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2017.11.30

【観戦記】17年第33節:浦和 0-1 川崎 ~ 盛大な宴の後に現実を突きつけられるの巻

・ACL決勝の激闘から中3日での川崎戦。さらに中2日で最終節横浜M戦。川崎戦に大きくメンバーを入れ替えてこの試合に臨むのはやむを得ず、それゆえ多少意思疎通・コンビネーションに難があったのは致し方ありません。また久々にスタメン起用された選手達はもちろん、武藤、長澤、遠藤とACLから使い詰めで疲労困憊の選手達も予想以上に良く動いていたと思います。どの選手も概して球際に厳しかった辺りはACL優勝の成果なのかもしれません。

・しかし序盤にしょーもない形で失点し、その後は浦和が川崎相手にボールを一方的に保持するという非常に珍しい試合展開になりながらほとんど決定機を作れないままウノゼロで敗戦。またしても上位相手に敗れ「残留争い組にはなんとか勝てるが、中位相手には引き分け止まり。そして上位相手にはホニャラララ」という「堀の法則」が鉄板であることを再確認する羽目に。最後のハンド見逃しを筆頭に胡散臭い判定が相次いだのには参りましたが、審判がまともでも良くて引き分け止まり。勝ち目はほとんどなかった低調な試合だったと断ぜざるを得ません。

・攻→守の切り替えが早く、かつ2列目どころか1トップまで守備をさぼらず、コンパクトな布陣で高い位置からプレッシャーをかけて相手に自由を与えない。引く時は引いて相手の攻撃を跳ね返す。ACLを守り勝ったように守備は「曲がりなりに」形になってきたかなと思いますが、その反面攻撃の形が絶望的にできない。

・この試合ではなぜか川崎が腰が引けたような試合運びを演じてくれたのでビルドアップにすら難儀するという最悪の形にはなりませんでしたが、相手を押し込んだところで決定機をほとんど作れないまま時間が過ぎるばかり。クロスはいとも簡単に弾き返され、パス回しのテンポは一向に上がらず、緩急を付けられないので相手の守備ブロックは微動だにしない。CKは6本、好位置でのFKも結構もらいましたが、どれもこれも決定機どころか満足にフィニッシュにすら持ち込めず。カウンターの好機ですら頼みのラファエルがいないとどうしようもありませんでした。

・鹿島戦の惨状を見て「攻守のバランスが決定的に崩れてぶっ壊れてしまったチームが、まるで攻撃が成り立たないという形で再度壊れる」と評しましたし、その前の広島戦の出来を見て「本当に来年もこれをやるつもりなの???」と慨嘆しましたが、浦和はACL優勝の宴の中で勢い余って来年もこれをやる決断をしてしまいました(もっともACLの結果如何に関わらず続投が既定路線だったような気もしますが)。この調子だとオフに相当上手く補強をやらないと来年はACL圏入りどころか地獄を見るのは必定でしょうし、興梠やラファエルなど数少ない攻め駒が長期離脱でもしようものなら即死しかねません。

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・「この試合で絶対に勝たないといけないのは川崎のほうで、浦和はスコアレスで終わっても痛くもかゆくもない。それゆえスコアレスの時間が長引けば間違いなく焦るのは川崎で、そこに浦和の勝機が生まれる。ミシャなら絶対にできなかった、嫌がらせのような我慢強い試合運びができるかどうかが見もの」と思っていたのですが残念ながら14分という早い時間帯に失点してそのシナリオは雲散霧消。ただでさえ攻撃力に乏しい浦和が苦しい立場に。

・しかも失点の仕方がお粗末極まりない。矢島の縦パスを中村にカットされたところからのカウンター。右サイドにいた家長に菊池が対峙していたはずなのにあっさりぶち抜かれ、それをフォローしたマウリシオがこれまた蹴りだすでもなく、しっかりキープするでもない何とも軽すぎるプレーで家長にカットインを許すテイタラク。あとはどフリーで家長クロス→小林という簡単なお仕事。

・宇賀神欠場&槙野ベンチスタートで菊池が左SBでスタメン起用されましたが、湘南時代からSBなんてやったことないでしょうし、実際攻撃に持ち味がある選手でSHのほうがまだマシでしょうに。高木&菊池が守る左サイドは開始早々から怪しげでしたが、案の定そこから失点。

・菊池以上に残念すぎたのがマウリシオ。この失点場面だけでなく、後半も何でもない場面なのに危険な位置でファウルを犯してイエローをもらうなど、らしくないプレーが目立ちました。

・しかし、この試合の川崎は甚だ迫力に欠け、先制後も「浦和にボールを持たせてる」と解釈するにはボールの奪いどころでの出足、ボールを奪ってからの出足とも鈍くてこちらも決定機らしい決定機は僅少。先制後の決定機は31分西川のキックが直接エウシーニョに渡ったところから小林&エウシーニョと立て続けに際どいシュートを放った場面だけでしょうか。

・ところが、すっかり腰が引けて自陣で守備ブロックを固めるだけの相手に浦和もこれといった攻め手なし。浦和のビルドアップには多少工夫が見られ、攻撃時は遠藤が最終ライン近くに下がり、IHが下がってSHが中へ入る反面SBが高い位置を取る3-4-3、あるいは3-2-4-1っぽい形になる場面が目立ちましたが、冒頭記したようにほとんど決定機らしい決定機は作れず。

・ズラタンに縦パスを送っても誰もいないところに叩いてしまう場面が目立ったのに象徴されるように普段の控え組が多いのでコンビネーションに難があり、パススピードも遅ければ、パス出しの判断も遅くて緩急を付けられず、逐一「指差し確認」しながらボールを回しているようでは川崎の守備ブロックは崩れようがありません。またサイドに展開してアホほどクロスを送ったところで、送った先に工夫も何もなく、悉く川崎CBに弾き返されて攻撃終了。

・多少なりとも惜しかったのは40分遠藤縦パス→バイタルエリアで矢島→長澤→矢島のシュートは惜しくも枠外。49分森脇クロス→ファーで高木折返し→ズラタンのヘッドは力なくGK正面。あとAT突入直後の矢島クロス→途中投入の槙野どフリーでヘッドも枠外。それくらいでしょうか。

・試合後に巻き起こったブーイングはおそらく審判団に向けられたものでしょうが、浦和の不甲斐ない出来に向けられたと解釈されても特に不思議はなかったかと。

-----ズラタン-----
高木-矢島--長澤-武藤
-----遠藤-----
菊池-マウリシオ--阿部-森脇
-----西川-----

(交代)
74分 高木→梅崎
82分 菊池→槙野
84分 長澤→柏木

・前述のように矢島は戦術的に引いた位置を取る場面が多かったのですが、悪く言えばIHの位置に置いておくと相手のボールの奪いどころになるだけなので敢えて位置を下げているようにも見受けられました。そしてプレッシャーのない位置からやたらスルーパス一発狙い。相手のプレッシャーのきついところで体を張るしんどい仕事は武藤や長澤に任せて逃げまくっているようにも見え、そんなんでええのか?という気も。そして案の定武藤がヘロヘロに。

・中へ入る場面は多かった高木は川崎の対空砲火を浴びまくってボコボコされて持ち味を出せず。SHに中へ入るタスクを課すなら梅崎のほうが適任と思いましたが、高木→梅崎の交代でプレースキッカーがいなくなってしまい、梅崎があんまりなCKを二回蹴ったためか、堀監督は慌てて柏木を投入する羽目に。

・久しぶりにスタメン出場した選手の中で唯一の収穫は森脇。序盤は守備にかなり重きを置いた風でしたが、徐々にいかにもSBっぽくタイミングよく攻撃参加し始めて高精度のクロスを連発。攻撃では遠藤SBよりはるかに期待できるだけに、堀監督が相手に応じて上手く使い分けてくれるといいのですが。

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-----小林-----
阿部---中村---家長
----ネット--大島---
車屋-谷口--奈良-エウシー
-----ソンリョン-----

(得点)
14分 小林

(交代)
78分 阿部→登里
90+1分 中村→田坂
90+4分 小林→森本

・浦和ACL優勝に関する「裏のMVP」と言っても過言ではない車屋には選手紹介時スタンドのあちこちからパラパラと生暖かい拍手(笑) しかしこの試合では持ち味の「16文キック」は見せず仕舞い。

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2017.11.29

駅からおSANPO ~ 上野エリアを歩こう!

