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2017.10.21

【展望】17年第30節G大阪戦

・春にはJリーグを代表する強豪チーム同士らしい熱戦を演じていたのに、半年経って秋も深まった頃には両チームともボロボロになって再戦する羽目になるとは・・・奇しくも同じようなタイミングで「サイクルの終わり」が訪れたチーム同士の消化試合です。

(成績)

・勝ち点40(11勝7分11敗)の10位といつの間にやら浦和に抜かれるどころかボトムハーフにまで転落。夏場に入ってからの失速が凄まじく、第13節鹿島戦以降の13試合で2勝2分9敗とわずか勝ち点8を積み上げたのみ。とうとう前節は絶望的な成績で最下位を独走するロペス新潟にすら不覚を喫するテイタラク。

・また天皇杯は4回戦で柏に敗れ、さらにルヴァン杯準決勝ではC大阪との第2戦試合終了間際に失点して劇的な形で敗退し、既に今年の無冠が確定しています。

・9月7日に長谷川監督との契約を更新しないことが公表されて以降全く勝っていないのでどうしても監督の求心力低下が取り沙汰されがちですが、成績低迷は既に7月から顕著になっており、契約非更改を公表しようがしまいがあまり関係なかったような気がします。もっとも来期はいないことが確定している監督のもとでだらだらと消化試合を続けるよりは暫定監督を立てたほうがマシだろうとのは一理あるでしょうが。

(戦力)

・宇佐美の離脱&パトリックの大怪我以降FWというか点取り屋が不足気味なので、堂安を育てようとしていたらあっという間に海外流出。思えばこれがG大阪の不幸の始まりだったのかも。

・夏の移籍期間でFWファン・ウィジョ(城南FC)を獲得した一方、大怪我から復帰したもののパフォーマンスが上がらずにベンチも叶わなかったパトリックを広島へレンタル。ファン・ウィジョは一応コンスタントにスタメン出場しているものの、ここまで11試合で2得点と点取り屋としては期待外れ。長身FWですが、どちらかというとスペースがあるところでスピードを活かすほうが得意っぽい「ツァ」系くさい感じ。守備はめちゃ献身的でいかにも長谷川監督が好きそうですが。

・皮肉なことにパトリックは広島で早速レギュラーポジションを掴んで3得点を挙げているので、この入れ替えは意味があったのかどうか。

・CBファビオ&三浦の加入で出番が少なくなった丹羽を広島へ完全移籍で出し、その穴埋めに千葉にレンタルしていた西野を呼び戻しましたが、西野は千葉でも出番がなかったくらいなので当然G大阪でも出番なしと、これまた謎の入れ替え。控えCBの即戦力が金しかいないのはいかにも苦しく、前節新潟戦では今野を久しぶりにCB起用。

・怪我人も多く、主力ではFWアデミウソン、CBファビオが故障。控えでもMF藤本、CB金が故障離脱中。さらに前節新潟戦でSBオ・ジェソクが故障。なお長期離脱していた呉屋は前節ようやくベンチ入り。

・また基本途中からの出場だった泉澤がアデミウソンに代わってここ4試合スタメン出場しているのが目を惹きます。タイプが違い過ぎますが(苦笑)

・浦和戦では出場停止明けの倉田がスタメンに復帰し、故障したオ・ジェソクに代わって初瀬が右SBに入る他、新潟戦ではベンチだったFW赤崎、MF中原のスタメン抜擢という噂も。

(戦術)

・前回対戦時には3バック&遠藤アンカーという俗称「遠藤介護システム」を試行している真っ最中でしたが、第8節には衰えの目立つ遠藤を単にスタメンから外す方向で「介護システム」はお蔵入り。遠藤自体はその後時折スタメンから外れる程度に留まっていますが、フォーメーションは元の4-2-2-2/4-2-3-1を基本に、相手なり戦況に応じて遠藤トップ下の4-3-1-2に変える形に戻っています。

