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2018.06.03

【観戦記】18年ルヴァン杯プレーオフ第1戦:甲府 2-0 浦和 ~ 何一つ良いところのない惨敗

・J1リーグ中断期間中にぽこっと開催されたルヴァン杯プレーオフ。J1第15節から妙に試合間隔が開き、さらに今週の天皇杯&ルヴァン杯を終えるとまた1か月以上お休みになるので、中断期間がないJ2甲府よりもコンディション調整が難しい側面はあろうかと思います。また突然暑い中での試合になったのもコンディション調整を難しくさせたのかもしれませんが、それにしても酷すぎる試合でした。

・チームがぶっ壊れた第5節磐田戦を別格扱いとすれば、文句なく今年ここまでのワーストゲームと断言して差し支えないでしょう。点が取れそうな気配はしないが、大崩れもないというのがオリヴェイラ体制のウリだったはずですが、大量失点を喫していてもなんら不思議はなかった酷い試合をやってしまうとは。

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・オリヴェイラ監督は試合後の会見でコンディション調整の失敗を否定していますが、どう見ても失敗でしょう、これは。「J2相手ならイケるやろ?」と軽く考えて練習で負荷をかけまくった結果がこれ、みたいな。水曜日の流通経済大との練習試合でも同じメンバーで複数失点を喫していますが、それが再現されただけのような・・・

・浦和の選手たちはとにかく動けませんでした。甲府に運動量で、攻守の切り替えの早さで、そして球際の強さで終始圧倒されて全く良いところがなく、シュート数はたった5本。決定機は前半終了間際のマルティノスクロス→李ヘッドの1回だけ。一方甲府にはアホほど決定機を作られ、バーやポスト、そしてFW金園のシュート精度の低さに助けられてなんとか2失点で済んだという惨状。

・終わってみれば試合開始早々、浦和CKから喰らったカウンターにこの試合の全てが凝縮されていました。甲府は好機と判断した時の選手の思い切りが良く、人数もアホほどかけてきます。一方浦和はこぼれ玉への反応が遅いだけでなく、後方にいた菊池が球際で競り負けてしまったために4対1(宇賀神)という数的に絶望的なカウンターを喰らってしまいました。最後は金園のシュート精度の低さに助けられて何とか難を逃れましたが、本当に90分を通してこれ(=浦和の不用意なボールロスト→甲府カウンター→金園決められず)の繰り返し。そして浦和にとって不幸なことに金園以外の選手が2点ゲット。

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・浦和のフォーメーションは4-4-2。ルヴァン杯では組長以来ずっとこれでやっているので何の違和感もないはずですが、グループステージと違って興梠・武藤・青木・宇賀神・マウリシオとこれまでルヴァン杯にあまり出場していないレギュラー組を多数交えたのがかえって良くなかったのか、4-4-2が不思議なくらい全く機能しませんでした。中断期間中に多少練習を積んでいるはずですが、まだまだ付け焼刃の域を出ないようです。

・とにかく浦和はビルドアップに四苦八苦。甲府は守備時5-4-1ながら最終ラインを割と高く保ち、コンパクトな陣形で浦和の中盤に強烈なプレッシャーをかけ続けました。浦和はその圧力に屈して先述の唯一の決定機以外、全く何もさせてもらえなかったといって差し支えないでしょう。甲府が先制してから前半終了まで最終ラインが下がってしまい、浦和が追いつけたとすればその時間帯のみ。後半は甲府がまた最終ラインを上げてきたので、浦和は手も足も出ず。

・またそもそも浦和の攻撃の意図が判然としなかったのもこの試合の辛かったところ。やろうとしていることは判るがコンディションが良くないのでうまくいかないならまだ救いはあるのですが、何をやろうとしているのかよく判らないまま惨敗というのは非常に辛い。甲府の高い最終ラインの裏をマルティノスに突かせる攻撃が一番可能性がありそうだったのにそれを徹底するわけではなく、妙に中央突破を試みて甲府のカウンターを引き金を引くだけに終わる場面が多発。

・この試合は久しぶりにスタメンにKLMが揃い踏みいましたが、李と武藤はしょっちゅうポジションを入れ替えており、ミシャ式が染みついてコンビネーションプレーでの中央突破に拘るKLMが4-4-2を機能させる上で障害になっているようにも見受けられました。これではナバウトに加え、ファブリシオの加入も内定した中断明け後にはKLMの解体を余儀なくされそう。

・攻撃がまるで機能しないのにオリヴェイラ監督も業を煮やしてか、61分森脇をボランチに入れる奇策(青木&森脇の2ボランチ、長澤トップ下の4-2-1-3)を打ちましたが、ビルドアップが多少マシになった程度で何をしたいのか判然としないのは相変わらず。これではその後の選手交代が不発に終わるのも無理はありません。

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・良くないのは守備も同様で、甲府の前3人に最終ラインが混乱させられ続けた印象。特に金園への対応が珍妙で、引いた金園に釣られて岩波がしょっちゅう前に出ては裏を取られていました。またそもそも球際での攻防に負けすぎて、ボールを取られる位置・状態が悪いので、往々にして守備陣形を整える暇すらありませんでしたし。

・攻守とも不甲斐ない浦和が甲府の鮮やかすぎる大攻勢の前に粉砕されたなら、ある意味まだ救いがあります。この試合の救いようがないのは失点の仕方が実に腹立たしかったこと。最初の失点は甲府のショートコーナー時に集中が切れ、岩波のマークがルーズに。2失点目は甲府のスローインを青木も岩波も大きくクリアできずにボックス内で金園にボールを奪われるという大失態。ああ、岩波・・・

・アウェーゴールすら奪えなかったので、ホームで迎える第2戦では浦和は3点以上取る必要があります。代表組不在&怪我人も多く、おまけに天皇杯から中2日という悪条件だらけでやれることにも限りがありますが、付け焼刃の4-4-2は目先お蔵入りにするのが得策なような・・・

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---興梠--武藤---
李--------マルティノス
---長澤--青木---
宇賀神-マウリシオ-岩波-菊池
-----西川-----

(交代)
61分 李→森脇
72分 菊池→荻原(荻原が左SB、宇賀神が右SB)
81分 長澤→武富(武富が左WG、武藤がトップ下)

・槙野・遠藤がロシアW杯メンバー選出、橋岡がU-21代表で離脱中。なお橋岡離脱に伴い、ルヴァン杯の規定上は「21歳以下の選手を1名出す」必要がなく、荻原はベンチスタート。ズラタン、柏木、阿部、平川は故障中なのか帯同すらせず、ユース組が2人もベンチ入り。

・故障していた森脇が戻ってきたのがこの試合の唯一の光明。ただ怪我再発で再離脱した経緯があることから、いきなり90分やらせるのは難しいでしょうし、本格復帰は中断明け後かなぁ。でもまるで守れない菊池SBは結構辛い・・・菊池は競り合いに極端に弱いので、甲府に徹底的に狙われてましたし・・・

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-----金園-----
--小塚-----森--
高野-佐藤--島川-湯澤
-リマ--小出--今津-
-----河田-----

(得点)
37分 今津
51分 小塚

(交代)
61分 森→堀米
89分 小塚→道渕
90+3分 金園→曽根田

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