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先日「駅からおSANPO ~ 上野エリアを歩こう!」というパンフレットを貰ったので、早速出かけてみました。

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尾久・田端・西日暮里・日暮里・上野・御徒町の6駅のスタンプを集めるとオリジナルグッズが貰えるというもの。

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オリジナルグッズといっても組み立て式のちゃっちいペン立てであまり有難味はありませんでした。

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本来駅周辺の街歩きを企図した企画みたいですが、尾久駅→御徒町駅間約6kmを途中昼飯を食いつつてくてく歩いて約2時間半で終了。御徒町駅でグッズを貰う際に「自宅の最寄り駅」を聞かれたのでこの手のイベントの流動調査を兼ねているのでしょう。

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2017.11.28

北欧風シチューハンバーグ定食@松屋

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 松屋が2017年11月21日より期間限定で販売中の「北欧風シチューハンバーグ定食(730円)」を試食。

 ”肉汁をしっかりと閉じ込めたふっくらジューシーなハンバーグに濃厚でコク深いシチューソースがかかった上質な味わいをお楽しみいただける逸品”というのが松屋の売り文句ですが、松屋がわざわざこのメニューのためにハンバーグを新造するわけがなく、おそらくレギュラーメニュー「ブラウンソースハンバーグ定食」の転用でしょう。

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 よっていつもの「ジューシー」というウリ文句にはほど遠いが、やわやわでそれなりにふっくらした一品、ちょっとパン粉臭いけれどもファミレスで出てくるハンバーグと比べても遜色ないものが出てきます。新メニュー開発に当たって全力を投入したであろうシチューソースは上々の出来で、これはウリ文句にさほど誇張を感じませんでした。シチューなのに平皿で出てくるっちゅーのはナンですが。しかもスプーンはしっかり付いてくるという中途半端さ。

 ”ソテーオニオンとベーコンが入ったジャーマンポテトやブロッコリーとご一緒にお召し上がりください”との触れ込みですが、定食にはもともとサラダが付いてくるので蛇足の極みでしょう。ベーコンなんて発見困難だし。これらを無理やり付けたことで、松屋にしてはえらく高い一品になってしまいました。それでもファミレスや安モンのステーキハウスよりは安いという線を狙ったのかもしれませんが。

 新製品といっても今年1月に売り出していた「ビーフシチューハンバーグ定食(690円)」に手ごたえを得ての改良版ないし派生バージョンと言う気がしますが、松屋の客層に合うかどうか微妙かも。松屋にありがちなガーリックまみれの定食よりはよほど安心して楽しめますが。

 ちなみにデンマーク農業理事会が松屋を応援しているとのことですが、松屋がデンマーク産豚肉の輸出拡大、両国間の貿易拡大に大きく貢献してきた功績によりデンマークから今年表彰されたことに関連しているのでしょう。

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2017.11.27

スタジアムの風景 ~ ACL決勝2017

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いつもは青幕で覆われてしまう四隅の広告にも、今日はデカデカと赤い幕が!!

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高々と掲げられる"PRIDE of URAWA"の巨大ゲーフラ。これが掲げられた試合ってだいたいロクな結末にならないから非常に嫌な予感がしたのですが、全くの杞憂に終わりました。

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試合開始前のセレモニーとして唐突に現れた太鼓。AFCなりに頭をひねったのでしょうが、浦和のホームゲームはこの手の出し物を全くやらないことも相まって、正直試合開始前の集中を削ぐ邪魔者以外の何物でもありませんでした。やるなら北島三郎を呼んで「祭りだ!祭りだ1!」と徹底的にやれっちゅーねん。

Jリーグがこれをやらかしたら早々とチャントなりコールなりで潰されていたと思いますが、赤者はAFCの面子を潰さない程度に終わりのほうまで我慢。この辺りに成長を感じました。

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最初に頂いたのはフェアプレー賞。試合終了後の済州の御乱行に無難に対処したことを高く評価されたのでしょう(一方、謎すぎる罰金はどうなったんや???)

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MVPは柏木。決勝で2ゴールを上げ、かつ総ゴール数(9)も2位だったラファエルがMVPに選ばれてもなんらおかしくありませんが、あえて柏木を選ぶとはAFCも通よのう・・・ もちろん攻守両面での活躍、チームへの寄与度を考えれば柏木を選ぶのも大いに納得できます。準決勝・決勝ともどちらといえば守り勝ったような試合ですし。

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2017.11.26

【観戦記】ACL2017・決勝第2戦:浦和 1-0 アルヒラル ~ 耐えに耐えて堂々10年ぶり2度目のアジア制覇!!

・ここまで長く、辛い道のりでした。10年ぶりに掴んだアジアのビッグタイトル。国内タイトルをいくら掻き集めてもなかなか手が届かない、非常に難易度が高いACLのタイトルをついに奪回。真に感慨無量。

・決定機の数では相手を凌駕しながらタイトルを逃し続けた浦和が、決定機なんてほとんどない試合内容でビッグタイトルを掴むとは!あれもサッカー、これもサッカー。「良い内容のサッカーとは何なのかね?」と哲学的な問いを突き付けられたような試合でしたが、それでもビッグゲームは結果が全て。

・とにかく失点さえしなければ浦和が優勝という状況。第1戦でもぎ取ったアウェーゴールの重みを最大限に生かして相手の良さを消しに消し、得点どころか決定機すらなかなか掴めなくなって焦りだした相手に決定的な1点をもぎ取って逃げ切ってしまう。なんという粘り強さ!娯楽性なんて投げうって勝負に徹したと言わんばかりの試合内容。ある意味隙がない横綱相撲。いやはや、こんな試合を浦和がやるようになるとは!

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・堀監督は第1戦の前半でボコボコにされかかったものの、後半それなりに立て直しに成功したことでアルヒラル封殺策に手応えを感じたのでしょう。とにかく相手に自由にボールを展開させてはいけない。特にサイドへの大きな展開を。そのため第1戦とは打って変わってこの試合では積極的に前からプレッシャーを掛けに行きました。

・また第1戦後半途中から4-4-2にシフトしたのが奏功したと判断したのか、この試合では柏木が引き気味な代わりに長澤が前残り気味になる4-2-3-1ないし4-4-2っぽい布陣を採用して青木の負担を軽減しながら中盤の守備をよりタイトに。

・この策は悪くはなく、アルヒラルは第1戦で何度も見せたお得意のサイド攻撃を封じられてしまいました。スタメンに出場停止明けのマウリシオではなく、第1戦でチンチンにやられた宇賀神が名を連ねたのには心底驚きましたが、この日の宇賀神は何だかんだと大過はなく、48分にスライディングを交わされてクロスを上げられたのがやばかったくらい。

・とはいえ、アルヒラルもノーチャンスだったわけではありません。浦和の中盤のタイトなプレッシャーをパスワークで巧みに掻い潜って時折バイタルエリアへ進出してきます。26分に長澤のボールロストからバイタルエリアで29番(アルダウサリ)に際どいシュートを撃たれてから浦和は防戦一方になり、42分にはハーフライン付近でクリアボールを拾われたところからカウンターを浴びて金髪の16番(ミレン)がどフリーでシュート。後半立ち上がりは自陣深くに押し込まれ、なんとかボールを奪回しても前に蹴りだすのが精一杯になり、すぐさま相手に拾われて波状攻撃を浴びるテイタラク。

・ただ残念ながらアルヒラルはフィニッシュに精度を欠いて好機のシュートは悉く枠外。中央突破を何度も試みるもひと手間多くて、あと一歩のところで浦和DF陣にブロックされてしまう。アルヒラルに上海上港の反則級外国人選手が一人でもいたら浦和はボロ負けしていたような気がしてなりませんが、いないものはいないんだから仕方がない。おまけに最も怖い77番(フリビン)が前半宇賀神に削られて傷んでしまい、62分に交代を余儀なくされる不運も。

・よって苦しい時間帯が長かった割にはアルヒラルに許したシュートはわずか7本。しかも危ない形は何度かあったとはいえ、西川がヒヤッとするようなシュートは一本もなかったような気がします。

・アルヒラルの攻勢を一頻り凌いだ後、74分に満を持してマウリシオを投入。この辺りからアルヒラルに焦りの色が強くなり、第1戦同様ラフプレー連発。そんな愚行をイルマトフ主審が許すはずがなく、とうとう退場者を出す始末。非常に強いのは確かだが、こんなメンタリティーでACLのタイトルを掴めるはずがない。アルヒラルは終盤ロングボールを多用したパワープレー紛いの攻撃を仕掛け、当然ながらそこら中で肉弾戦が繰り広げられましたが、浦和はなんら当たり負けせず。これならハリルホジッチ監督も大満足でしょう。

・さらに堀監督は84分守備でヘロヘロの興梠に代えてズラタンを投入。この交代の前に興梠とラファエルがポジションを入れ替え、ラファエルが最前線へ出ましたが、これが最後の最後に効いてくるとは!

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・実利重視、守備重視と割り切っているせいか、浦和の攻撃はお粗末極まりなく、立ち上がりに高い位置でのボール奪取が奏功して長澤に2度決定機があって以降はなかなか好機らしい好機も掴めず。ビルドアップはすっかり下手くそになってしまい、ボールを奪ってもなかなか前線へ繋げない。なんとか興梠に繋いでも興梠はいつも孤立無援でどうにもならず。長澤なり柏木なりからスルーパス一発を狙うだけ。しかも興梠にもラファエルにも合わないという、攻撃に関してはまるでJ2下位チームみたいな惨状でした。

・しかしとにかく相手に点を与えなければいい。セットプレー一発でも、カウンター一発でもいい。攻めにはリスクを掛けない。そういう割り切りが最後の最後で実を結んだのでしょう。73分柏木FK→興梠ヘッドは決まりませんでしたが、88分にそれまで全く良いところがなかったラファエルが渾身の一撃!!相手のクリアボールを拾った武藤がラファエルへ送ったボールは緩く、簡単にクリアされるものと思ったところ33番のCBがまさかの空振り(爆笑) 難なく裏抜けに成功したラファエルが弾丸シュートをネット上部に突き刺して浦和に待望の先制点!!

