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2018.02.28

柳屋銀次郎@早稲田 ~ 塩そば

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 地下鉄東西線早稲田駅から早稲田通りを西へ。「西早稲田」交差点の手前。先客ゼロ、後客4。

 店内の券売機ボタン先頭&一番人気の「塩そば(780円)」を注文。ランチタイムは半ライスサービス付き。メニューは他に「醤油そば」と「赤塩そば」。どういうわけか「赤塩そば」のみ麺の太さが選べるようです。

 店内は厨房に向かってL字型カウンター7席と壁沿いにカウンター7席、店奥に4人卓×1。水ではなくジャスミン茶を用意。ホール係の姉さんはなぜか和服姿。

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 スープはいわゆる「またお前か」的な濃厚鶏白湯タイプではなく、若干とろみがある程度で、かつ塩ダレも控えめ。それは良いのですが肝心の鶏出汁も強いとはいえず、何だか物足りない感じ。卓上には胡椒や一味、おろしにんにくがある程度で気の利いた味変アイテムはなさそうなので参りました。

 麺は極細の緩い縮れ入りで、淡白なスープに合わせたのかやや柔らか目の仕上がり。量も若干少な目。

 チャーシューは鶏ではなくややとろっとした豚バラ主体でこれまた割と淡白な味付け。他に穂先メンマ、水菜、軽く炙ったような白ネギ。量的には半ライスをつけないとランチには辛いものの、ライスのおかずにするには具が少なく、スープもライスを欲するタイプではないというのがいやはやなんとも。

 帰り際には店のオヤジが戸外に出て呼び込みをやっていましたが、場所の割には全然学生向けではないのが気になりました。

 また「またお前か」的な濃厚鶏白湯ってもう飽き飽きしたとはいえレシピが確立していてハズレがなく、良く言えばいつでも安心て食べられる一方、作り手が思い切ってあれから一歩踏み出そうとすると結構苦難を強いられることを感じさせる一杯でした。

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2018.02.27

SL大樹試乗記

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「リバティ会津」のついでに「SL大樹」も試乗。下今市~鬼怒川温泉12.4kmを約30分かけて走るだけなので「観光列車」というよりは、明治村のチンチン電車やディズニーランドのウエスタンリバー鉄道に限りなく近い、観光地の乗物的性格の列車だと思います。

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ただ性格はそうであっても鉄道の営業路線上を他の電車に混ざって走る以上、安全確保のための各種法規をクリアせねばならず、SL運転のノウハウが完全に失われていた東武が「SL大樹」を走らせるための苦労はハンパなかったでしょう。当然東武単独でできるわけがなく、列車や各種設備の譲渡、要員教育等々他社の多大なる協力を仰いだ結果であり、復活運転にはそんな各社への謝辞が滲み出ています。

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30分程度しか乗らないので、車内サービス/アトラクションは有料の写真撮影くらいしかありません。ビールもロング缶は厳しいかも(苦笑)。その代わりといってはなんですが、パンフレット類にアテンダントの手作り感が出ています。

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SLもさることながら14系客車に乗るのもある意味愉しみ。「ハイケンスのセレナーデ」はともかく、たえず踏ん張らないと元に戻ってしまう「バッタン式簡易リクライニング」は懐かしいと言っていいものやら。

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「SL大樹」に付随する楽しみは下今市&鬼怒川温泉に設けられた転車台。特に鬼怒川温泉のほうは観光客に見せることを意識してわざわざ駅前に転車台が設けられています。遊園地のアトラクション的性格が強いという「SL大樹」のコンセプトを突き詰めた結果の産物。これには拍手!!!

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もっとも冬季五輪期間中だからといって、転車台をぐるぐる回して「4回転ルッツ決まった!!!」とかはやらないのであった(´・ω・`)ショボーン

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2018.02.26

味六屋@浦和 ~ らぁ麺

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 浦和ロイヤルパインズホテルの北、成就院向かいの路地を東へ入る。判りにくいところにあるので旧中仙道沿いの電信柱に貼り紙あり。先客ゼロ、後客1。

 券売機は無く後会計制。卓上のメニューを見ると醤油味と味噌味の二本立てで、醤油味の「らぁ麺(800円)」を注文。味噌味は最近始めたとのこと。ランチサービスなし。後客との会話を聞いていると大盛りはやっていないが、ライスを100円で出しているとのこと。ただメニューにその旨を書いていないのは不親切。てっきりサイドメニューは「そぼろご飯(400円)」と「水餃子5ケ(350円)」しかないものと思いました。餃子はともかく、そぼろご飯のほうはラーメンに付けるにはチト高いかと。

 店内は厨房前に向かって縦長カウンター7席。卓上調味料はペッパーミル入り胡椒のみ。店主一人で切り盛り。

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 表面の油を控えめに、すっきりとしたビジュアルで登場。スープは鶏ベースで節系を中心にわずかに魚介交じりといった風ですが、残念ながらかえしがきつめ。しょっぱいとはまではいかないものの、飲み進む気はおこらず。あっさりすっきり系なのに残念。

 麺は平打ちっぽいやや太目のほぼストレート。若干柔らか目、かつつるつる、もっちりとした食感で、ラーメンというより限りなくうどんのような気も。スープの絡みは良好ですが、肝心のスープが個人的にはあまり好みではないのがなんとも。

 チャーシューの代わりに巨大なつくねというかミートボールを乗せているのが最大の特徴。味はスープからすれば意外にも薄味。他にメンマ、ナルト、刻み青ネギ。

 奇をてらっているのが少々見え隠れしますが、個人的には悪く言えば「非常に上品に作った北関東仕様のどん兵衛」といった印象。駅から遠く、近所の住民しか来なさそうなロケーションなだけにどうなることやら。やや割高なのも気になります。

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2018.02.25

【TV観戦記】18年第1節:FC東京 1-1 浦和 ~ うっすらと見える「ペッカー警部よっ!!」

・端的に言って双方塩試合。共に決定機らしい決定機はほとんどなく、スコアレスドローで終わらなかったのが不思議なくらいつまらない試合でした。

・FC東京(以下「瓦斯」)は新監督を迎えての初年度ですし、そもそも面白くはないが堅実に勝ち点を積み上げるサッカーが持ち味、かつスロースターターの長谷川監督なので開幕戦はこんなもんだろう、昨年13位に沈んだチームの再建過程で苦手の浦和相手に納得の勝ち点1と言って差し支えないと思います。

・一方浦和は昨年からの積み上げ、あるいは良い意味での変わり身を見せ、ACL圏入りへの足掛かりを掴まないといけない立場。WGがサイドに目一杯広がるポジション取りに象徴されるように芸風の変化は見て取れましたが、結果・試合内容とも昨年のJリーグでの惨状(=点が入る気配はほとんどない一方、守備に重きを置いた割にはしっかり1点取られる)から進歩したようには伺えず。

