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2017.10.13

【展望】17年第29節神戸戦

(成績)

・勝ち点40(12勝4分12敗)の10位。夏のポドルスキ補強も実らず、第22節に今年2度目の3連敗を喫した時点で三木谷会長はとうとうネルシーニョ監督を更迭し、吉田孝行ヘッドコーチが暫定的に監督に就任。監督を代えた意味はそれなりにあったようで、第23節以降の成績は3勝2分1敗。しかも横浜Mや川崎といった上位チームとスコアレスドローで終えており、6試合中4試合が無失点。

・もっともルヴァン杯準々決勝は主力を代表招集で欠くG大阪に1分1敗(トータルスコア0-2)と良いところなく敗れています。

・総得点・総失点とも32で得失点差ゼロ。中位チームの中では鳥栖・神戸・FC東京のスタッツが非常によく似ていて「失点は少ないが得点も少ない」という傾向。その傾向は監督が代わって一層強まっている模様。

(戦力)

・なにも無尽蔵に金が湧き出てくるチームなので補強の話題には事欠かず、FWレアンドロ長期離脱を受けて春に獲得していたポドルスキが夏の中断期間開け(第19節)から試合に出始めたのに飽き足らず、FWハーフナー マイク(ADOデン・ハーグ(オランダ1部))を完全移籍で獲得。さらにFW金崎(鹿島)に手を出したり、MFスナイデルのリストアップが話題になったりと、何がしたいのか全く分からないがとにかく金だけは持っていることをひたすら誇示しています。しかもせっかく採ったマイクはほとんど出番なし(苦笑)。

・そんなクラブのやり方に愛想を付かしたのか、ユース育ちのDF岩波とFW小川が今季限りで退団との報道も流れて神戸は早々とストープリーグ入りした模様。

・怪我人はかなり戻って来て、レアンドロの他には峻希が長期離脱中なくらい。右SBはユース卒2年目の藤谷が穴埋め中。

・一方監督交代の影響なのか、左SB橋本和やCHニウトンがポジションを失い、代わりに三原と高橋秀がスタメンに定着。特にニウトンはJ1でも屈指のCHと思っていただけにビックリ。またネルシーニョ体制ではどうにもフィットしなかった田中順がここ3戦スタメン入りの一方で大森がベンチに回るという変化も。

(戦術)

・基本フォーメーションは4-2-2-2。守備時はきれいな4-4-2ですが、攻撃時は前目がかなり流動的。

・ポドルスキはやたら降りて来てボールを受けてゲームを作りたがる「大久保現象」を起こしているように伺えます。いかにも4-1-4-1のアンカー脇のスペースでウロウロしそうで、そこで自由を与えると目も当てられません。吉田監督はポドルスキにあれこれ注文をつけず好きにやらせているのが目先奏功しているのかも。空いた最前線には小川なり田中なりが入って前目のポジションはかなり流動的。またポドルスキは別にゲームメイクに専念しているわけではなく、引いた位置にいても一発があるので、バイタルエリアぽっかり&シュートコースがら空きだと即死しかねません。

・SBの裏を狙われるのを嫌ってるのか、SBの攻撃参加はあまり活発ではなく右SB藤谷のほうが左SB三原よりやや多いかなといった程度。概して前後分断的というか追い越し禁止的で攻守のバランスが大きく崩れることはなく、それが失点は少ないが得点機会も少ないというスタッツに表れています。

・守備時は積極的に前からボールを奪いに行くものの、ポドルスキがあんまり動かないのが仇となってかさして高い位置でボールを奪えず、川崎のようなポゼッションが巧い相手には簡単に押し込まれてしまいます。よって攻守両面でちまなり両SHの負担が滅茶苦茶でかそう。

・また新潟戦を見ると相手に食いつき過ぎて簡単に入れ替わられる、あるいはギャップを突かれて最終ラインの裏にスルーパスを出されるといった場面が。概して前には強いが背後はそうでもなく、またクロスボールに対して大外の選手をフリーにしやすいという実に浦和っぽい場面も散見され、結果的に失点は少ないものの守備が非常に堅いという印象は受けず。

(浦和の対応)

・国際Aマッチウィークを挟んで約2週間ぶりの試合。大方の選手は久しぶりにまとまった休養が取れましたが、槙野と遠藤が代表招集。しかもNZ&ハイチ相手の親善試合に槙野は2試合ともフル出場、遠藤は2試合目のハイチ戦でフル出場して中3日。とんでもなく層が薄いCB陣でハリルホジッチの信頼を辛うじて繋ぎとめている槙野はともかく、遠藤はアンカーには全く不向きなんじゃないか?と心配になるような出来で残念至極。

・浦和は今シーズン最重要のホーム上海上港戦を中3日で迎えるので、神戸戦ではこの代表組を休ませるのかどうかが見もの。槙野→宇賀神、遠藤→森脇と代えはいるので両選手ともベンチスタートにするのがどう考えても上策だと思いますが、なにせ前節仙台戦で故障持ちの柏木をスタメン出場させた堀監督。もはや「状態の良い選手を使う」どころか「とにかく信頼できる選手を酷使する」という変なところだけミシャスタイルに回帰してしまったようなので、またしても仙台戦と同じスタメンで臨むかもしれません。

・また堀監督就任後初めてまとまった練習時間が取れたので、アンカーの脇を自由に使われるとか、守備が緩慢なラファエルを狙い撃ちされるとか、似たようなやられ方を繰り返している問題にそれなりに手を打てたのかどうかも見所。またしても同じようなやられ方を繰り返すようなら、残念ながら上海上港戦も多くは期待できず、ひたすら相手の敵失を望むしかないということになりそうですが、果たして結果は如何に。

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<前節:新潟 0-2 神戸>

--ポドルスキ--渡邉---
田中順-------小川
---藤田--高橋秀--
三原-渡部-岩波--藤谷
-----キムスンギュ----

(得点)
53分 O.G.
88分 ポドルスキ

(交代)
66分 小川→大森
74分 高橋秀→ニウトン
80分 藤谷→伊野波

<前回:神戸 1-3 浦和>

---渡邉--田中順--
大森--------小林
---藤田--ニウトン---
松下-渡部-岩波-高橋峻
-----キムスンギュ----

(得点)
81分 中坂

(交代)
66分 田中順→大槻
70分 大森→中坂
81分 ニウトン→高橋秀

・予想通りの形とはいえ前半は神戸にしっかり守り倒され、神戸の狙い通りにカウンターを喰らいかかる場面もあって苦戦。しかし後半早い時間帯にミシャが駒井ボランチ投入という奇策を発動して停滞した戦局を一気に打開。

・リーグ戦で神戸にアウェーで勝ったのはなんと10年ぶり。しかもその10年前は会場がユニバーだったので、ノエスタでの勝利となるとなんと2005年まで遡ります。新神戸駅からの帰路が心地いいってそりゃ記憶にないはずだわ・・・

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