・とはいえ残り時間はATを含めて5分程度あり、これまでの浦和の「やらかし体質」「浦和の数的有利は浦和の不利」という定番の都市伝説を考えれば同点に追いつかれる可能性は少なくないとすっかり負け癖の付いた私個人としては気が気でなりませんでしたが、ラファエルのゴールでアルヒラルはすっかり心が折れていて反撃らしい反撃もできず。堀監督は念には念を入れて時間稼ぎで柏木に代えて梅崎を入れ、そのまま楽々逃げ切り。

・これで久しぶりにCWCへの出場も決定。しかも開催国枠というチンケな形ではなく、ACL優勝チームとしての堂々の出場。おまけに日本勢初の海外で開催されるCWCへの出場なので一段と価値が高い。CWCでの激闘を慮るあまり、あと2試合リーグ戦が残っていることなんてすっかり忘れてしまいそうですが(苦笑)。

-----興梠-----
ラファエル---長澤---武藤
---青木--柏木---
宇賀神-槙野-阿部-遠藤
-----西川-----

(得点)
88分 ラファエル

(交代)
74分 宇賀神→マウリシオ(槙野が左SB、マウリシオがCBへ。さらに興梠が左SH、ラファエルがFWへ、柏木と長澤も前後入れ替え?)
84分 興梠→ズラタン(武藤が左SH、ズラタン右SH)
90+3分 柏木→梅崎

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2017.11.25

さとう@本蓮沼(2) ~ 豊魚鶏だし醤油ラーメン

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 都営三田線本蓮沼駅A2出口を出てすぐ。4年半ぶりの再訪。先客、後客ともゼロ。地下鉄駅出口が近すぎて自転車を停める場所を探すのが結構難儀。

 店外に設置された券売機で「豊魚鶏だし醤油ラーメン(740円)」を注文。並盛(150g)、中盛(200g)とも同値段なので中盛で。

 「豊魚鶏だし醤油ラーメン」はあっさりとの位置づけで、他に「こってり」の「濃厚魚介豚骨ラーメン」や「濃厚魚介豚骨つけ麺」も。値段は上がっていますがラインナップは従前から変化なし。

 店内はL字型カウンター6席のみと狭小で、厨房内には店主だけ。水セルフ。卓上には胡椒や一味の他、ショウガ、にんにく、豆板醤をあわせた「もみじショウガ」あり。

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 透明感のある清湯スープはごくごくあっさりとした味わい。かえしも控えめで、鶏+魚介の出汁がバランスよく効いています。そして揚げネギでわずかにアクセント。ついつい飲み進んでしまって気がつけば珍しくスープ完飲。

 自家製の麺は細めのストレート。柔らか目の茹で上がりで個人的な好みからはちょっと外れていましたが、あっさりスープに合わせるとこんなもんかな? また中盛だとややスープとの量的バランスが崩れ気味。

 後半は「もみじショウガ」を少し投入してみましたが、スープがかなりあっさり目なので、どうしてもショウガが卓越してしまいがち。味変としては面白いのですが初手から入れるのは禁物。

 チャーシューは薄めですが柔らかくて、しかも脂身がほとんどなく、肉の味わいが存分に楽しめました。他に海苔、水菜、ねぎ、メンマ。

 次は「こってり」で再訪。

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2017.11.24

雷神@水道橋 ~ (東京とんこつ醤油風)雷神ラーメン

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 総武線水道橋駅西口を出て南へ。家系ラーメン「田中」の前の交差点を西へ入る。「さかえや」の跡地で目だないところにあるので大通りに案内板が出ています。。先客ゼロ、後客10。ラーメンも出している居酒屋なのか、居酒屋としても使えるラーメン屋なのか?

 タッチパネル式の券売機で「雷陣ラーメン(730円)」を注文。麺の固さ・スープの濃さ・油の量・麺の太さもタッチパネルで指定できます。さらに麺類にはライス1杯無料サービス。半ライスどころかご飯が茶碗丸々一杯出てくるせいか、後客はライスサービスを断っている人のほうが多いくらい。

 メニューは他につけめん、激辛!ファイターラーメン、冷やしタンタン麺、冷やしコンニャク麺等。

 店内は前店と大きな変わりはなく、くの字カウンター12席と、壁側に4人掛けテーブル2卓。

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 スープは「豚背ガラとゲンコツをじっくり炊いた」との触れ込み通り、豚骨の旨味がしっかり出ています。古典的な東京とんこつ醤油っぽい味わいですが、この手のラーメンにしてはかえしがやや弱めで、提供時に「味が薄い時は、ラーメン用のカエシで調整して下さい」とのアナウンスがあるのも道理。デフォルトでも食べられないことはないのですが、かえしを微量投入してちょうど良い塩梅に。ただ思った以上に脂が多く、しかも甘めなので少々くどくて飲み進む気にはなれず。

 麺はストレート太麺で指定通りしっかり硬めで登場。太麺・細麺が選べますが、スープとの相性を考えればどう考えても太麺の一択でしょう。

 脂多めのバラ肉チャーシューがかなり分厚くてご飯の良いおかずに。またきくらげがかなりデカかったり、タマネギもかなり荒く刻まれたりと妙に具が大雑把なのもこの店の特徴。他にわかめ、海苔。

 マニア志向だった前店はあっという間に潰れてしまいましたが、今回の店のほうがターゲットが広い分多少長持ちしそう。

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2017.11.23

中華そば 馥@獨協大学前(2) ~ 山形辛味噌らーめん

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 東武伊勢崎線獨協大学前駅東口から高架沿いに南へ。斜向かいにスーパー銭湯あり。約1年半ぶりの再訪。商業地から離れたところにぽつんと建っています。屋号は読めないどころか、他で使っているのを見たことがない漢字ですが、「かおる」と読みます。

 開店5分前に到着したところ先客3。開店が早まってすぐに入店でき、後客9。あっという間に満席になり、断続的に店内に待ち客発生。

 前回はメニュー先頭の「中華そば」を注文したので、今回は「山形辛味噌らーめん(800円)」を注文。ランチタイム(なんと17時まで!)は麺大盛orごはんor肉めしor味付玉子or杏仁豆腐が無料とのことなので肉めしを付けてもらいました。券売機はなく後払い。

 他に「生姜らーめん」「肉そば」「煮干し中華そば」「山形辛味噌らーめん」等のメニューがあり、近隣の「田中そば店」の影響を受けている模様。他客の注文は見事にバラバラ。またメニューによっては麺の種類を選べるようですが、「山形辛味噌」は何も聞いてきませんでした。

 店内はL字型カウンター5席と2人掛けテーブル2卓。店主夫妻と娘さんで切り盛りしている様子。

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 辛味噌の赤と青海苔の緑が映える、赤湯の「龍上海」と良く似た外観が特徴。赤味噌を溶かす前にベースとなるスープを味わってみましたが、ベースは豚骨など動物系の出汁が主体かな? 白味噌仕立てで甘めの味わいですが、さすがにこれだけだとちょっとぼんやりというか物足りなさは否めず。

 そこでちびちびと赤味噌を溶かしてゆくとピリ辛風味、そしてにんにく効果で格段に味に深み、そしてこってり感が増してきます。全部溶かしたところで辛さはたいしたことありませんが、ちょっとしょっぱくなりすぎる嫌いがあるので2/3くらい溶かすに留めたほうがバランスは良いかも。たっぷり目に添えられた刻みネギが良い箸休めに。

 麺は中西食品の並太平打ち縮れ麺。つるつる、もちもちした食感が楽しく、それでいて歯応えも十分。スープの絡みも申し分なし。

 チャーシューはやや脂身が多目ながら脂臭くならないぎりぎりの範囲内で、とろっとした味わい。他にメンマ、ナルト、海苔。

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 肉めしはチャーシューの炊き込みご飯。「田中そば店」といえばスパムにぎりが名物ですが、肉めしもそれをちょっと意識しているのか、スパイシーな味付け。かつラーメン無しでも食べられるくらい濃い目の味付け。ゆえにラーメンとのバランスだけを考えれば「ごはん」のほうが良さげ。

 「中華そば」で比較すると前回往訪時よりは50円値上がりしていましたが、それでもランチサービス付きを考えるとかなり安めで、味も十分満足できる出来。これなら早い時間帯から繁盛しているのは当然でしょう。

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2017.11.22

麺屋 清@東長崎 ~ (濃厚鶏魚介系)清そば

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 西武池袋線東長崎駅南口を出てすぐの長崎銀座商店街の中ほど内。カネキッチンとオリオン食堂の間に位置。先客1、後客7。窓際に製麺機があり、自家製麺であることをアピールしています。

 店内の券売機ボタン先頭の「清そば(750円)」を注文。並盛(150g)、中盛(180g)同値段なので中盛にしました。といっても中盛りと称するには微妙すぎる増量ですが。ランチサービスはなし。メニューは他につけそば、辛つけそば、釜玉そば等。

 店内は厨房を囲む縦長L字型カウンター10席。厨房内には店主とアシスタントの2人体制。

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 若干とろみのあるスープは「比内地鶏をベースに魚介を組み合わせ」とのことですが、残念ながらかえしがきつすぎてせっかくの出汁の旨味をかき消しています。「5種類の醤油をブレンド」とのことですが、なんか力の入れ処を間違っているとしか思えず。こうしょっぱくては「化学調味料不使用」という謳い文句も全く意味がないかと。揚げネギで少々アクセントを付けたり、刻みタマネギを箸休めに入れたりと工夫は伺えますが。

 麺は並太ほぼストレート中太。やや柔らか目の茹で上がりで、これも好みに合わず。

 チャーシューは柔らか目かつ弾力性があるタイプで秀逸。他にメンマ、味玉半個、海苔、刻みネギ。

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2017.11.21

雨ニモマケズ@十条(2) ~ 蟹らーめん

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 十条駅の西「十条銀座・西通りアーケード街」から続く仲通り商店街内。2年半ぶりの再訪。先客2、後客6。

 店内の券売機ボタン先頭は「つけめん」でしたが、2段目の「蟹らーめん(800円)」を注文。ランチサービスはありませんが、学生には終日中盛りorライス無料サービス。

 他に「鶏そば(醤油・塩)」も。また往訪時には期間限定で「重ね昆布水のつけそば」を提供しており、それを注文している客も2、3人いました。

 店内はL字型カウンター10席で若干手狭。水セルフ。客入りの割には厨房内は店主だけでちょっと大変そう。

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 わずかにとろみがついたスープは「殻ごと粉砕したワタリガニ強火で炊き上げたスープを濃厚鶏白湯スープをブレンド」したとのこと。海老とか蟹とか甲殻類を売り物にした店はもはや珍しくなく、しかも往々にしてその味わいが前面に出過ぎて食べ手を選ぶくらいになってしまう店が少なくない中、ここはバランス感覚に優れ、万人受けする出来に仕上がっています。とは言っても、蟹が卓越していて鶏白湯は下支えの役回りに。

