« 岡本拓也選手、湘南ベルマーレへ期限付き移籍延長 | トップページ | 室壱羅麺@三越前(3) »

2017.12.27

梅崎司選手 湘南ベルマーレへ完全移籍 ~ 10年間ありがとう!!

・本日梅崎司選手の湘南ベルマーレへの完全移籍が公表されました。昨日一部スポーツ紙に湘南への移籍濃厚という記事が載ったばかりであり、矢島の移籍と比べると急転直下っぽい移籍劇です。また一応今年一杯で契約期間切れとはいえ、浦和からの契約期間延長のオファーを断っての移籍だったことが梅崎本人から明かされており、浦和の来年の戦力構想に少なからず影響を及ぼすかもしれません。

・梅崎は昨年ルヴァン杯準々決勝第1戦神戸戦で大怪我をしたのが響いて今年序盤はリハビリに専念せざるを得ませんでした。そうこうしているうちに監督が代わり、天皇杯で試運転を重ね、第24節アウェー清水戦でついにスタメンに名を連ねたもののレギュラーに定着するには至らず、リーグ戦&ACLとも終盤短時間のSHでの起用に留まる試合がほとんどでした。

・故障がちな選手だとは言え、梅崎は30歳とまだまだ老け込むような年齢ではありません。湘南での加入コメントに「曺監督のもとでなら大きく成長できると確信しています。」とまではっきり言われてしまうと、今の浦和のサッカーに見切りを付けられたような気がしてなりませんが、真意はともかく形の上では「出場機会を求めて」という非常に判り易い形の移籍で、梅崎本人に対してはこれといった蟠りはありません。むしろこれまでの活躍に対して何度でもお礼を申し上げたいくらいです。

・梅崎は2008年多額の移籍金を払って大分から完全移籍。既にゲルト期に突入し、試合を重ねる毎に絶望感が漂い出した浦和にとって、時に空回り気味ながらも常に全力で走り回る梅崎は数少ない希望の光でした。浦和保守本流好みのドリブラーということもあって、すぐさま赤者のハートをがっちり掴み、新加入選手としては異例なスピードでチャントが完成。にも関わらず、同年後半にななぜか監督の不興を買って出番が激減し、当然ながら監督が批判の矢面に。

・梅崎の選手キャリアにとって非常に残念だったのは2008~09年の2度にわたる大怪我での長期離脱。その影響がどうかは判りませんが、2011年になっても梅崎はベンチ入りの機会すらほとんど得られませんでした。しかし、低迷に低迷を重ねたゼリコ・ペトロビッチ監督が第29節大宮戦の敗戦を受けてようやく更迭されたことで梅崎にチャンスが訪れました。

・10年に及ぶ梅崎の浦和での選手キャリアで最大の見せ場といえばおそらくほとんどの人が2011年第30節アウェー横浜M戦のゴールを上げるでしょう。あのミドルシュートで浦和はなんとかJ1残留の足掛かりを掴めました。あの一発がなかったら今の浦和はなかったかもしれない。それくらい重要な一発でした。

・2012年以降ミシャ体制のもとでは昨年の一件まで細かい怪我は多いものの長期離脱はなく、左右のWBないしシャドーとしてコンスタントに出場。本人はシャドーを希望していたようですが、そこは競争相手が多い上に、梅崎はドリブル&ミドル一発に魅力がある一方、若干判断スピードに難があってボールを持ったまま長考に沈みがちなのが難で、ミシャはどちらかといえばWBに適性を見出していた風でした。

・また時間の経過と共に左WBとしては宇賀神に、右WBとしては関根にポジションを奪われ、ミシャ体制終盤は「いつでも計算できるサブ」という位置づけになっていたかと思います。従っていつ梅崎が出場機会を求めて浦和を飛び出しても不思議はなかったのですが、それでも浦和に留まる道を選んだのはミシャの人徳だったのでしょう。そして今回移籍を選択したのは、今の浦和にはさしたる魅力がないことの表れなのかもしれません。

・来年埼スタへ戻ってきた際には、ご希望通り盛大なブーイングで迎えたいと思います。それが10年間の梅崎に対する私なりの精一杯の賛辞です。10年間ありがとうございました。

|

« 岡本拓也選手、湘南ベルマーレへ期限付き移籍延長 | トップページ | 室壱羅麺@三越前(3) »

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 梅崎司選手 湘南ベルマーレへ完全移籍 ~ 10年間ありがとう!!:

« 岡本拓也選手、湘南ベルマーレへ期限付き移籍延長 | トップページ | 室壱羅麺@三越前(3) »