中華そば 馥@獨協大学前(2) ~ 山形辛味噌らーめん
東武伊勢崎線獨協大学前駅東口から高架沿いに南へ。斜向かいにスーパー銭湯あり。約1年半ぶりの再訪。商業地から離れたところにぽつんと建っています。屋号は読めないどころか、他で使っているのを見たことがない漢字ですが、「かおる」と読みます。
開店5分前に到着したところ先客3。開店が早まってすぐに入店でき、後客9。あっという間に満席になり、断続的に店内に待ち客発生。
前回はメニュー先頭の「中華そば」を注文したので、今回は「山形辛味噌らーめん(800円)」を注文。ランチタイム(なんと17時まで!)は麺大盛orごはんor肉めしor味付玉子or杏仁豆腐が無料とのことなので肉めしを付けてもらいました。券売機はなく後払い。
他に「生姜らーめん」「肉そば」「煮干し中華そば」「山形辛味噌らーめん」等のメニューがあり、近隣の「田中そば店」の影響を受けている模様。他客の注文は見事にバラバラ。またメニューによっては麺の種類を選べるようですが、「山形辛味噌」は何も聞いてきませんでした。
店内はL字型カウンター5席と2人掛けテーブル2卓。店主夫妻と娘さんで切り盛りしている様子。
辛味噌の赤と青海苔の緑が映える、赤湯の「龍上海」と良く似た外観が特徴。赤味噌を溶かす前にベースとなるスープを味わってみましたが、ベースは豚骨など動物系の出汁が主体かな? 白味噌仕立てで甘めの味わいですが、さすがにこれだけだとちょっとぼんやりというか物足りなさは否めず。
そこでちびちびと赤味噌を溶かしてゆくとピリ辛風味、そしてにんにく効果で格段に味に深み、そしてこってり感が増してきます。全部溶かしたところで辛さはたいしたことありませんが、ちょっとしょっぱくなりすぎる嫌いがあるので2/3くらい溶かすに留めたほうがバランスは良いかも。たっぷり目に添えられた刻みネギが良い箸休めに。
麺は中西食品の並太平打ち縮れ麺。つるつる、もちもちした食感が楽しく、それでいて歯応えも十分。スープの絡みも申し分なし。
チャーシューはやや脂身が多目ながら脂臭くならないぎりぎりの範囲内で、とろっとした味わい。他にメンマ、ナルト、海苔。
肉めしはチャーシューの炊き込みご飯。「田中そば店」といえばスパムにぎりが名物ですが、肉めしもそれをちょっと意識しているのか、スパイシーな味付け。かつラーメン無しでも食べられるくらい濃い目の味付け。ゆえにラーメンとのバランスだけを考えれば「ごはん」のほうが良さげ。
「中華そば」で比較すると前回往訪時よりは50円値上がりしていましたが、それでもランチサービス付きを考えるとかなり安めで、味も十分満足できる出来。これなら早い時間帯から繁盛しているのは当然でしょう。
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