 また味噌ダレに甘口の信州味噌と中辛の越後味噌をブレンドしたようですが、前者の味わいが強いのか、スープは甘目。蟹の味わいと相まってともすればくどくなりそうなところを茹でキャベツや刻みタマネギが上手く救っています。チャーシューの上に生姜がちょこんと乗っていて、途中でこれを崩すと蟹っぽさが後退して味わいがマイルドになり、その変化を楽しむのも一興。

 麺は心の味食品製で太目のストレート麺。硬くはないもののしっかりとした噛み応えのある麺でスープとの相性も文句なし。麺量は150gとのこと。

 柔らかくて淡白な味わいのチャーシューはこのラーメンには合わないというか、ちょっと浮いた感じ。他に大ぶりのメンマ、海苔。

 レギュラーメニューでも年を重ねるにつれて味わいを変えているみたいなので、次は「鶏そば」で。

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2017.11.20

いちまる@長岡 ~ 越後長岡生姜醤油ラーメン

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 長岡駅東口を出て、駅前ロータリーの先を南へ進んですぐ。ラーメン屋兼業の居酒屋といった感じの店ですが、ちょうど下校時間帯に当たるせいか先客、後客とも女子高生だらけでした。先客5、後客3。

 券売機はなく、卓上のメニュー先頭の「越後長岡生姜醤油ラーメン(700円)」を注文。メニューは多彩で、他にあっさり味噌、豚骨白湯、こってり味噌、豚骨背脂燕三条系など。ランチタイムにはご飯一杯無料サービス。

 居酒屋兼業ゆえ店内はテーブル席主体で4人卓×4と小上がりに4人卓×2。カウンターは壁沿いに6卓と店奥に8卓くらい。

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 「生姜醤油」を謳っていますが、生姜はほんのり効かせている程度。生姜は味わいにこそしっかり作用するものの、表面の脂が案外多いせいかあまりスッキリ感はしません。もっとも生姜を効かせ過ぎてやたらスースーするよりはよほどマシですが。かえしも割と抑え目で、動物系出汁の旨味がじっくりと味わえます。

 麺は若干細めの縮れ麺(メニューにはなぜか「中太麺」と表記)。スープがよく絡み、すすり心地もなかなか。

 チャーシューはやや硬めで若干ぱさつき加減。他にほうれん草、ナルト、海苔、刻みネギ、メンマ。

 飽きがこない、いたって無難な一杯です。

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2017.11.19

【TV観戦記】ACL2017・決勝第1戦:アルヒラル 1-1 浦和 ~ 前半火だるまにされながら貴重なアウェーゴール付きのドロー!

・ファーストチャンスを活かして幸先良く先制したものの、その後は浦和左サイドを徹底的に狙われて大炎上!! 一方浦和はボールを蹴りだすののが精一杯で攻めるに攻められず、これでは前半のうちに同点に追いつかれるどころか逆転を許すのも時間の問題と思われる極めて厳しい展開でしたが、西川の奮戦でなんとか1失点だけで前半を凌いだのがこの試合のキーポイント。

・後半になっても浦和に攻め手がないのは相変わらずでしたが、アルヒラルの攻撃も尻すぼみになってしまい、前半のスコアのまま動かずに1-1のドローで試合終了。奇しくも準決勝第1戦と全く同じスコア。アウェーゴール付きのドローなので浦和は若干有利な状況で第2戦のホームゲームを迎えることが出来ます。内容は相当改善の余地があるものの、上々の結果といって差し支えないでしょう。

・アルヒラルはホームで無敵の強さを誇っていただけにドローで終わってしまうのが相当不本意だったようで、終盤はラフプレー連発。主審もイエローカードを7枚も出してアルヒラルのラフプレーを野放しにしていたわけではありませんが、西村主審なら間違いなく退場者が出ていたでしょうに。組織性では上海上港より格段に上で、浦和にとってやりづらい、非常に手強いチームだったことは確かなだけに、ラフプレーの多さには閉口しました。

・後半半ばを待たずにラファエルが負傷交代を余儀なくされてしまいましたが、概して浦和はラフプレーに対して変に激昂することなく淡々と試合を進めていったあたり、こういう手合いへの慣れを感じました。リーグ戦では意図的に挑発してくる相手の狙いにマンマと嵌って痛い目に遭いましたし、浦和もそれなりに進歩しているのでしょう。

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・終わってみれば浦和のシュートはたった6本。CKに至ってはとうとうゼロ。後半はまだしも前半は一方的にボールを支配され、ほとんど攻め手らしい攻め手を見いだせなかったにも関わらずアウェーゴールを持ち帰れたのはほぼ奇跡といって差し支えないでしょう。7分カウンターのチャンスで長澤→ラファエルが左サイドで2番を振り切ってそのままエリア内侵入。興梠へのクロスは緩かったものの、こぼれ玉にラファエルが詰めて先制!! ラファエルのスピードが活き、かつ運も味方した得点でした。

・対戦する機会のないもの同士の一戦なので、いくら事前にビデオ等で研究していてもやってみないことには判らないことはごまんとある。相手はラファエルのスピードに面食らったのかもしれません。相撲で言えば立ち合いに一発張り手をぶちかまして、相手が怯んだところをそのまま寄り切ってしまったような得点といっても差し支えないでしょう。そしてその後は試合終了間際に途中出場の梅崎が際どいシュートを放つまで浦和は決定機らしい決定を作れず。そんな内容だっただけに実に貴重なアウェーゴールでした。

・マウリシオを出場停止で欠く浦和はCBに槙野が入り、左SBに宇賀神が入る布陣。左SBがレギュラーではないことをアルヒラルが研究していたのか、とにかく前半は宇賀神が狙い撃ちされました。アルヒラルが左から右へ大きく振って宇賀神の裏を狙う、あるいは単にハイボールを宇賀神と競らせる。そして追い返しをハルビン(77番)などがシュート。そんな形の攻撃が何度も見られました。浦和がピッチを大きく使って揺さぶってくるチームには弱いのはJリーグでもまま見られる光景。

・23分には宇賀神がサイドチェンジ一発で2番に裏を取られて折返しをフリーでハルビンに撃たれるも西川が身を挺してセーブ。33分にはハルビンにスルーパスを通されるも西川が再びセーブ。しかし、37分ハイクロスに対して宇賀神が2番に競り負け、折り返しを29番→ハルビンと繋がれて失点。何度も同じ形を作られた挙句の必然的な失点でした。ATにもクロスをハルビンに折り返され、シュートがゴールマウス直前を横切る大ピンチ。

・また様子見というか、相手の出方を窺うつもりだったのかもしれませんが、前半の浦和はほとんど前からプレッシャーをかけずにリトリート。必然的に最終ラインが深くなりすぎ、なんとかボールを奪い返してもアルヒラルのプレッシャーがきつくて前線にボールを運べず、単にボールを蹴りだすだけになって波状攻撃を浴びる悪循環に。先制点を奪えたとは言え、前半の試合運びはちょっと消極的に過ぎました。

・後半も立ち上がりにCKからの流れでヒヤリとさせられましたが、終わってみればアルヒラルの大攻勢はそこまで。浦和は前半よりは前からプレッシャーをかけに行くようになり、最終ラインも幾分上がってアルヒラルのサイド攻撃を容易には許さず。またボールも多少持てるようになって、休む時間を作れるようになりました。ホームのアルヒラルのほうが先に失速するのは意外で、前半飛ばし過ぎたのかもしれません。後半はどちらかといえば遠藤を狙っている風でしたが、さして奏功せず。

・攻撃の頼みの綱と化しているラファエルが65分に負傷交代を余儀なくされるアクシデントがあり、ズラタンを投入してから4-4-2っぽい布陣に変わりましたが、これもアルヒラルのサイド攻撃封じに多少役だったのかもしれません。

・前半から前目の選手はほぼ守備しかやっておらず、見るも無残な疲労困憊ぶり。堀監督は欧州遠征の疲れもあったであろう長澤&興梠を順次下げて、梅崎・高木と投入。武藤がヘロヘロヨレヨレのまま放置を余儀なくされましたが、アルヒラルも攻め手を欠いてミドルシュートを散発的に放つだけに留まり、しかも西川をなんら脅かすことなくそのまま試合終了。

・ほんの少しだけれども、有利な状況での折返し。浦和の得点機がほとんどなかったことを考えれば、第2戦で先にアウェーゴールを奪われると一気に苦しくなってしまう気もします。しかし、アルヒラルの得意な手口も判明。マウリシオが戻り、槙野が左SBに入ればあそこまでサイドをぼこぼこにされることもないでしょうし、何より埼スタでは腰が引け過ぎた試合運びに陥ることもないでしょう。第2戦が実に楽しみです。

-----興梠-----
ラファエル-長澤-柏木--武藤
-----青木-----
宇賀神-槙野-阿部-遠藤
-----西川-----

(得点)
7分 ラファエル
37分 ハルビン

(交代)
65分 ラファエル→ズラタン(負傷による交代。4-4-2に布陣変更?)
77分 長澤→梅崎(梅崎左SH)
87分 興梠→高木(高木が左SH、梅崎右SH、武藤がFWへ)

・さすがは浦和の精鋭中の精鋭。クラブ&外務省等々多くの方々のご尽力もあって、なんとかリヤドに渡れたのは240名。当然現地では極端な数的不利。それにも関わらず「あーかき血のいれーぶん」等々、数々のコールがしっかりと聞こえてくる。あれには感動した。そして何よりお疲れ様でした。

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2017.11.18

【駅ハイ】ひぐらしの里から下町めぐり ~風情あふれる谷根千をめぐる~

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 西日暮里駅からよみせ通り→谷中銀座→谷中霊園→根津神社→上野公園と巡る、いわゆる「谷根千」の見所をそこそこ抑えたいかにも定番の街歩き然とした駅ハイ。約7.5kmと距離は短めですが、坂の上り下りが多いのが特徴。

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 谷中銀座に来るとついつい買ってしまうメンチカツ。揚げ立ては何を食べても美味い!!

