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2017.10.02

【観戦記】17年第28節:仙台 2-3 浦和 ~ へろへろの選手を酷使して勝つには勝ったが・・・

・アウェー上海上港戦の激闘から中3日。当然大幅に選手を入れ替えてアウェー仙台戦に臨むと思われましたが、スタメンはなんと長澤→梅崎の入れ替えのみ! 幸先良く先制したものの40分辺りから手応えが怪しくなり、後半には柏木や青木の消耗が顕著になって柏木のミスから失点。怪しげな判定も相まって後半は総じてオープンな展開になり、浦和が撃ち合いを制して辛勝。

・代表に招集された槙野&遠藤を除けば10/14神戸戦まで試合が空くので武藤のように無理使いが効く選手は極力使うだろうとは思いましたが、まさか故障持ちの柏木までスタメンで使うとは! そして案の定後半はヨレヨレになってミス連発の柏木を早い時間に下げる羽目に。柏木&ラファエルが故障欠場していた鳥栖戦の試合内容がほぼ負けに等しかったことから矢島・高木・駒井といった選手への信頼度がガタ落ちになってしまったのかもしれませんが、これで堀監督の取り柄だった積極的なターンオーバーすらとうとうお蔵入りに。

・へろへろの選手を酷使しては見たものの、またしても複数失点を喫して守備が改善される兆しは一向になく、「ボトムハーフ相手には選手の個人能力差でなんとか勝てるが、トップハーフ相手にはまるで勝てそうにない」「攻守ともにモロに個人の頑張りに依拠」といったここ数試合の内容から抜け出せず。昨年に続いてユアスタで仙台を撃破し、「ぼちぼちユアスタの苦手意識も払拭できたかもしれんな?」というのがこの試合の数少ない収穫といって差し支えないでしょう。

007

・仙台は浦和戦向けに特段変わった策は弄さず、いつもの3-4-2-1。守備時はさほど前から追ってこず、5-4-1で高めの位置に守備ブロックを形成。立ち上がりの出来は双方とも芳しくありませんでしたが、18分柏木からの縦パスで興梠が裏抜けを狙い、最後はラファエルのシュートで終わった辺りから徐々に浦和ペースに。

・26分の先制点は平岡(?)のハンドで得た柏木FKから。柏木が左サイドに開いている梅崎にいったん出して仙台の注意を惹きつけたのがミソで、梅崎からの折返しをダイレクトに蹴り込んで興梠ヘッドでゴール。ゾーンで守る仙台守備陣の間に興梠が入り込んでいました。セットプレーで一工夫入れるとは実に浦和らしくない形で、これもこの試合の良かった探しに入れて良いでしょう。

・28分にはラファエルの中央突破が決まりかかり、さらにスローインから梅崎がエリア内突入&シュートといった見せ場がありましたが、前半の浦和の見せ場はここまで。以後仙台が徐々に反撃。

・浦和の守備は梅崎が最終ラインに下がってはっきりとした5バックになり、かつ武藤や柏木も頻繁に下がって青木の両脇を埋める格好(ラファエルだけが極めてあいまいな位置に)。また総員お疲れのためか前目でボールを奪回しには行かず、専ら引いて最終ラインで弾き返す趣向。5バック化は仙台得意のサイド攻撃を封じる趣旨だったのかもしれません。それならたいして機能していない4-1-4-1なんて放棄して仙台とガチンコの3-4-2-1でやればええやんと思うのですが、なぜかそうしないのが堀監督の摩訶不思議なところ。

・仙台は石原が契約上浦和戦に出場できないのが響いてか前半は総じてビルドアップがスムーズとは言い難く、またなんとか前にボールを運んでも浦和の最終ラインを突破できない時間帯が続きましたが、44分古林がなぜか前に出ていた槙野の裏を突いたのを契機に中野→三田で決定機(シュートは上手くミートできずにコロコロ)。

006

・後半になると青木や柏木が明らかに動けなくなってしまい、49分には柏木の緩いバックパスを三田に掻っ攫われてそのままミドルシュートを浴びて失点。その直前47分柏木がイエローをもらった場面では青木がどう見ても間に合わないタイミングでスライディングタックルを試みてあっさり交わされたのが契機となっており、この時間帯で既に青木&柏木は耐用限界を超えていたような気がしてなりませんでした。