・相変わらずG大阪は素早い攻守の切り替え&前からのプレッシャーが強烈。神戸戦でビルドアップ能力がガタ落ちになっていることを露呈してしまった浦和にとっては難儀な相手です。

・ただそのプレッシャーを交わされると信じがたいほど最終ラインが弱い。新潟戦は久しぶりに今野がCBに入って連携不足が祟ったのか、ギャップを突かれ突かれて新潟にすら決定機を山のように与える始末。東口の奮戦でなんとか1失点で済んだとしか言いようがない惨状でした。

・最近はまるで浦和のように無失点試合がほとんどないだけでなく、得点力も目に見えて落ちています。新潟戦を見るとかつてのG大阪からすれば信じがたいほど良い形で縦パスが入らない。深い位置からいきなり長沢へのロングボールを多用する風でもなさげ。

・アデミウソン不在でサイド貼り付き型の泉澤が入った影響なのかもしれませんが、サイドに展開してSHなりSBなりから長沢へのクロス攻撃に頼るしかなく、それはそれで面倒ですが手口が限られているだけによほどCBがマヌケでない限り守備側の対応は容易。高い位置でボールを奪ってからのショートカウンターが嵌れば良いのですが、ボールを持たされるとしんどくなっているみたいで。

(浦和の対応)

・双方とも完全に消化試合。浦和は上海上港戦から中3日なので、神戸戦&上海上港戦の連戦で消耗著しい興梠&武藤を休ませてもなんら不思議はありません。上海上港戦で出番のなかった矢島や高木、途中からの出場に留まったズラタン・梅崎・李がスタメンに名を連ねるかもしれず、良くも悪くも気楽な試合ゆえにスタメンが読みづらい一戦です。

・前述のように神戸戦ではビルドアップが壊滅して苦戦を余儀なくされましたが、神戸同様前から圧力をかけてくる相手を上手くかわせるようになったかが見どころ。

・また上海上港は「個は強烈だが組織性に乏しい」相手だったので浦和の守備が上手く嵌ってまさかまさかの完封勝ち。海外各紙から浦和の守備を絶賛され、普段の惨状を見ている者からすれば苦笑を禁じ得ませんでしたが、ボールをしっかり回して浦和の守備ブロックを振り回す相手、後方からSBなり井手口なりが湧きだしてくる相手、唐突に裏を狙ってくる相手にも破綻なく対応できるようになっているかも見どころ。

・またしても複数失点を喫して、上海上港戦が「夢幻の如くなり」にならなければ良いのですが(自嘲)。

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<前節:G大阪 0-1 新潟>

---長沢--ファン----
泉澤--------井出
---遠藤--井手口--
藤春-今野--三浦--オ
-----東口-----

※倉田が出場停止。

(交代)
54分 長沢→中原
65分 井出→米倉
72分 オ・ジェソク→赤崎(負傷交代)

<前回:G大阪 1-1 浦和>

--長沢---アデミウソン--
オ--今野--倉田-初瀬
-----遠藤-----
-金---ファビオ--三浦-
-----藤ヶ谷----

(得点)
57分 今野:オのクロスをヘッド

(交代)
73分 藤ヶ谷→田尻(故障による交代)
82分 オ ジェソク→井手口(井手口がIH、今野が右WBへ)
89分 アデミウソン→赤崎

・シュート数16対4というスタッツが示すように、試合内容では浦和がG大阪を圧倒。前半そして終盤に決定機の山また山を作っていただけに、爆勝して然るべき試合内容でした。ところが、結果は相手にワンチャンスを決められ、ATになってなんとかPKを得ての引き分け。

・共にACLと並行しての過密日程ゆえ、だらだらぐだぐだの一戦になっても不思議はなかったのですが、意外にも緊張感溢れる試合となり、おまけに藤ヶ谷が故障して若い第4GKが突如J1デビューするというスパイスもあって、非常に見応えがある一戦でした。

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