・瓦斯が自陣に引いてしっかり守備ブロックを作っているのでボールを保持している時間こそ長いものの、守備ブロックを崩す仕掛けにバリエーションがなく、左右からへっぽこなクロスを入れるだけの単調な攻撃に終始しているので、およそ点が入る気がしません。どこがマンチェスター・シティーを目指しているのかさっぱり判りませんでしたが、ロッベンとリベリとレバンドフスキがいたら点が取れそうなサッカーをしていたような(苦笑) このサッカーって2011年のあの惨状がうっすらと被るんだよなぁ・・・

・瓦斯→広島→長崎とリーグ戦序盤はボトムハーフクラスの相手が続くだけに、ここで一気に勝ち点を稼ぎ、欲を言えばW杯前の過密日程でACL組がヘロヘロになっている間に頭一つ抜け出したいところでしたが、どうも肝心の浦和のダッシュがつきそうにない。先行き暗雲が漂う残念な試合でした。

・あえて良かった探しをすれば、途中投入の16歳久保に全くなにもさせなかったこと。久保に点を取られた日にはスポーツコーナーどころか一般のニュースにすら繰り返し繰り返し晒しものにされかねないだけに。

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・噂通り浦和の両WGは目一杯サイドに張りっぱなし。しかし選手間の距離が概して遠く、また瓦斯のプレッシャーがきついため序盤はビルドアップに苦しんでいましたが、時間の経過とともに高めの位置にいるSBからWGへボールが入るようになってなんとか形に。しかしWGにボールが入った頃には瓦斯の守備ブロックも整ってしまい、浦和はそこに精度の低いクロスを繰り出すだけでおよそ点が入る気がしないまま時間が徒過。サイド攻撃がなんとか様になったのは61分左WGに回ったマルティノスからのクロス→右WG武藤折返し→中で興梠シュートだけかな?

・また両WGがサイドに張っている割にはサイドチェンジを多用するわけではなく、WGの回りにSBなりIHなりが加勢にやってきて狭い局面から思い出したようにクロスを入れるだけ。相手の守備ブロックを振り回し、網の目を広げる工夫は見られませんでした。

・良くも悪くもWGの仕事が判り易い一方、どうもIHの仕事が整理されていない印象。どちらかといえばサイドに寄ってビルドアップを助けていたような感じがしましたが、そうなると当然ながら興梠が孤立気味に。興梠の孤立傾向の解消が今年の課題だったはずで、その好例がWカサブランカ戦じゃなかったのかと思いますが、1トップとIHが近距離で連携して中央突破を図る場面なんて全くなし。あれだけサイドからのへっぴり腰的な攻撃に固執しては守る側も楽でしょう。多少毛色の変わった攻撃といえば43分柏木の縦パスで興梠が裏抜けに成功した場面くらい。

・瓦斯の守備も万全ではなく、前後半とも自陣深い位置でのボールロストが多かったように見受けられましたが、それでも浦和は決定機どころかシュートすら撃てず。

・瓦斯の攻撃がほとんど体をなしていないのにも助けられて、90分を通じて浦和の守備は全くと言っていいほど危なげなし。ボールを失うと前からしっかりプレッシャーをかけてボールをすぐさま奪回する場面が目立ちました。しかし、それでも無失点で終われないのは昨年と同じ。48分引いてボールを受ける前田に対してマウリシオが前に出て潰しに出たところにぽっかり出来た最終ラインの穴を高萩→東のスルーパスで突かれてしまいました。ああ、なんて再現性の高そうな失点・・・

・ところが幸いにも柏木CK→低い位置で槙野が足で合わせてでたちまち同点。いやぁ、無失点で凌いでいれば「塩試合でもセットプレー一発で勝ち点3ゲット」という強いチームに生まれ変わる過程に入れるのですが、それだけにあの失点が勿体ない。

・選手交代はなんら効果がなく、糞詰まりの戦局を打開すべくフォーメーションを変えてみるでもなく(AT近くになって2トップにしたようですが、時既に遅し)、おまけにヘロヘロの青木を放置したまま交代枠を余して試合終了。

武藤---興梠--マルティノス
--長澤----柏木--
-----青木-----
宇賀神-槙野-マウリシオ-遠藤
-----西川-----

(得点)50分 槙野

(交代)
64分 長澤→武富
83分 武藤→ズラタン

・あんなにクロスを多用するなら武藤WGとか遠藤SBとかはないわなぁ・・・ズラタンのWGもない。現有戦力では右SBは森脇のほうが適任でしょうが、どう見てもWGが人材難。

・武富もいいところがありませんでしたが、前述のようにIHの役割期待自体が不明瞭なので武富を責めても仕方ないかと。

・マルティノスは悪くはありませんでしたが、元来前にスペースがあってスピードが活かせてこそ輝く選手で、狭い局面でこちょこちょでは威力半減かと。後半は武藤と左右を入れ替え。

・もはやキープ力抜群の興梠への縦パスが攻撃のスイッチではなく、1トップがサイドからのクロスのターゲットに特化しているような感じなので、コンディションが良くない興梠に拘る意味もあまりないような。

・このオフの補強ポイントは監督のやろうとしていることと完全にずれており、しかも現有戦力で戦術に不適合な選手をより一層生み出しつつあるという気がしてならないという意味でも残念な試合でした。

---前田--ディエゴ--
東---------大森
---米本--高萩---
太田-森重--チャン--室屋
-----林------

(得点)48分 東

(交代)
70分 ディエゴ・オリヴェイラ→永井
72分 前田→久保
84分 大森→富樫

・瓦斯は浦和の拙攻にも助けられて守備こそ安定していましたが攻撃は浦和以上に酷く、オリベイラのキープ力を活かして縦に早い攻めを仕掛けるだけ。小破(?)でオリベイラを下げざるを得なくなった後は完全に手詰まり。終盤永井や久保を投入したものの、前半同様何もできずに試合終了。

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2018.02.24

南蛮風唐揚げ丼@松のや

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 「松のや」が2018年2月21日より期間限定で新発売の「南蛮風唐揚げ丼(550円)」を試食。同時に「南蛮風唐揚げ定食」も新発売。

 「松のや」って同グループの松屋とは対照的に新商品開発にはあまり積極的でないという認識でしたが、ちょっと芸風を変えて来たのかな? またライバル「かつや」がしょっちゅう唐揚げベースの新商品を出すのに啓発されたのかもしれません。甚だ目立ちませんが、松のやの既存メニューにも一応「唐揚げ定食」があるにはあって、サラからの新商品開発でもなさそうですし。

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 「カラッとジューシーに揚げた鶏モモ肉の唐揚げに、玉子たっぷり、シャキシャキ玉ねぎが入った松のや特製のタルタルソースをふんだんにかけた」というのが「南蛮風唐揚げ」のウリ文句。甘酢に浸かっていないので「チキン南蛮」ではなく「南蛮風」。

