伊藤@浅草 ~ 肉そば・中
都営浅草線浅草駅から江戸通りを南へ。斜向かいに「駒形どぜう」があるものの、観光客が回遊するゾーンからは外れていて専ら地元民向けといった感じの店ですが先客、後客ともゼロ。
「伊藤」の赤羽店には何度も行ってますが、浅草店は初めて。店内の券売機のボタンを見るとメニューはほぼ同じようで「肉そば・中(850円)」を注文。基本は煮干し系の「中華そば」と鶏出汁の「比内鶏そば」の2本立て。
店内は左右の壁沿いにカウンター4+4席。水セルフ。厨房内には店主のみ。外観・内装とも素寒貧としているのは赤羽店と似ていますが、赤羽店と違って手狭ではないのが救い。
赤羽店はスープをケチるのが難点で「中」だとスープとの量的バランスが完全に崩れ、スープを被ってない麺がやたら多くて難儀ですが、浅草店はその弊は免れています。しかし、その代わり出汁があっさりしすぎというか、単に薄くなったというか。煮干の香りこそ強めで好き嫌いが分かれそうな気がしますが、その割には煮干のがっつり感はなく、なんだか物足りない想いがふつふつと。
麺は赤羽店と同じく若干細めのストレート麺。やや堅めで、しかも少々ごわごわ、ボソボゾとした食感も同じですが、スープに対して少々強すぎる感も。
「中華そば」だと具がネギしかないのでいつも致し方なく「肉そば」を注文しますが、とりたててチャーシューが多いわけでもなく、しかもそのチャーシューも脂身が多めでイマイチ。肉質自体は悪くなさそうなだけに残念。
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