・同点に追いつかれたことで、早目の選手交代で逃げ切りたかったであろう堀監督の算段もフイに。50分には右サイドで中野に絡まれた遠藤がボールを失ったのを契機に後半投入の西村にポスト直撃のシュートを撃たれる一幕も。あれが決まっていたらそのまま浦和が逆転負けを喰らっていた可能性が極めて高いと思わざるを得ないくらい、この試合を通じて浦和が最も危なかった時間帯でした。

・ただこの遠藤のボールロストが浦和2点目の伏線に。60分右サイドで遠藤が野津田から強引にボールを奪ったのを機に、遠藤クロス→興梠ヘッドで2点目。遠藤は野津田を突き飛ばしたかのように見えるので失点後仙台が猛抗議するのは当たり前ですが、遠藤は中野に絡まれてボールを失った際にこの主審の傾向を会得したのでしょう。審判の傾向をうまく利用するのは鹿島が極めて得意で、浦和は総じて苦手でしたが。

・なんとか仙台を突き放した時点で堀監督はすかさず柏木を下げて長澤を投入。長澤は上海上港戦と違って攻撃に関与することはほとんどありませんでしたが柏木よりは動ける分格段にマシで投入には一定の効果があり、青木の負担も幾分軽減されて水を得たカピバラ状態に。67分椎橋のクリアミスを拾ってエリア内突入、69分仙台CKからカウンターと武藤に2度決定機がありましたが得点ならず。

・堀監督は74分に興梠を下げてズラタンを投入。興梠も相当お疲れなので妥当といえば妥当な交代ですが、守備はほとんどしない上にボールロストを繰り返して仙台のカウンターの基点にしかなっていないラファエルを放置したのがなんとも奇怪。負けていたらこれが失着として叩かれていたでしょうが、堀監督は相当分が悪い賭けに見事勝利。右サイドから突如中へ斬り込んできたラファエルが武藤とのワン・ツーで見事に中央突破して3点目。エリア内に入るとラファエルのシュート精度が活きます。というか、そもそもサイドに配しているほうがおかしいとしか思えないのですが。

・しかし謎過ぎたのはその後もラファエルを放置したこと。これが浦和のサイドの守備を最後に破たんさせた主因になったことは疑いの余地がありません。おまけに梅崎の消耗も著しくて左サイドの守備も相当怪しくなり、仙台は途中投入のクリスラン目がけて得意のクロス攻撃を連発。87分には左サイドから蜂須賀クロス→クリスランどフリーでヘッドも運よく西川の正面。しかし、88分右サイドからどフリーすぎる中野クロス→クリスランヘッドで失点。最後は阿部がクリスランに競り負けていますが、それ以前に中野を誰も見ていないのが問題すぎるでしょうに。

・当然すぎる失点を喫してから堀監督は遅まきながらラファエルに代えて高木を投入。しかも高木が右SHという見慣れない形で、それなら宇賀神のほうがまだマシでしょうにと思いましたが、何はともあれ大穴をかろうじて繕ってなんとか逃げ切り勝ち。ATには武藤に決定機が2度ありましたが得点ならず。武藤は前目の選手の中では最後まで気を吐いていただけに得点という形で報われなかったのは残念でした。

025

-----興梠-----
梅崎-武藤-柏木--ラファエル
-----青木-----
槙野-マウリシオ--阿部-遠藤
-----西川-----

(得点)
26分 興梠
60分 興梠
82分 ラファエル

(交代)
61分 柏木→長澤
74分 興梠→ズラタン
89分 ラファエル→高木

030

-----野沢-----
--野津田----梁--
中野-三田--奥埜-古林
-椎橋--大岩--平岡-
------関-----

(得点)
49分 三田
88分 クリスラン

(交代)
HT 梁→西村
70分 野沢→クリスラン
70分 古林→蜂須賀

・石原不在の影響はやはり甚大。なにかと気ままなクリスランは頭からは使いにくいのでしょうが、なんだかんだとクリスランを入れたほうが仙台はやることがはっきりします。クリスランの高さに阿部どころかマウリシオすら苦戦していたので、浦和が最も危なかった後半立ち上がりの時間帯にクリスランを投入していたら浦和をそのまま押し切れたかも。言い換えれば渡邉監督が地上戦に拘って勝機を逸した感も。

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