麺処 遊(3)@西川口 ~ 肉中華そば・普通盛
西川口駅西口からドンキホーテのある交差点を右折。ソープ街も尽きて少々寂しくなった通りの一角に店を構えています。西川口駅が最寄ですが住所は蕨市内。約2年ぶりの再訪。先客ゼロ、後客5。
王子&赤羽の「伊藤」を含め、この系列の店は具が少ないのを思い出して「肉中華そば・並盛(900円)」を注文。しばらく来ない間に随分値上がりしていました。
昔は「煮干しそば」「肉煮干しそば」しかなかったような記憶がありますが、メニューもいつの間にか随分増えていて「動物零煮干そば」「背脂煮干醤油らーめん」「煮干しつけそば」「煮干しまぜそば」など。さらに期間限定で「煮干しそうめん」「冷やしシラス煮干しそば」を提供。
店内はL字型カウンターが9席のみ。厨房内には店主のみ。店内には煮干しの香りがほんのり漂っていますが、カウンターと厨房の間の仕切りが万里の長城のように聳え立っているので、厨房の中の様子は窺えず。麦茶セルフ。
相変わらず並盛りでもスープが少なめなのが残念で、かなりの麺がスープの上に顔を出しています。また動物系出汁を合わせているせいか、濃厚煮干しを売り物にする店と比べると煮干しの効かせ具合も万人受けする範囲内に留まっており、魚臭くなったり、あるいは旨味過多に陥ったりする愚を回避しています。ただ無化調なのが悪いほうに作用してか、物足りなさを感じるのも否めず、チャーシューを齧って旨味を補強したり、途中で黒胡椒をかけてみたり。
麺はやや細めのストレート。やや堅めでぼそぼそとした食感。スープが少ないので食べ進んでも麺がしっとりすることはなく、最後まで似たような食感でした。なお普通盛だと210gあるようで、スープとのバランスを考えれば小盛(150g)で十分かも。
秀逸だったのは角煮風のチャーシュー。割とあっさり目の煮込まれ具合でしたが、程よく脂がのってスープの物足りなさを補うのに最適。他に刻みネギが少々。
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