【閉店】下松ラーメン 五ッ星@小川町
小川町交差点の西、靖国通りより2ブロック南へ入った路地に立地。北隣が「THANK」というか同じビルの裏表。先客ゼロ、後客3。
屋号に「下松ラーメン」を冠していますが、東京では下松自体の知名度が皆無でしょうなぁ・・・山口県の東南部、近隣の徳山・新南陽・光などとともに化学コンビナートが瀬戸内海に面して並ぶような街です。そしてそんなところにご当地ラーメンがあるなんて全然知りませんでした。
店内の券売機を見ると麺類のメニューは「ラーメン」と「チャーシュー麺」だけ。麺量が並だと110gとかなり少ないので、80円増しで165gの「ラーメン・中(760円)」を注文。ランチサービスなし。
席内は壁に向かって縦長カウンターが2本(9席+5席)。卓上に「寒漬」と言う山口県の伝統的な大根の漬物が置いてあるのが目を惹きました。
9時間以上煮込み一晩寝かしたとされるスープは少しとろみがかっていますが、都内では珍しい牛骨ベースなのが最大の特徴。いかにも牛らしい甘みも感じられて食べ始めは面白いと思ったのですが、残念ながら塩ダレがきつすぎ。最初は味が濃すぎて飽きが来るのが早いなと思った程度でしたが、終盤はその塩気に嫌気が。
麺は菅野製麺所製で細めのストレート。水気の少なそうな、心持ちごわつきの感じられるタイプで若干硬めの仕上がり。スープが絡みまくるため、「中」でも食後は案外いにずっしり。
具はチャーシュー、もやし、青ねぎとシンプル。ただもやしが広島ラーメンによくある細もやしではないのに少々びっくり。
都内では類例がないユニークな一杯なので一度食べる分には良いのですが、この感じだとリピートはないなぁ・・・マニア需要が一巡した後、この激戦地でどのような展開を見せるのか見ものです。今の感じだとラーメンを並にして、しょっぱいラーメンに合わせるべくライスをつけたほうがよさげ。卓上に漬物もあることですし。
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