味処 叶@栄 ~ 元祖味噌カツ丼
名古屋「メルサ栄本店」の南に続くこじんまりした飲食店街の一角。早い時間帯から混みあっていて、かろうじて空いていたテーブルに相席を余儀なくされました。後客もゾロゾロやってきますが、回転が良いせいか行列はほとんど伸びず。シャッター音が店内に響いているところから察するに、観光客や出張族が多いのかも。
着席して早速売り物の「元祖味噌カツ丼(1320円)」を注文。味噌汁を勧められましたが割愛。ここは味噌カツ専門店ではなく、味噌えび丼、カツライス、生姜焼きといったメニューもありましたが、ほとんどの人が味噌カツ丼を注文していました。
店内は4人座るにはしんどそうな小さめのテーブルが3卓とカウンター3席。さらに2階もあるようです。
ホール係が不慣れなのか、出来上がったカツ丼がしばらくカウンターに放置されているのが気になりましたが、それをこっちに持って来るんかい!!
真ん中に乗っている半熟の卵黄も少々くすんでいるせいか、全くインスタ映えしない茶色い何か(苦笑)。 丼一杯に並べられたカツは一応一口大にカットされてはいますが、厚みが結構あって相当食べ応えがあります。厚みはあってもさくっと噛みきれます。
この店の味噌カツの面白いは単にトンカツに味噌をかけるのではなくて、味噌でカツを煮込むこと。味噌で煮込むことで余計な脂が落ちて食べやすくなるんだとか。確かにカツの量の割には食後全然胃もたれしませんでした。もっとも当然ながらカツのサクサク感は失われるので嫌いな方もいるかもしれませんが。
当然ながら味わいは名古屋めしに欠かせない赤味噌が全面支配。卵黄効果で少々マイルドになるものの、キャベツなどの野菜が一切ないので飽きが来るのが早い。トッピングでネギを追加している客がいたのは納得。また赤味噌の甘さに飽きたのか、相席になったオッサンが一味をかけていたのもこれまた納得。
またカツの量に比べるとご飯が少なく、大盛(1680円)を注文する客も結構いました。もっともカツが多いので個人的には「並」で十分でしたが。
赤味噌が卓越する「味噌カツ」ってどこで食べても極端な当たり外れはないと思いますが、近所の「矢場とん」をはじめ多少食べ比べてみるのもいいかも。
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