 まぁ肝心の唐揚げの出来がよほど酷くない限り、どこで食っても極端なハズレはない(逆に飛びぬけて美味いところもない)のが「南蛮風」の良いところ。ただここのタルタルソースはやや酸味が強くてちょっと苦手の部類かなぁ・・・ 唐揚げの下に敷いたキャベツが非常に薄いのは、昨今の高騰を考えれば致し方なし。

 非常に差別化が難しい商品ゆえ、安売りでもしてない限り普段この手の商品は近所の「からやま」で済ませるでしょうから、次の新商品に期待。

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2018.02.23

【展望】18年第1節FC東京戦

・明日は待ちに待ったJリーグ開幕!! 週末ごとに喜怒哀楽を繰り返す日々がまたやってきます。甚だ残念なことに芸能界屈指のサッカー通であり、いやそれ以上に徳島ヴォルティスのガチサポだったというべき大杉漣さんが先日急逝されました。そのあまりにも唐突な訃報を受け、文句を垂れ流しながらもなんだかんだと好きなサッカー、愛するクラブを見守れる日々を今まで以上に大切にして行きたいと思います。

・で、早速開幕のFC東京戦の展望ですが、残念ながら浦和もFC東京もPSMはなく、浦和は沖縄キャンプでの練習試合の模様が断片的に伝わってくるだけ。FC東京に至ってはオフのIN&OUTが判っているだけで、それ以外の情報は皆無という有り様なので、展望しようにも材料がありません。まさに出たとこ勝負。

・ゆえに、今回は断片的に漏れ伝わってくる浦和情報をもとに妄想に妄想を重ねて開幕戦の注目ポイントや懸念事項をだらだら連ねるだけに留めます。端的に言えば「過度に悲観すべき材料はないが、先行き楽観できる材料もない」という身も蓋もない話です。

《開幕戦の注目ポイント》

(1)どうも攻めたいらしいぞ!!

・昨年のJリーグ終盤は失点を減らすために後ろに人数を割いた(それでも毎試合失点)ので得点力不足が顕著になり、強い相手にはチャンスすらロクに作れずに完敗するという試合の連続でした。さすがにそんなクソみたいな試合内容を反省したのか、CWCのWカサブランカ戦みたいな浦和が主導権を握る時間が長い試合をしたいようです。なんで昨年終盤で最もプライオリティーが低いと思われる試合がベースになるのか良く判りませんが。

・「マンチェスター・シティみたいに!」が目標のようですが、「バイエルン・ミュンヘンみたいに!」を高々と掲げて派手に崩壊したチームがあったような気がするので、その辺は見なかったことにします。

(2)WGはサイドに張っとれ!!

・解説陣は基本フォーメーションが昨年の4-1-4-1から今年は4-1-2-3に変わった!!と力説しているようですが、相手との力関係もあり、その辺は数字遊びみたいなものなので気にしない方向で。

・攻めに出る上での方法論として、どうも昨年と決定的に違いそうなのはSH/WGがサイドに大きく開くこと。それと同時にIHもできるだけ高い位置でプレーする模様。昨年終盤はSHが中に絞ってSBが上がり、IHとアンカーがポジションを下げるみたいなことをやっていましたが、その戦術は早々とお蔵入り。

・でも、右WGマルティノスはともかく、高木を放出したので左WGに適任がいないような・・・ 武藤を昨年以上に開いた位置で使うってかなりアレだと思いますが。

(3)SBは結局誰やねん?

・キャンプでアンカー青木が故障した影響で遠藤がアンカーに回ったのはともかく、森脇まで故障したのでもともと層が薄い右SBの適材がいなくなってしまいました。キャンプでは橋岡や岩波を試していましたが、たぶん悪い冗談でしょうに・・・

・またキャンプでは槙野をCBで起用し、左SBは宇賀神と菊池を起用。槙野CB起用自体はなんら問題ありませんが、それならオフに補強すべきだったのはどう考えてもCBではなくSBじゃなかったのかなぁ・・・このチグハクさがいかにも浦和。

・というか(2)のスタイルの帰結が「前5人で攻めて、後ろ5人で守る」みたいな感じになって、4バックが全員CBだったりしてな(苦笑)

(4)予想が極めて難しいスタメン

・1トップ興梠、IH柏木、GK西川の3人以外のスタメンは全く読めません。特に青木が出遅れるようだと手薄な右SBの読みが非常に難しくなります。キャンプ合流が遅かったマルティノスの状態も気になりますが。

・またフツーに考えればCBの一角はマウリシオになりそうなものですが、堀監督のスタメン選考って案外フツーではない(しかも悪い意味で!)からなぁ・・・

(個人的予想)

-----興梠-----
武藤-長澤--柏木-マルティ
-----青木-----
宇賀神-槙野-マウリシオ-遠藤
-----西川-----

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2018.02.22

リバティ会津試乗記

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遅まきながら「リバティ会津」を試乗。

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通勤輸送にも転用できるようにある程度汎用性を持たせた車両で、小田急EXEほど悪くはないにせよ、バブル期に出来た純然たる観光向けの「スペーシア」ほどのゆとりがないのが残念。また下今市以北は普通列車扱いなので、下今市からやたら混むのも難点かな。

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全席コンセント付き、Wi-Fiあり、フルカラーでやたらデカい案内板付きといったあたりはいかにも現代的。下今市まで車販が乘っているのも評価できる。というか、東武って駅の売店/コンビニがめちゃ弱いからなぁ・・・

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東武は車窓が退屈なので、2時間しか乗ってないのに朝から飲むしかやることがない(つД`)

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2018.02.21

鴨ねぎうどん@丸亀製麺

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 丸亀製麺が期間限定で売り出し中の「鴨ねぎうどん・並(640円)」を試食。並だとちょっと量的に物足りなさそうなので「いなり(100円)」を追加。

 「鴨ねぎうどん」は新商品ではなく昨年好評だったものを復活させたものとのこと。

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 相性抜群という点では右に出る者がない鴨とねぎ。ともすれば硬くなってしまいがちな鴨肉を柔らかく仕上げたのがウリの一つ。さらに鴨肉に焼きねぎを専用の出汁と合わせて煮ているというのがもう一つのウリ。いかにも鴨肉らしい甘めの味わい、さらにその脂がが出汁に溶け込んでゆきます。そしてアクセントに三つ葉と刻み柚子が少々。

 ラーメンでも鴨肉を売り物にしている店がありますが、残念ながら「鴨使ってます!」と言われないとその味わいが判らない店がほとんど。やっぱり鴨&ネギという最強コンビを活かしきるにはうどん及びその出汁が最適なのかも。チェーン店でこの出来なら文句のつけようがありません。