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 根津神社のイチョウもかなり色づいてきました。

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 いつも何かしらイベントをやっている上野公園ですが、噴水池になにやら珍妙なモニュメントが・・・・

開催期間:2017年11月17日(金)~11月26日(日)

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2017.11.17

ごろごろ野菜の揚げだしうどん@丸亀製麺

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 丸亀製麺の季節限定メニュー「ごろごろ野菜の揚げだしうどん・大(720円)」を試食。並だと620円。先に麺だけもらって、レジ脇のIHヒーターで温められた具材を後乗せする、いつもの季節限定モノのオペレーション。

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 「ごろごろ野菜」といっても大根・にんじん・里芋といった根菜がメインなので、全くインスタ映えしない非常に地味なビジュアル。ししとうと柚子皮、そして自分で乗せた刻みネギがわずかに彩りを添えるだけ。

 見た目は限りなくげんちんうどんですが、「ごろごろ野菜」はただの煮物ではありません。根菜類と鶏肉を出汁で一度煮て、味を染み込ませてから衣をつけて揚げ、仕上げにもう一度煮込むという手間をかけています。特に鶏肉ははっきりと揚げ物の形を留めていますし、根菜類も「揚げ」の工程が加わっているので、単なる煮物にはない心持ちこってりした味わいが楽しめます。煮込み加減というか味加減はやや浅め。

 なお「かけ」と「ぶっかけ」が選べるようですが店からは特に何も聞かれず、「かけ」で登場。寒い季節に熱々ほかほかホクホクの根菜を活かすには当然「かけ」の一択でしょうが、惜しむらくは揚げだしのほうの「だし」とうどん本体のだしの相性があまり良くないのか、だしの旨味が減殺されているような気がします。

 もっともそれは些細な話で、丸亀製麺の季節限定モノとしては会心作でしょう。

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2017.11.16

麺'ズ冨士山 セレオ甲府店@甲府 ~ 肉つけうどん

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 甲府駅ビル「セレオ」の5階。麺がとんでもなく硬いことで知られる「吉田うどん」が甲府で手軽に食べられる店が出来たと聞いて往訪。もっとも店の外観はどう見ても居酒屋でうどん屋らしくありません。また暇な時間帯で店員を極端に絞っているせいか、入店しても店の反応はなくてしばらく放置されたので心証は良くありません。先客6、後客1。

 17時までランチタイムをやっていて、ランチメニューの中から「肉つけうどん・ 並(500円+税=540円)」を注文。後払い。並だと麺量は230g。大盛りは+100円で380g。

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 そしてあっという間に登場って茹で置きかぁ・・・ それでもとんでもない硬さは相変わらず。そして吉田うどんに付き物の茹でキャベツもたっぷり。ちなみに肉は吉田うどんらしい馬肉ではなく豚肉でした。

 ここのつけ汁はダシにかつお、さば、煮干し、昆布を使った醤油ベースの薄味。極硬太麺にはさっと絡む程度なので、個人的にはデフォルトのつけ汁そのまんまで食べるのは薄味すぎてかなりしんどい。

 そこで活躍するのが卓上の「味噌ダレ」。これをつけ汁に少しずつ入れて味噌味に変化させながら食べ進むのが吉。また辛味をちびちび投入するのもまた良し。天かすでコクを加えてみるのも大いに結構。

 富士吉田は何かのついでに通りかかるようなところではないので、甲府で吉田うどんをさくっと試食できるようになったのは大いにありがたいもの。甲府に来ては毎度毎度「ほうとう」というのも芸がなさすぎですし。

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【祝】柏木陽介との契約更新のお知らせ

・昨日唐突にクラブから公式サイトを通じて柏木選手との契約更新が公表されました。

・浦和というクラブは非常にありがたいことに、レギュラーないしそれに近い選手が契約切れと共にクラブを去ってしまう例が少なく、試合にそれなりに出ている選手の契約が更新されるのは当たり前という状態が長く続いています。近年では細貝が契約切れに伴うレギュラー陣の最後の流出例でしょうか。契約切れによる流出といえば試合にあまり出ていない選手と相場が決まっていました。

・従って、浦和が公式に選手との契約更新を発表することは異例中の異例。それだけ柏木選手の去就に注目が集まっていたということなのでしょう。

・柏木は2010年、すなわちフィンケ時代に浦和加入。その後ゼリコ→ミシャ→堀と監督は変遷しましたが、どの監督の下でもレギュラーを確保していた浦和の主力中の主力。トップ下、シャドー、ボランチ、IHと監督の要求に応じて豊富な運動量をベースに中盤の役割を幅広くこなし、浦和に数少ないパサーらしいパサーとして、さらにプレースキッカーとして活躍して来ました。

・しかし、今年はどういうわけか怪我がちになってチームの不振の一因に。また広島時代からの恩師ミシャが成績不振により解任されただけでなく、その後浦和フロント&監督が伝統の迷走の兆しを見せ始めたところに舞い込んできたのが地元神戸からのオファー。

・さらに負け試合直後に柏木が誤解を招きかねない言動を繰り返して一部ファン・サポーターの不興を買っていたことも相まって、柏木が神戸へ去ってしまう懸念が高まったのも道理でしょう。

・柏木が迷走の兆しを見せ始めた浦和に残る決断を下した真の理由は推測に推測を重ねるしかありませんが、来年の浦和がどうなるのかさっぱり判らない(いや柏木には来年の体制が伝えられたのかもしれませんが・・・)状態なのに、どんな理由であれ柏木が浦和に残留したという事実こそが最重要。まもなく30歳とベテランの域に入っては来ますが、まだまだ浦和の主力としてバリバリやってくれるでしょう。性格的に年齢の割には「チームの牽引役」としては期待できないっちゅーのが難ですが。

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2017.11.15

気むずかし家@長野 ~ 鶏白湯ラーメン

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 長野駅東口から徒歩10分弱。長野朝日放送の先。いかにも開発途上の駅裏然としたところに立っています。先客1、後客2。

 券売機はなく、卓上のメニュー先頭の「鶏白湯(720円)」を注文。さらにWebサイトのクーポンで味玉を付けてもらいました。ランチサービスはなし。

 メニューは多彩で他に昭和中華そば、つけ麺、気む二郎、王様中華そば等。またラーメン専門店というではなく定食類も用意。

 店内は小上がり主体で6人卓×3。テーブルが4人卓×3、さらに店奥にカウンター3席。

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 ややとろみがかったスープは判りやすい鶏白湯ベースながら魚介交じりのようで、節系の味わいが案外強いのが特徴。かなり甘目ですがくどい感じはせず。ただ味玉を入れたのが良くなかったのがスープがぬるくて全体の心象は良くありません。

 麺は並太ほぼストレート。いかにも水気の少ない少々ごわつきのある麺で硬めの仕上がり。どう考えてもスープに対して強すぎでしょう、これは。

 味玉は固ゆで。他にチャーシュー、メンマ、海苔、刻みネギ。

 春日の「信濃神麺 烈士洵名」がここのグループ店と聞いて往訪しましたが、正直期待外れ。長野ではやっぱり蕎麦にしておくべきだったと反省するも時すでに遅し。

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2017.11.14

【学生駅ハイ】心通う江戸・東京の橋と街めぐり

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 神田外語学院・国際観光科プロデュース。「神田駅から、歴史ある橋を渡って銀座・築地・月島の街をめぐる、現代の東京と江戸を一気に体感できるコースです!」という触れ込み通り、日本橋→銀座→築地→月島→佃→人形町→小伝馬町と巡る「ザ・中央区」みたいなコース。

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中央通り・晴海通り・永代通り・水天宮通りと交通量の多い通りばかり歩くので、車が少ない休日に回るのがベター。

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 中央区の見どころを満載したコースなので、所定の「コースのポイント」に全く捉われることなく、観たいところを観、面白そうなところに立ち寄るだけでも楽しめ、かつ街角で思わぬ発見も! 距離が約11kmと長めなので少々疲れましたが。

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 開催期間:2017年11月10日(金)~11月19日(日)

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2017.11.13

佐渡金山 ~ 馴染みの女に逢いたいよぉ・・・

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やや駆け足気味ながら佐渡金山に行ってきました。佐渡金山で手軽に回れるのは「宗太夫抗」と「道遊抗」の2つ。宗太夫抗は江戸期の手堀り坑道・採掘跡で、「佐渡金山絵巻」に描かれている採掘作業を人形を多用してリアルに再現しています。名物「馴染みの女に逢いたいよぉ・・・」のオッサンもここにいます。

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ちなみに金山で過酷な労働を強いられたのは江戸等でぷらぷらしていた「無宿人」であって、佐渡へ流罪になった人ではないとのこと。

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道遊抗は明治以降平成元年の休山まで採掘されていた採掘跡。近代化遺産としての価値は高いものの、宗太夫抗と違ってアトラクション的な要素はぐっと落ちます。

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但し、佐渡金山の象徴である「道遊の割戸」を間近で見たり、ビュースポットから遠望できたりするので、記念撮影にはこちらのほうが適しています。

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宗太夫抗コースに連続している「展示資料館」も必見。佐渡金山は単に金鉱石を採掘、製錬していただけでなく、なんと最終製品=佐渡小判まで作っていました。資料館では金を採掘した後の工程を模型&人形を使って詳細に説明しています。宗太夫抗自体は30分もあれば十分に見学できますが、資料館までじっくり見て回るとナンボ時間があっても足りません!

