馬鹿丼@下部温泉・丸一食堂
山梨県の南部、身延線下部温泉駅の真ん前。温泉街は駅から川沿いに1kmほど歩いたところにあるので、この食堂は宿泊客とはあんまり関係がなく、専ら地元民用に営業している昔ながらの駅前食堂の生き残りと目されます。
ゆえにメニューは麺類・丼もの・カレー・山梨名物ほうとう等々なんでもありですが、ここで馬肉&鹿肉を使った「馬鹿丼(800円)」を売り出していると聞いて試食してみました。馬肉は馬刺しとして時々食べる機会がありますが、鹿肉を食べる機会なんてまずありませんし。馬肉・鹿肉とも地元で処理されたものを使っているそうで地産地消の一環でもある模様。なお「ばかどん」ではなく「うまかどん」と読みます。
なめこ汁、白菜の浅漬け付きで登場。馬鹿丼は見た目通り、馬肉・鹿肉を長ねぎや玉ねぎと共にすき焼き風というか牛丼風に肉を甘辛く煮込んだもの。糸唐辛子が彩りを添えています。残念ながらどれが馬肉で、どれが鹿肉なのか見た目では全く区別が付きません。
しっかり煮込んであるので臭みは感じられない一方、肉本来の味わいもよくわからず。あえていえば昭和のコンビーフみたいなこってりとした味わいなのが馬で、よりあっさり目なのが鹿肉かな? いずれにしても硬くはないが、ややパサつき加減の食感が特徴です。
まぁ一回食べれば十分かな?という感じでしたが、宿敵鹿の撲滅に一役買っただけでそれとなく満足(謎)。
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