 なお期間限定モノにありがちな、レジ横で調理したものを麺にのせるオペレーションなので少々時間がかかります。

 また川口店はいつの間にか改装されて窓際のカウンター席がなくなり、全席テーブル席になっていました。

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2018.02.20

コウロウ@駒込 ~ 特製味噌らーめん

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 山手線駒込駅東口からアザレア通りをひたすら南進。不忍通りに出て、駒込稲荷坂下交差点の近く。先客1、後客3。

 券売機がありましたが使っておらず、卓上のメニューをみて「特製味噌らーめん(800円)」を注文。二郎系っぽい「ラーメン」が推しっぽい感じで、他客も皆それを注文していました。他につけ麺や「豆腐フロマージュ」という謎メニューも。また前金制でびっくり。

 店内は厨房に向かってくの字型カウンター8席ながら席間はやや狭め。厨房内には店主のみ。水セルフ。卓上には一味とラーメンのタレ(?)。

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 茹でもやしの上にさらに豆苗(?)がてんこ盛りになっているというユニークなビジュアルで登場。注文した際に店主が「生姜効いてますが良いですか?」と聞いて来たので、生姜がっつり&ニンニクがっつり&脂どろどろというよくあるパターンかな?と思ったのですが、これまた非常にユニークなことに生姜以上に山椒が効いていて多少痺れが。

 またメニューには「清湯スープ あっさり」とありますが、背脂もぷかぷか浮かんでいて脂層もそれなりに厚くて、どう考えてもこってり系。「淡麗」もそうですが、ラーメン業界の言語感覚はかなり謎めいています(苦笑)。混ぜ物が多くて複雑な味わいですが、心持ち甘目な味噌と巧く同化してコク深いスープに仕上がっています。

 麺は並太のほぼストレート。やや柔らか目で濃厚スープに対しては弱い印象を受けました。また二郎系が推しっぽい割には特に量は多くありません。

 鶏チャーシューと共に燻製ローストビーフが乗っていますが、妙に手間をかけた割には刺激物が多いスープと喧嘩しているだけのような気がしてなりません。シンプルな豚チャーシューで差し支えないかと。他にきざみ玉ねぎ。

 細かい難点はあるものの、ユニークな一杯であることは間違いなし。

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2018.02.19

依々恋々@池袋 ~ 中華そば・大盛

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 池袋東武レストラン街スパイス13F。レストラン街は知らん間に大改装したようで、かつてラーメン店が順繰りに出店していた12Fとは別の場所に出店。往訪日は連休中だったので昼間は混むと思い、開店10分前に往訪したところ先客1、後客9。長野にルーツがあり、都内にも「烈士洵名」「魚雷」「チラナイサクラ」を出店しているグループの店です。

 店内の券売機で基本と思しき「中華そば」の「大(880円)」を注文。タッチパネル式券売機ですが、メニューが一覧できるのであれこれ迷わずに便利。もっともメニューは基本の中華そばにトッピングでバリエーションを付けているだけのようにも窺えましたが。

 百貨店内の店で家族連れないしグループ客が多いせいか、店内はテーブル席主体でカウンターは厨房に向かってわずか4席。

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 分厚い油層の上に刻みネギが多数浮かんだルックス。能書きによるとスープは「生醤油をベースに信州の溜まり醤油と極上再仕込み醤油の3種の醤油と丸鶏、赤鶏など100%鶏だけで仕上げた」ものだそうですが、やや醤油が正面に出たような味わい。また表面の油層が分厚い割には案外あっさりした味わいで、店が「淡麗中華そば」と称するのもぎりぎり頷ける範囲。底に柚子皮が少々。

 麺は並太のほぼストレート。若干柔らか目でつるつる、もっちりとした食感。大盛りでもスープとの量的バランスが崩れた感じはしませんでしたが、底のほうで少し麺が玉になって食べづらく、当然ながらその部分はスープの絡みもイマイチ。この感じだと「普通盛(780円)」のほうが良さげ。

 チャーシューは具は鶏と豚が一枚ずつ。共にスープに合わせて淡白な仕上げ。他にハンペン、三つ葉、紫玉ねぎ。 

 いかにも万人受けしそうな百貨店レストラン向けの一杯ですが、それ以上でもそれ以下でもないかと。

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2018.02.18

升屋@新井薬師前 ~ 倉敷煮干しらーめん

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 西武新宿線新井薬師前駅南口から駅前商店街を南進。商店街も尽きようとしているところにあって駅から徒歩5分弱でしょうか。先客4、後客4。「倉敷らーめん」という耳慣れないラーメンを売り物にした店です。

 券売機はあるものの使わずに黒い布がかけられており、食後会計制。 卓上のメニューを見て店お勧めの「倉敷煮干しらーめん(730円)」を注文。他に倉敷醤油らーめん、倉敷煮干しらーめん辛口、つけ麺など。ランチサービスはありませんが、ぎょうざ付きの「定食」や平日昼数量限定で半チャーハン付の「ランチ」を出していました。

 店内は厨房に向かってL字型カウンター10席と入口近くに4人卓×1。店主と若い女性アシスタントで切り盛りしていましたが、店主がずっと常連さんとおしゃべりしているのが少々鬱。水セルフ。

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 五角形に近い変わった丼で登場。

 とろみのあるスープは「煮干し」と称していますが、よくある「煮干しガツン系」とは全く趣が異なっています。卓上のウンチク書きを見ると、豚骨スープに焼き煮干と地元の醤油で作ったかえしを加えたものだそうで、確かに煮干しの味わいがあるもののベースとなる豚骨出汁のほうが表に出ていて、煮干しというよりは豚骨魚介系といったほうが実態に近いかと。

 また背脂が浮いていることもあって結構こってりしている上に、かえしに少々癖があってかなり甘いのが特徴。

 麺は細めのストレートタイプ。地元岡山の製麺所と作った玉子麺でつるつるした食感が楽しめますが、濃厚スープにはもうちょっと強い麺のほうがベターな気が。

 メンマは極太ながらサクサクっと歯応え良し。チャーシューは小さくてトロトロと崩れやすいタイプ。他に煮玉子半個、茎わかめのピリ辛煮、きざみ青ねぎ。

 値段の割に具が豊富なのは嬉しいのですが、チャーシューにしても煮玉子にしてもスープ同様味付けが甘ったるいのが難儀。それが倉敷流なのかもしれませんが、ユニークでこそあれ、個人的な好みには合いませんでした。

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2018.02.17

ラーメン藤 五条店@清水五条

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 京阪・清水五条駅から五条通を東へ。先客2、後客3。京都に本店があり、関西を中心に店舗展開しているチェーン店ですが、大昔に本店に行ったような無いような・・・

 ほぼラーメン一本で勝負しているような店で「ラーメン(700円)」を注文。券売機はなく後払い。ランチサービスはなく、餃子or唐揚げにライスを付けたセットメニューをやっているだけ。

 清水寺から流れてくる観光客が多いのか、あるいは単に留学生向けなのか、戸外には英・中・韓国語でメニューを表示。実際食べている最中に外国人カップルがやってきました。兄ちゃんはセットメニューに昼間からビールまで頼んで、日本のダメ親父を忠実に再現していましたが(苦笑)