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佐渡金山で見逃せないのが、鉱山跡から歩いて山を下ること30分くらいのところにある「北沢地区施設群」。要するに明治以降に設置され、戦時下の大増産計画によって大規模な設備投資がなされた製錬所や選鉱場の跡ですが、とにかく存在感が圧倒的。特に円形の「シックナー」なんて説明書きをちゃんと読まないと何の施設だが想像すら付かないので「トマソン感」が半端ない!

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佐渡金山にあえて難をつけるとすれば、食事処がしょぼいこと。「道遊の割戸」をモチーフにしたカレーを食べては見ましたが・・・

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2017.11.12

列車で行く「いろり山賊」@岩国

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 NHK「ドキュメント72時間」等テレビでもよく紹介される「いろり山賊」。山口県岩国市の山奥にあり、地元の若者が自動車運転免許を修得したら行くお店と紹介されることが多いので車でしか行けないと思われがちですが、実は列車なりバスなりでも余裕で行けます。ただ共に本数が少ないだけで。

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 往訪したのは「いろり山賊」最大の玖珂店。最寄り駅は岩国から出るJR岩徳線の欽明路駅。

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 ここから駅近くの玖珂中央病院を回りこむような形で急坂を登って徒歩10分強。

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 坂を上りきるとすぐに賑やかそうな建物が見えてきます。昼間なので賑やかくらいの感想ですが、夜に見たらかなり異様なんでしょう、たぶん。ちなみに店の前を通り道は田舎道に見えても国道2号線。大型トラックがバンバン通るので注意。

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 往訪時はちょうどハロウィーンの最中。鯉のぼりにハロウィーン飾りを合わせるなんてここくらいの気がしますが(苦笑)。

 大誤算だったのは「いろり山賊」「竈」「桃李庵」と3店舗あるうち、「いろり山賊」と「桃李庵」が休みで「竈しか開いていなかったこと。定休日ではないことを確認して往訪したのですが、どうも社員研修旅行の日にぶち当たったみたいで。

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 平日の昼にも関わらずどこからともなく人はやって来て、待つこと40分。ようやく案内されたのは戸外のこたつ席。背中が寒い・・・

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 早速お目当ての「山賊焼(730円+税)」と「山賊むすび(480円+税)」を注文。周りを見るとだいたい山賊焼と何か1、2品を頼んでいる感じで、うどんや餃子を注文している人も目立ちました。中には焼肉を楽しんでいる人も。

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 席に着いてからが長かった・・・待つこと1時間、すっかり背中が冷え切ったところでようやく登場。「山賊むすび」は湯飲み茶わんと比べるとその巨大さは一目瞭然!コンビニのおにぎり3個分くらいかなぁ?中には昆布・鮭・梅と具が三つ分れた状態で埋まっています。

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 一方の「山賊焼」。豪快にかぶりつく!!!という絵面をイメージしていましたが、それほどデカくはありませんでした。骨なり串なりの占める割合が多くて肉も硬めでパサつき加減。肉汁でジューシーという食感にはほど遠く、照り焼きの甘辛いタレなり炭火焼きらしい焦げの香ばしさでなんとか持たせているみたいな。またタレが濃いので、山賊むすびにはよく合います。うどんだときついかも。

 長時間待ってこれかよぉと少々期待外れだったのは否めませんが、岩国が誇る名物店に列車で来れることを実証しただけでも大満足(*^^)v

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 ちなみに今回は列車での往訪でしたが、実はバスで来ることもできます。列車で来てバスで帰る予定を立てていましたが、待ち時間が予想を大幅に上回ったので列車で帰る羽目に。

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2017.11.11

鯉次@東三条 ~ 背脂らーめん

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 信越本線東三条駅から徒歩約5分。駅前通りを直進し、最初の信号を右へ。先客1、後客7。いかにも地方の郊外店らしい広々とした店です。

 券売機はなく卓上のメニュー先頭の「背脂らーめん(700円)」を注文。さらに平日ランチタイムに格安で売っている「チャーシュー丼(100円)」を付けてみました。後払い。

 メニューは豊富で他に生姜醤油、塩、味噌、魚介えびつけめん等。他客の注文を見ると背脂と生姜醤油で人気を二分していました。

 店内は小上がり主体ですが、ランチタイムは一人客が多くて6席しかないカウンターだけがやたら混雑。

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 大き目の丼に並々とスープが注がれて登場。本来ラーメンとはこうあって欲しいもので、これだけで随分と好印象。

 表面に背脂がびっしり浮かんでいますが、見た目と違って油の層はさほど厚くはなく、脂ギトギトではありません。たっぷりと刻みタマネギが添えられているのが、脂っぽさをかなり緩和しているのかもしれませんが。また煮干しもやり過ぎ感が出ない程度。かえしもあまりきつくなく、全体のバランスが非常に良いのでついついぐいぐいと飲み進んでしまいます。

 麺は太めの縮れ麺。つるつるした口当たりでやや硬めの仕上がり。スープとの相性はまずまず
 
 チャーシューは若干脂多めで、醤油ダレにちょっと浸かりすぎという気もしますが悪くはありません。他にメンマ。

 チャーシュー丼は正直値段相応の出来で、チャーシューが寂しすぎ。これなら頼まなくても良かったかと。

 総じて万人ウケする出来で、燕三条背脂ラーメンとしてはとんがったところがないのでマニア受けはしないでしょうが、こういうラーメンのほうが飽きずに長続きするんでしょうな、たぶん。

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2017.11.10

厚切り豚テキ定食@松屋

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 松屋が2017年10月24日より売り出している「厚切り豚テキ定食(730円)」を試食。

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 厚切り肉ゆえか焼き上がりに少々時間がかかり、後客にバンバン抜かされてようやく登場。そしていきなりガーンと襲ってくるのが松屋定番のガーリック臭。なんでもかんでも八丁味噌でなんとかしてしまう「名古屋めし」じゃあるまいし、松屋はこのガーリックをたっぷり効かせたタレを多用しすぎなのでは?

 そして肝心の豚肉がイマイチどころかイマサンのレベル。パサついている上に旨味もすっかり抜けてしまっていて、しかも堅い。「舌触りも滑らかジューシー!」「柔らかジューシーな」という松屋の謳い文句って悪い冗談だとしか思えないのですが・・・しかも松屋にしては高い一品なのでがっかり感が加速します。

 安物の豚ロース肉の在庫を手っ取り早く捌くべく、件のガーリックたっぷりソースでなんとか誤魔化して作り上げたシロモノなんだろうなぁ・・・松屋の鶏肉メインメニューがハズレなのは日常茶飯事ですが、豚ではずれるのはあまり記憶にありません。

 でも驚いたことにこのメニューは今年の新規開発品ではなく、毎年恒例の期間限定メニューみたいで。たまたま超出来が悪いものに当たったのかなぁ???

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2017.11.09

【閉店】さくららん@十条(2) ~ 鶏白湯(醤油)

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 埼京線十条駅南側の踏切がある大通りを東へ。約1年半ぶりの再訪。先客、後客ともゼロ。

 前回は券売機ボタン先頭の「二段仕込み醤油そば」を注文したので、今回は「鶏白湯・醤油(750円)」を注文。ランチサービスなし。メニューは他に「鶏白湯(塩・味噌・魚介)」「塩そば」「つけそば」「鶏と魚介のつけそば」など。

 店内はL型カウンター8席のみ。

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 つば広帽子みたいな丼で登場。見た目が少々かっこいいだけで、食べにくい上にスープも少なくなるので食べ手には全くメリットのない丼です。

 能書きを読むとスープは「国産の鶏ガラ、丸鶏を使用」とのことですが、残念ながらかえしが強くてせっかくの鶏出汁の旨味がかき消されがち。飲めないほどではありませんが、少々しょっぱくて難儀。これだと鶏白湯は「塩」が正解かも。

 麺は三河屋製麺のやや平たい太めの緩い縮れ入り。食感はつるつるしていますが、もっちりと形容するには少々硬めの仕上がり。もっともスープがしょっぱめなのでこの程度の仕上がりのほうが却って相性良さげ。

 メンマは相変わらず筋っぽくてイマイチ。チャーシューも硬め。他に刻みネギ、海苔。

 この感じだと前回の「醤油そば」のほうがはるかに好み。ただ前回往訪時にあった手書きの案内板がなくなっている上、客がいないせいもあってか接客態度に元気がないのが気になりました。

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2017.11.08

スパゲッ亭チャオ 本店@豊橋 ~ バイキングM・鉄板

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 豊橋駅東口の大きな歩道橋を渡って、屋上にスペースシャトルが載っているパチンコ屋の裏あたり。店は2F。名古屋めしの一つ「あんかけスパ」の専門店です。約3年ぶりの再訪。

 とんとんと階段を駆け上がってドアを開けたら、正午を回ったばかりでちょうどサラリーマンの昼飯時のせいか店内満席!! といっても2組5名が待っているだけだったので5分くらい待つだけで済みました。

 店は禁煙ゾーンと喫煙ゾーンではっきり仕分けされていますが、混んでいるので客の好みを聞くまでもなくたまたま空いている禁煙のほうへ案内。椅子が深々としていて大昔の喫茶店風。

 メニューを見るとトッピングの種類とサイズ(S/M/L/LL)で値段が分かれており、さらに+54円でお皿を鉄板にしてもらうこともできます。今回は一番人気の「バイキング」を「Mサイズ・鉄板(885円)」で注文。というか、パスタを頼んでいる人はほとんど鉄板で注文しているみたい。

