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2017.09.24

【観戦記】17年第27節:浦和 2-2 鳥栖 ~ 試合を重ねる毎に内容が悪くなる。まるでゲルト期・・・

・終盤なんとか同点に追いついて勝ち点1を拾ったものの、内容は限りなく負け試合。MOMはゴールポストといっても差し支えない試合。相変わらずしょーもない失点、既視感漂う失点を繰り返すだけでなく、攻撃も手詰まり感が強い。失点が止まらないのはミシャ最末期と大差なく、攻撃のバリエーションが乏しくて点が入る気がしない分ミシャ最末期より悪化したとすら感じられる惨状。しかも同点に追いついた形はミシャの遺産だったという皮肉。しかもACL上海上港戦に向けて主力を温存することすらできず、もはやほとんど意味がない勝ち点1を拾っただけでほとんど収穫もなかった試合でした。

・結局堀監督が始めた4-1-4-1って相手にとって不意打ちも同然だった柏戦の前半がピークで、そこから試合を重ねるに連れて内容が悪くなる。監督のやりたいことことがチームに浸透するスピードより、相手に弱点がばれる(研究されるというレベルですらない(苦笑))スピードのほうが早いのでしょう、おそらく。柏戦ですら後半にロングカウンターを喰らい、今に至る失点パターンの原型を作られているのですが。

・「試合を重ねるに連れて内容が悪くなる」という現象は2008年のゲルト・エンゲルス監督時代とそっくり。ゲルトが闘莉王という麻薬を大量服用したのに対し、堀の手元にはそんな薬物がないので痛みが早く出ているという違いがあるだけでしょう。2008年は結局7位(勝ち点53)に終わり、今年も似たような順位で終わりそうな気配が濃厚。ちなみに最終節が横浜M戦というところまで2008年と同じ。最終節の埼玉スタジアムが大荒れにならなければ良いのですが。

・また堀がミシャと比べて圧倒的にマシと思われた選手のターンオーバーもすっかり怪しくなってしまいました。天皇杯鹿島戦から中2日という厳しい日程、しかも中3日後に今年最重要のACL上海上港戦が控える中で鳥栖戦は天皇杯から相当スタメンを入れ替えてもおかしくはなかったにも関わらず、中2日で主力を多数酷使。怪我人多発の中、ほぼ消化試合と化した鳥栖戦なんてほぼルヴァン杯仕様で臨んでもたいして文句は出ないでしょうに。

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・そして現有の主力を酷使しては見たものの、せいぜい武藤が頑張っているくらいで他はさっぱり。特に駒井や森脇の出来は酷いものでスタメンどころか試合に出していること自体が不思議なレベル。森脇に代わる右SBが見当たらないなら、そもそも4-1-4-1なんで放棄して3-4-2-1に戻せばいい(そして実際その形に追い込まれた(苦笑))のにそんな柔軟性すら失われ、もはや監督を代えた意義は全くなくなってしまいました。これではACLの結果如何に関わらず、フロントは来年の監督選びに着手せざるを得ないでしょう。

・それにしても酷い試合でした。開始1分にも満たない時点で早々に失点。しかもサイドから裏抜けを許すという、もう散々見慣れた光景。駒井がフリックに失敗してボールを失ったのが契機ですが、中盤でのボールの出し手にノープレッシャーなのも見慣れた形なら、森脇の戻りが遅くて田川に抜け出されるのも見慣れた形。しかも奇怪なのは遠藤がぽつんと後方に残っていたこと。最初から個人の判断でなんとかしようとしたのか??? 組織で守るという概念はないのか、浦和には。

・3分には浦和右サイドから仕掛けて来た田川に森脇が翻弄され、さらに支援にやって来た遠藤との連携があいまいでエリア内でもたついた上に、遠藤が大きくクリアできずに小野に拾われてポスト直撃のシュートを撃たれてしまいました。この時点で今日の森脇は使い物にならないと思いましたが。