 店内は縦長カウンター10数席。外観同様店内もやや小汚い。水セルフで、しかも入口近くに給水器があるだけというのはチト面倒。卓上には唐辛子、ヤンニン、胡椒など。厨房内にはオッチャンとねーちゃん。

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 青ネギがたっぷりと添えられた、いかにも古典的な京都のラーメンっぽいルックス。スープは豚ベース。見た目通り脂もそれなりに多くてややこってり目ですが、出汁の旨味がしっかりしているのとかえしとのバランスがよほど良く出来ているのか、しつこくもなければ飽きも来ません。

 麺は細めのストレート。心持ち柔らか目ですが、京都のラーメンとしてはこれでもどちらかといえば麺がしっかりしているほうかな?たっぷりの青ネギと細もやしを麺に絡めながら賞味。そしてこの手のラーメンにはなぜかよく合う胡椒と途中で投入。

 チャーシューは旨味が抜け切ったような、パサついたタイプでしたが、値段からすればやむを得ないでしょうか。

 チェーン店にしては上々の出来。

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2018.02.16

ビーフシチューハンバーグ定食@Sガスト

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 川口駅東口のペデストリアンデッキ下には吉野家・松のや・Sガスト・松屋と似たような低価格外食チェーンが並んでいて、個人的には「川口デフレ通り」と呼んでいますが、案外客層が被らないのか出来た時から店が入れ替わることもなく続いています。

 Sガストといえば主力商品がハンバーグ・竜田揚げ・カレーの3本柱で、あとはそれらの順列組み合わせでメニューの数を増やしているに過ぎず、あまり新商品開発には熱心ではないという印象を持っていましたが、たまたま店先で見かけた「ビーフシチューハンバーグ定食(630円)」が美味そうだったので超久しぶりに入店。

 ビーフシチューハンバーグ定食は2/8からの期間限定販売で、2/21までライス大盛or特盛無料サービス中。

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 ハンバーグはジューシーとは対極の硬めでいかにもつなぎが多そうなタイプですが、Sガストの主力商品でリニューアルをしただけあってファミレスのハンバーグと割り切れば悪くありません。低価格ステーキハウスのハンバーグと比べても遜色なし。また「ビーフゴロゴロ」がウリ文句ですが、一応細角切りの牛肉が4片ほど認められるくらいで「ゴロゴロ」というのはどう考えても誇大表示ですが、値段も値段なのでそこを論うのは大人げないかと。むしろ大きくはけれどもビーフが味わいに変化をもたらして飽きが来ないように工夫していると前向きに考えても良いでしょう。

 シチューと言うよりはたっぷりとかかったソースといったほうが正鵠を射ている気もしますが、ハンバーグ以上にこれが美味い。ハンバーグの至らなさをデミグラス風のソースでなんとかしているみたいな。定食にはサラダが付いてくるので、ソースが少々濃くてもサラダが箸休めになって全く飽きません。正直味噌汁は要らないと思いますが。

 隣の松屋が鶏ベースでしょっちゅうハズレ商品を量産するので、そんな時はSガストを覗いてみるのもいいかも。

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2018.02.15

鶏煮込みとチキンカツの合い盛り定食@かつや

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 かつやが今年1月26日から期間限定で発売中の「鶏煮込みとチキンカツの合い盛り定食(690円+税=745円)」を試食。

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 期間限定モノに「チキンカツ」を投入するのはもはや「かつや」の定番中の定番と化していますが、今回は卵を絡めて親子丼風にしたのがポイント。それに加えて鶏の臭み消しを兼ねているような生姜を効かせた醤油だれで煮込んだ鶏もも肉を合い盛りにしたという欲張りな一品。それぞれ単独でもメインのおかずになりうるものですが、相性がよほどいいのかボリュームがある割には飽きがこない出来になってます。

 定食は一応鍋で出てくるとはいえ、吉野家の牛すき鍋みたいな保温装置はないので、半ば気休めみたいなもの。

 廉価版の「鶏煮込みとチキンカツの合い盛り丼(590円+税=637円)もありますが、丼だと必然的にチキンカツの煮汁がご飯に染み込んでしまうので、このボリュームだとちょっとくどくなってしまうような気がします。定食が正解でしょう。

 なおこのメニューは卓上のメニュー先頭にでかでかと掲げられているものの、店先には広告が出ていませんでした。何か意図があるのかな?

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2018.02.14

味噌煮込みロースかつ鍋膳@松のや

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 松屋系列の「松のや/松乃家」が2018年2月7日(水)15時より新発売の「味噌煮込みロースかつ鍋膳(630円)」を試食。但し、わずか57店舗限定での販売で、最寄りの川口店では扱っていなかったので、西川口店へ出かけてみました。

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 西川口店はちょっと変わっていてホール係がおらず、番号が付された食券を買ってそのまま自席で待機。出来上がると番号で呼ばれて料理を受け取りに行くという、なんか病院みたいな感じ。お茶や水も給水器から紙コップでセルフサービス。また「ライス大盛」がない代わりに、「やよい軒」同様大きなジャーからご飯お替り自由(味噌汁も同様)。人手不足に対応すべく、こんな方式がファストフード店では増えるのかも。

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 「サクサクの熟成チルドポークを同社特製の味噌ダレで煮込んだ」というのがウリ文句ですが、味噌ダレは「味噌ロースかつ定食」の味噌と同じようで、八丁味噌風味の甘ったるい味わい。「味噌ロースかつ」のようにカツの上にべっとりつくだけならそれはそれで一興なのですが、味噌ダレにどっぷり浸かった上に煮込んでしまうとかなりしつこいというかくどいというか・・・

 「玉子を絡めることで、まろやかな味わいも楽しめる。」とも謳っていますが、半熟を通り越して固まりつつある玉子にその役目を担わせるのは酷。また野菜がナスと味噌ダレの中に埋没した玉ねぎしかなく、箸休めになるものがないのが辛い。この点でもキャベツの千切りが付いてくる「味噌ロースかつ」のほうが上。

 従ってレギュラーメニューかつ同値段の「味噌ロースかつ定食」のほうが圧倒的にバランスが良く、「鍋膳」は一回でいいかと。

 なおご飯茶碗は小さ目で、どう見てもお替りを前提とするサイズでした。

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2018.02.13

ガリたま牛めし@松屋

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 松屋が2018年2月6日(火)10時より新発売の「ガリたま牛めし(490円)」を試食。定食の新商品のような「販売開始後1週間大盛り無料サービス」はありません。