 ホントは月替わりメニューの「ハムカツ(750円)」がお値打ちで良さげと思ったのですが、早々に売り切れていました(´・ω・`)ショボーン

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 うーん、いかにも胃にもたれそうなヘビーな外観。鉄板で頼むと名古屋名物「鉄板イタリアン」同様、鉄板の上に卵の薄皮が敷かれて出てきますが、結構作りがアバウトで皮が厚かったり薄かったりとムラが・・・

 バイキングの具はウインナーとチキンカツ。炒めものと脂ものの総攻撃に対し野菜がないのはちょっと辛いのですが、鉄板から溢れるくらいたっぷりとぶっかけられたソースがなかなかの出来。ちょっぴりスパイスが効いて程よい酸味があって、このおかげで飽きることなく一気に食べきれました。Mサイズだとスパゲティーは240gだそうで、ちょっと物足りない気もしますが、ただでさえハイカロリーな食べ物なので、麺まで増やすのはチト危険。

 パスタなんだけれども、どう見てもオッサンの食い物であることは否めず、実際客層もオッサンだらけでした。

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2017.11.07

らーめん極@天王寺 ~ 白とんこつ

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 天王寺駅から近鉄前の歩道橋を越え、大阪環状線沿いの大通りを西へ徒歩5分ほど。大阪市立大病院の向かい辺り。先客9、後客1。

 店外の券売機ボタン先頭の「白とんこつ(750円)」を注文。細麺/太麺が選べ、さらに麺の硬さも調整できるので「細麺・硬め」で注文。メニューは他に「かつお節とんこつ」「黒とんこつ」「鯛塩」など。

 店内は狭く、左右の壁沿いにそれぞれカウンター5席のみ。水セルフで、しかも入口近くに給水器があるだけ。卓上には白ごま、紅生姜、高菜、ラー油など。

 厨房内には兄ちゃん一人しかいない上に、たまたまグループ客がどっと入った後だったようで結構待たされました。

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 若干とろみがかったスープは豚骨臭を全然感じない割には豚骨出汁はしっかり出ていて食べ始めは美味いと思ったのですが、かえしもそれなりに強く、また見た目以上に背脂も多いのか、食べ進むにつれて味が濃すぎでしつこい印象を受けました。当然ながら飲み進む気は起こらず。背脂の量も調整できるようなので、「少な目」にしたほうが良かったかもしれませんが、時すでに遅し。

 麺は極細のストレート。「硬め」で注文したはずなのにたいして硬くなくて残念。量も少ないので「半替玉(80円)」を「バリカタ」で注文したところ、「バリカタ」で一般的な「かため」程度かなと思いました。また濃いスープに合わせるとなると「太麺」を選択したほうが良かったなぁ・・・

 具は薄いチャーシュー、青ネギ、きくらげ。

 先客の様子を見ていると、「チャーライ」というご飯ものを頼んでいる客が多く、この店はむしろそれが売り物なのかも。

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2017.11.06

【DAZN観戦記】17年第32節:鹿島 1-0 浦和 ~ 結果は逆だが内容はほぼ広島戦のリプレイ

・勝つには勝ったが内容はいたって低調だった広島戦をほぼなぞったような試合。ただ相手は広島より格段に強いので広島戦で決まった「かいしんのいちげき」はチャンスすら与えてもらえず、逆に広島が外しまくったような決定機をきっちり決められる。ただそれだけの試合でした。「残留争い組にはなんとか勝てるが、中位相手には引き分け止まり。そして上位相手にはホニャラララ」という堀の法則の鉄板ぶりを確認しただけの試合と言っても差し支えないでしょう。

・鹿島は優勝目前で是非とも勝ち点3が欲しい立場なのに対し、浦和は数字上ACL圏入りの可能性を残しているだけのほぼ消化試合。よってスコアレスのまま終盤にもつれ込めば勝ち点3欲しさに焦る鹿島にカウンターでワンチャンスあるかも!と低調な試合内容にも関わらずわずかに望みを繋いでいましたが、そこはさすが鹿島。最後まで慌てる素振りを見せず、終盤に巡ってきた決定機をしっかり決めて、後は楽々逃げ切り。

・守備陣はそれなりによく頑張りました。よって強い相手に対してスコアレスドローで終えられたならACL決勝へ向けて評価できたかもしれません。しかし守るのが精一杯で反撃はままならず、負けてしまえばこの内容では何も残りません。シュート数はたった3本。点が取れる可能性は無いも同然で、勝てる要素は皆無の残念な試合、しかも広島戦の試合内容からすれば十分予測の範囲内でしかない試合でした。

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・浦和はマウリシオがスタメンに復帰して宇賀神がベンチスタートとなり、現状のベストメンバー。序盤は鹿島に一方的に押し込まれ、9分遠藤康のFKに西川が逆を取られてヒヤッとした他、18分レオシルバ→金崎などバイタルエリアでしっかりパスを繋がれて決定機を作られた場面が2、3度あったかと思います。ただそれでも前半はかろうじてDF陣が最後の最後でなんとか寄せて西川を脅かすようなシュートは撃たせませんでした。

・52分にロングカウンターを喰らってレアンドロ→土居のミドルシュートという決定機を許した以降は、鹿島にこれといった攻め手を与えず。ここままスコアレスで推移すればそんなに悪い試合でもないと総括できたかもしれませんが、残念ながら74分青木にアクシデント。終わってみればこれが試合結果に微妙な影を落とすことに。

・ベンチにアンカーができそうな選手が一人もおらず堀監督の対応策を注視していたところ、なんと長澤がアンカーに。森脇を右SBに入れて遠藤航をアンカーに上げる策とどちらがマシなのか判りませんが、堀監督は最終ラインを弄りたくなかったのかもしれません。

・もっとも失点を喫した後に森脇を右SBに入れて遠藤航をアンカー、長澤をIHに戻したところを見ると、青木故障時の代替プランはなくただ迷走しただけのような気も。ただでさえ今のシステムは機能しているとは言い難く、選手の個人能力でなんとかしているに過ぎないからこそ複数人の配置転換を伴う選手交代が全く苦にならないという皮肉な現象。

・80分の失点はロングボールを昌子が跳ね返したところからのロングカウンター。浦和左サイドから西がクロス→ファーのレアンドロがフリーでゴール。フリーのレアンドロに気がついた柏木が鈍足を飛ばして必死に追いかけるも遠く及ばず。クロスをファーの選手に合されて失点というパターンはミシャ時代から見慣れた光景。

・1失点は喫しましたが鹿島に山のように決定機を許した挙句の失点というわけではなく、曲がりなりにも粘り強く守れるようにはなった。これがこの試合の最大かつ唯一の収穫でしょう。一方話にならないのが攻撃。広島戦の出来をみれば予想は付きましたが、90分を通じて全く何も出来ませんでした。まぁ相手の攻撃を凌ぐのが精一杯で反撃に繋がるような「良いボールの奪い方」が出来ていないので攻撃も成り立たないとも言えますが。

・鹿島は高い位置から猛然とプレッシャー。それに引っかかってショートカウンターを喰らう愚こそ犯さなかったものの、浦和は安全地帯でゆっくりボールを回すだけ。試合の流れからすれば意外なことにボール支配率は浦和のほうが上でしたが、縦パスを入れられずに相手にとって何の怖さも感じないところでひらすらパスを回しているだけなので、ボール支配率に積極的な意味はありません。

・そして思い出したように縦ポンで興梠なりラファエルなりを走らせての裏狙い。広島戦でもこの単純極まりない攻撃が目立ちましたが、広島にすら通用しなかった(ラファエルに決定機がありましたが)この攻撃が鹿島に通用するわけがない。いつから浦和は「兎ぶつかれ木の根っこ」みたいな攻撃で満足するようになったのか??

・たまにカウンターの機会を掴みそうになるものの、そこは鹿島のズル賢さ、イエロー覚悟のファウルでしっかり阻止。

・広島戦の得点に繋がった人数をかけたサイド攻撃が見られたのは序盤に遠藤航のクロス→興梠ヘッドがあっただけ。しかもこれが前半唯一のシュートだったというお笑い種。いやはや、攻守のバランスが決定的に崩れてぶっ壊れてしまったチームが、まるで攻撃が成り立たないという形で再度壊れるとは(苦笑)。

・お先真っ暗な試合内容でACL決勝を迎える羽目になった浦和。おまけにどうでもいい親善試合になんと5人も選手をぶっこぬかれ、リーグ戦中断期間中にロクに修正もできないどころか、下手をすると中2日でACL決勝第1戦に臨む選手も出かねないという苦しい状況に立たされました。しかし、それでもACLではリーグ戦とは違ったスイッチが入る。そう信じたいものです。

P.S.

