ぴょんぴょん舎@盛岡 ~ 盛岡冷麺
盛岡駅前の「ぴょんぴょん舎」。団体さんも収容できるおよそ焼肉屋らしくない大箱店で3階まである上にやたら天井が高く、結構バブリーな香り漂う店です。夕方の中途半端な時間帯に入店したので店内はがらがら。どでかい店の片隅にちょこんと座るのって結構居心地が良くないもの。
早速「盛岡冷麺(885円)」を注文。辛さが選べるので「中辛」でお願いしました。メニューを見ると盛岡冷麺の横に「ビビム冷麺」というのがありましたが、そちらがより朝鮮風なのかな? 盛岡冷麺は朝鮮半島に伝わる咸興冷麺と平壌冷麺を融合させたような、盛岡の創作料理なので。
盛岡冷麺を食べるのはほぼ10年ぶり。別に盛岡まで来なくても首都圏の焼肉屋で食べられそうですが、案外食べないもの。サーブされた状態だと麺にスープが全然絡んでないので、ひとしきり天地をひっくり返しながらまぜまぜ。
オーダーを受けてから製麺しだすらしいので少々時間がかかってようやく登場。もうスイカの季節が終わってしまったせいか、ビジュアルは少々地味に。
のど越しが良くて、しかもびよーーーんとゴムのように弾力性があり、噛み切ろうにも噛み切りにくい独特の麺。ジャガイモでんぷん粉と小麦粉を練ったものだそうですが、このユニークな食感が面白いといえば面白く、微妙といえば微妙。
盛岡冷麺の美味さはどちらかといえば麺よりスープ。牛骨に鶏ガラを加えてだしをとったスープは旨味たっぷり。中辛だと辛さもたいしたことはないので、スープの旨味にぐいぐいと惹き込まれてしまいます。
スープで全力を使い果たしてしまうのか、盛岡冷麺って値段の割に具が実にしょぼい。硬いだけの牛肉チャーシューって何なんやろう? この辺、焼肉食った後にあっさりさっぱりしたもので締めたいというニーズに最適化されたものなんだろうなあという気も少々。
超久しぶりの盛岡冷麺自体は可もなく不可もなしといったところでしたが、最大の誤算は盛岡は夕方になると急激に冷えて冷麺にはまるで向いていなかったことかも(苦笑)。
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