久兵衛@小倉・香春口三萩野 ~ ごぼう天うどん
北九州には博多うどんとは似て非なる「豊前うどん」というものがあると聞いて早速往訪。訪れたのは北九州モノレール香春口三萩野駅からほど近いところにある「久兵衛」。店先に「豊前裏打会」の黄色い幕がでかでかと掲げられています。昼下がりの中途半端な時間に訪れましたがランチタイムの余韻なのか先客9、後客1とまずまずの客入り。
早速名物の「ごぼう天うどん(500円)」を注文。昼間ならかしわ飯が付いたセット物も良かったかな。なおここは純然たるうどん屋で蕎麦はありません。
店内は縦長カウンター12席と4人掛けテーブル4卓。外観から察しが付くように店内も実に落ち着いた雰囲気。卓上にはなぜか一味が強辛・激辛・超激辛と各種置いてありました。
どどーーんと丼を覆わんばかりにでかいごぼう天がビジュアル上の最大の特徴。ただごぼうは薄く切られているので、見た目ほどごぼうばかり食っている感じにはなりません。
また麺が細めかつ半透明なのが特徴。口当たりはかなり柔らか目で正直苦手の部類に入りますが、コシが全くない博多うどんとは違ってそれなりに弾力性は保っている分だいぶマシかな?
麺よりむしろ出汁が美味い。「厳選されたラウス昆布や本ガツオを使用」との口上ですが、そのバランスが良いのでしょうか。カツオ節が強めにでた出汁に慣れると新鮮な思い。そしてサクサクとした揚げ立ての巨大なごぼう天が出汁に馴染んでくると天ぷらの脂が来るコクも加わって実に美味しい。ついついぐいぐいと飲み進んでしまいました。出汁が美味いので変に一味を入れないほうが良いと思いますが、なんで一味に凝っているのか不思議。
| 固定リンク