんが、スープを飲むとややしょっぱめで飲み進むには至らず。
麺は手もみ風の緩い縮れ入り平太麺。もっちりした食感が特徴でスープの絡みは言うことなし。チャーシューは小さくて、手間をかけた割にはさして印象も残らず。
クォリティーは何の問題もありませんが、如何せん店が狭苦しすぎ、かつ夏は暑すぎ。よほどのもの好きじゃないと何度も行く気になれないのが困りものです。
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