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2018.07.19

【観戦記】18年第16節:浦和 3-1 名古屋 ~ 横断歩道わたる、手を挙げて!!

・ロシアW杯による約2ヶ月間の中断を挟んでようやく再開されたJリーグ。さいたま市は酷暑に見舞われ、公式記録では気温30.8度、湿度63%とこの日の試合会場の中で最も過酷な環境下だったようで両チームとも動きたくとも動けず、総走行距離は共に90km台前半、スプリント回数は共に100回前後という悪い意味でとんでもない数値を叩き出す一戦となってしまいました。

・そんな環境下でモノを言うのはセットプレー。浦和は全得点が「柏木CK→CBのヘッド」というチーム史上あまり類例がなさそうな形で3得点を挙げて、最下位を独走する名古屋からきっちり勝ち点3を確保。総勝ち点20で順位を11位にまで上げ、16位G大阪との勝ち点差を5に広げて、溺れている者たちの中でちょっと水面上に頭を出して息継ぎするのに成功しました。

・オリヴェイラ監督就任後、リーグ戦ではわずか1勝。しかもほとんど点が取れないという惨状で中断期間に突入し、中断期間明け後もぶっちぎりの最下位相手に勝てないとなると否が応でも不協和音が響きだしたでしょうから、この1勝の意味は非常に大きいと思います。もちろん残留争いに巻き込まれないという意味でも大きな1勝です。

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・スタメン&基本フォーメーションと言い、得点の経緯と言い、マルティノスを引き続きシャドーで起用したことと言い、途中の荻原&阿部投入と言い、名古屋戦の勝利は1週間前の天皇杯松本戦が相当下敷きになっているような気も。松本戦自体は「勝てばよかろう」としか言いようがないしょっぱい試合でしたが、それも来たるリーグ戦に向けての予行演習を兼ねたものだったと思えばその塩加減からもほんのり甘みが。特にマルティノスの動き&周囲との連携が見違えるようによくなったのは、事前のひと叩きが効いたものと目されます。

・また「セットプレーだけはめっちゃ練習積んできました!!」という松本戦で得た感想はこの試合でも変わらず。オリヴェイラ監督は中断期間中の練習のほとんどをフィジカル強化、そして代表組が合流してからは大半をセットプレーの練習に費やしたのではないかと訝しくなるほど。真夏の連戦はしぶとく守ってロースコアの状態でセットプレー一発に賭けるのが良策とオリヴェイラ監督は割り切っているのかもしれません。とにかく柏木のCK精度も秀逸なら、その先で3CB&専らニアで潰れ役の橋岡が織りなす動きも見事。その結果、長身とは言い難い遠藤に2度もあっさり置き去りにされたアーリアには哀れを誘いました。

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・その一方、3点目を取った後にアホほどカウンターチャンスを掴みながら1点も入らなかった(しかもその過程での選手の右往左往ぶりが凄まじい!)ところを見ると、カウンター攻撃の練習はあまりしてなかったのかなぁ・・・ でもマルティノスの出来は悪くはなかったことを含めて、流れの中から点が入る予兆があっただけこの試合は良しとすべきなのかも。もっともザルの目すらない「枠守備」の名古屋相手だったので、もうちょっと見てみないと何とも言えませんが。

・守備もまずまず。シャビエルに許した1発こそ「柏木どっか行った!→バイタルエリアがら空き」というお粗末なものでしたが、それ以外はボールを支配する名古屋に5-4-1のリトリート守備(しかもサイド捨て気味に中央を固める)で粘り強く対応して、ほとんどエリア内への侵入を許さず。名古屋のシュートはたった7本で、CKはゼロ。シュートも崩しきれずにミドルを狙うものが多く、崩したといえるのは後半開始早々玉田クロス→ファーの和泉が橋岡の裏を取った場面だけかな?頻繁に下がるシャビエルやサイドに流れるジョーにCBが変に食いつきすぎて守備網に大穴を開ける愚はあまり見受けられませんでした。

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-----興梠-----
-マルティノス----武藤--
宇賀神-青木-柏木-橋岡
-槙野--マウリシオ--遠藤-
-----西川-----

(得点)
40分 遠藤
70分 槙野
78分 遠藤

(交代)
59分 マルティノス→荻原
68分 宇賀神→阿部(荻原が左WB、興梠・武藤2トップ&3ボランチ気味に)
90+2分 興梠→森脇(柏木がFWへ上がり、森脇がボランチの一角に入る)

・繰り返しになりますが、松本戦に引き続きシャドーで起用されたマルティノスの連携難が明らかに解消に向かっているのには目を瞠りました。おまけに悪癖「コロコロ」も全く見られませんでしたし。そして15分興梠→マル、18分マル→興梠、32分宇賀神→興梠→マルとちょろちょろ決定機に関与。もっともボールを受けてからの判断が遅かったり、攻守の切り替えに難があったりと悪い点も相応にあるので、マルティノスのシャドー起用はカウンターに脆い名古屋用の特殊オプションに留まるのかもしれませんし、長澤の故障を受けた窮余の一策or新戦力ファブリシオがフィットするまでの繋ぎに留まるのかもしれませんが。

・マルティノスの電池切れでシャドーに投入されたのはなんと荻原。荻原はリーグ戦でまとまった時間をもらったのはこれが初めてで、しかも交代の一番手での出場ですからめっちゃ嬉しかったでしょう。しかもいつものWBではなくシャドーに投入されたのには心底驚きました。もっともすぐに阿部も投入されてシャドーでの出番は10分にも満ちませんでしたが。

・冒頭に記したように、暑さのあまり両チームとも動きに乏しい一戦でしたが、終盤になって俄然前目の選手、特に武藤が名古屋CBに猛プレッシャー。名古屋の最終ラインからのビルドアップが怪しいとのスカウティングを受けてのものかもしれませんが、実際猛プレッシャーが効いてやる気喪失気味の名古屋からショートカウンターの好機を何度も掴みました。しかし、どれ一つものにできず。特に83分柏木スルーパス→武藤クロス→興梠合わせるだけの絶好機を外したのにはさすがにずっこけました。

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---ジョー--シャビエル--
児玉--------玉田
---小林--長谷川--
和泉-櫛引--新井-宮原
-----ランゲラック----

(得点)
45+1分 シャビエル

(交代)
76分 和泉→内田
80分 玉田→八反田
80分 児玉→佐藤

・名古屋は中断期間中CHエドゥアルド・ネット(川崎)、CB中谷(柏)、CB丸山(瓦斯)を補強したものの、ウインドーが開くのが7/20からなので浦和戦には間に合わず。一方ワシントンを契約解除。外国人枠の関係かもしれませんが、もともとJ1で通用しない実力だったからなぁ・・・・

・名古屋は一方的にボールを支配するもののただそれだけで、ジョーにたいして縦パスが入らないのでエリア内にはほとんど侵入できず、結局シャビエルの一発に頼るしかない。得意のセットプレーも7分FKからの流れでジョーが決定機を掴んだだけ。守っては全く同じ形で3失点と傍目には何も良いところがなかった試合のように見受けられましたが、風間監督は「今日、自分たちは戻ってきた。全体として悪いゲームではなかったと思います。」とどこ吹く風。まぁ、自己満足に浸ったままズブズブ沈んでくれたほうがこちらには好都合ですけれど・・・

・それにしてもしっかり人につくわけではなく、しっかり持ち場を守るわけでもない、あのCKの守備はなんなんやろう???

・すっかり負け癖がついているのか、単に体力面の問題なのか、3点目を取られた後の名古屋の選手たちの心の折れっぷりもハンパなかったかと。

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