・DAZNの解説は三浦俊也氏。「シルバが良いですねぇ!」とどちらのシルバだか判らないフレーズを連発して、相方の西岡アナが対応に難儀していたのはともかく、最近の浦和の試合を全然見ていないのではないかと思われるコメントが多くて閉口しました。

-----興梠-----
ラファエル-長澤-柏木--武藤
-----青木-----
槙野-マウリシオ--阿部-遠藤
-----西川-----

(交代)
74分 青木→ズラタン(負傷による交代。ズラタン1トップ、興梠IH、長澤がアンカーへ)
83分 柏木→高木(高木が左SH、武藤がIHへ)
88分 武藤→森脇(森脇右SB、遠藤がアンカー、長澤がIHへ)

---金崎--土居---
レアンドロ-------遠藤
---シルバ--三竿健--
山本-昌子--植田--西
-----曽ケ端----

(得点)
80分 レアンドロ

(交代)
78分 土居→鈴木
81分 遠藤→伊東
88分 レアンドロ→永木

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2017.11.05

鴨天丼@てんや

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 「てんや」が10月20日から期間限定で売り出した「鴨天丼(723円+税=780円)」を早速試食。「てんや」は魚介類や野菜が定番の天丼にあえて肉類を合わせる「肉天丼シリーズ」というのを昨年から始めているようで、「鴨天丼」もその一環。過去に発売された「Wハンバーグ天丼」や「ローストビーフ天丼」ほどのゲテモノ感はありません。「てんや」は客が中高年齢だらけで若年層が極端に弱いのを気にしていて、「肉天丼シリーズ」はその打開策のようです。

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 乗っているのは合鴨ですが、合鴨ロースと合鴨つくねを合わせ盛りにして変化をつけたのがポイント。特に合鴨ロースはスモークされているのでまるでハムみたいな味わい。タレが少々甘ったるいので、いんげんが良い箸休めになります。アクセントに柚子皮が少々。

 「カモネギ」ということで長ネギと銀杏のかき揚げも乗っていますが、これは「てんや」にありがちなべっちょりとした仕上がりでイマイチ。銀杏は個人的には(大葉やパクチーには遠く及びませんが)かなり苦手な地雷系食材ですが、ここのは臭くなくてセーフ。

 「肉天丼シリーズ」としては初登場の鴨天丼。試作的色彩が強い割には悪くない出来だと思いますが、「てんや」の通弊である食後の胃もたれ感は鴨天丼も避けられないみたいで。

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2017.11.04

味処 叶@栄 ~ 元祖味噌カツ丼

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 名古屋「メルサ栄本店」の南に続くこじんまりした飲食店街の一角。早い時間帯から混みあっていて、かろうじて空いていたテーブルに相席を余儀なくされました。後客もゾロゾロやってきますが、回転が良いせいか行列はほとんど伸びず。シャッター音が店内に響いているところから察するに、観光客や出張族が多いのかも。

 着席して早速売り物の「元祖味噌カツ丼(1320円)」を注文。味噌汁を勧められましたが割愛。ここは味噌カツ専門店ではなく、味噌えび丼、カツライス、生姜焼きといったメニューもありましたが、ほとんどの人が味噌カツ丼を注文していました。

 店内は4人座るにはしんどそうな小さめのテーブルが3卓とカウンター3席。さらに2階もあるようです。

 ホール係が不慣れなのか、出来上がったカツ丼がしばらくカウンターに放置されているのが気になりましたが、それをこっちに持って来るんかい!!

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 真ん中に乗っている半熟の卵黄も少々くすんでいるせいか、全くインスタ映えしない茶色い何か(苦笑)。 丼一杯に並べられたカツは一応一口大にカットされてはいますが、厚みが結構あって相当食べ応えがあります。厚みはあってもさくっと噛みきれます。

 この店の味噌カツの面白いは単にトンカツに味噌をかけるのではなくて、味噌でカツを煮込むこと。味噌で煮込むことで余計な脂が落ちて食べやすくなるんだとか。確かにカツの量の割には食後全然胃もたれしませんでした。もっとも当然ながらカツのサクサク感は失われるので嫌いな方もいるかもしれませんが。

 当然ながら味わいは名古屋めしに欠かせない赤味噌が全面支配。卵黄効果で少々マイルドになるものの、キャベツなどの野菜が一切ないので飽きが来るのが早い。トッピングでネギを追加している客がいたのは納得。また赤味噌の甘さに飽きたのか、相席になったオッサンが一味をかけていたのもこれまた納得。

 またカツの量に比べるとご飯が少なく、大盛(1680円)を注文する客も結構いました。もっともカツが多いので個人的には「並」で十分でしたが。

 赤味噌が卓越する「味噌カツ」ってどこで食べても極端な当たり外れはないと思いますが、近所の「矢場とん」をはじめ多少食べ比べてみるのもいいかも。

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2017.11.03

圓@八王子 ~ 煮干しらーめん

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 JR八王子駅から北へ。「八王子駅入口西」交差点で甲州街道を渡ってすぐ。11時の開店10分前に到着したところ先客3。開店までに2名やって来て、開店後7~8人。あっという間に店内に待ち行列が出来てしまうなかなかの人気店のようです。

 店内の券売機ボタン先頭の「煮干しらーめん(780円)」を注文。ランチサービスはなし。メニューは他に昔ながらのらーめん、塩らーめん、つけ麺など。

 店内はくの字型カウンター7席のみ。卓上には胡椒のみ。厨房内には兄ちゃんが二人。手際よく調理が進み、2ロット目で登場。

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 屋号に「煮干鰮らーめん」を冠している通り、店内に煮干しの香りが漂っていますが、スープはその香りからくる期待を全く裏切らない優れもの。魚粉を多用してドロドロザラザラで誤魔化すような店とは対照的に、薄口醤油で透明度が高く、しかも雑味がないスープに仕上げながらも煮干しをしっかり効かせているのには恐れ入りました。ついついぐいぐいと惹き込まれる出来。

 ただここまで効かせると少々食べ手を選ぶかもしれません。苦味・えぐみは気にならない範囲内に抑えられてはいますが。、

 麺は細めストレートで、スープに合わせてか若干柔らか目。大盛を頼んでいる人もいましたが、特に量が少ない訳ではなく、かえってスープとのバランスが崩れそう。

 バラ肉チャーシューとメンマはややチープかな? 他に半熟玉子半個と刻みネギ。

 とにかくスープがぶっちぎりに美味い店でした。

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2017.11.02

ステーキやるじゃん@川口(2) ~ ハンバーグBランチ

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 川口駅から京浜東北線沿いに南へ。真向かいにケーヨーD2あり。外観が非常に地味で飲食店にすら見えませんが、いわば街のステーキハウスです。約1年ぶりの再訪。

 相変わらず人気店のようで、開店からあっという間にほぼ満席に。親戚一同なのか10人以上の団体さんも登場。一人客はまだがらがらの時点から3席しかない小さなカウンターに詰め込まれますが、混んできてからテーブル席に相席を余儀なくされるよりはいいかと。

 ランチメニューの中からサラダとスープが付いた「ハンバーグBランチ(890円)」を注文。さらに前回もらったドリンク無料券でアイスコーヒーを注文。アイスコーヒーの提供は食前でも食後でも可なので、食後にしてもらいました。

 これまた相変わらず店内の換気が良くないようで、油煙がこもりまくり。従って服装には要注意。

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 出来上がりに15分くらいかかり、ようやくやってきたハンバーグに店員がオニオンソースっぽいものをかけて再度じゅじゅっと焼き上げます。一応ハンバーグの上にナプキンをかぶせて飛び散りを防いではいますが、鉄板からの煙が店内にこもるのかなぁ・・・

 ビーフ100%のハンバーグは230gあって結構な厚さ。中までしっかり焼き上げるタイプのようで、ジューシーさこそありませんが、肉質はファミレスのそれと比べるのもおこがましいくらい。ただちょっとソースのニンニクがきついかも。

 自宅から歩いて行ける、並ばなくていいくらいの混みよう、安い、そしてそれなりに美味い! しっかり焼き上げるタイプなので「川口のさわやか」と言ってしまうのはちょっと無理がありますが(苦笑)、実に良い店です。

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2017.11.01

十々家@草加 ~ 十々家ちゃんぽん麺

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 草加駅の北西、徒歩15分くらい。草加中学校の西、草加保健所の北辺り。先客1、後客7。横浜家系のような屋号ですが、ちゃんぽんが売り物の店です。なお屋号は「ととや」と読みます。

 券売機はなく、卓上のメニュー先頭の「十々家ちゃんぽん麺(790円)」を注文。平日昼は半ライスが味玉半個のサービス付きだそうですが、残念ながら往訪したのは日曜日。

 メニューは他にごま辛ちゃんぽん麺、あっさりちゃんぽん麺、あんかけちゃんぽん麺、あんかけカタ焼そば、あんかけ焼そば、醤油ラーメン、塩ラーメン、味噌ラーメン。さらにチャーハンや餃子はともかく、かつ丼やカレーまであってちゃんぽん専門店どころか中華料理屋の範疇すらはみ出しています。

 店内はテーブル席主体で2人掛けテーブルが9卓。さらにL字型カウンター4席。外観&内装とも新しそうで、店舗兼自宅を新築したのかも。

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 かなり浅い丼で登場。スープが冷めやすいのでこれは大幅減点。

 ここのちゃんぽんが変わっているのはスープが鶏白湯ベースなこと。ただ野菜の炒め物等と渾然一体となっている上に、しょっぱいのが災いして鶏白湯らしさはほとんど感じられず。「鶏白湯」と言われなかったらありがちな鶏ガラベースだと思い込んでいたかも。

 またこの店のユニークなのはなぜか具材の上に肉味噌が乗っていること。面白い試みですが、やはりスープがしょっぱいので肉味噌を加えることで生じる味の変化を楽しみようがなく、あまり意味がないかと。現状では肉味噌を止めて炒め物の豚肉を増やしたほうがベター。

 麺はちゃんぽんらしい太麺。スープ自体がしょっぱい割には麺があまりスープを吸わないせいか、麺を食べる分にはあっさり目の味わいで悪くありません。

 具は炒めたモヤシ・キャベツ・コーン・キクラゲ・わずかに豚肉、さつま揚げ、むき海老、あさり、イカ、青ネギなど。麺の量自体は並程度ですが、具沢山かつ野菜たっぷりなのは何かと助かります。穴あきレンゲがついてくるので具材をきれいにサルベージして完食。

 駅からやや離れていて、これといったラーメン屋がない一帯にあるので、本格的なちゃんぽんを期待しない限りにおいては近所の方にはそれなりに重宝されるかも。平日ランチの半ライス付きならかなりお値打ちなのは確か。

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