 生卵が別皿で付いてくるので、早速慎重に割入れ。器用な方なら卵黄だけオンできるのかな? また普通のプレミアム牛めし同様「黒胡麻焙煎七味」が付いてきます。

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 「柔らかく煮た牛肉にガツンと効いたニンニク醤油と生玉子の相性は抜群!」というのが松屋の「ガリたま」のウリ文句。松屋の新商品ってガーリックをアホほど効かせてなんとか誤魔化しとおす類が非常に多く、今回もそのコースかなと思ったのですが、意外や意外というか拍子抜けするほどにんにく臭さが感じられず。間違って普通の「プレミアム牛めし」を乗せてしまったのではないか?と訝しくなるくらい。

 従って青ネギとか海苔とかあるとはいえ、ごく普通の牛めしに生卵をトッピングしたのと大差がないというか良くも悪くも新商品らしい付加価値を見出せませんでした。唯一の新機軸といえるザーサイもコリコリとした食感自体は悪くないものの、その塩気の強い味が全体に甘目の牛めしにどうにも馴染まず。これなら別皿で十分という気も。

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2018.02.12

【閉店】ふじ田@川口 ~ 濃厚中華そば

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 川口駅東口の樹モール商店街内。ドン・キホーテの向かい辺りで、1年くらいしか持たなかった「スパゴ」の跡地。先客2、後客1。

 店内の券売機を見るとボタン最上段は「つけ麺」類。その次が「あっさり中華そば」でしたが、最下段の「濃厚中華そば・並(800円)」を注文。「あっさり」と「濃厚」はどう違うのか明示なく、「あっさり中華そば・並」は680円と「濃厚」より随分安いのが気になりました。

 店内は縦長L字型カウンター10席強。水セルフ。厨房内には若者が三人。

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 もう見た目そのまんまな、一昔前の「またお前か」系。スープは魚粉大量混入型の動物魚介で、ざらつきこそ感じないものの粘り気は相当強め。ただかろうじてしょっぱくらない範囲内でまとまっていて助かりました。

 麺はやや太目のストレートで、つるつるもっちりとした食感が楽しめます。ただ並だとちょっと量が少ないような。つけ麺は並・大盛りとも同値段なのに、中華そばにはそのようなサービスがないのが残念。

 チャーシューは薄いバラ肉。他にメンマ、刻みネギ、海苔、ナルト。

 もうレシピが確立していて大当たりも大外れもない「またお前か」で悪くはありませんが、なんとも微妙なラーメン屋だらけの川口駅東口界隈でクオリティーが頭抜けているわけでもないので、現状では少々割高に感じられます。100円トッピング無料券をもらいましたが、そんなサービスだけで店が持つかなぁ??

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2018.02.11

8番らーめん@金沢駅

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 石川県をはじめ北陸地方を中心に店舗展開している「8番らーめん」。観光客向けにちょっとお高い飲食店が目立つ金沢駅百番街の中に、数少ないお手軽な店として向かいの「ゴーゴーカレー」と共に出店しています。往訪時はちょうど昼飯時で外待ちこそできないものの店内はごった返していました。

 メニューを見て、先頭の「野菜ラーメン(604円)」を注文。味噌・塩・醤油・とんこつ・バター風味から選べるようで、店員に尋ねると人気は「味噌」か「塩」。今回は「塩」にしてもらいました。他に野菜醤油とんこつ、唐麺、野菜担々麺、季節限定の酸辣湯麺、野菜五目らーめんなど。何かと「野菜」を冠するメニューが目立ちます。

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 スープは鶏ガラベースと思しきあっさり味で、炒め物を乗せている割には脂っ気はほとんどありませんが、やや塩ダレがきつい。またいかにもチェーン店らしい平板な味わいなので、途中で胡椒を入れてアクセントをつけてみました。

 麺は並太縮れ麺、つるつるした食感で、心持ち柔らかめですがスープがよく絡んで相性は良さげ。

 そして麺の上にはキャベツがたっぷり。他にわずかににんじん、もやし。「野菜」を謳う店ではやたらモヤシが多いのが通例ですが、ここはキャベツがメインで、これが実に美味い。ややしょっぱいスープはシャキシャキ感の残るキャベツを美味しくいただくことを主眼に調整しているのかも。野菜スープに麺が付いてくるみたいな。

 チャーシューは薄くて小さめなのが一枚。他にメンマ、そして「8」が記されたかまぼこ。

 特に美味いとは思わないけれども、どこにでもあって気軽に食べられるラーメン界の「北陸の雄」。なぜか吸い込まれてしまいます。

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2018.02.10

城端線・氷見線観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール」試乗

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 「花嫁のれん」と同時期に誕生した観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール(Belles montagnes et mer)」。正式名称が長すぎるので専ら略称「べるもんた」として知られ、しかも10人中3人くらいは「みのもんた」と読んでしまいそうな感じです。

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 「べるもんた」は土曜日に城端線(高岡~城端)、日曜日に氷見線(新高岡~氷見)を週末に運行しており、乗ったのは城端線のほう。キハ40形の改造ですが、「花嫁のれん」と違って魔改造というほどのことはなく、外観は単なる厚化粧風。専ら内装のリニューアルに力を注いだ感じ。

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 雨晴海岸の景色が最後を飾る氷見線と違って、城端線は田んぼだらけ&工場ちょろちょろといった風の砺波平野のど真ん中を淡々と走るだけ。チューリップの季節でなければ見せ場は少なく、運よく立山連峰が見えるかどうかという路線なので、やはり飲み食いするしかやることがありません。停車駅や沿線は地元の方々がお出迎えに繰り出して箱根駅伝状態。

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 そこでというわけでもないのでしょうが、「べるもんた」にはなんと寿司職人が乗っています!!基本予約制ですが、車内でも数量限定ながら購入可。従って座る位置にもよりますが、べるもんた車内は微妙に魚臭いのが難。あわせて日本酒も積極的に販売していますが、終点まで乗っても50分弱しかないのがこれまた難儀。飲み過ぎないからちょうどいいとも言えますが(苦笑)

 終点城端駅は白川郷から流れてくるのか、外国人観光客が多数いてびっくり。

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2018.02.09

勝乃屋@金沢 ~ ハントンライス

 郷土色がほとんどないにも関わらず、その土地にしかない料理というものが全国に散在していますが、金沢の「ハントンライス」もその一つです。金沢の洋食屋ならどこにでもあるというわけではなさそうですが、金沢以外ではまず見かけることのない謎の洋食です。

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 以前香林坊の「グリルオーツカ」で試食したことがありますが、それもかれこれ10年以上前の話。今回往訪したのは武蔵ノ辻の「名鉄エムザ」地下にある「勝乃屋」。ごく普通の洋食屋さんですが、向かいが近江町市場で観光客が多く回遊してくるせいか、幟やメニューで「ハントンライス」をガチ押ししています。もっとも往訪時は観光にはオフシーズンのためか、地元の爺さん婆さんがちはほら居るだけ。

