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2018.01.07

高木俊幸選手 セレッソ大阪へ完全移籍

・先日、高木俊幸選手のセレッソ大阪への完全移籍が公式発表されました。高木は2015年に清水から浦和へ完全移籍。その後3年経過しているので、契約満了に伴うゼロ円移籍と目されます。コメントを見る限り、梅崎と違ってクラブが慰留した様子はなく、単に来季の構想から外れたのでしょう。

・高木の3年間は「もどかしかった」の一言に尽きます。加入直後からシャドーの一角としてミシャに出場機会をそれなりに与えられましたが、残念ながら同期加入の武藤との争いに敗れて次第にスタメンの座は遠ざかってゆきました。シャドーに置くには当りに弱すぎ、特にACLでは全く使い物になりませんでした。無理にドリブルで突っかけて潰され、DFに詰め寄られるといとも簡単にボールを失い、往々にして守備はサボりがち。これでは辛い。プレースキックは柏木より上手く、ミドルシュートも高精度なのでコンスタントに試合に出ていれば、そうした「一発」に活路を見いだせたかもしれませんが・・・

・もともと典型的なウィンガーなのでカットイン&シュートなり高精度クロスを活かすべくWBにバクチ的に配置されることもありましたが、やはり守備意識の低さゆえに大穴を開けてしまいがち。

・当然ながら2016年に入ると出番は激減。夏になって五輪出場に伴う興梠不在の余波でようやく出番が訪れたものの依然良いところなく、「もはやこれまで」と思い込んでいたところルヴァン杯準々決勝で突如覚醒。代表組の大量離脱で控え組だらけゆえ手数を掛けない攻めに徹したのが高木によほど合っていたのか、攻守にわたって大活躍。この年のルヴァン杯優勝は高木がもたらしたといっても過言はないくらい。この活躍を受けて高木はリーグ戦終盤李と入れ替わる形でそのままスタメンに定着しました。

・ところが2017年はオフ中に右足第5中足骨疲労骨折が判明して大きく出遅れ。半ば消化試合だった5月のアウェー・FCソウル戦でようやく戦列に復帰しましたが、昨年の大ブレイクは何だったのかと目を疑わざるを得ないほどすっかり「初期化」されてしまい、全く良いところなし。

・監督が代わり、基本フォーメーションも変わったのでシャドーより得意と思われる左SHで出場機会を得るかと思われたものの、堀監督はそのポジションになぜかサイドアタッカータイプではないラファエルを重用。従って高木の出番は連戦の過程での「裏ローテ」主体になり、しかも依然見せ場なく終わってしまいがちでしたが、そんな中でACL準々決勝第2戦で高木の「当たり損ねのシュート」が決勝点となって川崎を大逆転。

・高木の浦和での日々は3年と決して長くなく、しかもその間レギュラーとは言い難いポジションに留まってしまいましたが、ルヴァン杯といい、ACL川崎戦といい、赤者の記憶に強く残る選手だったと思います。良くも悪くも喜怒哀楽が表情に出やすい選手で、腐りかかったところを啓太に叱咤されて奮起し、加入初ゴールをと譲ってもらったPKを失敗したのが起因となって負けた広島戦では人目をはばからずに号泣。遅まきながら初ゴールを決めた柏戦ではゴールパフォーマンスもへったくれもなくなぜか棒立ち。ブレイクしそうでブレイクしない、そんなもどかしさゆえに人々に愛され続け、期待をかけられ続けたと思います。

・親父はプロ野球大洋で大活躍した往年の名選手。「親父は大洋、俺達の高木俊幸」との迷チャント(?)も生まれましたが、ある意味残酷なプロの世界を熟知するがゆえに決して息子を甘やかすことなく、厳しくも温かみのある親父のコメントを聞く機会が少なくなるのが残念です。

・現状からすれば浦和の構想から外れたのは致し方ないと思いますが、移籍先でも高木の適性ポジション(左SH)は柿谷や清武が控えていて、浦和以上に試合に出るのは難しいような気がします。特にユン・ジョンファン監督は柿谷にすら厳しく守備を植え付けたくらい守備重視なので、高木がその任に堪えうるのかどうか。ACLで使いづらいのが判っているだけに、下手すると今季契約満了となった関口と同じような位置づけになってしまうような気がしてなりません。

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