【観戦記】18年カップ戦第2節:浦和L 2-0 日体大
・代表で浦和のレギュラー陣は池田、猶本、菅澤、木崎(U-20)を欠き、さらに若手起用の趣旨でか長船もベンチスタート。そこで松本、北川、塩越、長嶋、吉良がスタメンに。もっとも吉良はほぼレギュラーみたいなものですが。日体大とはリーグ戦で2週間前に対戦したばかりですが、こちらもU-20に何人か抜かれてメンバーが若干代わっていたようです。
・浦和は運動量の豊富な日体大の厳しいプレッシャーを受けて前半苦戦したものの、GKのミス(GKのパスが目の前の安藤に渡る)で運よく先制。日体大の運動量が落ちた後半はほぼ一方的な試合展開になり、追加点を挙げて完封勝ち。試合展開は前回とかなり似ていたように思えますが、明らかに浦和が優位に立った後半ですら決定機は案外少なく、シュート数は90分でわずか9本。ややしょっぱめの試合で、試合後のインタビューで佐々木が「見苦しい試合」と評したのも頷けます。
・猶本の穴を柴田ではなく加藤で埋めたのにはびっくりしましたが、加藤を前目に出したところで気が利いたパスを出せるわけではないし、その役を佐々木にやらせるには後ろに回った加藤の守備がやばすぎるので、この策はかなり無理があるように思えました。菅澤不在でもなおFWはやたら強力なのに、前半はそこにほとんど縦パスが入らず、裏狙いも悉く失敗して苦戦しました。もともと層が薄いポジションなのに長野が退団していよいよボランチの控えがいなくなり、カップ戦では今後も苦戦しそう。
・しょっぱめの試合だったとはいえ、追加点は見事なもの。柴田右サイドからカットインを契機に加藤→吉良→清家と高速パス交換で綺麗に中央をぶち抜く、ミシャ時代を彷彿させる"This is URAWA!!!"級の絶品もの。こういうの長らく浦和男子で見ていないせいか、この試合はこれだけでお腹一杯でした。
・カップ戦では普段の控え組の出来を見るのが楽しみの一つですが、ダントツで出来が良かったのは途中から右SHに投入された遠藤。投入直後に全速力でプレスバックしてSB前の穴を埋めたかと思えば、積極果敢に相手最終ラインの裏を狙い、さらにはドリブルで敵陣深くを抉るなど、約30分という与えられた機会を活かして目一杯アピールしようと、控え組としてあるべき姿を体現しているように思えました。
・逆に言えばそれ以外の控え組はGK松本が一回ポロリがあった他はまずまずだったくらいで、おしなべて低調だったように感じました。特にSB北川は木崎にポジションを奪われてメンタル的にきつくなっているのか、プレーに自信というか躍動感がすっかりなくなって縮こまっているように見受けられ、かなり心配です。
・いつの間にかレディースでも試合後に選手&スタッフ全員そろって"We are Diamonds"を歌うことに。浦和男子で歌う機会がめっきり少なくなった埋め合わせかいな(苦笑) でも浦和ユース出身の子がゴロゴロいても"We are Diamonds"を歌えるのかなぁ・・・
---安藤--吉良---
塩越--------柴田
---加藤--佐々木--
北川-高畑-長嶋洸-栗島
-----松本-----
(得点)
35分 安藤
62分 清家
(交代)
HT 塩越→清家(吉良が左SHへ)
63分 加藤→遠藤(柴田がボランチへ)
63分 吉良→大熊
76分 安藤→白木
79分 北川→長嶋玲
【今日のゆずほ】
・14分に中に入ったゆずほから安藤へスルーパスを出した見せ場があった(GKに迫られて安藤はシュート撃ちきれず)だけで、後は攻守ともさっぱり。後ろの北川共々左サイドはお話にならず、石原監督は業を煮やしたのか前半だけでゆずほはお役御免。後半投入の遠藤と比べると攻守ともに思い切りがなくて、なんだか中途半端なんだよなぁ・・・せっかくの出場機会をどう考えて試合に出ているのか?? これではリーグ戦出場の目は遠のいたと言わざるを得ません、残念ながら(´・ω・`)ショボーン
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