 着席して早速「ハントンライス(1188円)」を注文。珍しいことにメニューにライス小・ライス極小というせっていはあるけれどもライス大がありません。

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 ミニサラダと共に登場。店によって多少バリエーションがあるかもしれませんが、ハントンライスはケチャップライスをとろとろの薄焼き卵が包んで、さらに上にケチャップとタルタルソースがかかるのが基本。この店ではさらにエビフライが2尾、小さな白身魚フライが1個乗っていました。

 ケチャップライスはしっかり色づいているものの、見た目と違ってかなり薄味。たぶん上からかけられたケチャップなりタルタルソースなりが混ざってちょうど良い塩梅になるように塩気を抑えているのでしょう。言い換えればケチャップライスにタルタルソース等を上手く絡めないとかなり味気ない。またそもそもご飯がちょっとごわつき加減なのも味気なさに拍車をかけているような。

 また食べているうちにエビフライの1尾がとろとろ薄焼き卵と一体化してしまい、箸でエビフライを持ち上げると薄焼き卵が一気にめくれ上がってしまい、ビジュアルを著しく損ねてしまう一幕も。

 量がやや多いのはまだしも見た目通りにかなりくどい一品で、ミニサラダが付いてなかったら途中で挫折していたかも。メニューに「小」「極小」はあるけれども「大」がないのも道理。

 いかにも学生さん向けの一品で、この手のB級グルメはもうええかなぁ・・・(´・ω・`)ショボーン

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2018.02.08

のと鉄道観光列車「のと里山里海号」試乗

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 「花嫁のれん」に続いて、のと鉄道の観光列車「のと里山里海号」を試乗。週末&祝日はお土産等がセットになった予約制ですが、平日は運賃+整理券(300円)だけで乗れて割安です。

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 車内中央部に伝統工芸品を置く辺りに水戸岡デザインの影響を感じなくもないのですが、水戸岡デザインよりはずっと落ち着きがあって好み。七尾湾向きの個席とボックス席がありますが、空いているのでどこでも座り放題。

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 「花嫁のれん」とは対照的に車窓がほぼ最初から最後まで楽しめる路線。ビュースポットでは一時停車のサービスも。

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 能登中島駅には日本で2両しか現存していない鉄道郵便車(オユ10形)があり、その見学時間を設けていましたが、ちょっとマニアックに過ぎるような・・・むしろラッピング列車が走っているアニメ「花咲くいろは」との関係について触れたほうがいいような気が。

 少ない乗客にも関わらず、ガイドのオバハンはやや過剰と思われるくらい懇切丁寧に車窓等々を案内。バスガイドの兼任かもと思われるくらい淀みがなくてびっくり。

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2018.02.07

七尾線観光列車「花嫁のれん」試乗

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 JR西日本が2015年10月3日より金沢~和倉温泉間で運行している観光特急列車「花嫁のれん」に試乗してきました。てっきり北陸新幹線開業と同時に運行開始と思っていたのですが、その少し前から走っていたようです。

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 オンボロローカル車両キハ48形2両に魔改造に魔改造を重ねてピッカピカ、外観は北陸の伝統工芸である輪島塗や加賀友禅をイメージしたものに。

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 1号車は半個室主体、2号車は開放式に作ってありますが、いずれも内装がこれまた輪島塗や加賀友禅をイメージした派手な趣きに。

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 とはいえ、乗ってしまえば車両の元が元な上に、七尾線の線路も貧弱なので乗り心地がローカル列車そのまんま。沿線も特にこれといったビュースポットはありませんから、自然乗車中はひたすら飲み食いするだけに。朝からカップ酒というのはなぜか酔いが回るのがやたら早く、しかも夕方まで酔いが残って参りました(つД`)

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 終点和倉温泉の一つ手前、七尾駅で下車して駅近くの寿司屋「夢市」で「旬の地物握りセット」を賞味。ケチのつけようがない逸品でした。

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2018.02.06

ヨーロッパ軒総本店@福井 ~ カツ丼

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 福井の味の代表格「ヨーロッパ軒総本店」を約4年半ぶりに再訪。福井鉄道「市役所前駅」の西、小さなホテルが散在するものの夜はかなり寂しいエリアにあり、夕方の中途半端な時間ゆえ先客、後客ともゼロ。

 店内はどこにでもある大衆食堂風。特に伝統ある洋食屋として気取った感じはしませんが、壁に色紙がベタベタ貼ってあるのがいやはやなんとも・・・

 メニューはどこからどう見ても「カツ丼セット(1,080円)」を推していましたが、「カツ丼(880円)」を単品で注文。

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 「ソースカツ丼」を売り物にしている地域・店が日本各地にありますが、福井ヨーロッパ軒のソースカツ丼が傑出しているのはウスターソースの美味さ。あっさり目で辛くはなく、むしろやや甘め。そしてソースよりも香辛料がやや正面に出る按配。このスパイシー加減が絶妙で、それゆえに他のソースカツ丼と隔絶しているような気がします。「薄ければ小皿のソースをどうぞ」とのことでしたが、そのままで十分。あんまりソースをつけるとくどくなってしまうかと。

 カツがこれまた美味い。薄切りのロース肉に薄いコロモ。肉質しっかり、旨味もしっかり、しかも簡単に噛み切れます。

 ただカツ丼には野菜が一切ないので、油臭さやくどさこそ感じられないものの、カツ丼単品だと少々単調で飽きやすいかも。やはり「セット」にしたほうが良かったかなと思ったものの時すでに遅し。

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2018.02.05

セントピアあわら@芦原温泉

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 福井県北部、田んぼのど真ん中に大型ホテルが立ち並ぶ温泉街が広がる芦原温泉。ロケーションもさることながら、開湯が明治16年と割と新しい点で山梨の石和温泉と似た感じがします。

 北陸の有名温泉地はどこも外湯が充実しているのが嬉しいところ。芦原温泉では「湯めぐり手形」を発行して各ホテルで日帰り温泉を楽しむこともできますが、さくっと風呂に入るだけなら大型の日帰り温泉施設「セントピアあわら」が便利。入浴料500円ですが、往訪した日はたまたま「メンズの日」に当たっていて100円引き。オヤジに割引があるなんて非常に珍しい気がします。

 フロントで渡される鍵は靴箱・更衣室ロッカー共用で便利。浴室は「天の湯」「地の湯」の2つがあり、往訪時は男湯が「天の湯」。エレベーターがあるとはいえ、受付が2Fで浴室は3Fと少々不便な上に、浴室にも小さな段差がある辺りに設計の古さを感じさせます。浴室の外壁や天井にガラスを多用するなどバブル期の香りも少々。

 浴室に入るといきなりカルキ臭が鼻につきます。風呂は巨大な円形の浴槽を3つに仕切ったような形をしており、うち3/4が内湯で1/4が露天風呂。内湯はさらに2つに仕切られていて片方がジェット風呂になっていました。湯は無色透明・無臭と際立った特徴はなく、若干熱め。カランは12個。

