【祝】マルティノス選手、横浜F・マリノスから完全移籍
・昨日マルティノス選手の横浜F・マリノスからの完全移籍が公式発表されました。スポーツ紙上では同選手の獲得はリーグ戦終了時点には早々と有力視されていて、単に横浜Mが天皇杯決勝まで進んだので公式発表が年明けにずれこんだだけという格好に。
・マルティノスは典型的な駿足サイドアタッカーで、横浜Mでは右SHが主戦場で左SHも一応こなせる様子。斎藤学と並ぶ両翼が横浜Mの生命線で、学が故障離脱したリーグ終盤は横浜Mの唯一の攻め手というかほぼ戦術兵器となっていた感も。とにかく前にスペースがあるとマルティノスの駿足&クロスないしカットインからのシュートが活きます。
・狭い局面ではゴニョゴニョになってしまいがちなのはともかく、マルティノスの難儀なのはとにかく気分屋さんというかムラッ気がでかすぎること。試合に集中できている際は守備も積極的にこなしていてケチのつけようがないスーペルな選手に見えますが、集中が切れると消えてしまうどころか判定にケチをつけてボールを全然追わないような素振りが目立ち、「マゾーラの再来」としか思えないあんまりな姿に。
・またラフプレーが多いのも困りもの。昨年リーグ戦では計8枚ものイエローを喰らって出場停止をお替り。天皇杯決勝でも一発レッドを喰らっても不思議ではないラフプレーをやらかしています。ムラっ気がデカいことも相まって、浦和ではどう見ても格好の野次の対象になりやすいタイプなだけに早めに結果を出さないと肩身が狭い思いをしそうな。横浜Mでは放任されていたみたいですが、浦和では誰かしら馴化担当が付くような気がします。
・浦和でもおそらく右WG/SHで起用されることになるのでしょう。ただ左ラファエル&右マルティノスという、なんか「混ぜるな危険」としか思えない、前後分断というか攻守分業みたいなサッカーしか成り立たなそうな布陣をやるのかどうか楽しみでもあり、怖いもの見たさでもあり。
・なおマルティノスは横浜Mとの契約を1年残していたようなので、移籍金を払っての獲得。移籍金が「2億円」との説もあるようですが、契約期間が残り1年しかなく、しかも判り易すぎる問題を抱えている選手にそんな大金を浦和が払うわけがない(=シュータンの頃はともかく、今はなんだかんだと結構粘って値切る)なので桁を間違えているような(苦笑)。
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