・早々と先制した鳥栖はイバルボだけをぽつんと最前線に残して4-5-1の形で自陣に引いてカウンター狙い。それに対して浦和はボールを支配する時間こそ長いものの、高木のクロスだけが頼みの綱というありさまで、右サイドは全く機能せず。しかも高木のクロスも淡々と鳥栖守備陣に跳ね返されてフィニッシュには至らず。磐田と違って最終ラインが高くないので裏狙いも見られず。シュートは可能性のないミドルシュートだらけで、見せ場と言えば25分CKからの波状攻撃だけ。

・鳥栖も手数こそ多くはないものの、16分駒井のボールロストに乗じてイバルボ→高橋、さらに35分敵陣深い位置のスローインから原川にポスト直撃のシュートを浴び、浦和よりは得点に近い雰囲気。特に後者のバイタルエリアの緩さ加減なんてこれまた見慣れた光景。

・大過はないとはいえ、いくらなんでも高木に自由にやらせ過ぎだったのを鳥栖が修正したためか、後半になると浦和の攻撃は一層手詰まりに。やり慣れない中央突破を見せだしたものの全く繋がる気配なし。その一方57分左サイド深い位置で遠藤がイバルボに弾き飛ばされたのを機に原川に繋がれてヒヤリ。

・そこで堀は60分不振の駒井に代えて長澤を入れて武藤を右SHに配したものの何の効果のなく、69分にはとうとう森脇を諦めてズラタンを入れて3-4-2-1に布陣変更。その結果長澤がボランチに下がるのはともかく武藤はなんと右WBに回る羽目になり、最初の交代はなんだったのかという格好に。

・同点に追いついたのはセットプレー。高木CK→マウリシオヘッドと綺麗な形。フィジカルの強い選手が多い鳥栖なのにマウリシオをマークしていたのが原川というのが実に不可思議でしたが、マウリシオはこれが浦和での初ゴール。

・内容は良くないとはいえなんとか同点に追いつき、AT含めてまだ20分近く時間が残っているので逆転は十分可能と思われた矢先に、これまた浦和名物「自爆ボタンの連打」で80分に失点。高木FKを権田がキャッチしてからのカウンターを喰らったもので、権田のロングキックを矢島がクリアし損ね、後方にこぼれたボールを田川に拾われるというマヌケ極まりないもの。堀の寵童がこんな形で失点にガッツリ絡むとは(苦笑) そして西川の中途半端すぎる飛び出しもこれまた残念。

・ただ3-4-2-1に戻したのは攻撃面で多少効果が出てきたようで、81分武藤クロス→槙野、84分遠藤縦パス→興梠反転シュートとそれなりに形に。そして85分長澤→右サイドに進出した遠藤→右サイドから急激に中へ入って来た武藤ヘッドと実にミシャっぽい形で同点に(もっとも権田のファンブルの助けもありましたが)。さらにATには途中投入の梅崎クロス→矢島にわずかに合わずという場面も。

・堀監督が始めた4-1-4-1を全否定したかのような同点劇。さて肝心のACL上海上港戦は如何に。

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-----興梠-----
高木-矢島--武藤-駒井
-----阿部-----
槙野-マウリシオ--遠藤-森脇
-----西川-----

(得点)
74分 マウリシオ
85分 武藤

(交代)
60分 駒井→長澤(武藤が右SH)
69分 森脇→ズラタン(3-4-2-1へシフト)
83分 高木→梅崎

・天皇杯鹿島戦からズラタン→興梠、長澤→矢島、出場停止の青木→マウリシオ、榎本→西川と入れ替え。故障明けの宇賀神こそサブに留めましたが、ACL上海上港戦に向けて極力主力を温存した感じもせず、実に中途半端なスタメン構成。

・高木→菊池、駒井→梅崎とスタメンを入れ替える余地があったはずですし、連闘を強いるなら武藤ではなく長澤のほう。特に駒井は全く連闘が効かない様子で、天皇杯でなんとか再ブレイクのきっかけを掴めそうだったのにまた逆戻り。

005

---田川--イバルボ--
-----小野-----
-原川--高橋--福田-
三丸-スンヒョン--ミンヒョク-小林
-----権田-----

(得点)
1分  田川
80分 田川

(交代)
69分 小野→藤田
80分 田川→安 庸佑
89分 イバルボ→豊田

・不調の豊田に代えて田川をスタメン起用したのが大当たり。河野は早々と見切られて故障明けの小野に代えられたのかな?

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