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 湯上りに休憩できるソファーや椅子はふんだんにあり、自販機でビールも売っていましたが、寝られるようなところは見当たりませんでした。お土産屋や軽食店を併設しており、また1Fに温泉たまご体験ができるなど、安くのんびり時を過ごすには十分な施設だと思います。

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【温 泉 名】芦原温泉
【施 設 名】セントピアあわら
【入浴料金】500円 ※往訪時はメンズデーで100円割引
【交通手段】えちぜん鉄道あわら湯のまち駅から徒歩3分
【源 泉 名】芦原温泉泉井第28号
【泉  質】ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉
【泉  温】42.1度
【備  考】加温・加水・循環・消毒

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2018.02.04

御清水庵@武生 ~ 越前おろしそば

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 知名度は今一つな気がしますが、福井県は西日本屈指の蕎麦処で、特に「越前おろしそば」が有名。

 今回往訪したのはJR北陸本線武生駅の近くにある「御清水庵」。北国街道に面したいかにも老舗っぽい店構えです。結構な人気店のようで先客14、後客10。近隣の会社員や大きな荷物を持った出張族、さらに近所の爺さん婆さんと多種多様な客層で店は絶えず賑わっていました。着席して早速「おろしそば・大(750円)」を注文。他客も「おろしそば」の注文が目立ちましたが、ざるや温かい蕎麦を頼んでいる客も少なくない様子。

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 最初にきな粉がたっぷりついた吉備団子が登場。これは珍しいサービス。

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 蕎麦と共に薬味(刻みネギ&鰹節)と大根おろし混じりのつゆ、そして蕎麦湯が登場。薬味を蕎麦の上に乗せて、その上からつゆをぶっかけていただくのが「おろしそば」。蕎麦自体は黒っぽくてやや太目、噛み応えが強めのいわゆる「田舎蕎麦」スタイルで、蕎麦自体はさほど風変りではありませんが、食べ方自体がユニークなので一度試食する価値大。

 つゆは関西っぽくやや甘目。大根おろしは鼻につーーんとくるほど辛くはありませんがそこそこ辛く、その刺激を受けながら蕎麦をすするのが実に面白い。ただつゆをかけすぎると終盤蕎麦がつゆでじゃぶじゃぶになってしまうので、あくまでもちびちびと。つゆの量が多い割には蕎麦湯が少ないのが残念。

 また長野や山形で蕎麦を食べ慣れた身としては、ここは大盛りでもさほど量が多くはない気が。隣客が大盛りと一緒にとろろ昆布まみれのおにぎりを頼んでいましたが、それも納得。

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2018.02.03

こはる@三越前 ~ 醤油らぁめん

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 銀座線三越前駅を出て、中央通り「室町2丁目」交差点を東へ。店はさらにその通りを南へ折れた超狭い小路にあって非常に判りづらく、何かのついでに通りかかりそうなところではありません。先客ゼロ、後客2。

 店内の券売機を見て、「醤油らぁめん(750円)」を注文。ランチサービスはなし。メニューは他に塩らぁめん、濃厚白湯つけ麺など。往訪時は夜限定で白湯角煮らぁめんを出していました。

 店内は縦長S字型カウンター11席。2階へ続く階段がありますが、専ら倉庫として使っているようで出入り業者さんが食材をせっせと運んでいました。卓上には一味唐辛子、酢、こしょう。

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 表に貼り出されたウンチク書きによると、スープは「大量の国産鶏ガラと九十九里産の煮干をベースに昆布や鰹節の魚介、香味野菜を使用」したものとのこと。どれかが強めに出ることなく、非常にバランス感が良い和風スープです。かえしもさほどきつくないこともあって、ついついぐいぐいと飲み進んでしまいました。

 麺は黒い粒々の目立つ全粒粉配合のストレート細麺。スープの絡みは文句なし。また細麺の割には噛み応えもそれなりに保っていて気に入りました。

 具は低温調理のチャーシュー、炙り入りチャーシュー、細メンマ、水菜、海苔、刻みネギ。全体があっさり系な中で豚バラの炙り入りチャーシューが異彩を放っていて、その脂が良いアクセントになっています。

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2018.02.02

岡重肉店@上州富岡 ~ ホルモン揚げ

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 「おっきりこみ」を試食したついでに、富岡が誇るB級グルメ「ホルモン揚げ」を賞味。往訪したのは上州富岡駅と富岡製糸場との中間にある「岡重肉店」。屋号通り単なる肉屋さんです。3本110円と完全に子供のおやつ価格。下ごしらえした串がどんとスタンバイしており、揚げたてがあっという間に登場。

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 肉屋で売っているけれども、「ホルモン揚げ」は臓物とは何の関係もありません。揚げ物の正体はなんとちくわ。しかもスーパーで4本入り80円くらいで売っている短くて細めのちくわを、さらに縦に半分に切ってあるのでめちゃ小さい!!

 よってちくわの揚げ物といってもちくわの味わいはどうにも判然とせず、単にウスターソース味の脂の塊を食べているだけのような・・・ゆえに量は少ないのにすぐ胃もたれ(つД`)

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2018.02.01

はや味@上州富岡 ~ おっきりこみ

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 北関東の粉もん文化の代表格「おっきりこみ」を試食してみました。往訪したのは世界遺産「富岡製糸場」正門前にある「はや味」。メニューを見る限り、もともとは単なるそば・うどん屋だったみたいですが、今や観光客向けに「おっきりこみ(950円)」を大プッシュ。世界遺産登録を機に店は外観・内装とも随分手を加えた模様。

 「おっきりこみ」は煮込み麺料理の一種で幅広の麺を野菜を中心と下たくさんの具と煮込んだもの。山梨名物「ほうとう」と似ていますが、知名度で「ほうとう」に遠く及ばないのが残念。

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 つゆは「ほうとう」が専ら味噌ベースなのに対し、「おっきりこみ」は味噌ベースのものと醤油ベースのものがあるようで、「はや味」は醤油ベース。北関東の麺類はつゆが残念な店が少なくありませんが、ここは鰹出汁が良く効いているだけでなく、全体に薄味で出汁の旨味をかき消さないように醤油を抑えているのが気に入りました。

 具はなめこなどキノコ類が非常に目立つ他、大根、里芋、にんじんといった根菜類中心ですが、「ほうとう」と違ってかぼちゃはありません。。肉類は鶏肉がわずかに確認できるだけで、その代わりと言ってはなんですが細かく刻んだ油揚げがたっぷり。かまぼこと三つ葉が彩りを添えています。

 麺は幅広なだけでなく厚みもかなりあって、硬いというほどではありませんが噛み応え強め。また麺が短い上に水気が少な目なせいか、麺というよりも限りなく単なる小麦粉の塊という気も。そんなちょっとアバウトな辺りがもともとは家庭料理だった名残なのかも。

 具沢山なので体が良く暖まり、空っ風吹きすさぶ厳寒期に嬉しい一杯でした。

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