吉岡 田端店@田端
田端駅北口改札を出て陸橋を東へ。東田端郵便局の裏辺り。尾久へと延びる東北本線に挟まれた雑然とした一角に立地。「光らーめん」の跡地で先客1、後客1。
目白の「わたみん家」のランチタイムに間借り営業している「自家製熟成麺 吉岡」の支店です。支店を出すのに本店は相変わらず間借り営業のままというのが謎すぎますが。本店は約2年半前に往訪済み。
メニューは絞り込まれていてラーメンとつけ麺のみ。今回は「ラーメン並(800円)」を注文。本店同様スープが曜日替わりで、「月土:マイルド魚介、火水:濃厚鶏豚、木金:濃厚魚介」という構成で、往訪した日は「マイルド魚介」でした。ただスープが曜日替わりなことを券売機近くに貼りだしておらず、戸外に小さく貼っているだけなのが気になりました。ランチサービスはなし。
また麺は打ち立て中太麺と熟成細麺から選べます。屋号に「自家製成熟麺」を冠していることに敬意を表して後者を選択。
店内は厨房に向かってL字型カウンター8席と2人卓×2、4人卓×1。水セルフ。卓上には白胡椒のみ。
「マイルド魚介」と称していますが、スープは動物系出汁もかなり強く、魚粉大量混入型のいわゆる一昔前の「またお前か」系。もっともスープは若干とろみがある程度でドロドロではなく、魚粉のざらつきも感じません。これで「マイルド」なら「濃厚」はどんなんやねん?という気もしますが、食べている最中は重くもくどくもなく、食べ手を選ばない出来だと思います。もっともスープを飲み進むのは遠慮しましたし、食後はそれなりに胃もたれが。
一週間寝かせて熟成されたとの触れ込みの麺は「細麺」と言うほど細くはなく、せいぜい並太のストレート。但し噛み応えが非常に強いのが特徴で濃厚スープに全く負けていません。
チャーシューは極薄で崩れやすいタイプ。他にメンマ、ナルト、海苔、きざみねぎ。
麺が抜群に美味く、トータルでも無難と言えば無難な出来ですが、具がこの程度にしてはチト高いかと。駅近なのに周囲にあまりこれといったラーメン屋がないところへの出店という点は本店とそっくりですが、本店と違って人通りが多くはないので先々どうなるか?
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