鶏すき丼@吉野家
吉野家が2018年4月26日より販売開始の新商品「鶏すき丼(450円)」を試食。頻繁に鶏ベースの定食を出す(そしてそのほとんどが個人的にはハズレ)松屋と違って、吉野家が鶏ベースの商品を出すのは非常に珍しく、2012年11月以来なんだとか。
「今回は店内調理にこだわり、生の食材から丁寧に下処理、加熱処理しました。」「鶏肉本来の歯ごたえとうま味を感じるよう、新鮮な鶏もも肉を蒸し、注文をいただいてから特製の甘辛口のタレで和えて焼き上げ、仕上げに半熟玉子を添えたボリュームもたっぷりな一品です。」というのが吉野家のウリ文句。
でもこの「甘辛口のタレで和えて焼き上げ」というのがかなり難しいみたい。吉野家という店の性格上じっくりと焼き上げてやたら時間がかかる商品は出せず、かといって店内での短時間の調理では限度があり、ゆえにちょっと硬くてぱさつき加減の鶏もも肉にタレが十分馴染んでいるとは言い難い気がしました。
また妙に既存製品を意識してか「すき焼き風」に拘って半熟玉子を添えるのもどうなんだろう? この鶏の出来で鶏を押し出すなら「焼鳥丼」の方向で攻めたほうが良い気がしました。山椒付きで出すならなおさら。
さらにいえば鶏なのに豚はおろか牛よりも高いという価格設定はなぁ・・・
よってハズレではないが再食もないというのが率直な感想です。
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