【展望】18年第5節磐田戦
・昨年終盤から続くリーグ戦の成績不振&内容の乏しさ、及びそれに伴う深刻な観客減少を受けて3月の代表ウィーク中にてっきり堀監督を更迭するものだと思い込んでいたのですが、なんと浦和フロントは堀監督を続投。堀体制のままで5/19までルヴァン杯を含めて中2~3日で延々と続く過密日程に臨むことになりました。ロシアW杯による中断期間までにリーグ戦を15節も消化する、つまり浦和フロントは年間ほぼ半分の試合数をドブに捨てるつもりのようです。
・もっとも3/22に出された「ファン・サポーターのみなさまへ」のあまりの内容の無さというか、堀路線を強く支持しているようにも見えない弱弱しさからすれば、中断期間明けの磐田戦&仙台戦の結果次第で突然堀監督更迭に動く可能性も無きにしもあらず。昨年ミシャが更迭されたのも夏の中断期間が明けて2試合目でした。慌てて監督の首を挿げ替えてもロクなことにならないのはある意味ミシャ→堀で実証済なので、熟考を重ねつつ水面下で後任監督を探したものの中断期間明けには間に合わなかっただけなのかもしれません(と希望的観測にすがる)。
・磐田は大駒2枚が負傷離脱中。中村は浦和戦後に戦線復帰する様子ですが、アダイウトンは今季を棒に振りそうな大怪我。どちらも磐田の得点源というか生命線に近い存在なのでこの2枚を欠く浦和戦がどういう試合になるのか想像がつきません。前節広島戦を見てもあまり参考にならんでしょう。どちらもたいした攻め手がなくてシオシオのスコアレスドローに終わってしまう、あるいは仕様通り浦和が何かの拍子に一点取られて負ける、そんな試合かなぁ・・・ 浦和の塩っぷりは見ての通りですが、磐田も今季リーグ戦わずか2得点止まり。
・他に左WB宮崎が故障中。その代わりに左WBに入っている新外国人ギレルメは超攻撃大好きで守備は疑問符がつく感じかな?昔新潟にいたコルテースみたいな。縦への推進力が強烈なアダイウトンがいないので、磐田得意のカウンターを活かすべくギレルメを前目で使ってくるかもしれませんが。
・CHムサエフがこの2試合スタメンから外れている理由は不明。ムサエフの有無で中盤の守備強度が全然違うはずですが。レンタル期間終了の川辺の代わりは田口(名古屋)を補強して穴埋め。
・一方浦和はまたまた層が薄いSBに怪我人発生。代表選出&マリ戦で初キャップの宇賀神の出来が散々だった上に小破という踏んだり蹴ったりの結果となり、両SBが危うい感じになってきました。幸い右SBは森脇の戦列復帰が近そうで、小破した遠藤も代表に帯同してたいしたことはなさそうですが、左SBはいよいよ槙野を転用するしかないような・・・菊池はSBとしては諦めたほうが良いような・・・
・オフの沖縄キャンプがほぼ時間の無駄だったことが明るみとなった以上、多少選手の入れ替わりがあっても2週間程度の中断期間(しかも代表で最終ラインのレギュラーが3名も離脱)でチーム状態が劇的に良くなるとはまず考えられません。そして案の定というかなんというか25日の練習試合(45分×3本)では大学生相手になぜか4-4の派手な撃ち合いを演じています。
・またその練習試合のフォーメーションはどうも4-1-2-3だったみたいで、横浜M戦で見せた4-4-2はやはりその場限りのオプションに過ぎなかった模様。おいおい新加入のナバウトが左WGとして起用されるのでしょうが、幸か不幸かナバウトは豪州代表選出により浦和の練習にはほとんど参加できず。ゆえに浦和デビューはまだ先の話かと。もっとも新加入選手の戦術理解度をうんぬんする程浦和の戦術が成熟しているわけでもありませんが(苦笑)。
・W杯による中断期間まで浦和がどんな地獄絵を見せてくれるかが楽しみになってきました(ワクワク!)。
<前節:広島 0-0 磐田>
-----川又-----
--アダイウトン---松本--
ギレルメ-山田--田口-櫻内
-高橋--大井--大南-
-----カミンスキー----
HT ギレルメ→山本
82分 山田→松浦
89分 アダイウトン→小川航
| 固定リンク